【アーツサポ東京助成】第3回盲ろう者観劇サポートワークショップ報告
[2018年10月01日(Mon)]
9月29日、第3回盲ろう者観劇サポートワークショップを実施しました。
今回は登場人物が3人の舞台観劇通訳に備えて、ろう者のゲストを3名お招きしました。
まず、実技トレーニングでは事前にスタッフがゲストのトークを撮影しておいた映像を上映し、受講生がそのミラー通訳をし、ゲストに盲ろう者役を担当していただき、一人ひとりが意見や要望を出し合いました。
次に、ディスカッションでは通訳方法や合図などについて受講生同士で話し合い、登場人物が3人以上の観劇通訳は通訳交代のタイミングや合図の指示、通訳位置などの事前打合せが重要だということを認識し、その中でも登場人物(話し手)の合図をどう指示するかの工夫によって盲ろう者にスムーズに伝わるようになったり、通訳体勢でチームワークを発揮できるようになれば今までの課題の突破口が見えてくるようになるのではないかと感じました。
最後に、ゲストにミラー通訳のデモをお願いし、宮崎さんが盲ろう者役、寺澤さんと山岸さんが通訳役をしてくださいました。しかも、新たなアイデア(合図)を加えてのミラー通訳だったのにスタッフたちも感心してしまいました。
全員が「難しい!」と口を揃えるほど難度は高いものの、受講生はじめゲストやスタッフが一緒になってアイデアを出し合いながらトレーニングができ、有意義な機会になったと思います。
皆さん、お疲れさまでした!
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
皆さま、お疲れ様です!高橋(エ)と原田(ゆ)です。
エ)今日、盲ろう者観劇サポートワークショップの第3回目が行われました。そのご報告です。
ゆ)そうですね。今日9/29、明日の台風の影響であいにくの雨でしたね。それでも今回は素晴らしいろう者ゲスト3人(男性2名女性1名)をお招きし、事前に撮らせていただいたビデオ映像をもとに、3者会話の通訳技術を受講生に学んで戴きました。
エ)ミラー通訳に関する意見交換もしましたね。
またろう者ゲスト3人にそれぞれ盲ろう者役をお願いし、受講生が2人ないし3人ついてビデオ映像の模擬通訳をしました。その後、ろう者ゲストから様々なご意見を戴けました。「初めてでは(3人会話は)難しかったと思う」「通訳者が名乗らなかったので誰かわからなかった」「ところどころ見落としている箇所があった」など、受講生も色々と反省に繋がったと思います。
ゆ)そうですね。ゲストのお三方、手話が本当に素晴らしく、今後本格的に通訳のご依頼をしたいと企てております(笑)さて、ゲストのお三方に今から感想を戴きたいと思います…が残念ながらお二人は帰られたので、残ってくださった方をお呼びしたいと思います。
エ)ゲスト代表として(笑)。
宮崎)皆さま、宮崎と申します(サインネーム)。先に帰った二人は、寺澤と山岸でした(サインネーム、表出方法)。ご挨拶できずすみません。
改めて私達三人のビデオ映像を見ましたが、これを通訳するのはかなり難しいと思いました。会話ですので三人の話が被ってしまったり、NMM(顔による文法)が目まぐるしく変わったり、リファレンシャルシフト(ロールシフト)も多用され、模擬通訳はかなり苦労されておられるようでした。しかしながら、今後演劇の通訳技術を学んでいかれる皆様には良い教材となったようで、我々もお力になれたのではないかと思います。いかがでしょうか。今後ともよろしくお願い致します。
エ・ゆ)ありがとうございました!
エ)ではまた次回のWSでお会いしましょう!皆さん頑張りましょうね!
ゆ)頑張りましょう!
宮)頑張ってくださいね!
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
*本事業は「アーツサポ東京」(社会福祉法人トット基金が運営する厚生労働省・東京都の障害者芸術文化活動普及支援センター)の鑑賞支援者育成事業の一環として実施しました。
今回は登場人物が3人の舞台観劇通訳に備えて、ろう者のゲストを3名お招きしました。
まず、実技トレーニングでは事前にスタッフがゲストのトークを撮影しておいた映像を上映し、受講生がそのミラー通訳をし、ゲストに盲ろう者役を担当していただき、一人ひとりが意見や要望を出し合いました。
次に、ディスカッションでは通訳方法や合図などについて受講生同士で話し合い、登場人物が3人以上の観劇通訳は通訳交代のタイミングや合図の指示、通訳位置などの事前打合せが重要だということを認識し、その中でも登場人物(話し手)の合図をどう指示するかの工夫によって盲ろう者にスムーズに伝わるようになったり、通訳体勢でチームワークを発揮できるようになれば今までの課題の突破口が見えてくるようになるのではないかと感じました。
最後に、ゲストにミラー通訳のデモをお願いし、宮崎さんが盲ろう者役、寺澤さんと山岸さんが通訳役をしてくださいました。しかも、新たなアイデア(合図)を加えてのミラー通訳だったのにスタッフたちも感心してしまいました。
全員が「難しい!」と口を揃えるほど難度は高いものの、受講生はじめゲストやスタッフが一緒になってアイデアを出し合いながらトレーニングができ、有意義な機会になったと思います。
皆さん、お疲れさまでした!
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皆さま、お疲れ様です!高橋(エ)と原田(ゆ)です。
エ)今日、盲ろう者観劇サポートワークショップの第3回目が行われました。そのご報告です。
ゆ)そうですね。今日9/29、明日の台風の影響であいにくの雨でしたね。それでも今回は素晴らしいろう者ゲスト3人(男性2名女性1名)をお招きし、事前に撮らせていただいたビデオ映像をもとに、3者会話の通訳技術を受講生に学んで戴きました。
エ)ミラー通訳に関する意見交換もしましたね。
またろう者ゲスト3人にそれぞれ盲ろう者役をお願いし、受講生が2人ないし3人ついてビデオ映像の模擬通訳をしました。その後、ろう者ゲストから様々なご意見を戴けました。「初めてでは(3人会話は)難しかったと思う」「通訳者が名乗らなかったので誰かわからなかった」「ところどころ見落としている箇所があった」など、受講生も色々と反省に繋がったと思います。
ゆ)そうですね。ゲストのお三方、手話が本当に素晴らしく、今後本格的に通訳のご依頼をしたいと企てております(笑)さて、ゲストのお三方に今から感想を戴きたいと思います…が残念ながらお二人は帰られたので、残ってくださった方をお呼びしたいと思います。
エ)ゲスト代表として(笑)。
宮崎)皆さま、宮崎と申します(サインネーム)。先に帰った二人は、寺澤と山岸でした(サインネーム、表出方法)。ご挨拶できずすみません。
改めて私達三人のビデオ映像を見ましたが、これを通訳するのはかなり難しいと思いました。会話ですので三人の話が被ってしまったり、NMM(顔による文法)が目まぐるしく変わったり、リファレンシャルシフト(ロールシフト)も多用され、模擬通訳はかなり苦労されておられるようでした。しかしながら、今後演劇の通訳技術を学んでいかれる皆様には良い教材となったようで、我々もお力になれたのではないかと思います。いかがでしょうか。今後ともよろしくお願い致します。
エ・ゆ)ありがとうございました!
エ)ではまた次回のWSでお会いしましょう!皆さん頑張りましょうね!
ゆ)頑張りましょう!
宮)頑張ってくださいね!
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*本事業は「アーツサポ東京」(社会福祉法人トット基金が運営する厚生労働省・東京都の障害者芸術文化活動普及支援センター)の鑑賞支援者育成事業の一環として実施しました。