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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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定例会を毎月第2金曜日19時〜20時半、オンラインで開催しております。

ー*ー*ー
新作映像「舞台演劇に手話通訳を!〜演劇の門戸 広げます〜」公開中!
アートにエールを!(ステージ型)「手話、字幕、音声ガイドつきバリアフリー演劇『メゾン』」公開中!
ー*ー*ー

アクセシビリティ公演情報サイトへの掲載依頼はお気軽にどうぞ。
情報盛りだくさんのメルマガも発行中!ぜひご登録ください。(このリンクをクリックすることで登録フォームに移動します)
・各種問合せは右のリンク集「TA-net問合先」から
受付中!「舞台手話通訳」にチャレンジしてみませんか?公募のご案内 [2023年05月18日(Thu)]

文化庁委託事業「令和5年度 障害者等による文化芸術活動推進事業」
舞台手話通訳者の人材育成および実践普及、鑑賞サポート啓発


全国への舞台手話通訳派遣 公募プログラム
募集要項


1. 趣旨目的
本事業は舞台手話通訳や手話監修者の実践の場を創出しながら、ろう者、難聴者の鑑賞機会の充実に向けて全国の劇場・音楽堂等や芸術団体等と協働し、アクセシビリティの充実した公演制作の普及啓発を目指すものです。公募で選ばれた取組に、NPO 法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(以下、TA-net)が公演内容に応じて舞台手話通訳及び手話監修を派遣し、コーディネーターが稽古から本番開催までサポートします。

2. 特色
・舞台手話通訳、手話監修、アシスタント通訳、コーディネーターを派遣します。
・TA-netから派遣するスタッフの謝金・旅費は、文化庁委託金にて負担します。
・ろう者、難聴者を対象としたアクセシビリティサービス(広報・受付対応含む)についてご提案します。
・公演には、ろう者・難聴者によるモニターが参加し、ブラッシュアップに向けたフィードバックを行います。

3. 募集事業
舞台手話通訳を導入したい演劇公演等 (※ジャンルは問いません)

4. 提出締切
令和5年6月16日(金) ※採択通知は7月上旬を予定
(審査の流れについては「17. 申請から採択、実施までの流れ」をご覧ください)

5. 申請方法
右記フォームよりお申し込みください。https://forms.gle/mpYyyNFcd8GGRh9V6
※応募前に前年度の成果報告会映像(参考映像)をご覧ください。
視聴申し込みは、Googleフォーム ( https://forms.gle/WrQi4G78q4or7qWt6 )からお願いします。

6. 申請にあたっての注意点
・1団体が申請できるのは、1事業までとなります。
・事業実施においては、新型コロナウイルス感染拡大防止に十分にご配慮ください。
・他の補助金との重複申請となる場合には、申請先に確認のうえお申し込みください。

7. 対象者
・舞台芸術等の表現活動を継続して行なっている団体等
・舞台手話通訳を含めた観劇サポートに関心を持ち、継続して取り組む意志のある団体等
※劇場、芸術団体、実行委員会等、組織体制は問いません。
※個人からの申請の際には実施体制について確認をさせていただきます。

8. 申請団体の自己負担金(委託料)について
A 枠: 5 万円:1時間の公演(ステージ数 1回)程度
B 枠:10万円:2 時間の公演(ステージ数 1 回)程度

<委託業務に含まれる内容>
・舞台手話通訳 1~2 名
・手話監修者 1〜2名 (オンライン稽古・現地立ち合い)
・アシスタント通訳1〜2名
・コーディネーター1 名
・上記スタッフの旅費 ※ホテル、新幹線・飛行機代(1 往復分まで)
・告知動画制作の協力
・アクセシビリティ対応および、広報へのアドバイス
・鑑賞モニターの手配(ろう者・難聴者)
※公演回数、取組内容、開催地域に応じて追加料金が発生する場合がございます。
  想定している公演内容を申請時に全てお書きください。

9. 事業実施期間
令和5年9月〜令和6 年1 月末頃
公演内容、および他の採択事業とのスケジュール調整により、お受けできない場合がございますので、ご了承ください。


10. 審査において評価する点(全てに該当している必要はございません)
・舞台手話通訳の導入事例が少ない地域(北海道、東北、北関東、北陸、甲信越、中国、四国、九州
沖縄)において実施する公演
・地元の聴覚障害者団体との連携がある、または今後関わりを作る意欲がある団体
・地元の公立文化施設や支援センター(※)との連携がある、または今後関わりを作る意欲がある団体
 (※厚生労働省「障害者芸術文化活動普及支援事業 支援センター」)
・将来、継続して舞台手話通訳導入を検討している団体
・啓発素材として本番を含む画像や一部映像の提供が可能であること
・舞台手話通訳導入のために十分な時間や体制が確保された公演
※再演の際は公演動画を事前に提供いただけると、より良い観劇サポートが提供できます。


11. NPO 法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)とは
聴覚障害を持つ当事者が中心となって、「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に、障害があっても気軽に劇場に足を運べる社会作りを目指し、シンポジウム開催や情報発信サイトの立ち上げなど様々な活動を実施。2013年より支援に関する意識調査、観劇サポートのあり方の研究および発信に取り組み、2018 年より全国各地で舞台手話通訳養成講座を開講、現在は実践に取り組んでいます。
 2022年、「舞台手話通訳者の人材育成および実践普及、観劇サポート啓発」(文化庁委託事業 令和4年度「障害者等による文化芸術活動推進事業」)により全国5箇所において舞台手話通訳付き公演の実施サポートを行いました。

<受賞歴> 第14回読売福祉文化賞(2016年)、第8回糸賀一雄記念賞未来賞(2022年)
 団体ホームページ http://www.ta-net.org


12. 舞台手話通訳に関する参考映像
・舞台演劇に手話通訳を!〜演劇の門戸 広げます〜 https://youtu.be/KiRiREFvKbw
・舞台手話通訳・字幕・音声ガイドつき演劇「メゾン」 https://youtu.be/Yh28s1FS07E
・朗読劇「かもめ」手話告知(字幕あり) https://youtu.be/kTTZsP-h52Y
・音楽劇「枇杷の家」手話告知(字幕あり) https://youtu.be/T5Z9bT2ATkk


13. 各用語説明
・舞台手話通訳付き公演:
 一般的な手話通訳とは異なり、演出家の指導のもと通訳者も 1 人の出演者として舞台上に立ち、時にはともに演じながら台詞や情景を観客に伝える手法です。ろう者・難聴者に向けたアクセシビリティの高い演出を実現します。

・舞台手話通訳者:
 舞台の世界観を損なわずにセリフや音楽などの音情報を手話通訳します。

・手話監修者:
 ろう者の視点で適切な手話表現のアドバイスを行います。

・アシスタント通訳:
 劇場、劇団、舞台手話通訳者、手話監修者らの間で通訳を行う他、稽古がスムーズに進むようサポートを行います。

・コーディネーター:
 主催者との舞台手話通訳者、手話監修者間での調整を担当します。


14. 採択された団体へのお願い
・TA-netとの共同事業である旨、広報物等に明記してください。
・事業実施の経過を報告いただくと共に、本事業で得た成果を広く発信するためHPやSNS等にて情報公開してください。
・TA-netの広報物やホームページ等でも宣伝や報告を行いますので写真等の素材提供をお願いします。
・来場者に対し、舞台手話通訳導入の感想を確認するアンケートの実施をお願いします。
 (A4サイズ1枚分/公演時に配布してください)
・手話による告知動画の制作にご協力をお願いします。
・地元の聴覚障害者、聴覚障害者センターや聴覚障害者を支援するNPO職員、舞台手話通訳導入に関わる他の団体等に対し、モニター鑑賞と視察の受け入れをお願いします。


15. 支援対象とならないもの
(1) 特定の個人、企業、国、地域等を誹謗中傷する作品
(2) 人種、思想、信条、居住、職業、性別等で差別し、又は差別を助長する作品
(3) 政治、宗教活動を目的とする作品
(4) 他者になりすますなど虚偽や事実と異なる作品、及び正否の確認できない噂等を掲載する作品
(5) 広告、宣伝、勧誘、営業活動、その他営利を目的とする取組
(6) 過度の暴力表現、性的表現など、公序良俗に反する作品
(7) 法律、法令等に違反する内容、又は違反する恐れのある取組
(8) 著作権、商標権、肖像権等の知的財産権を侵害する恐れのある内容
(9) 本人の承諾なく、他の利用者又は第三者に関する、住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報を特定、開示、漏えいするなど個人のプライバシーを侵害する内容
(10) 有害なプログラム等の送信などにより通信機器の機能を妨害し、情報を引き出し、又は他者のアクセスを妨害する内容
(11) 他の利用者又は第三者に不利益を与える内容
(12) 特定の観客を対象とした取組(会員のみを対象とした公演等)
(13) 慈善事業への寄付を目的として行われる取組
(14) その他、当団体が不適当と判断する取組


16. お問合せ・ご相談
特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク
E-MAIL:staff@ta-net.org
※メール受信後、3営業日以内にご回答させていただきます。

2023公募プログラム募集要項.pdf


TA-net成果報告会(第9回シンポジウム)のオンデマンド配信開始! [2023年04月01日(Sat)]
毎年、この時期に開催しているTA-netシンポジウム。
早いもので今年で9回目となりました。

令和4年度は文化庁委託事業として「舞台手話通訳者の人材育成および実践普及、観劇サポート啓発」に取組みました。

その成果報告会として事前に公開収録した映像を配信します。

『みんなで一緒に舞台を楽しもう!』を合言葉に全国の様々な場所で活動した一年間。
その成果をぜひご覧ください。

視聴申込みは、Googleフォーム(https://forms.gle/WrQi4G78q4or7qWt6) からお願いします。
申込者限定で特設サイトをご案内いたします。

特設サイトには
・成果報告会の動画(手話通訳、字幕付き)
・成果報告書の電子書籍版(冊子版を希望の方は別途お申し込みください)

さらに過去の舞台手話通訳に関する動画が展開されています!

視聴は無料ですので、お気軽にお申し込みください。
また申し込みフォームのシェア・拡散、大歓迎です。

多くの方のお申し込みをお待ちしています。


ーーーーーーーーー

文化庁委託事業「令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
舞台手話通訳者の人材育成および実践普及、観劇サポート啓発
TA-net成果報告会(第9回シンポジウム)

【内容】
司会:大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室 主任研究員)
1.事業の実践報告(TA-net 廣川麻子)
2.5団体からの実践プログラム報告
3.パネルディスカッション
4.有識者トーク
アートNPOリンク事務局長・小川智紀
公立文化施設協会 事務局参与・間瀬勝一
日本劇作家協会会長・瀬戸山美咲

ーーーーー
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観劇サポートについてパブリックコメント(意見)を出しませんか?(3月3日23:59〆切) [2023年02月26日(Sun)]

みんなで一緒に舞台を楽しみたい!舞台に字幕や手話などの観劇サポートを付けて欲しい!そんなあなたの想いを国に届けるチャンスです!きらきら

現在「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画(第2期)(案)」のパブリックコメント(意見)を文化庁・厚生労働省が募集しています。

意見を書くコツや、提出方法についてTA-netで解説動画を作りました!手話は俳優の長井恵里さん、音声はTA-net舞台手話通訳者の水藤みつみさんです。字幕付き。





観劇サポートを推進するために、皆さんにお願いがあります。
もしよかったら、動画でお伝えしたように、
以下の点に着目して書いて頂けると幸いです。



1.著作権によって情報保障が出来ない状況があり、これを改善する必要がある
2.サポートを行うための資金と人材確保を具体的に支援する必要がある
3.手話通訳の確保が急務である
4.観劇サポートを包括的に実施する公的機関の創設



著作権問題について詳しい解説動画をTA-netで作成しました!
こちらからご覧ください→
TA-net製作ドキュメンタリー「歌も音楽もまるごと、楽しみたい!〜著作権問題を考える〜」【手話・字幕・音声・ 音声ガイド】(再公開しました)



提出方法
パブリックコメントの提出方法です。

意見はウェブページ、又は電子メールで提出することができます。

複数の意見を送る場合は、意見ごとに分けて送ってください。

1件のメールにつき、1つの意見を送る、という決まりがあります。

関係するところが赤枠の部分です。
どの項目に該当するか、最初に記載してから意見を書きます。

スクリーンショット 2023-02-24 4.24.37.png

Webページからですと、必要事項を漏れなく入力できるのでオススメです。

住所や名前を書く必要がありますが、公表されることはありませんので安心してください。


パブリックコメントは皆さんの意見を直接国に届け、政策に反映していく貴重な機会です。
文化芸術をみんなで一緒に楽しみたいという、あなたの想いを届けましょう!




提出締切:3月3日(金)23:59


【ネットで提出する方法】
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001295&Mode=0
※「意見公募要領」をクリックして開いたあと「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました。」をチェックしてフォームにアクセスする


【メールで提出する方法】

●メールアドレス:jigyou-soukatsu@mext.go.jp

●メール記載事項

※件名は【障害者文化芸術活動推進基本計画案への意見】として下さい。

・氏名
・性別、年齢
・職業(在学中の場合は「高校生」「大学生」など在学する学校段階を表記。)
・住所
・電話番号
・意見(下記のどの部分に該当するか、意見の最初に記載してください。)
※複数の論点について御意見をお寄せいただく場合には、とりまとめの都合上、論点毎に別様としてください。(1枚1意見、1メール1意見としてください。)
舞台手話通訳、字幕、音声ガイドつき「メゾン」公演 2023バージョンで上演!(1月28日) [2023年01月30日(Mon)]
■舞台手話通訳、字幕、音声ガイドつき演劇「メゾン」(1/28)


「メゾン」は、TA-net舞台手話通訳養成講座(2018-2019年度・日本財団助成)の教材として書き下ろしていただいた30分のお芝居です。3人の俳優が両親と息子の家族の30年間を演じるという心あたたまるストーリーで、どなたでも楽しめる内容です。今回は舞台手話通訳・字幕・音声ガイドにより、視覚障害、聴覚障害のある方でも舞台作品を体感いただけるように上演しました。
画像1.png

(上演時間30分 アフタートーク60分)
作・演出 米内山陽子
出演:冨沢竜也、平塚正信、矢島理佐
音声ガイド:檀鼓太郎
舞台手話通訳:田中結夏
字幕:TA-net


最初に音声ガイドの檀鼓太郎さんと、舞台手話通訳の田中結夏さんとが最初に舞台説明を行い、会場の広さやセットの様子を伝えて舞台が始まります。

画像2.png

目が見えない方に、俳優の様子が伝わるよう音声ガイドが情景も含めて言葉で伝え、また3人の俳優のセリフは舞台手話通訳1人が手話で表出します。
お話の舞台はとあるマンションのダイニング。お父さんお母さんと、ひとり息子が、時には互いを励まし、時には気持ちがすれ違い、30年の日々が過ぎていく物語。その瞬間瞬間に精一杯の愛情が溢れている様子に、涙を流すお客さんもいらっしゃいました。


終了後は、意見交換会。

画像3.png

演出家や舞台手話通訳者、音声ガイド以外に、地元にお住いの全盲・平瀬徹さん、ろう者・平井知加子さんも交えて公演を振り返りました。感想から思いがけない演出のヒントが飛び出すなど、新しい発見もあり、有意義な時間となりました。

今後も「メゾン」公演は続けていきたいと考えております。再演をお楽しみに。

1月27日の「観劇サポートワークショップ」の模様はこちらからどうぞ。
TA-netによる、観劇サポートワークショップを刈谷市で開催しました!(1月27日) [2023年01月28日(Sat)]

近年「障害者による⽂化芸術活動の推進に関する法律」が成⽴・施⾏されるなど、障害者への観劇サポートへの関⼼が⾼まりつつある中、刈谷市総合文化センターアイリス主催によって「観劇サポートについて学ぶワークショップ」実施、字幕・舞台⼿話通訳・⾳声ガイドつきの短編演劇「メゾン」が上演されました。

素敵な企画案内サイトはこちら!

アイリスホールではこんな画像を流していました!
20230217032515.JPEG


■観劇サポート体験(1/27)

支援の必要性および具体的なサポートの知識、接遇を学ぶワークショップ。今回は視覚障害・聴覚障害を持った方を想定し、座学、ロールプレイング、ディスカッションが行われました。

最初に視覚障害の当事者である美月めぐみさんと、介助者である鈴木橙輔さん、そして廣川よりそれぞれの障害特性についてのお話。「バリアフリー演劇結社ばっかりばっかり」で点字朗読者として活躍される美月さんの声は、とっても素敵です。

画像4.png

目の見えない方にとってはセリフの「あれ」「これ」「それ」が何を指しているかが分からないというお話や、単独で劇場まで行く場合にガイドヘルパーが必要であり、その介助者分のチケット代まで負担することは大変であることなど語られました。劇場や劇団に理解が広がることで、こうした悩みが解決できればと思います。

その後、いよいよ鑑賞サポート体験。9名と10名の2グループに分かれて、ロビーで実践的に学びました。駅からの介助に始まり、トイレの案内や客席の誘導まで。お客さんへの声の掛け方や歩くスピード、階段を上がり降りする際の注意点なども伺いました。

画像5.png

<案内時のポイント>

・お客さまが白杖を持っていない側の半歩前に立つ
・介助者の背が低い場合は、お客さまに肩を軽く掴んでもらう
・お客さまの背が低い場合は、介助者の手首を掴んでもらう
・歩く早さは、からだを押したり引っ張ったりしていないか意識して調整する
・トイレの中については中の位置関係、便器の種類、トイレットペーパーや水栓レバーの位 置、鍵のかけ方を伝える
・盲導犬にさわったり、声をかけたり、餌をやってはいけない
 などなど

実際に目をつむって階段を歩いたり、客席誘導をすることで、ちょっとだけ慣れることができました。

1月28日の様子はこちらからどうぞ!
【文化庁受託事業】舞台手話通訳・字幕付公演「注文の多い料理店」終演しました! (2023年1月14日)@福岡県福岡市博多区 [2023年01月27日(Fri)]

令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業で実施した「全国への舞台手話通訳派遣」第5弾

舞台手話通訳・字幕付公演「注文の多い料理店」(主催:注文の多い舞台公演実行委員会)が、2023年1月14日(土)に2回公演で行われました。


今回は、実行委員のメンバーでもある中嶋さとさん(演出・出演)が主催されるFOURTEEN PLUS 14+の「注文の多い料理店」を舞台手話通訳・字幕付公演として再構築!

舞台手話通訳は、実行委員長でもある野上まり(舞台手話通訳養成講座受講生 @福岡)が担当しました。

初めての九州公演。また、今回の委託事業最終団体のこともあり、TA-netから全国各地のスタッフが駆けつけ、そして地元の福岡ろう劇団博多の方々も一緒に公演を支えました。


昼の回では、はじめに廣川理事長が「舞台手話通訳って?」というミニ講演を担当。

TA-netの事例や廣川の経験などを話し、「同じ作品を、同じ時間同じ空間で一緒に楽しみましょう!」と締めくくり、多くの方から勉強になった」、「目標が見つかった」などとの声をいただきました。


夜の回では、上演後にアフタートークを実施。

ろう者のお客様から「音が見えた」との感想をいただくことができました。

『音を知る』ではなく、『音が見える』。

このブログを読んでくださっている方は、ぜひ意味の違いを考えてみてください。

会場スタッフとして、この言葉を聞けてとても嬉しくなりました。

今回の字幕は、九州大学サポーター有志の方々が担当。

台詞のみではなく、『オノマトペ』を意識した、とても臨場感のある字幕でした。

また今回の公演は、舞台手話通訳・字幕付であること以外に、俳優の皆さまの動きにも様々な工夫が。一緒に手話を表現するほか、『見てわかる』ように様々な演出のある作品でした。

関係者が一丸となって取り組み、【みんなで一緒に楽しむ】を実現できた、新しいスタートの日になったと思います。


この新しい取り組みが今回で終わることなく

今後も九州の地でこのような取組みが発展していくことを期待しています!

Posted by 加藤 at 20:01 | 文化庁事業 | この記事のURL | コメント(0)
毎日新聞「この不自由さが楽しい 手話裁判劇の稽古場で生まれたもの」記事にコメントしました(12月5日付) [2022年12月08日(Thu)]

2022年12月5日付で、毎日新聞に掲載された以下の記事にて、廣川がコメントしています。

「この不自由さが楽しい」 手話裁判劇の稽古場で生まれたもの
https://mainichi.jp/articles/20221201/k00/00m/200/194000c


有料記事となりますが、手話裁判劇「テロ」の制作過程について丁寧に触れており、とても読み応えがありますので是非!

手話通訳の必要性についても語っています。

ちなみにウェブで開くと、下のほうに「関連記事」が出るのですが、
映画「コーダ」や障害関係のアーティストをとりあげてたm
【締め切りました!】出演俳優を募集!オーディション情報 [2022年12月07日(Wed)]
12月14日追記
おかげさまで多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
12月13日(火)23:59で締め切りました。
TA-net事務局

ーーーーーーーーーーー

「メゾン」出演俳優を募集します!
俳優として出演してみたい方、ふるってご応募ください。
ーーー

「メゾン」出演者募集
作品:「メゾン」(上演時間:25分)
作・演出:米内山陽子

<俳優>
男性・1 0才から30代まで演じられる方(中心年齢30歳前後)
男性・2 40代から60代までを演じられる方(中心年齢40歳前後)
女性  30代から50代までを演じられる方(中心年齢35歳前後)

<公演およびスケジュール>
2023年1月28日(土) 1ステージ
1月27日(金)現地入り:刈谷市総合文化センターアイリス
12月から1月にかけて、10日間(のべ30時間)都内で稽古予定

<出演料>
1ステージ 30,000円
稽古手当 30,000円(交通費込)
・刈谷市までの交通費、旅費は当方で手配します。

<応募>
希望配役および、履歴書(書式自由)をメールにてお送りください。
TA-net事務局 info@ta-net.org
<締切> 12月13日(火)23:59

<オーディション>
12月15日(木)11時ー15時のうち、30分ほど。
場所:都内。個別にお知らせします。

<企画参考>
TA-netによる、観劇サポートワークショップ&舞台手話通訳、字幕、音声ガイドつき演劇「メゾン」
https://kariya.hall-info.jp/event/theater/20230127.html

過去の上演作品を以下からご覧いただけます。

https://youtu.be/Yh28s1FS07E
【文化庁受託事業】舞台「歌って走って笑って踊ってキャラバンバン」報告(11月26日・27日) [2022年11月30日(Wed)]
令和4年度障害者等による文化芸術活動活動推進事業で実施した「全国への舞台手話通訳派遣」第3弾は舞台「歌って走って笑って踊ってキャラバンバン」
舞台手話通訳付公演は、11月26日(土)14時の回・27日(日)17時の回に、南国市地域交流センターMIARE!(みあーれ)にて行われました。
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舞台「歌って走って笑って踊ってキャラバンバン」とは
〜1977年から2016年まで、高知県の民放局、テレビ高知主催で行われていた視聴者参加型野外歌合戦「歌って走ってキャラバンバン」は毎年1000名以上の応募者があり、40年続く毎年夏恒例の番組として多くの市民から愛されていた。参加者、視聴者、そして番組づくりに関わった皆様の思い出が今、舞台となる。〜
 
出演者は東京と高知とに離れており、しかも4ステージすべて違うパターン(舞台手話通訳の有無、27日はコンサートあり+舞台手話通訳の有無)で関係者も大変なチャレンジだったかと思います。
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本公演は舞台手話通訳3名・手話監修2名体制で臨みました。
1つのストーリーを舞台手話通訳1名が担当。
全員で歌う部分は舞台手話通訳も全員出るというふうに、広い舞台の上で一体感を出せるよう稽古場で話し合いを重ねてきました。
また居住地が3か所(東京/大阪/兵庫)に分かれていたため、Zoomを駆使しオンラインで手話監修を行いました。
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舞台手話通訳:加藤裕子、下坂幸恵、水藤みつみ 
 
11月25日に高知入り。
1日前のゲネプロで全体像がようやく見えてくるというなかなか大変な舞台でしたが、舞台手話通訳も手話監修もよりよい舞台にしたいという思いでギリギリまで練習・監修を頑張りました!
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手話監修:河合祐三子、中村千穂
 
受付での手話通訳は地元の高知県聴覚障害者協会に依頼し、各日ともに手話通訳2名を派遣、対応していただきました。
聴覚障害者の事前申し込みは残念な結果でしたが、当日券で高齢ろう者が介助者と共にいらっしゃって「楽しかった」というご感想をいただけたのは非常に嬉しい出来事でした。
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聞こえなくても聞こえにくくても歌を楽しみたい、コンサートを楽しみたい方は少なからずいらっしゃいます。
また、舞台手話通訳は都会ばかりで地方ではなかなか観劇するチャンスがないので、今回こういう機会をいただけたことは必ず、次の観劇サポートに繋がっていくと確信しています。
 
 
この「全国への舞台手話通訳派遣」は以下の公演で一区切りです。

■舞台手話通訳・字幕付き演劇公演「注文の多い料理店」
日時:2023年1月14日(土)
@ 14:00〜 ※作品の上演前に、舞台手話通訳についてのミニレクチャーがあります。(約30分間)
A 18:30〜 ※作品の上演後に、出演者や手話通訳者、手話監修者らによる意見交換会があります。(約30分間)
会場:福岡県福岡市博多区祇園町8番3号 ぽんプラザ

お近くにお住まいの方はぜひ一度足をお運びください。
【文化庁受託事業】SPIRAL MOON「触れただけ」終演しました!(11月18日、20日)@東京都下北沢 [2022年11月25日(Fri)]
令和4年度障害者等による文化芸術活動活動推進事業で実施した「全国への舞台手話通訳派遣」第2弾 SPIRAL MOON「触れただけ」
舞台手話通訳付公演は、11月18日(金)・20日(日)の回に行われました!
 
SPIRAL MOONのウェブサイトはこちら
「触れただけ」のページはこちら

今回は「舞台手話通訳養成講座(主催:文京アカデミー)」の受講生である金子郁美、田中結夏の2人体制で3作品を担当。
1作品目は金子が、2作品目は田中が担当。
3作品目は、俳優2名に対し、舞台手話通訳者も2名で担当と様々な形で通訳しました。
2名体制だからこその魅せ方もある作品になっていたのではないでしょうか。
 
20日の回には、大勢のろう者も来場され、終演後も感想を話し合っている姿が印象的でした。
今回の公演には、台詞を手話に翻訳し舞台手話通訳者が通訳するだけで終わりではなく、演出家や俳優の皆さまの協力が欠かせません。
創造するにあたり、こちらの意見も取り入れ、俳優の演じる向きを変更したりと、『観て分かること』を一緒に考えて演出してくださった秋葉さんはじめ関係者の皆さまありがとうございました。
また今回は、当日にTA-netから受付要員を派遣し、劇団の皆さまと一緒に対応させていただきました。
15年以上前から、台本貸し出しサービスを行っているSPAIRAL MOONさんだからこその繋がりが作れたのではないかと思っています。
この繋がりが今回で終わることなく、次回以降の公演も多くの方が観劇し楽しめる、そんな機会の第一歩になったと感じています。
 
この「全国への舞台手話通訳派遣」は来年1月まで続きます。
お近くにお住まいの方はぜひ一度足をお運びください。

■パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。
https://ta-net.org/event/1362(東京都新宿区)
https://ta-net.org/event/1363(兵庫県神戸市)

■舞台手話通訳・字幕付き演劇公演「注文の多い料理店」
http://pomplazahall.jp/jigyou.html
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