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ありがとう新聞5月号 [2008年04月17日(Thu)]
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チーム3ミニッツ ありがとう新聞5月号 第1面
           2008/04/05
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               <特集>
 チーム3ミニッツがスタートして4ヶ月だからいえる「コンセプト」のご案内
    
@ なぜ、チーム3ミニッツは「ありがとう」なのか
A 「ありがとうのはがき」を希望する人たちに無料で配るのがチーム3ミニッツだが、
   その人たちから感謝の言葉を聞いたことは無い。
B 「もらってくれて、ありがとう」という精神
C チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」の世界
D 協賛企業はメリットが見えるほど、チーム3ミニッツに協力する
E 「ようこそ関西国際空港へ」のプロジェクトが始まります

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@ なぜ、チーム3ミニッツは「ありがとう」なのか

私たちはいま、チーム3ミニッツの活動をしている。それはこれからの子どもたちのために自分がすべきことをしていこうと思ったからだ。

チーム3ミニッツは、あなたたち大人のために活動をすることを目的としていない。すべて、次の世代を担う子どもたちのためにある。

チーム3ミニッツは、「1日3分間『ありがとう』を考えて行こうという」主旨で活動される。なぜいま「ありがとう」をいわなくてはならないのか。歴史の中で、人は「ありがとう」を語り続けてきたではないか、という意見もあろう。

しかし、歴史を顧みてみると、安易な気持ちで「ありがとう」の活動をしてきた人たちが、いまもその活動を継続している姿を見ることは少ない。

「ありがとう」という言葉を使うことで、誰もその言葉に反論できない事実があり、それをいうことで、誰でも善意ある人になれるという現実がある。そこに「ありがとう」の言葉の魔術がある。そこから「ありがとう」が継続されて豊かな活動が継続されるはずなのに、それを社会に見ることは少ない。

「ありがとう」を具現的に継続していくことは、実は簡単な作業ではない。安易な「ありがとう」の活動は、社会から消えていくからだ。歴史はそれを正直に証明している。

では、なぜいまチーム3ミニッツは、「ありがとう」の活動をしているのだろうか。いまの社会をよく見ると、私たちがなぜ活動しているのかが理解できる。

それは、いま世界で話題となっている環境問題と関連して考えると理解しやすい。人は、空気と水と大地の循環を甘受することでこの地球に生きてきた。人は水と空気はタダと思っていたのに、いまや水をペットボトルで買うことが当たり前になっている。水はタダではなく、金を出して買うことが常識の社会になったといっても過言ではない。

空気にしても、多くの森林が破壊されたことで、いままでのようにタダで得ることができなくなっている。国家や企業が二酸化炭素の排出量をいかに減らすかに苦心し、それを減らす投資を行うことが当たり前になっている。

私たちは直接的に、空気に金を払っていないが、企業の環境対策費は原価となり商品の価格に反映されている。国家の環境対策の費用は、もちろん私たちの税金から支払われている。私たちはいま、空気に莫大な金を支払っている。空気がタダで無い時代が、いまの私たちの世界である。

かつては、水も空気も地球環境の中で循環するものであった。だからタダだと私たちは考えていた。しかし、技術社会の発展は、この循環システムを破壊してしまった。

土地は、世界の多くで誰かが所有するものだが、その土地が持っていた大地の循環システムも壊れ始めている。土地を得ることで、工場や民家が建ち、森が少なくなっている。農地にしても、土壌に含まれる栄養素を科学的に補足しなければ農産物を得ることができない時代だ。そこに化学肥料をまきすぎると、水が汚染され飲料水にならなくなる。

私たちは、地球の循環にそって生きることしかできない。大きな森は伐採され、地球の循環をスムーズに行ってきた自然システムを破壊してしまった。地球が循環することで人の豊かさが守られてきた歴史を、私たちは本当に理解しているのか、と多くの人が考え始めている。

では地球の循環を、人の世界で考えていくと、その循環システムも壊れていることが見えてくる。一例を挙げれば、都会では、隣に誰が暮らしているのか分からない人が多い。母親が子どもを殺したり、子どもが両親を殺害することも珍しいことでない。人を簡単に殺してしまう社会は、人を殺すことを許す人が多い社会といえる。人を殺すということは、人の循環を止める行為である。

人の循環というより、人の交流という方が理解しやすいと思うが、その交流の基本が挨拶であり、「ありがとう」の言葉だということは、誰でも理解できるはずである。でもそれが、いま無くなりつつある社会になっている。それが見えない社会は、他人に興味を抱くことも、両親をいたわることも、社会に役立つ人を育てる環境もない社会であるといえないだろうか。

「ありがとう」は、人と人を結ぶ魔法の言葉である。その魔法の言葉は、誰の心の中にもあるシンプルでストレートな感情である。だから、「ありがとう」が循環することで、人が交わり社会が循環していく。その循環により人は豊かになっていくが、いまや先人が築き上げてきたそんなシンプル社会構造が崩壊しつつある。

だから、チーム3ミニッツは、人の交流(循環)が円滑になるシンプルな言葉「ありがとう」を使って活動をする。だから、口には出しにくい「ありがとう」の言葉を文字に託して、あなたの「ありがとう」をあなたの大切な人に伝えて欲しいと考えている。これが継続されることで、人と社会の交流が活性化していくと、チーム3ミニッツは信じている。

改めていうが、チーム3ミニッツの主役は、あなたたち大人ではない。あくまでも、次の社会を築いていく子どもたちが主役である。


A 「ありがとうのはがき」を希望する人たちに無料で配るのがチーム3ミニッツだが、その人たちから感謝の言葉を聞いたことは無い。


チーム3ミニッツの事務局には、多くの方からお便りが届く。特に、3月は卒業式の季節なので、「ありがとうのはがき」を卒業式などで配りたい、という手紙が多い。チーム3ミニッツは、送料のみを負担してもらい、後はすべて無償で「ありがとうのはがき」を配っている。

「ありがとうのはがき」を申し込む団体の方々は、一様に「卒業する子どもたちに、いままでの感謝を込めて『ありがとうのはがき』を渡したい。そこで、子どもたちに感謝の言葉を残して欲しいと考えています」という手紙を添えてくる。そこで、事務局は、「ありがとうのはがき」を梱包して送付する。この春は、30弱の組織(PTAや○○会 など)に配送をした。

しかしその後、その方々から、「はがきが届きました」とか、「ありがとうございました」という連絡を受けたことは一度もない。「ありがとうのはがき」を受け取ったのか否かも私たちは確認ができない。だからといって、こちらから「はがきが届きましたか」と押し売り的に連絡することはしない。

ここに、「ありがとう」が循環しない社会構造がある。その方たちは、きっと子どもたちに「感謝の言葉が大切です」のようなことを語りかけているのだろうが、それを語る方々が、「ありがとうのはがき」をボランティアで梱包した私たちに感謝することはない。感謝をしていたとしても、その感謝を伝える術を持たない。そこに、「ありがとう」の循環がない世界がある。

前記したが、「ありがとう」をいうことで誰にも非難されることは絶対にない。しかし、「ありがとう」が循環することで社会が豊かになることを理解していなければ、どんな「ありがとう」も薄っぺらいものになってしまう。

ここに、親殺し、子殺しが毎日のようにニュースで見られる社会背景が見えてくる。「ありがとう」が薄っぺらい社会がそこにある。「ありがとう」を具現的に継続的に進行することが、実に難しい社会である。

チーム3ミニッツの「ありがとうのはがき」は、パートナー企業などの協賛金で制作される。パートナー企業はチーム3ミニッツに金を出してくれている人たちで、前記した人たちのように無料で「ありがとうのはがき」を受け取っているのではない。

「ありがとうのはがき」がその企業に届くと、担当者から「ありがとう」の連絡が事務局に入る。しかし、無料ではがきをもらった人たちからは何の連絡もない。ここに、いまの社会の「ありがとう」の現実を垣間見ることができる。


B 「もらってくれて、ありがとう」という精神

チーム3ミニッツには、「ありがとう」のメッセージを伝えることに協賛する企業が多くいる。同時に「ありがとうのはがき」を無償でもらっても何の感謝の言葉もない、「ありがとう」グループもいる。

ここで、チーム3ミニッツは、これらの事象をどのように考えているかを説明したい。

私たちは、何らかの行動を起こすとき、きっとこんな反応が返って来るであろうと無意識に計算をして行動をする。つまり、反対給付を求めるのである。だから、何のお礼の連絡もないと腹が立つ。つまり、自分が予想した常識的な反応がないと相手に失望し、相手を攻撃するようになる。

そんな「ありがとう」グループに対し、チーム3ミニッツはどんなスタンスを取っているのかといえば、「もらってくれて、ありがとう」という姿勢である。

私たちは勝手にチーム3ミニッツを立ち上げて、パートナー企業から協賛金をいただき、「ありがとうのはがき」を毎月制作している。だからこそ、ありがとうの心がいっぱい詰まった「ありがとうのはがき」をもらってくれた人たちに感謝をしたいと考えている。これは決して格好いいことをいっている訳ではない。

チーム3ミニッツの「ありがとうのはがき」は、社会で循環するために作られている。このはがきが循環することで、人が交わり社会が活性化していく。それを少しでも具現化していくのが、チーム3ミニッツの目的である。

だから、「ありがとうのはがき」が欲しい人たちに、「もらってくれて、ありがとう」と感謝する心が大切になる。それを継続することで、社会が活性化していく。

もちろん相手から「ありがとう」をいってもらえば嬉しいし、今後の励みになる。でもそれがないのが、いまの社会なのだから、反対給付を求めずに、滅私の心を持ってチーム3ミニッツの活動をしていけばよい。それが、チーム3ミニッツの目的の具現化につながるし継続力になる。

以前、大学生に話したことがあるが、私たちが考えている「ありがとう企画」は、世の中で最低1000人は考えている。しかし、そんな人たちと私たちの違いは何かといえば、それは企画を具現化しているか否かである。どんな立派な企画を立てても、それを具現化し継続しなければ企画とはいえない。

私たちは、これからもチーム3ミニッツを継続していく。そのとき、「もらってくれて、ありがとう」の心を忘れたくない。

私たちの「ありがとうのはがき」をもらった人が、次の方たちにこのはがきを渡すとき「もらってくれて、ありがとう」の気持ちを持つことで、ありがとうの心が循環していく。それが続いていくことで、「ありがとうのはがき」が社会の中で循環していくようになる。

だからやっぱり、「もらってくれて、ありがとう」の精神が大切になる。そこに、受動態の「ありがとう」でない、能動態の「ありがとう」がある。

そんな気持ちを持った素敵な大人が増えていけば、社会はきっと明るくなる。そんな大人の背中を子どもたちに見せていけば、未来はきっと明るくなる。

チーム3ミニッツがスターとしてから4ヶ月、私たちの「ありがとうのはがき」は、社会の中で3万2千枚循環するまでになった。

続く https://blog.canpan.info/t3mg/archive/69
Posted by チーム3ミニッツ at 03:59 | メッセージ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
ありがとう新聞2面 [2008年04月16日(Wed)]
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チーム3ミニッツ ありがとう新聞5月号 第2面
           2008/04/05
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C チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」の世界

ありがとう」の循環が難しい社会がいまここにあることは、チーム3ミニッツをスタートしたときから、私たちは予測していた。

私が担当したほとんどの協賛企業には、このコンセプトを説明しているから、能動態の「もらってくれて、ありがとう」が理解されている。しかし、このコンセプトを理解せずにチーム3ミニッツに参加している企業もある。そんな企業には、少しずつ理解を深めてもらおうと考えている。

2009年度の新予算が始まったこの4月から、チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド(One Concept,One World)」を明確にして進行していく。

「ワン・コンセプト」とは、「もらってくれて、ありがとう」という能動態の「ありがとう」を基本に活動していくこと。「ワン・ワールド」とは、そのコンセプトを、チーム3ミニッツに関わるすべての人や企業が共有して活動をするという意味だ。

チーム3ミニッツに関わる人たちが、このコンセプトを基本に動くことで意思統一ができ、同時に、このコンセプトが社会に少しずつ浸透していくことで、私たちの活動が理解されてくるはずだ。

チーム3ミニッツは、シンプルな「ありがとう」が、社会の中で継続することの難しさを知っている。それを知っているからこそ、能動態の「ありがとう」の精神が大切になると考えている。私たちは、これからも「ありがとうのはがき」を制作していくが、このはがきが社会に循環していく段階で、多くの予想外の出来事が起きてくるだろう。同時に、想定外の喜びが待っているのも確かといえよう。

チーム3ミニッツのコンセプトには、滅私の発想がある。反対給付を求めずに、自分たちの道を歩むことは難しいものだが、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」を基本にチーム3ミニッツは今後も活動をしていく。


D 協賛企業はメリットが見えるほど、チーム3ミニッツに協力する

チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」で進行していくと書いてきた。ここから、いままでの発想と全く逆のことを書くことになる。

チーム3ミニッツの協賛企業を増やしていくには、企業に直接的メリットを見せることが必要になる。それは、チーム3ミニッツに参加する企業の費用対効果を明確にすることである。

チーム3ミニッツは、いかなる機関からも助成金を受ける予定はない。それは、助成金を受ければその年度の活動は円滑に進むが、助成金がとぎれたとたんにその活動がストップしてしまい、いつの間にか消えていく現実を多く見てきたからだ。

それに、助成金を受けると、その助成金をどのように使いどのような成果物が生まれたかを寄付先に説明する会計監査が必要になる。ひとつの助成金だけでひとつの活動をするなら会計監査は簡単にできるが、私たちはいくつものプロジェクトを推進している。だから、どの活動にどの助成金を使ったのかの区分けは難しい。その雑用を避けるために、活動の効率化を図るために、チーム3ミニッツは基本的に助成金を申請しない、というスタンスを持っている。

では、チーム3ミニッツはどのように資金を確保していくのかという疑問が残る。チーム3ミニッツには、基本財産があるが、利益の一部を私たちに寄付するファンドも設立されている。それはあくまでも、チーム3ミニッツの「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」に協賛した人たちの資金である。

話を元に戻すが、いま複数のプロジェクトが進行している。これをさらに大きな輪にするために、新たな企業に参加を求める必要がある。そこで、多くの企業に、チーム3ミニッツに参加することでこんなメリットがありますよ、という話をする必要がある。

それが私のいう費用対効果である。これだけの金を使えば、これだけの効果があるという説明をすることで、それに納得した企業が私たちに協賛してくれるようになる。それは、自己(企業)の利益をいかに確保するか、という話である。これが自由経済社会の中で、チーム3ミニッツが継続するために忘れてはならないテーマである。

社会では、CSRという社会貢献活動が注目されている。その活動により、社会は確かに豊かになった。しかし、私たちは、企業のCSR部門に売り込むことをあまりしない。CSR担当者と会うと、NPOなどからの寄付の話が多すぎて対応や選択が難しい、という話も聞く。

私たちはどの部門に向かい話しをしているかといえば、それは、CS(顧客満足度)セクションが多い。チーム3ミニッツの「ありがとうのはがき」に参加することで、顧客に直接的に話しかけるメディアを持ってもらいたい、という主旨がそこにある。だから、私たちは、B2BよりB2Cの企業と話すことが多い。

そこで、私たちは、顧客満足度と費用対効果の話をしていくのだが、それは、「貴社にこれだけのメリットがありますよ」という話である。それを理解した企業が、チーム3ミニッツの協賛会社になるが、そのときに初めて「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」を理解してもらうスタンスが生まれてくる。

能動態の「ありがとう」を推進するチーム3ミニッツの基本姿勢は、それを直接的に説明しても理解しにくい。そこに、工夫をしながら企業とのグッドウイルの関係を築き、コンセプトを理解してもらう姿勢が必要になる。


E ようこそ関西国際空港へ」のプロジェクトが始まります

日本を代表する24時間空港の関西国際空港は、年間2200万人が往来する小都市である。この空港は、東南アジアとの航空路線が充実し、日本最大の中国路線を持っていることで知られている。

チーム3ミニッツは、関西国際空港会社と「ようこそ関西国際空港へ」のプロジェクトをスタートすることになった。

関西国際空港の国際線到着ロビー(北口、南口)に、「日本に来てくれてありがとう」の「ありがとうのはがき」とポスターを展示することで、海外からのお客様に「日本人のありがとう」を伝える企画である。

到着ロビーには、日本のみなさんから応募された写真などを使った「ありがとうのはがき」が展示される。そのはがきには、日本語、英語、韓国語、中国語で、「日本に来てくれてありがとう」と書かれる予定だ。

近日中に、関西国際空港会社社員の「ようこそ関西国際空港へ」の「ありがとうのはがき」とポスターが、空港到着ロビーで見ることができるようになる。さらに、協賛企業のご協力による「ありがとうのはがき」とポスターも順次展示される予定だ。

これが、「ようこそ関西国際空港へ」の基本展開だが、これに協賛企業などのイベントなどが加味されていく。

関西国際空港を舞台に、日本人のありがとうを伝えていくチーム3ミニッツの「ようこそ関西国際空港へ」プロジェクトに、みなさんも参加して欲しい。チーム3ミニッツのホームページからこのプロジェクトにエントリー出来るシステムを現在構築中だ。

Posted by チーム3ミニッツ at 04:14 | メッセージ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
大釜哲さんのメッセージ [2007年05月08日(Tue)]

「いのち」って何なのでしょう?
社会では、「いのちを大切にしなければならない」と、よくいわれます。

私の場合、なぜ自分の「いのち」を大切にしなければならないと考えるかとい
うと、とっても簡単な理由です。

「大好きな妻が悲しむから」

もちろんそれだけではないのですが、この理由が一番大きいです。

私達夫婦は、幸いにも円満な関係を続けており(少なくとも私はそう思っている)
私が死んだならば、妻が嘆き悲しみ、ひとり泣き続けるであろうことが、想像で
きます。

私は妻を愛しているので、そんなことはさせたくないという気持ちが強く、私が
死んではならないと肝に銘じています。

私のような気持ちは、誰にもあると思います。

相手を傷つけないのは、その人を傷つければ誰かが悲しむからです。
自殺をする人は、「私が死んでも、誰も悲しまない」と考えているかもしれませ
んが、多くの人があなたの死を悲しむことを知って欲しいのです。

「あなたが死んでも、誰も悲しまないなんてことは絶対にないのです」
だから私は、自分の「いのち」も、他人の「いのち」も大切にしようと考えてい
ます。

「いのち」について考える時、私をこの世に送り出してくれた母の存在を忘れ
ません。

釈迦の言葉にこういうものがあると聞いたことがあります。
「己が誕生の時は、母最大の苦難の時なり」
この言葉は、私の母に対する見方を大きく変えました。

私は、生まれた瞬間から現在まで、幸福にも母の慈悲を受けてきました。
手の掛かる赤ちゃんの時には、泣き喚く私を文句一ついわずにあやしてくれて、
所構わず排泄した汚物を嫌な顔せずに拭ってくれ、母が蓄えた栄養を吸い大き
くなりました。

母は私に無償の愛を注いでくれたのです。
母は我が子に、「幸せになってほしい」と願っているはずです。

私ももうすぐ親になりますが、私も我が子に「幸せになってほしい」と願って
います。私にとって、どんな偉い先生よりも大きな恩があるのは、母なのです。
その母の恩に報いるような、恩返しがしたいと思っています。

だから私は、母に「この子を産んで良かった。」と思ってもらえるような人間
になることで、恩返しをしようと心に決めています。

生きることで、世の中のお役に立ち、人のお役に立つことができれば、母は
「この子を産んで良かった。」と喜んでくれると思います。私を誇りに思って
くれるでしょう。

それが、私の「いのち」をこの世に送り出してくれた母に対する恩返しだと思
っています。母への恩返しができたら、私は最大の幸せを手にすることができ
るだろうと思います。幸せそうな私を見て、母もまた喜んでくれるに違いあり
ません。

「いのちを大切にする」ということは、「母を大切にする」ことであり、自分
に関わる「全ての人を大切にする」ことだと考えています。

だから私は、これからも「いのち」を大切にしていきたいと思っています。
Posted by チーム3ミニッツ at 17:39 | メッセージ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)