ありがとう新聞2面 [2008年04月16日(Wed)]
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チーム3ミニッツ ありがとう新聞5月号 第2面 2008/04/05 =========================================================== C チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」の世界 ありがとう」の循環が難しい社会がいまここにあることは、チーム3ミニッツをスタートしたときから、私たちは予測していた。 私が担当したほとんどの協賛企業には、このコンセプトを説明しているから、能動態の「もらってくれて、ありがとう」が理解されている。しかし、このコンセプトを理解せずにチーム3ミニッツに参加している企業もある。そんな企業には、少しずつ理解を深めてもらおうと考えている。 2009年度の新予算が始まったこの4月から、チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド(One Concept,One World)」を明確にして進行していく。 「ワン・コンセプト」とは、「もらってくれて、ありがとう」という能動態の「ありがとう」を基本に活動していくこと。「ワン・ワールド」とは、そのコンセプトを、チーム3ミニッツに関わるすべての人や企業が共有して活動をするという意味だ。 チーム3ミニッツに関わる人たちが、このコンセプトを基本に動くことで意思統一ができ、同時に、このコンセプトが社会に少しずつ浸透していくことで、私たちの活動が理解されてくるはずだ。 チーム3ミニッツは、シンプルな「ありがとう」が、社会の中で継続することの難しさを知っている。それを知っているからこそ、能動態の「ありがとう」の精神が大切になると考えている。私たちは、これからも「ありがとうのはがき」を制作していくが、このはがきが社会に循環していく段階で、多くの予想外の出来事が起きてくるだろう。同時に、想定外の喜びが待っているのも確かといえよう。 チーム3ミニッツのコンセプトには、滅私の発想がある。反対給付を求めずに、自分たちの道を歩むことは難しいものだが、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」を基本にチーム3ミニッツは今後も活動をしていく。 D 協賛企業はメリットが見えるほど、チーム3ミニッツに協力する チーム3ミニッツは、「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」で進行していくと書いてきた。ここから、いままでの発想と全く逆のことを書くことになる。 チーム3ミニッツの協賛企業を増やしていくには、企業に直接的メリットを見せることが必要になる。それは、チーム3ミニッツに参加する企業の費用対効果を明確にすることである。 チーム3ミニッツは、いかなる機関からも助成金を受ける予定はない。それは、助成金を受ければその年度の活動は円滑に進むが、助成金がとぎれたとたんにその活動がストップしてしまい、いつの間にか消えていく現実を多く見てきたからだ。 それに、助成金を受けると、その助成金をどのように使いどのような成果物が生まれたかを寄付先に説明する会計監査が必要になる。ひとつの助成金だけでひとつの活動をするなら会計監査は簡単にできるが、私たちはいくつものプロジェクトを推進している。だから、どの活動にどの助成金を使ったのかの区分けは難しい。その雑用を避けるために、活動の効率化を図るために、チーム3ミニッツは基本的に助成金を申請しない、というスタンスを持っている。 では、チーム3ミニッツはどのように資金を確保していくのかという疑問が残る。チーム3ミニッツには、基本財産があるが、利益の一部を私たちに寄付するファンドも設立されている。それはあくまでも、チーム3ミニッツの「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」に協賛した人たちの資金である。 話を元に戻すが、いま複数のプロジェクトが進行している。これをさらに大きな輪にするために、新たな企業に参加を求める必要がある。そこで、多くの企業に、チーム3ミニッツに参加することでこんなメリットがありますよ、という話をする必要がある。 それが私のいう費用対効果である。これだけの金を使えば、これだけの効果があるという説明をすることで、それに納得した企業が私たちに協賛してくれるようになる。それは、自己(企業)の利益をいかに確保するか、という話である。これが自由経済社会の中で、チーム3ミニッツが継続するために忘れてはならないテーマである。 社会では、CSRという社会貢献活動が注目されている。その活動により、社会は確かに豊かになった。しかし、私たちは、企業のCSR部門に売り込むことをあまりしない。CSR担当者と会うと、NPOなどからの寄付の話が多すぎて対応や選択が難しい、という話も聞く。 私たちはどの部門に向かい話しをしているかといえば、それは、CS(顧客満足度)セクションが多い。チーム3ミニッツの「ありがとうのはがき」に参加することで、顧客に直接的に話しかけるメディアを持ってもらいたい、という主旨がそこにある。だから、私たちは、B2BよりB2Cの企業と話すことが多い。 そこで、私たちは、顧客満足度と費用対効果の話をしていくのだが、それは、「貴社にこれだけのメリットがありますよ」という話である。それを理解した企業が、チーム3ミニッツの協賛会社になるが、そのときに初めて「ワン・コンセプト、ワン・ワールド」を理解してもらうスタンスが生まれてくる。 能動態の「ありがとう」を推進するチーム3ミニッツの基本姿勢は、それを直接的に説明しても理解しにくい。そこに、工夫をしながら企業とのグッドウイルの関係を築き、コンセプトを理解してもらう姿勢が必要になる。 E ようこそ関西国際空港へ」のプロジェクトが始まります 日本を代表する24時間空港の関西国際空港は、年間2200万人が往来する小都市である。この空港は、東南アジアとの航空路線が充実し、日本最大の中国路線を持っていることで知られている。 チーム3ミニッツは、関西国際空港会社と「ようこそ関西国際空港へ」のプロジェクトをスタートすることになった。 関西国際空港の国際線到着ロビー(北口、南口)に、「日本に来てくれてありがとう」の「ありがとうのはがき」とポスターを展示することで、海外からのお客様に「日本人のありがとう」を伝える企画である。 到着ロビーには、日本のみなさんから応募された写真などを使った「ありがとうのはがき」が展示される。そのはがきには、日本語、英語、韓国語、中国語で、「日本に来てくれてありがとう」と書かれる予定だ。 近日中に、関西国際空港会社社員の「ようこそ関西国際空港へ」の「ありがとうのはがき」とポスターが、空港到着ロビーで見ることができるようになる。さらに、協賛企業のご協力による「ありがとうのはがき」とポスターも順次展示される予定だ。 これが、「ようこそ関西国際空港へ」の基本展開だが、これに協賛企業などのイベントなどが加味されていく。 関西国際空港を舞台に、日本人のありがとうを伝えていくチーム3ミニッツの「ようこそ関西国際空港へ」プロジェクトに、みなさんも参加して欲しい。チーム3ミニッツのホームページからこのプロジェクトにエントリー出来るシステムを現在構築中だ。 |