『君に贈る最後の手紙』 [2009年01月29日(Thu)]
『君に贈る最後の手紙』という本が、本日1月29日に発売される。 http://www.njg.co.jp/letter/letter_top.html ある日、日本実業出版社の大西さんからこんなメールが届いた。 「弊社では今月末、『君に贈る最後の手紙』という本を刊行いたします。そのコンセプトが、空真さんの代表作『人生最高のラブレター』と似ていることからご案内させていただきたくメールいたしました」 この本は、ベストセラー『小さいことにくよくよするな!』の著者であるリチャード・カールソンが書いたもので、「もし生きられるのがあと1時間だとしたら、だれに電話をするか? なにを話すか? なぜ今そうしないのか?」と自問し、最後に妻に話したいことを綴った本だ。 カールソンは、この手紙を書いた数年後に、飛行機の中でエコノミー症候群にかかり45年の生涯を終えている。 大西さんからこの本のパイロット版をお送りいただいたが、そこには私が忘れ始めていた多くの世界が広がっていた。 ーーーーーーーーーーーーーー 「もし人生があと1時間だとしたら、誰になにを伝えるか?」 人生半ばに達し、こう自問した夫は、最愛の妻に最後に伝えたい思いを手紙に綴り、18回目の結婚記念日にプレゼントする。 手紙には、死を意識してこみ上げる最良のパートナーへの感謝や自分の愚かな行いへの悔い、もう一度人生を送れるならきっとこうする、という願いが切々と綴られる。 3年後、夫はとつぜん45歳の若さでこの世を去った。1本の電話をかける間もなく・・・ しかし、彼の贈った手紙のおかげで最後の瞬間に伝えたかった思いは家族に届いていた。 ーーーーーーーーーーーーーー これを読んだ私は、大西さんにこの本から抜粋する形で、「地球があと1ヶ月で消滅するとしたら」というテーマで、アンケートをとってみたいと連絡した。 それは、カールソンの問いに答えることでもあるし、もっと多くの人の思いを知ってみたいという気持ちだった。そして、それをまとめることが、「ありがとうのはがき」を展開するチーム3ミニッツの役割でもあると思った。 ーーーーーーーーーーーーーー Q1 地球があと1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか? Q2 地球があと1時間で消滅するとしたら、人生の中で一番楽しかったことは 何ですか。やり残したことは何ですか? Q3 地球があと1時間で消滅するとしたら、最後に誰と何をしたいですか? Q4 最後の質問です。あなたはなぜ今それをしないのですか? ーーーーーーーーーーーーーー 最初に、30名の方にこのアンケートを送ってみた。今日現在15名から回答が届いている。その中に心温まる答えがあった。 Q1 地球があと1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか? Aさん 1ヶ月で消滅するとはいえ、消滅しないように最大限の努力をする。 Bさん 私は消滅させない方法を考えます。3歳の子供がいるのですが、これまでの環境問題などの現状にした原因は、私たちの世代にも十分問題があるので、可能性がある限り考えたいと思います。 AさんBさんも20代の若者である。私はこの質問に、自己中心的な回答をしていた。彼らに脱帽するしかない。 年代により回答が異なるのはいうまでもないが、どんな時でもグローバルな視点を持つことの大切さを、彼らに教えてもらった。 Cさんは 「仕事・結婚・出産・離婚・再婚と、全ての人が経験することができない様々な思いを味わってきました。最後の1時間にしたいことは、今の主人と前夫との間の愛息と愛娘です。許されるなら4人と過ごしたいですが、息子と娘にとっては、私たちといることと、前夫といることに悩むでしょうから、 あえて一緒にいたいとは言わないと思います」 と回答をくれた。 チーム3ミニッツでは、このアンケートに誰でも参加できるように、この質問をホームページにアップした。皆さんもこのアンケートに参加してほしいと願っている。 http://t3m.jp/enq.html これに参加しづらかったら、カールソンの『君に贈る最後の手紙』を読めば、心の中に回答が出てくるはずだ。そこにあなたの人生がある。 皆さんのご意見をまとめながら、私は『人生最高のラブレター』の続編として、『もし地球が1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか』の原稿を、チーム3ミニッツの仲間と書くことを約束をしている。 『君に贈る最後の手紙』 アマゾン http://tinyurl.com/bkfh7u アンケート 「地球があと1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか」 http://t3m.jp/enq.html |