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チーム3ミニッツは、日本をより元気にするために、1日3分間「ありがとう」を考えていこうという活動をしています。私たちは、チーム3ミニッツを通じ、明るい社会を創造し、未来の子どもたちの元気な社会をサポートしていきます。

「ありがとうのはがき」の応募方法など、詳しくはチーム3ミニッツのホームページをご覧下さい。 

チーム3ミニッツ http://t3m.jp/  
チーム3ミニッツWEBSHOP http://t3mshop.jp/  

『ありがとう』を印刷すると法律違反になる2 [2009年07月07日(Tue)]
 チーム3ミニッツ 生活デザイン研究所 ニューズレター 2009/07/04

商標登録の件で多くのメールをいただき御礼申し上げます。
 「ありがとうのはがき」を無償でお届けします。(法人も可)
..........................................................................................................

◉チーム3ミニッツ 生活デザイン研究所からの御礼申し上げます。

3日に発行した、チーム3ミニッツ生活デザイン研究所ニューズレターに記載した「『ありがとう』を印刷すると法律に違反する」記事に、多くの方からメールをいただきました。

その数130通以上。それぞれの方に御礼を出すべきでしょうが、このメールを通し感謝
の意を表しますことをお許しくださいませ。

日本人が育んだ美しい日本語「ありがとう」の商標登録に対するお怒りメールには、国社会、企業に対する内容が書かれておりました。


NTさん

今回の「ありがとう」の商標登録には驚きました。
相手は、日本人かと疑ってしまいました。
「世のため人のためにお役に立つ」という行為とは、真逆な行いです。
とても、悲しくなりました。

また、このような行為が明らかになっていないことにも驚きました。
しかし、手をこまねいていても、行動がとれなくなってしまうのも事実です。

この理不尽な行いに敢然と立ち向かう空真さんの行動には、胸がすくむ思いです。
日本人の一人として御礼申し上げます。
ありがとうございます!


MSさん

私は怒ってます!
「ありがとう」を商標登録として認めるバカげた国に!!!

アホじゃなかろうか!
日本の行く末が危ぶまれます・・・・
というより「危ぶまれる」なんてのんきなことは言えないほど危機的ですね・・・。

この商標登録は取り下げるべきですよね。
先生の言うとうり、社会的判断により、この企業は反省すべきだと思います・・・。
ここまで世も末かと身震いがしました。


「ありがとう」の商標登録は、平成20年8月1日に商標公報され、その公報をもって山形の印刷会社がホームページ上で商標登録取得および業務提携の告知をしたものでした。

それ以降、チーム3ミニッツは、「ありがとうのはがき」の活動を表立って行わないようにしてきました。新しい商標登録をとるまで、目立たないようにしておかなければならなかったからです。

おかげさまで、弊社は「ありがとうのはがきを出そう」という商標登録を取得しました。
この商標は弊社名義になっておりますが、商標権フリーとしますので、どなた様も自由にお使いいただけます。

このようなことをいうことは、非常に不謹慎ですが

皆さまがこれほど「ありがとうのはがき」を支えてくださっているとは思っていませんでし
た。大きな反省と感謝の意をあらためて表します。ありがとうございました。

.................................................................................................................

◉「ありがとうのはがき」を無償でお届けします。(法人も可)

昨年夏から、「ありがとうのはがき」は、各社バイヤーとの商談が始まっていました。商標の問題が解決しましたので、商標法に触れない新しい「ありがとうのはがき」を制作し商談を再開します。

現在在庫は約4万枚ありますが、皆様に無償でご提供いたします。

配送料のみご負担ください。それと強制ではないのですが、わずかでいいですので寄付金をつけてくだされば嬉しく思います。それを新しい「ありがとうのはがき」の制作費に使いたいと思っております。

はがきの利用法は自由です。法人も個人もお申し込みできます。

通販会社は荷物の中に同封したり、会社の請求書に感謝の言葉を書いて送ったり、お医者様なら患者に配ったり、書中お見舞いに利用したり、自分で使うだけでなくにお友達にプレゼントしたり、「ありがとうのはがき」はいろいろな使い方ができます。

申し込み枚数の上限は今は設けませんが、夏休み後に小中学校に2万5千枚を配布しますので
皆様に無償で提供できる枚数は1万5千枚となります。

お申し込みは、チーム3ミニッツ 太田まで
ohta{あっと}t3m.jp

...............................................................................................

チーム3ミニッツには、助成金を受けずに自主財源で運用しています。現在の財源の主はチーム3ミニッツWEBSHOPですが、今後「ありがとうのはがき」も主な運用財源になるようがんばりたいと考えています。

生活デザイン研究所 チーム3ミニッツ
大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル20階
チーム3ミニッツ http://t3m.jp
チーム3ミニッツ環境循環ショップ http://t3mshop.jp
Posted by チーム3ミニッツ at 11:54 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「ありがとう」を印刷すると法律違反になる [2009年07月03日(Fri)]
 チーム3ミニッツ 生活デザイン研究所 ニューズレター 2009/07/03

「ありがとう」を印刷すると法律違反になることを知っていますか?
「ありがとうのはがきを出そう」の商標登録をした理由
  チーム3ミニッツのありがとう商標は誰でも自由に使えます

...........................................................................................................

「ありがとう」を印刷すると法律違反になることを知っていますか?

多くの方がお気づきだと思いますが、チーム3ミニッツは昨年の秋以降から「ありがとうのはがき」の活動を積極的にしていませんでした。というよりも、活動をすることが出来ない状態になっていました。

それは、「ありがとう」が商標登録され、商標法に基づき商標登録者以外の第3者が使用することは認められないと法的に定められたからなのです。

「ありがとう」の商標登録をしたのは山形の印刷会社ですが、そこのホームページにはこう書いてあります。

.................................................................................................

弊社は、「ありがとうの伝導」を使命に活動しています。この使命を全うするために、おかげさまで「ありがとう(◯にR)を商標法に基づく登録商標をすることができました。出願から、4年の歳月を経ての登録でした。これもご支援をくださる皆様のおかげでございます。ありがとうございます。

今後は、世界の企業とタイアップをしながら、日本で一番美しいと言われる「ありがとう(◯にR)」を伝導していく所存です。

つきましては、「ありがとう」という言葉を広めていただける企業や組織や個人の皆様に業務提携をご提案させていただきたいと思います。

*現在『ありがとう』を表記した商品などを提供している企業様で、商標法に抵触する恐れがあると思われる企業様は、ぜひ、ご一報くださいませ。一緒に活動をしていただけるならば、前向きにご検討させていただければと思います。よろしくお願いします。

私たちの家庭が、地域が、日本が、世界が「ありがとう」でいっぱいになる事を願っています。

(以下、企業名住所など省略)

........................ 原文のまま...............................

この文章を見て、皆さんはどう感じるだろうか。

美しい言葉を羅列して、「『ありがとう』という言葉を広めていただける企業や組織や個人の皆様に業務提携をご提案させていただきたいと思います」。「一緒に活動していただけるならば、前向きにご検討させていただければと思います」と書いている。

言葉は謙虚だが、そこに美しい日本語「ありがとう」にある無益の精神や反対給付を求めない心を感じることはできない。

この会社に連絡をして使用許可を求めれば、快諾してくれる可能性はあるが、「ありがとう」を表現するたびに、なぜ山形の印刷会社にお伺いを立てなければいけないのかが理解できない。

「ありがとう」を利用して業務提携を計る会社との付き合いも疑問である。まして私たちの活動を、山形の印刷屋に検討してもらう必要はないと思うのである。

自分が創造した言葉ではないのに、「『ありがとう』という言葉を広めていただけるなら」という表現そのものが国辱的ないい方だと思える。

利権主義者はともかく、我々日本人は「ありがとう」を日常語として話してきた。「ありがとう」は、日本人が千数百年の歴史の中で慈しみ育ててきた言葉だ。

「ありがとう」は、形容詞「有り難し」の連用形「有り難く」がウ音便化して「ありがとう」となった。本来の意味は「有ることが難しい」で、「滅多に無い」や「珍しく貴重である」という意味であった。中世になると、仏の慈悲などの貴重で得難いものを自分は得ているという意味から、宗教的な感謝の気持ちを表すようになった。
(語源由来辞典)

「ありがとう」には、日本文化の歴史がある。そこに、日本人が慈しみ育ててきた日本の心や智慧がある。

「ありがとう」の商標登録はおかしいなものだ。中国では、「青森」や「つがる」などが商標登録され、本家の青森リンゴ生産者が中国で積極的に活動できない状態になっている。

山形在住の方には迷惑な話しかも知れないが、そこにある思想は、中国の金儲け利権主義者の商標登録と同じレベルであると思う。

「ありがとうのはがきを出そう」の商標登録をした理由

いくらワメイても商標登録されてしまったら、法的には商標登録申請者の勝ちである。被告となり商標法違反で裁判で争い、マスコミがこの事件を書き立てれば、商標申請者はこの権利を投げ出すかもしれない。社会的信用をこの会社は失うからである。

レベルは違うが歴史の中で、そのような事例を見ることが出来る。2003年だったと思うが、阪神タイガースが優勝をした。そのとき、「阪神優勝」というTシャツを球団が制作しようとした。が、それは商標登録されていたという事件があった。マスコミがその記事を書いた結果、球団に「阪神優勝」の商標登録が譲渡されたと記憶している。

社会に貢献することをしなければ、組織は成長しない。同時に、コンプライアンスを厳守していかなければならない。

チーム3ミニッツは、この問題に対してどのように対応したのかと言えば、私たちも登録商標を取得したのである。弊社の特許事務所と相談し、「ありがとうのはがきを出そう」という商標を申請してもらった。

山形の会社は、4年かかって「ありがとう」の商標を取得したが、弊社は弁理士と話し合い、いかに申請を通すかを考えた。結果、6ヶ月後に特許庁から商標登録証が送られてきた。山形の弁理士との力の差がここにある。

この書類を見て一応安堵はしたが、「ありがとう」に関連する特許がこんなに簡単にとれる社会はおかしいと思う。特許庁の審査官は何を基準としてこれらの書類をあげているのか理解が出来ない。

とはいえ、この登録証書を手に入れたことで、チーム3ミニッツは活動が再会出来るようになった。


チーム3ミニッツのありがとう商標は誰でも自由に使えます。

チーム3ミニッツが保有している商標は、「ありがとうのはがきを出そう」である。

この商標をとるために、数十万円の金が動いた。しかし、その言葉を我々は独占しようと考えてはいない。商標登録をした目的は、誰でも自由にこの言葉を使えるようにしたいからである。

だから、この商標登録を誰が使おうと、私たちは商標法に違反していますよとか、業務提携を求めたりは絶対にしない。それが、「ありがとう」の活動をする基本である。

弁理士からのアドバイスもあり、チーム3ミニッツはありがとうのはがきの販売を自粛してきた。それは、チーム3ミニッツの活動だけでなく財務にまで影響した。しかし、これからは社会の中で堂々と「ありがとう」を育んでいくことができるようになった。

「ありがとう」の商標登録を知ってから、チーム3ミニッツでは、ありがとうのはがきを実質的に販売してこなかったと書いた。ありがとうのはがきの購入を希望する方たちに無償で配っていたのである。

販売などをすれば、山形の会社が何を言ってくるか分からなかったし、売上げを要求されるリスクがあったからだ。これでも商標法的に問題はあるが、あえて無償で配布をした。

あえてそれを実行したのは、印刷会社からクレームが来た時が、社会に大きくアピールするチャンスだと考えていたからだ。いまのところその企業からの連絡は無い。

とはいえ、ありがとうのはがきは少しずつだが、チーム3ミニッツの名とともに、社会に浸透し始めている。

どの時代にあっても、「ありがとう」は美しく慈悲ある言葉である。
その美しい日本語を誰も独占してはならない。
Posted by チーム3ミニッツ at 23:46 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(1)
『君に贈る最後の手紙』 [2009年01月29日(Thu)]


『君に贈る最後の手紙』という本が、本日1月29日に発売される。
http://www.njg.co.jp/letter/letter_top.html

ある日、日本実業出版社の大西さんからこんなメールが届いた。

「弊社では今月末、『君に贈る最後の手紙』という本を刊行いたします。そのコンセプトが、空真さんの代表作『人生最高のラブレター』と似ていることからご案内させていただきたくメールいたしました」

この本は、ベストセラー『小さいことにくよくよするな!』の著者であるリチャード・カールソンが書いたもので、「もし生きられるのがあと1時間だとしたら、だれに電話をするか? なにを話すか? なぜ今そうしないのか?」と自問し、最後に妻に話したいことを綴った本だ。

カールソンは、この手紙を書いた数年後に、飛行機の中でエコノミー症候群にかかり45年の生涯を終えている。

大西さんからこの本のパイロット版をお送りいただいたが、そこには私が忘れ始めていた多くの世界が広がっていた。

ーーーーーーーーーーーーーー

「もし人生があと1時間だとしたら、誰になにを伝えるか?」

人生半ばに達し、こう自問した夫は、最愛の妻に最後に伝えたい思いを手紙に綴り、18回目の結婚記念日にプレゼントする。

手紙には、死を意識してこみ上げる最良のパートナーへの感謝や自分の愚かな行いへの悔い、もう一度人生を送れるならきっとこうする、という願いが切々と綴られる。

3年後、夫はとつぜん45歳の若さでこの世を去った。1本の電話をかける間もなく・・・

しかし、彼の贈った手紙のおかげで最後の瞬間に伝えたかった思いは家族に届いていた。

ーーーーーーーーーーーーーー

これを読んだ私は、大西さんにこの本から抜粋する形で、「地球があと1ヶ月で消滅するとしたら」というテーマで、アンケートをとってみたいと連絡した。

それは、カールソンの問いに答えることでもあるし、もっと多くの人の思いを知ってみたいという気持ちだった。そして、それをまとめることが、「ありがとうのはがき」を展開するチーム3ミニッツの役割でもあると思った。

ーーーーーーーーーーーーーー

Q1 地球があと1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか?

Q2  地球があと1時間で消滅するとしたら、人生の中で一番楽しかったことは
    何ですか。やり残したことは何ですか?

Q3 地球があと1時間で消滅するとしたら、最後に誰と何をしたいですか?

Q4  最後の質問です。あなたはなぜ今それをしないのですか?


ーーーーーーーーーーーーーー

最初に、30名の方にこのアンケートを送ってみた。今日現在15名から回答が届いている。その中に心温まる答えがあった。

Q1 地球があと1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか?

Aさん 1ヶ月で消滅するとはいえ、消滅しないように最大限の努力をする。

Bさん 私は消滅させない方法を考えます。3歳の子供がいるのですが、これまでの環境問題などの現状にした原因は、私たちの世代にも十分問題があるので、可能性がある限り考えたいと思います。

AさんBさんも20代の若者である。私はこの質問に、自己中心的な回答をしていた。彼らに脱帽するしかない。

年代により回答が異なるのはいうまでもないが、どんな時でもグローバルな視点を持つことの大切さを、彼らに教えてもらった。

Cさんは
「仕事・結婚・出産・離婚・再婚と、全ての人が経験することができない様々な思いを味わってきました。最後の1時間にしたいことは、今の主人と前夫との間の愛息と愛娘です。許されるなら4人と過ごしたいですが、息子と娘にとっては、私たちといることと、前夫といることに悩むでしょうから、 あえて一緒にいたいとは言わないと思います」
と回答をくれた。

チーム3ミニッツでは、このアンケートに誰でも参加できるように、この質問をホームページにアップした。皆さんもこのアンケートに参加してほしいと願っている。
 http://t3m.jp/enq.html

これに参加しづらかったら、カールソンの『君に贈る最後の手紙』を読めば、心の中に回答が出てくるはずだ。そこにあなたの人生がある。

皆さんのご意見をまとめながら、私は『人生最高のラブレター』の続編として、『もし地球が1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか』の原稿を、チーム3ミニッツの仲間と書くことを約束をしている。

『君に贈る最後の手紙』 アマゾン http://tinyurl.com/bkfh7u 

アンケート 「地球があと1ヶ月で消滅するとしたら、あなたは何をしますか」 http://t3m.jp/enq.html
「卒業生のためのありがとうのはがき」と魔法の言葉 [2009年01月29日(Thu)]
「卒業生のためのありがとうのはがき」と魔法の言葉


チーム3ミニッツでは、卒業式を前に「卒業生のためのありがとうのはがき」を全国の学校に無償で贈っている。
http://t3m.jp/sotsugyo/sotsugyo.html

今年は、2万5千枚を用意した。このはがきは、チーム3ミニッツが販売している「ありがとうのはがき」でもある。

このパブリシティは、読売新聞や地元紙・神戸新聞などに掲載されている。北海道ではFM北海道がオンエ−をしてくれた。

昨年は、電話やファックス、郵送でも受付をしたが、今年はホームページからの申し込みだけにしている。

昨年「卒業生のためのありがとうのはがき」の申し込み時に事件があったので、今年はこんな形になっている。

「卒業生のためのありがとうのはがき」は、性善説でなければ進行しない。だから、申し込む人も「子供たちに『ありがとう』の大切さを伝えたいのです」とか「ありがとうのはがきを子供たちが書くことで、優しい子供になってほしいのです」などと書いたファックスを送ってくる。

チーム3ミニッツのスタッフは、それに答えようと荷造りをして配送する。

しかし昨年、「はがきが届きました。ありがとうございました」と連絡をしてきたのは1人しかいなかった。

配送が終わってから2週間3週間たち、卒業式が終わっても、他の人はありがとうのはがきを受け取ったら最後、何の連絡もしてこないのである。

学校にありがとうのはがきが本当に届いたのかの確認もできない。申込人に連絡をすれば把握できるだろうが、私はそれを禁じた。

するとスタッフから多くの不満が出てきた。「売り物をタダで受け取っている可能性が大だから、電話をして確認をするべきだ」「こちらが一生懸命作業して発送したのに、何の連絡もないのは失礼すぎる」という声である。

スタッフの言葉は間違っていない。しかし、そこにあるのは、感謝されることを前提とした会話である。

この事態を納めなければ、他者の無責任な行動でチーム3ミニッツの活動が前向きに進んでいかなくなる。そこでスタッフに、こんな言葉をいってみた。

「『もらってくれてありがとう』という感謝の気持ちを持とうよ」

その瞬間、彼らの顔から微笑みが生まれた。

それから、「もらってくれてありがとう」がチーム3ミニッツの合い言葉になった。
何か問題がおきたとき、「○○してくれてありがとう」の会話が自然に生まれるようになった。

「もらってくれてありがとう」は、人を幸せにする魔法の言葉である。

「卒業生のためのありがとうのはがき」お申し込みページ
  http://t3m.jp/sotsugyo/sotsugyo.html
Posted by チーム3ミニッツ at 05:28 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
バングラディッシ・au・世界青年の船とありがとうのはがき [2009年01月14日(Wed)]

=====================================================
@「バングラディッシュ」からの「ありがとうのメッセージ」
A「au by KDDI」と「ありがとうのはがき」
B「世界青年の船」と「ありがとうのはがき」
=====================================================

@ バングラディッシュからの「ありがとうのメッセージ」

旅写真家・三井昌史さんの写真は、チーム3ミニッツの「ありがとうのはがき」になっています。

三井さんは、12月5日からタイ経由でカンボジアには入り、その後、インドなどをバイクで
走りながら旅の写真を撮り続けています。

三井さんはいま、バングラディッシュに入っていますが、イスラムの小学校で撮影した子供た
ちの「ありがとうの写真」を送ってくれました。



    ・・・・・・・・・・・ 三井さんからのメール ・・・・・・・・・・・

バングラデシュでの旅は非常に充実したものになっています。もう4度目の訪問ですが、い
くらでも新鮮な驚きがあるのです。とにかく人口が多いので、いつも人と人とがぶつかり合
っていて、猥雑なエネルギーに満ちています。いかにもアジアらしい国だと言えます。

先日、イスラムの小学校を訪れたときに、「ありがとう」の写真を撮ってきました。

生徒たちがノート代わりに使っているミニ黒板に、ベンガル語で「ありがとう」を意味する
「ドンノバッド」と、英語で「Thank you」と書いてもらいました。

このイスラム学校では、ベンガル語と共に英語とアラビア語も教えているというのですが、
実際には英語はひたすら「A B C」を復唱するばかりで、とても実践的な教育とは言えません。
そもそも教える側の先生ですら「Thank you」の正しい綴りを知らないという有様なのです。

問題はたくさんあるにせよ、子供たちは楽しそうに学校に通っています。実社会で役に立つ
か立たないかはともかく、「子供は学校へ行く」という先進国では当たり前の習慣が、よう
やく定着しつつあるのです。

識字率が50%を超えたか超えないか、というバングラデシュでは、本格的な学校教育はま
だ始まったばかりなのです。

それでは、また。

三井さんの旅WEB → http://www.tabisora.com/


A 「au by KDDI」と「ありがとうのはがき」

昨年のクリスマス前に、大阪・心斎橋で携帯会社[au]のイベントが開かれました。そのイベントは
auユーザーの20歳前後の若者を対象に開かれました。

そこに約500人の若者が集ったのですが、ファッションショーやアーティストたちが参加した
パワーあるイベントでした。

チーム3ミニッツの「ありがとうのはがき」は、このイベントに協賛いたしました。

参加者に、「ありがとうのはがき」を配り、「あなたの一番大切な人」に「ありがとう」を書い
て出してほしい、そして、「一番大切な人と楽しいお正月を過ごしてくださいね」とアピールし
ました。

会場の若ものたちは、チーム3ミニッツからの説明を、素直に聞いてくれたのには驚きましたが、
そんな若者たちから、「はがき、ありがとう」といわれると、ますます頑張らなければと思った
のです。

このイベント情報は、時間がたちウエッブから消えていますが、本年も、このようなコラボレ
ーションが継続されます。

au関西WEB → http://www.au.kddi.com/chiiki/kansai/


B 「世界青年の船」と「ありがとうのはがき」

内閣府が主催する「世界青年の船」をご存じでしょうか。

内閣府資料はこう書いています。

「世界青年の船」の目的は、日本と世界各国の青年が、「世界青年の船」に乗船して、世界
的視点に立った共通の課題の研究・討論を行うなど各種の多国間交流活動を行うものである。
「世界青年の船での共同生活・活動」という具体的かつ実践的な経験の場を提供することを
通じ、世界中の青年同士の@人的ネットワークの構築、A共同活動を促進するなど、人材育
成という観点から目に見える形での国際貢献に寄与することを目指すものである。

今年は1月23日に日本を出航し、ニュージーランド、トンガ王国、バヌアツ(給油のみ)を
巡航し、3月3日に帰港します。

40日間にわたるこの国際交流プログラムに、日本の若者が109人、海外から140人が参加します。

海外の参加者は、カナダ、エジプト・アラブ共和国、フィジー諸島共和国、モーリシャス共
和国、ニュージーランド、ノルウェー王国、ペルー共和国、トンガ王国、アラブ首長国連邦、
バヌアツ共和国、ベネズエラ・ボリバル共和国、イエメン共和国と多彩です。

この船に、瀬尾由美子さんが乗船します。ある日、由美子さんから「日本のありがとう」を
世界に伝えたいので、「ありがとうのはがき」を購入したいと連絡がありました。

世界の青年たちに「日本のありがとう」を伝えることを由美子さんは乗船テーマにしている
と聞き、私たちは由美子さんのバックアップをすることにいたしました。

1月23日に由美子さんは航海に出ますが、そのレポートを帰国後にいただくことになっています。

由美子さん、楽しみに待っています。

世界青年の船 → http://www8.cao.go.jp/youth/kouryu/data/swy.html

Posted by チーム3ミニッツ at 18:35 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「人を幸せにする会社」って、どんな会社なんだろう [2009年01月12日(Mon)]

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@「人を幸せにする会社」って、どんな会社なんだろう
A 離職率を知ることで、「人を幸せにする会社」を知ることも出来る
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@ 「人を幸せにする会社」って、どんな会社なんだろう

1月8日、東京の明治大学商学部で、「人を幸せにする会社」という特別授業があった。これは、久米信行氏の「ベンチャー企業論」講座の中で開かれた。
https://blog.canpan.info/meiji_venture/

特別講師は、日本で一番売れている会計書「会計のことが面白いほどわかる本」の著者、公認会計士の天野敦之氏である。

天野氏の新本「君を幸せにする会社」は、フィクション、つまり小説だが、このテーマが静かな論争を呼んでいる。
http://tinyurl.com/6xe3y9

天野氏はメルマガにこう書いている。
..............................................

拙著『君を幸せにする会社』は、「ビジネスと幸せ」をテーマにした本ですが
このような主張は、どうしても

「ビジネスで人の幸せなんて何甘いことを言っているんだ。
ビジネスは勝つか負けるか、いかに敵を倒すかだ」

というご意見と

「人の幸せを実現するためには、利益を追いかけていてはダメだ。
利益追求は汚らわしいことだから、禁欲と自己犠牲の精神で取り組むべきだ」

というご意見の、両方からの攻撃に遭うという構図になりがちです。

しかし私は、自分の幸せと相手の幸せを追求することこそが
会社の永続的な利益に結びつくと信じています。
...............................................

この両極の意見は、混沌とした社会の中でどちらも正論といえる部分がある。

講義の数日前に、天野氏は「9つの『人を幸せにする経営者とは』」との質問を久米氏に投げかけた。

それは、久米氏のメルマガ「縁尋奇妙」に転載され、日本実業出版社が運営する「経営者ブログ」で論争を呼ぶことになる。
http://gate.keikai.topblog.jp/

経営者の答えが、両極に分かれたからだ。

私は「9つの質問」に答え久米氏に送った。それは、私のブログにも掲載している。
https://blog.canpan.info/t3mg/archive/97

いまそれを読み返してみても、その答えに新しい発想のものはひとつもない。昔から考えている私の意見を書いているのにすぎないことがよく分かる。

しかし、答えを書いてよく分かったことは、このような質問をするとき共通分母の定義をしないと、論争が混沌としていくことだ。

天野氏は、外資系証券会社に勤務していたとき、同僚が鬱になったり、自殺をしていくのをみて、幸せな会社とは何かと考え始めたという。天野氏の新本「人が幸せになる会社」の発想の原点がそこにある。

私は天野氏のその著作を読んでいたが、その出発点となるバックグラウンドを知ったとき、なるほどこういうことだったのかと理解をした。

しかし、それを知らない人たちは、天野氏の「人を幸せにする会社」の概念に反発をする人も多い。これは当然のことである。金融不安の時代に、倒産から回避する努力を日々している経営者はそれどころでないからだ。そんな美しい言葉をいう前に、会社を持続していくことが、社員の幸せを維持する最も重要なことだからだ。だから1円でも多く利益をあげたいと思う。

この論争は、天野氏の著作がフィクションであるから激しくなっていく。この本が、ノン・フィクションで実在する会社を書いていたら、こんな論争は起こらないのである。

天野さんの出版パーティでは、私が乾杯の音頭をとらせていただいたが、講座の主「考えすぎて動けない人のための『すぐやる」技術」の久米信行さん、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の山田真哉さん、「魔法の質問」のマツダミヒロさん、「会計のトリセツ」の望月実さん、ホスピタルクラウンとして闘病中の子供たちをケアする大棟耕介さん、フリーアナウンサーの倉島麻帆さん、しあわせデザイン研究所の馬渕裕嘉志さん、「地球探検隊」の中村隊長、マジシャンのアレスさん、J−WAVEコメンテーターの島田昭彦さんなど日本を代表するオピニオンリーダーたちがこの会に集った。

しかし、どんなに豪華なメンバーが集おうが、「人を幸せにする会社」の答えは星の数ほど正解がある。



A 離職率を知ることで、「人を幸せにする会社」を知ることも出来る


Aという会社が大阪にある。従業員は248名。資本金は、約5億円である。

この会社に現社長が就任したとき、「我が社には、大企業のような福利厚生はない。給料も高くない。ただ私が社長になったからには、年間最低2.5ヶ月の賞与を出すことだけは約束する」と社員に宣言したそうだ。

この会社には、特徴的な福利厚生制度がある。社員に年間有給休暇が支給されるが、2年間でそれを消化しないと無効となる。

しかし、長年勤めた社員が、病気や事故で長期休暇を取らざるをえないとき、それまで無効だった有給休暇がすべて復活する。だから、この会社に勤務する人は、何かあったとき、復活した有給休暇をすべて使うことができる。人によっては、6ヶ月以上の有給休暇を使うことができるから、安心して病気などの治療に専念できる。体調を戻したら、会社に復帰することも容易になる。

この会社の業績は順調だが、社員の離職率が数%しかないという。この数字は驚異的だ。ここの社員はやめることをしない。退職直前の社員も、有給休暇を消化することをしないという。そこにあるバックグラウンドに、皆この会社が好きという共通点がある。

日本を代表する優良企業には、離職者が多いという悩みがある。某一流企業においては、新入社員の離職率は50%である。それをいかに食い止めるかが、会社の重要な仕事にもなっている。

外資系の証券会社に勤めている人たちには、一般のサラリーマン年収の数年分を1年で稼ぐ人が多くいる。しかし、鬱になったり、自殺をする人が多いというのも事実である。その職場の離職率が異常に高いことはいうまでもない。

具体的に「人を幸せにする会社」を知りたければ、離職率が低い会社の経営者と会うことが一番だともいえる。大企業より給料が安くても、会社や仕事に誇りを持っている人たちが、世の中に多くいる。そこに、社員が幸せになるシステムが必ずある。

そこに佇むことで、「人を愛し、会社を愛し、社会に貢献する」幸せマネージメントが見えてくる。

..........................................
チーム3ミニッツは、全国の子供たちに「ありがとうのはがき」を配布するNGOです。
http://t3m.jp 
...........................................

Posted by チーム3ミニッツ at 17:19 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
人を幸せにする会社 [2009年01月12日(Mon)]
1月8日に、明大で「人を幸せにする会社」という講座が開かれた。

その特別講師の天野敦之さんから、「9つの幸せな経営者の質問」が寄せられた。

その答えを書いたので、ここに掲載している。


..........................................

1. 経営者の立場で、「人を幸せにする会社」を創るために必要な条件は何でしょうか。

会社の社会的な「役割」を明確にしてプロデュースを行い、正当な利益を確保していくのが「人を幸せにする会社」の経営者だと思います。

「空不異色」(くうふいしき)= あなたの存在はかけがいのないもの 


2.学生や若手社員が、「人を幸せにする仕事」を実現するために必要な条件は何でしょうか。

会社の中での個々の「役割」と、社会の中での会社の「役割」を、「身の丈」で伝え創造していくプロデューサーの存在が重要だと思います。

「結果自然成」(けっかじねんなる) = 流れの中で自分を磨く


3.私自身は、金融機関で自分も含め多くの人が疲弊していく姿をみて、人を幸せにする価値を生み出さなければビジネスをする意味がないのではということに気付きましたが、久米さんがそのような、社員やお客様の幸せが大切だと気付かれたきっかけは何でしょうか?

身内の不幸に直面したとき、そのときに「幸せ」のありがたさを知りました。

「本来無一物」(ほんらいむいちもつ)= 誰もが持つ純粋な気持ち 


4.日本では三方良しのように、昔から社員を大切にしお客様を大切にし世の中のためになることをするという考え方がありました。こうした考え方が蔑ろにされてしまった原因は何だと思われますか?

戦後の社会やマスコミ(出版界も含む)が、文化をおろそかにしたツケがいまの時代に跳ね返って来たのだと思います。文化が無いところに、品格は生まれないのです。

「花鳥風月宿」(かちょうふうげつやどる)
          =自然の美しさは、人の心を映し出す 


5.私は、人を幸せにする価値を生み出すからこそ、会社は利益を得られると考えていますが、世の中には、人の幸せを考えるよりも目先の利益、という会社が多いのが現実です。そうした会社が、今回の金融危機で行き詰まることによって、人を幸せにする価値を創造することの大切さに気づく人が増えると思っていますが、この幸せと利益の関係について、ご意見を聞かせてください。

会社が社会に貢献しなければ利益は生まれない。これは当然のことです。
利益については、量から質が重要な時代に移行してきたのでしょう。
それは、皆で笑える社会を作ることにつながっていくのでしょう。

しかし、「幸せ」という言葉は、「環境問題」と同様に、それをいうことで、社会からの反発がないので、品格のない人たちが安易に使う時代がまもなくやってくるでしょう。

「幸せ」とは、質を維持または高揚させるプロデューサーの品格により、上下
左右するやっかいな代物なのです。

看看(みよみよ)= 「手」と「目」が合わさった言葉「看」
            手をかざして見る しっかり見る 心の中の宝物


6.社員の幸せやお客様の幸せが大切だとわかっていても、これだけ経済が悪化してくると、そんな悠長なことは言っていられないという会社も多くなると思います。私はこんなときだからこそ、従来の考え方を転換させなければならないと思いますが、この点についてどう思われますか?

社会の中での自分の「役割」を理解する人が多くなれば、「品格」が育まれ、徐々にその考えが浸透していくでしょう。

「一二三」(いちにさん)= 当たり前のことが一番大切  


7.現代の社会では、人の幸せを考える余裕を与えず、奪い合いや競争を促進するような様々な仕組みや雰囲気がありますが、そうしたなかで自分の信念を貫くにはどうしたらいいでしょうか。

信念とは「今の心を信じる」と書くように、自分自身の「役割」をプロデュースする能力を身につけることだと思います。つまり、自分の「役割」を「持続」する「心」です。

「元気」(げんき)= すべてを超越する力  


8.「人を幸せにする会社」では、初めは出来ない社員だったプー太が、家事の現場で大活躍し、適性を見出されて仕事でも活躍するようになりました。私はすべての人が適材であり、適所を見つけてあげれば誰でも輝けると思っていますが、どうすれば人の適所を見つけることができるでしょうか

世俗から離れた僧侶の立場ならその答えはいえます。ずばり「無二的人間形成」です。

娑婆にいる人間として答えるならば、社員の考える適材適所と、経営者のそれは異なっています。

私はいますべての人にこの質問が当てはまると考えていません。企業を持続するには、利益を上げていかなければならない、という宿命があるからです。そのバランスをより知れば、娑婆での答えが見えてくるのかしれませんがよう分かりません。

企業は、自社にメリットある優秀な人材を採用します。不採用の人も出ます。不採用の段階で、「適所を見つけてあげれば誰でも輝けると思っています」と矛盾します。

企業は、「役割」(人事異動)を与えることで、その特性を見極めていくのですが、適材適所と人事配置の定数が一致しないことも多々あるでしょう。これも質問と矛盾します。

質問の答えの概略が上記ですが、そんな質問を孤独な経営者にしてはいかんと思います。

この質問は、環境問題をアピールするプリウスを売るトヨタに、F1は環境問題に反しているのではというのと同じだと思います。

この質問は、僧侶にするもので、経営者にするものではないと思います。

少しとんがった答えを書きましたが、私のいいたいことは、「幸せ」は、その人が「好い湯加減」のお風呂に入っているときに感じるものであるということです。

「幸せを日々追求」するのではなく、「幸せ」を「好い加減」で考える習慣をつけることが大切であると思います。

経営者は、社員の幸せを持続させる「役割」を持っている。これが「好い加減」になったとき、「人を幸せにする会社」の経営者が輝くときと思うのです。

行雲流水(こううんりゅうすい) = とらわれることのない心 執着しない心


9.私は、仕事とは人を幸せにすることだと思っており、誰でも人を幸せにする力を持っていると思います。その力を開花させるにはどうしたらいいでしょうか。

「福祉」とは、「皆が幸せになること」と辞書に書いてあります。ですから、自分の「役割」を知り、「身の丈」で仕事をしていくことが「福祉」そのものなのだと考えています。自分も周りも一緒に「幸せ」になること、それが「福祉」の真の意味なのですから、それを大切にしていきたいと思っています。

「阿吽」(あうん)= 切っても切れない通じ合う心  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうやって書いてみると、「役割」という言葉がたくさん出てきました。

きっと「人を幸せにする会社」は、皆がそれぞれの「役割」を「好い加減」に大切にしている会社なのだと思います。

「阿呵呵」(あかか)= 笑うことは幸せの始まり 



Posted by チーム3ミニッツ at 14:42 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
チーム3ミニッツから感謝を込めて [2008年12月19日(Fri)]
 チーム3ミニッツから感謝を込めて  本年はありがとうございました。

チーム3ミニッツは本年1月からスタートいたしました。初年度は、チーム3ミニッツのブランディングの確立を中心に実務を行って参りました。

その結果はまだまだといえますが、社会に「チーム3ミニッツとはなにか」が徐々に伝わってきたように思います。

新年を迎え、チーム3ミニッツの表現(インテリア)を明確にしようと、来年用のホームページを作成しています。

チーム3ミニッツは環境循環型組織を目指し来年度は活動をします。その方向性を示す来年度用のホームページをオープンしておりますので、ご笑覧いただければ幸いです。
http://t3m.jp/


A 「卒業生のためのありがとうのはがき」お申し込みページをオープンしました。
http://t3m.jp/sotsugyo/sotsugyo.html

全国の幼稚園、小・中学校、高等学校の卒業生に「ありがとうのはがき」を贈っています。


B 「寄付金つきありがとうのはがき」で、三井昌志さんと年賀状のお申し込みページをオープンしました。http://t3m.jp/earth/thanks-hagaki.html

「寄付金付ありがとうのはがき」を購入するたびに、日本の「グリーン電力」とアフリカ・ウガンダにある「元・子ども兵のための社会復帰施設」に、あなたの善意としてはがき1通に付き10円が寄付されます。


C 「オリジナルのはがきをつくろう」お申し込みページをオープンしました。
http://t3m.jp/hagaki_make.html

100枚から1000枚まで、ご希望の枚数の「オリジナルありがとうのはがき」を制作できるようにいたしました。

宛名面(表)1色刷、(裏)4色刷りカラー 紙・アートポスト220kg。宛名面には、チーム3ミニッツのロゴが入ります。宛名面下段に、個人名・貴社名を入れることで、チーム3ミニッツの「ありがとう運動」に寄与をした企業として広報されます。


D 「ありがとう記者になろう」のページをオープンしました。
http://t3m.jp/sanka-member.html

今までのメンバー(個人)制度を見直し、「ありがとう記者」の登録に変更しました。今年登録したメンバー会員は、「ありがとう記者」に来年度も無償で登録させていただきます。


E 「企業の皆様へ」の登録内容が変わりました。http://t3m.jp/sponsor.html

企業向けのパートナーシップは料金は変わりませんが、ありがとうのはがきの制作枚数を変更いたしました。今年の形ですと、赤字が出てしまいますので、変更させていただきました。


F 12月初頭にアップした「チーム3ミニッツの環境循環型WEBSHOP」の変更はありませんが、来年度初頭に、バージョンアップした詳細をお知らせいたします。
http://t3m.jp/shopping.html


G チーム3ミニッツの事務所が移転いたします。
事務所が手狭になってきましたので、チーム3ミニッツの事務所を移転することにいたしました。新住所などは、後日ご報告させていただきます。


チーム3ミニッツは1月10日から、来年度の活動をスタートいたしますので、よろしくお願いいたします。

年末になり、皆様ご多忙と思います。来年度も、チーム3ミニッツをよろしくお願いいたします。

皆様、よい新年をお迎えください。


太田空真 チーム3ミニッツ
http://t3m.jp

Posted by チーム3ミニッツ at 23:22 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「コンドーム付きありがとうのはがき」について [2008年11月25日(Tue)]
チーム3ミニッツ 生活デザイン研究所 ニューズレター
..........................................................................................................................
 @ 産学民(企業 NPO 大学生)のコラボレーションで展開する
      「コンドーム付きありがとうのはがき」
      <日本は、先進国の中で唯一エイズが増加している国> 
   A 明治大学商学部 廣瀬勝也くんが
        「コンドーム付きありがとうのはがき」にWEBで参加
............................................................................................................................
@ 企業、NPO、大学生のコラボレーションで展開する
         「コンドーム付きありがとうのはがき」

  <日本は、先進国の中で唯一エイズが増加している国>

チーム3ミニッツのエイズ・キャンペーンは、ジェクス(株)、NPOテラ・ルネサ
ンスとのコラボレーションからスタートしました。そしていま、明治大学商学部
廣瀬勝也くんが、若者を代表してこのプロジェクトに参加しています。

チーム3ミニッツとエイズの関係というと、「??」と思われる方が多いと思い
ます。しかし、これからの文章をお読みいただくことで、納得していただくこと
が出来ることと思います。

チーム3ミニッツは、NPOテラ・ルネッサンスが運営するウンガンダの元少年兵
社会復帰施設にいるエイズの元少年兵(少女兵)の支援をしています。

しかし、いまからお話しすることは、先進国のお話です。日本でエイズというと
薬害によりHIVになったというイメージが強いのですが、日本は、先進国の中で
エイズ患者が右肩あがりで増えている唯一の国なのです。

厚労省は「先進諸国が横ばいの中で日本のHIV感染率上昇は目立っており、啓発
が遅れている」と警戒しています。

厚生労働省・エイズ動向委員会は、11月に国内のHIV感染者が、7〜9月に
報告があった294人を足すと、1万人を超えたと発表しました。このうち、薬
害被害者を除く感染者は1万247人(男性8305人、女性1942人)。
03年1月以降の5年9カ月で5107人もの感染者が増加したことになります。

今回のチーム3ミニッツのエイズ・キャンペーンは、テラ・ルネサンスの理事
長、鬼丸昌也くんとの話から始まりました。そこで、ウガンダの元少年兵(少女
兵)のなかに、誘拐した組織の命令で強制的に結婚させられ、HIVに感染した若者
が多いと聞いたのです。

テラ・ルネッサンス http://www.terra-r.jp/

そこで、鬼丸くんと、支援方法を話し合っている中で、「コンドーム付きありが
とうのはがき」の企画が始まりました。この企画に協賛してくれたのが、コン
ドームのトップメーカのジェクス(株)でした。

この「コンドーム付きありがとうのはがき」を制作するには、ジェクス(株)の協
力がなければ実現しませんでした。そこに、衛生商品のコンプライアンスがあっ
たからです。

コンドームには、医療機器認証番号がついています。この認証番号だけでなく配
送時に破損させない包装強度や、同封しなければならない文書などの規則が細か
く定められています。

さらに、たとえ一個のコンドームを包装する時も、厚労省が認定した工場内でな
ければ、その作業をしてはいけないなど、細かな法的規制が多くあります。それ
をすべてクリアーにしてくれたのが、ジェクス(株)企画部の大津年弘さんでした。

ジェクス(株) http://www.jex-inc.co.jp/

皆さまのご協力で、今回の「コンドーム付きありがとうのはがき」が制作できた
のですが、そのサンプルを、チーム3ミニッツのパートナーに先行配布した時、
そこに、先進国の中で日本だけがエイズ患者が増えていく社会背景を見ることが
できました。

コンドームを使うことで、若者の心身を守ることができるのですが、それを語る
ことはタブーであるという意識が見えたのです。つまり、コンドームを語ること
は、社会的に反発を受けることだったのです。

…………………………………………………………………………………………
日本のSTD感染者は、ここ最近で急激に増加しています。中でも性器クラミジ
アは、日本において一番多い性感染症で、特に10代後半〜20代女性の感染者が高
い割合を示しており、10代においては、性経験を持つ十数人に一人が感染してい
るといわれています。

一般に女性の80%、男性の50%に自覚症状が現れないことから、知らないう
ちにパートナーに感染させていることもあります。また、性器クラミジアに感染
していると、HIVに感染する確率が3〜5倍も高くなるといわれています。

…………………………(ジェクスのホームページから)………………………

これらの知識を得る環境を、若者たちはあまり持っていないのは、事実といえま
しょう。しかし、近年、若者の性に対する判断力や自己決定能力の育成を支援す
る「思春期ピアカウンセリング」に取り組んでいる、看護学校の学生たちも多く
いるのです。20歳前後の彼女たちは、「性に悩んだり苦しんだりする、同年代
の若者を少しでも減らすために輪を広げたい」と活動をしています。

米沢・三友堂病院看護専門学校生の「思春期ピアカウンセリング」 
   http://yamagata-np.jp/news/200810/31/kj_2008103100503.php

若者たちがこんな活動を地道にしているのに、大人たちは、それを学ぶ機会を若
者たちに与えようとしない。それをタブー視することだけを続けているのでは、
日本にHIV患者が増えて当然です。そこに、先進国の中で日本だけがHIV患者が増
えていく社会背景があります。

チーム3ミニッツでは、「コンドーム付きありがとうのはがき」を制作すること
で、未来を築く若者たちに、エイズの知識を持つだけでなく、パートナーをより
大切にして欲しいと考えています。そこに真の「ありがとう」があります。

「コンドーム付きありがとうのはがき」を1枚買うたびに、テラ・ルネッサンス
の元少年兵・少女兵に100円が寄与されます。ウガンダで100円あれば、1
日の食事がまかなえる金額です。

チーム3ミニッツ コンドーム付きありがとうのはがき 
            http://www.t3m.jp/con_arigatou.html


A 明治大学商学部 廣瀬勝也くんが「コンドーム付きありがとうのはがき」に
  WEBで参加

明治大学商学部に「ベンチャー企業論」という講座があります。この講師を務め
ているのが、縁者の久米信行さんです。(久米さんの近著『考えすぎて動けない
人のための「すぐやる!技術」』は10万部を突破したそうです)

考えすぎて動けない人のための「すぐやる!技術」    
             http://www.amazon.co.jp/dp/4534044259/
明大講師・久米信行ブログ http://kume.keikai.topblog.jp/

この講座の受講生に、廣瀬勝也くんがいます。廣瀬くんは、この講座の中でブロ
グを制作していますが、このブログが大人気なのです。

日本財団が運営するCANPANブログの中で、廣瀬くんは、人気ランキング1位のブ
ログを展開しています。ブログのタイトルは、「20歳 広告を語る」。そこ
で、若者の目線で独自の広告批評をしているのですが、その記事は、テンポがよ
く軽快で、現代の広告を見る若者の視線がよく理解できます。

廣瀬勝也 CANPANブログランキング1位 「二十歳 広告を語る」
            https://blog.canpan.info/creative/

そんな人気ブロガーの廣瀬くんが、「コンドーム付きありがとうのはがき」に参
画することになりました。彼が、どのようなスタイルで、このありがとうのはが
きをWEB上で展開するのか楽しみです。

先日、大学の講座の中で、廣瀬くんがこの「コンドーム付きありがとうのはが
き」のプレゼンをしたところ、女子学生たちは、そんなはがきをもらったら
「ひくー」と反発したそうです。その壁をどう乗り越えていくか、WEBでどんな
展開していくのか楽しみです。

東京の女子大生は、「コンドーム付きありがとうのはがき」に「ひくー」と反応
しましたが、「思春期ピアカウンセリング」に取り組んでいる、同年代の看護学
生たちがどのような反応をするのか、廣瀬くんに連絡先を教えて聞いて欲しいと
も思っています。

高知女子大学 思春期の性に関するピアカウンセラー・セミナー
          http://www.kochi-wu.ac.jp/~kango/s-pia.htm

廣瀬くんが、「コンドーム付きありがとうのはがき」のプロジェクトに参加する
ことは、「思春期ピアカウンセリング」の立場から見ても意味あることといえま
す。彼もブログに書いていましたが、若者にアピールするには、若者自身が舞台
をつくるのが一番だからです。

また、廣瀬くんのWEBでは、「コンドーム付きありがとうのはがき」の販売もし
ています。そこでお買い物をしていただくと、廣瀬くんに手数料が入ることにな
っています。このお金で、廣瀬くんと食事をすることになっているのですが、は
がきをお買い上げになるときは、彼のWEBからお申し込みいただければ、彼の励み
になると思いますのでよろしくお願いいたします。

廣瀬くんのWEBで、イメージキャラクターをかってくれた明治大学政経学部の
柳瀬優希さんにも感謝します。

廣瀬勝也WEB 愛を感じるサプライズ 女子大生が薦めるクリスマスデートプラン
http://xmas.surprisee.org

チーム3ミニッツが展開する「コンドーム付きありがとうのはがき」は決して特
殊なものではありません。

これを特殊なものとお考えになっているあなたにはぜひ、20歳前後の若者たち
が活動している「思春期ピアカウンセリング」をご理解していただきたいと思い
ます。

思春期ピアカウンセリングについて (チーム3ミニッツ・ブログ)
      https://blog.canpan.info/t3mg/archive/94

そんなことを大人たちが知ることから、エイズの知識が社会に広まっていくこと
と思います。それが、先進国に中でエイズ患者が増加している唯一の国・日本に
貢献することだと考えています。そこに私たちが考えている、大きな「ありがと
う」の世界があると信じています。

廣瀬勝也WEB 愛を感じるサプライズ 女子大生が薦めるクリスマスデートプラン
   http://xmas.surprisee.org
チーム3ミニッツ コンドーム付きありがとうのはがき 
        http://www.t3m.jp/con_arigatou.html
チーム3ミニッツ http://www.t3m.jp

Posted by チーム3ミニッツ at 15:51 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
思春期ピアカウンセリング [2008年11月24日(Mon)]
思春期ピアカウンセリング

日本は世界の先進国に中で、HIV患者が右肩あがりに増えている唯一の国です。

ヨーロッパでは1970年代に、若者に性感染症や妊娠中絶が増えた時代がありました。そこで、行われたのが「ピアカウンセリング」でした。

「ピアカウンセリング」は、障害に悩む人を、同じ環境の障害者が同じ目線で手助けをすることを指します。

身体に障害を持つ人たちには、その施設などで、仲間同士で話し合ったりすることで「ピアカウンセリング」を自然に受けています。

「思春期ピアカウンセリング」は、若者たちに性の悩みを聞いたり、手助けをすることですが、大人による性教育ではなく、同世代の若者同士による正しい性の知識の伝達やサポートがこの活動の主軸となっています。

若者に、正しい性の知識を伝えることは、彼らの未来を明るいものにするだけでなく、彼らの心身を守る知恵の習得です。

1970年代のヨーロッパでは、若者の性感染症や妊娠中絶が増えた時代があると前記しました。

ヨーロッパでは、「思春期ピアカウンセリング」を志す若者を集め、その知識を地域のコミュニティで草の根的に伝えていきました。結果、若者の性感染症や人工中絶が減少したといいます。その後、ヨーロッパでは、HIV患者が増加しなくなりました。

日本で「思春期ピアカウンセリング」というと、「性のカウンセラー」的に見られる傾向がまだあります。性のタブーを前にして、「思春期ピアカウンセリング」の重要性が認知されにくい社会背景がそこにあります。

看護学校の学生や大学生の一部が、いま「思春期ピアカウンセリング」の活動をしていますが、まだまだその数が少ないといわれています。

各都道府県では、事業として「思春期ピアカウンセリング」の養成をしているところが多いのですが、育成した人材を行政が派遣することも多いと聞いています。ここにも、「思春期ピアカウンセリング」が普及しない要因があるように思います。

「思春期ピアカウンセリング」は、正しい性知識を持った若者が、身近なコミュニティで、同年配の若者と交流しながら知識を共有することが重要であるからです。

日本のHIV患者は、ここ5年9カ月で、感染者が5107人も増加し1万人を超えました。(薬害被害者を除く)2003年と比べると、HIV患者が倍増したことになります。これは、先進国の中で恥とされる数字です。

若者の体を守ることは、私たち大人の役割です。現代は、自己責任の時代といわれていますが、基礎知識がなければ自己責任をとることさえできません。だから、私たちは「思春期ピアカウンセリング」を行う若者を、陰で支える存在にならなくてはなりません。

私たちは、HIVなんか関係ないと思っています。それは、一部の人のことだと考えています。日本の25歳以下の漁業従事者は約5000人ですが、その倍の1万人がHIV患者だと知ったら他人事とはいえません。

その数字の中に、あなたやあなたの子どもが入らない、と断言することは誰にもできません。
HIVの正しい知識を知ることで、多くの人が幸せになれます。「思春期ピアカウンセリング」を行う若者を、本物の「ありがとう」を伝える人だと私は思っています。

米沢・三友堂病院看護専門学校生の「思春期ピアカウンセリング」 
   http://yamagata-np.jp/news/200810/31/kj_2008103100503.php

思春期ピアカウンセンリング情報
   http://tinyurl.com/5rstoa

Posted by チーム3ミニッツ at 01:06 | チーム3ミニッツ | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(1)
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