DVの基礎を伝えるプレゼン資料、完成。 [2010年04月28日(Wed)]
昨日「昭和の記憶」のWEBサイト・リニューアルに取り組むチームが納品を完了したのに続き、今日は「全国女性シェルターネット」のプレゼンテーション資料を作成するチームが、最終のミーティングを行いました。
仕上がってきたプレゼンテーション資料をもとに、プロジェクトマネジャーの中田さんからプレゼンを行うと、シェルターネット側からは「流れがとってもよくなった」「私たちじゃ作れない、一般の人に分かりやすいものになったわね!」というコメントが。 DVに詳しい人でないと出てこないような、細かい表現・ニュアンスについては修正のコメントをいただきましたが、それらの修正はごくマイナーな点ばかり。 全体としてはOKをいただき、円満に打ち合わせを完了しました。 このプレゼンテーション資料は、今後、全国女性シェルターネットはもちろんですが、シェルターネットでつながる各地のDV民間シェルターに配布され、各地でDVに関する講習などが開かれたときに活用される予定です。 もちろん、パワーポイントなので、スライドを追加したり、表現を補足したり、カスタマイズは可能です。 でも、基本となるストーリーの流れなどは、非常にバランスのとれた、“一般の人の視点”に立った分かりやすい内容となっており、こうしたツールが、DVという、経験のない人には分かりづらいこの問題に対する理解を少しでも深めてもらうために役立てば、というところです。 さらに、プレゼンテーション資料の終盤には、DVについて知るというだけでなく、具体的に「あなたにできること」と、同時に、非常に重要な「してはいけないこと」も明示されているなど、知識としてだけでなく、具体的な行動にもつながるヒントを伝えていく内容もあります。 この成果物にたどり着くまでに、チームの皆さんは、かなりこまめに意見交換を重ねていただいたと思いますし、いくつもの非常に重たい内容のヒアリングを経て、そして、シェルターネット側とも要所要所で綿密な打ち合わせを行っていただきました。 チームのみなさんにとっても、DVというこの深い問題との出会いは、さまざまな目から鱗の発見だったと思いますが、興味と理解を持続させ、深めながら、見事な最終成果物の提供まで到達していただいたことに、心より敬意を表したいと思います。 プロジェクトメンバーの中田さん、三浦さん、亀山さん、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!! 文: 嵯峨 |