「数」への挑戦 [2014年09月28日(Sun)]
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日本を含めアジア7ヵ国10団体のプロボノ運営団体が集うアジア・プロボノラリーまで、あと1ヵ月となった。事前準備のため、ここ2週間にわたって、参加する各団体との間で個別にSkypeによる事前ミーティングを実施した。
その中で感じたことは、ひとつが、アジア各国で取り組まれているプロボノプログラムのモデルの多様さと、そして、もう一つが、その数だ。 各地で、年間どれぐらいのプロボノのマッチングをしているのかを尋ねると、中には、300件、400件という数字が出てくる。参加するボランティアの数はというと、何千人、何万人という桁も聞こえてくる。 斜めに考えれば、数が多くても質が伴っていないのでは、という見方も、もちろんあり得なくはないだろう。その付近は、じっくり聞いてみないと分からない。それで質まで伴っていたら、舌を巻くしかない。たとえ、質のことを割り引いたとしても、これだけの数のプロジェクトを毎年さばいている、という事実に、まずもって、驚嘆させられる。 サービスグラントでは、2012年度に50件、2013年度に80件のプロジェクトを実現し、今後は年間100件のプロジェクトを実現することを2015年に向けた目標として立てて取り組んできたが、アジアの「数」に直面したいまとなっては、もう一桁上を目指すことを、真剣に考えた方がいいのではないか、という気持ちが芽生えてくる。 折から、韓国・仁川で熱気を帯びて開催されている「アジア大会」のキャッチフレーズ「アジア40億人の頂点へ」を見て、自分の中で膝を打つ気持だった。そうか、アジアには、たくさんの人がいるんだ。・・・あまりにも当たり前のことではあるが、世界の人口の半分以上を占めているアジアという地域では、たくさんの人が暮らし、それだけたくさんの社会的課題が存在している、ということだ。日本の人口1億3000万人という数字も、それ単独で見ても相当の数である。そう考えると、アジアでプロボノ活動に取り組む団体は、この厳然たる「数」の問題に、真正面から勝負を挑まなければならないのだ、ということを、強く自覚した。 丁寧さと生産性とは、時として相反する要素となりがちではある。それでもその両者を最大限両立しながら、高度な生産性を追求していくこと。これは、アジアにおける日本という場所で活動する我々にとって課された極めて重要な命題なのだ。 ボランティアという事の性質上、人の気持ちに働きかける活動だ。支援を受けるNPOの気持ちも、そして、一つひとつの社会的課題も、デリケートこの上ない。その大切なたくさんのことをないがしろにして、数を追い求めても、結局は何事も成し得ない。それどころか、かえってマイナスの影響すらも生んでしまうおそれがある。それでもなお、数多くのニーズに応えていくことへの挑戦は、続けていかなければいけないのだ。 アジア・プロボノラリーまであと1ヵ月。すでにアジアの温度を、事前のコミュニケーションを通じて感じ始めている。 ▼アジア・プロボノラリーTOKYO 2014 特設サイトはこちら http://www.servicegrant.or.jp/pbrally2014/ |



