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時間泥棒!? [2014年04月19日(Sat)]
今年度は、子どもの小学校のPTA活動で、「ベルマーク委員」なるものを担当することになった。
年度初めの保護者会でじゃんけんに勝ち抜いてしまった結果の委員就任、というわけで、まるで自発性はないのだが、こんなことにも、気づきの種はあるものだ。

というのも、この週末に、PTAの委員総会なるものが開かれ、その場で前年度の委員からの引き継ぎと、今年度の委員の顔合わせが行われたわけだが、おそらく、全国どこの学校にもあるような平凡な風景の中に、いや、むしろ、それだけ平凡な、どこにでもある活動であるからこその問題意識、というものが、自分の中に芽生えてきた。

こういった場所で、質問をする人も少ないのだが、とりあえず聞いてみた。
「昨年いくらぐらいベルマークが集まって、今年はどれぐらいを目標にしているのでしょうか? 何か、PTAで買いたいと思っているものはありますか?」

聞いてみると、昨年集まったベルマークの点数は27,000点だそうだ。1点が1円なので、つまり、27,000円相当、ということらしい。買いたいものについては、テントが考えられているそうだが、明確に決まっているわけではないらしく、また、そのテントを手に入れるために必要なポイント数についても、どうやら分かっていないらしい。

職業病に近い癖だと思うが、ついつい、この場にいる人数を数えてしまう。各学年から4〜6人の委員さんが出ており、この場にいるのはざっと30人。みなさんがもしバイトをしたら、どんなに安くても900円。委員総会の時間は2時間。つまり、900円×2時間×30人=54,000円。なんと、この2時間、みんながアルバイトをして、稼いだお金をそっくり寄付したほうが、ベルマーク運動で1年間頑張ったその倍のお金を生み出すことができる、というわけか・・・。

ただ、そんなことを言い出すKYな行動をする勇気は、自分自身にもないし、こうした委員会活動には、委員の親睦の要素もあることだろうから、この場でも、おとなしく進行に従うし、おそらく、今年1年間は、ベルマーク委員の活動がどのように進行するかを、じっと観察するだけに留めるだろう。

それにしても、目的意識もはっきりしないし、時間や手間の割には得られるものが少ない(ような気がする)という活動の典型みたいなものだな、というのが率直な感触だ。

以前聞いた話に、学校のファンドレイジングの手法としては、例えば「スクールクーポン」という仕組みがあって、近隣のお店から割引の協力を取り付けたクーポン冊子をPTAが編集して、保護者や近隣の人に販売してお金を稼ぐ、というような取り組みも、海外にはあるらしい。全校生徒約450人から100円ずつ集めたって45,000円になるわけだから、本当に何かを整備したいのなら、お金の集め方は他にもあろうに。

せっかくここに集まった30人の力をうまく使えば、きっと、もっといろいろなことができるのだろうと思う。

拙著『プロボノ』では、企業人がスーツを着ながら会社の周りの掃除をするようなボランティア活動について批判的なことを書いたのだが、時折、人の価値を過小評価しすぎているのではないか、というようなボランティア活動は、社会的な機会損失というか、詩的な言い方をすれば“時間泥棒”というか、人のもつ可能性に蓋をするようなものである気がする。

これまで、プロボノの効用は、社会的インパクトという視点から語ることが多かったが、そこに関わる人が、その人の可能性を最大限発揮して社会参加する、という意味で、人の能力開花といった側面からも、プロボノの魅力は十分に語れるはずだ。

漫然とやらされ感だけあるものから、目的意識が明確で一人ひとりに充足感が感じられるような活動へ。PTA活動がそのように変身するために、自分にどんなことができるだろうか。
Posted by サービスグラント at 23:55 | 代表ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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