【ふるさとプロボノ】 下川町チーム始動です。 [2011年05月10日(Tue)]
ふるさとプロボノ 北海道下川町チーム 第一章
「チームメンバーが出会った!」 ![]() 都心に集中するプロボノワーカーの力を地域の力へ! 地方自治体の独自の取り組みを、第三者であるプロボノワーカーが日頃のビジネスで培ったスキルや経験を活かして後押しする地域交流型プロボノプロジェクト、その名も「ふるさとプロボノ」が今年から開始となりました。 兵庫県豊岡市、そして、北海道下川町を支援先とするふるさとプロボノの初年度は、豊岡市チームが先行してGW中に3泊4日の合宿を敢行。 続いて、下川町チームもいよいよ本格的に始動です。 東京23区とほぼ同じ面積のある町の、うち9割を森林が占める自然の恵み豊かな下川町は、過疎化・高齢化に直面しながらも、町の資産である森林資材の活用による循環型社会への取り組みをはじめ、森づくりを柱とする環境施策では先進的な取り組みを行い、全国で13しかない環境モデル都市にも認定されています。 パワフルな役場の職員の方が中心となって数々の環境に関わる施策に取組む結果、単年度でも500名以上の視察者が訪れるという下川町ですが、現状のホームページ上ではその成果が十分に伝えられているかといえば、まだ改善の余地が残されている!といえます。 町の特質を映し出す取り組みをどの様に分かりやすく、伝えるべき対象者に広報し、町が期待する変化を起こしてもらうようにするのか。。。 今回のふるさとプロボノでは、町のホームページの中でも、環境モデル都市を巡る施策を対象に、見る側にも伝わりやすい、理解しやすい情報発信に取組みます。それによって、町の内外からの視察をさらに増やし、取組への理解・協力を募り、その結果、継続的な森づくりや、それを支える担い手の雇用創出にも貢献する役割が期待されています。 このエキサイティングなプロジェクトには、年代もお仕事の業界、職種も異なる多様な5人のメンバーが参集し、初めて顔合わせを行いました。 ☆プロジェクトマネジャー 本業にてIT系プロジェクトのマネージメントのご経験豊富な阿部さん ☆マーケッター 代理店にて企画提案の営業に勤しむプチ体育会系 河野さん、食品や消費財などあらゆる商品、サービスのマーケティングリサーチに日々取り組む宮本さん ☆コピーライター ご自身の地元富山の活性化にも取り組む浅岡さん、最近の愛読書は「ふるさと再生」 ☆ウェブデザイナー 広告制作をメインに、NPO/NGOの広報活動にも取り組む神田さん この日が初対面ではあるものの、緑豊かな下川町になんだかぴったりな自然なペースでのコミュニケーションが心地よいドリームチームです。 ![]() まずは本業やそれぞれのふるさとについても触れながら、メンバーの自己紹介の後、プロジェクトの進め方の説明、そして、今回応援することとなった下川町の概要などについて事務局から提供できる情報をお伝えし、メンバー同士で現地でさらに確認したいこと、疑問に思っているところなど、ブレストを行いました。 ![]() ![]() いよいよ次は、ふるさとプロボノの一つの醍醐味、6月という北海道のベストシーズンに現地に入り、今回のホームページの制作にあたって情報収集が必要な下川町の方々へのヒアリング実施へと進んでいきます。 ふるさとプロボノが運ぶ、「まだない出会い」。 これをご縁に新たな地域と都心住民とのつながりが生まれる合宿になれば素敵です♪ ◆下川町情報 下川町は北海道の旭川の北部に位置し、東京23区と凡そ同じ面積、 東西約20Km、南北約30Kmに及ぶ64,420haの広大な面積の90%が 森林に覆われる、という非常に恵まれた森林資源と美しい自然が 残された町です。 三菱金属鉱業の鉱山によって、農林業と鉱業の町として発展し、 一時は15,000人にまで膨らんだ人口ですが、鉱山の休山などに より今では3700人まで減少、行政上は過疎地域に指定されています。 しかしその下川町民の中には冬季オリンピックのスキージャンプで 有名な葛西選手・岡部選手などがおり、人口比率におけるオリンピック 輩出率はずば抜けて高い!というニュースもある町。 この下川町では、その豊かな森林資源を有効に活用した低炭素モデル 社会の創造に早くから取り組み、全国に先駆けた様々な環境施策は 地方自治体の中でも注目を集めています。 (文:お) |