救急医療の質向上協議会、東京マラソンの朝にキックオフ [2011年02月27日(Sun)]
東京マラソン2011でAEDを背負った自転車ボランティアが伴走している同じ頃、AEDも含む正しい救急医療の知識を伝える「救急医療の質向上協議会CATS」ウェブサイトリニューアルの初回キックオフミーティングが、獨協医科大学越谷病院救命救急センター内で行われました。
![]() メンバーの自己紹介もそこそこに、早速NPOの代表の池上センター長から、救急医療の現状に関する様々な問題意識や課題、サイトに関する期待や展望などを具体的に伺うヒアリングを開始しました。また午後には、トレーニングのコースに参加されている方々からもヒアリングをする機会を得、マーケッターの富田さんを中心に、合計8名の方からのヒアリングをノンストップに近い形で4時間行いました。初日からすぐにヒアリングまで行うのは、通常の進行としては異例だと思います。 ![]() チームの抜群のスピード感は、例えば救急医療に以前から興味があったPM國嶋さんの、事前に近くの消防署で開催される市民救命士となるための講習を予約し、普通救命講習修了証をミーティングまでに取得済みという、こんなアグレッシブな行動にも体現されています。 救急医療の質向上協議会で作成されたコース用の動画は、どれも俳優とプロの編集を使った本格的なもの、実際に見ることで文字では実感できない緊急時の症状が理解でき、学習効果が高く記憶に残り易いことが理解できました。また普段も寝る間もないほど忙しい医療従事者の方々が、土日にもボランティアでコースを教えていることも、大きな驚きでした。 救急医療の場合、病院へ来たときはすでに重篤の場合が多いとのこと。そのため病院に来る前にどれだけ教育や啓蒙のコンテンツで、緊急な状態になることを回避できるのか、そこにどれだけウェブサイトが貢献できるかが今回のチャレンジです。 (文:吉崎) |