「日本語多読研究会」中間提案直前状況! [2011年01月30日(Sun)]
アカウントディレクターの田端です。
現在、「日本語多読研究会」Webサイトリニューアルプロジェクトは中間提案直前です。 この日は、プロジェクトマネジャー(PM)小林さんのオフィスの会議室をお借りして、中間提案前のチーム会議を行いました。 PMとマーケッターの熊谷さんと島田さんの3人が中心となってまとめた資料草案。これに対してコピーライター安井さん、ウェブデザイナー篠崎さん、マークアップエンジニアの岡崎さんも加わってチーム全員で内容を確認し、必要に応じて修正を加え、チームの総意としてまとめていきます。 ![]() いくら何でも多すぎるでしょ、これは大分削らないとでしょ... そう思って読み進めて行くうちに、後半30ページは参考資料であることが判明。一安心です。 参考資料には、ヒアリングの生データと現状Webサイトのアクセスログ解析結果が掲載されていました。これらを元にして、前半の提案内容を組み立てます。 PM小林さんが、全体を流して読み合わせ、話の展開方法を確認します。
チーム内で大きな誤解が! ここで一つ、チーム内で誤解が生じていたことが判明しました。 資料の中に、これからのロードマップを説明するページがあったのですが、その図解の捉え方において、メンバーにより大きな違いがありました。 「私たちのサポート部分はこの図の中のここであり...」 「えっ、そうなの!? そういうことだったの?」 「あぁ、全部じゃないんですね... よかった〜」 「図の範囲外(今は描かれていない)の部分が、結構大事だよね?」 「NPOの人たちがこれを見たら、誤解されると思いますね」 メンバー各自の理解内容がバラバラでした。 これは危なかった。 まずは今回のサポート範囲を確認し、ロードマップの書き方を修正します。 こういう場面では、やはり対面でのコミュニケーションが重要です。その場で議論して、すぐ修正案が決まります。 ![]() よかった。うまく軌道修正できそうだ。 いよいよ中間提案は一週間後です。 それまで、詰めの調整が続きます。 オマケ:今日一番の盛り上がり。 Webサイトの多言語対応をどうしようかと話していた時。 岡崎さんが「Google翻訳のウェブサイト翻訳ツールを使えば、一次対応としては大丈夫でしょう」との提案が。 あ、なるほど。そういう手があったか。と、自分はその時思いました。 ところが、 「何それ?」 「Webサイトに翻訳ツールを埋め込めるんですよ」 「英語版ページが要らないってこと?」 「うーん、完璧な翻訳とはいかないけど、大体意味は掴める程度に翻訳してくれますね」 「どっかにそれ使ったページないの?」 ということで、それを使ったページを探してみてみることに。 プルダウンで希望の言語を選ぶと、テキスト部分がその言葉に翻訳されて再表示されます。日本語多読研究会のWebサイトでも試してみると、バラバラとアラビア語表記で出てくるトップページ。 ![]() 「なにこれー!」 「すごい、おもしろい!」 「これは便利だ!」 大ウケです。大ウケ。 実際導入するかは別として、みんなの印象にバッチリ残ったのは間違いありません。 異業種の方たちとコラボレーションするのは、これだからおもしろいんです。 新しい発見や気づきがたくさん。自分の常識がまた一回リスタートされていきます。 ※日本語多読研究会について (http://www.nihongo-yomu.jp/) 日本語多読研究会は、日本語学習者のためにやさしい読みものからレベル順に大量に読む「多読(たどく)」という学習法を通して、日本語能力の向上を支援するNPOです。2002年に日本語教育の現場で携わってきた方達を中心に活動を始め、日本語の読み物などの学習支援ツールの開発・出版や、それらを使った講義の実践、また「多読」の学習法の普及啓発を行っています。 今回、サービスグラントではWebサイトのリニューアルをサポートしています。 |