• もっと見る
«第1回PM同期飲み会 | Main | いよいよ自然環境復元協会チーム始動»
https://blog.canpan.info/svgt/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/svgt/index2_0.xml
最近の記事
チーム
コメント
トラックバック
「日本語多読研究会」プロジェクトキックオフ! [2010年11月26日(Fri)]
 アカウントディレクター(AD)の田端です。
 11/24(水)の夜、「日本語多読研究会」Webサイトリニューアルプロジェクトのキックオフが行われました。場所は四谷にあるNPOの事務局です。
 チームメンバーにとっては初めて行く場所だし、NPOの方たちとお会いするのも初めてだし、プロボノ活動自体も初めてだし...と初めてづくし。
 メンバーが緊張しすぎないように、でも今日やる事決める事は押さえるように、進行を注視します。

さて、「多読」って何だろう?

 プロジェクトマネジャー(PM)の小林さんの進行のもと、まずはお互い簡単に自己紹介。
 その後、NPOの皆さんから、活動内容や状況・やりがいやご苦労などをお話いただき、肝となる「『多読』って何?」に迫ります。

 「日本語多読研究会」は、その団体名称の通り、日本語の「多読(たどく)」を研究し、日本語を学習する人や日本語教育に関わる人に向けてその普及活動を行うNPOです。
 先に社会人を中心に広まった「英語多読」を日本語に置き換えて、日本語を学習する人たちに多読用の読み物ツールを作成して提供したり、多読のクラスを開いてこのメソッドの普及を行っています。
 一方で、日本語教育者(教育機関や語学学校の先生、有識者など)達へこの多読メソッドを用いたクラスを開いてもらうように働きかけたり、多読を実践する人と場を増やすための取り組みも行っています。

 皆さん何らかの形で日本語教育に関わったキャリアをお持ちの方ばかり。
 Webサイトには大きな可能性を感じているものの、「ITにはめっぽう弱くて...」とその更新方法にはお悩みの様子。現在のWebサイトには学習者と教育者への訴求コンテンツが混在しているため、ターゲットごとに内容を切り分けて整理して掲載したいと考えているようです。

 海外の日本語学習者、365万人!?

 驚いた事の一つが、海外における日本語学習者。国際交流機関の調査結果によれば、なんと365万人!
 それに加えて、日本国内での学習者(帰国子女や来日移住者など)を考慮すれば、さらに多くなるのは確実です。
 Webサイトがリーチできるターゲット層となりうる人たちが少なくとも365万人。
 これは非常に大きい。そして、これだけ多くの人に届くWebサイトになるかもしれない。
 そう考えると、とても楽しみな、そしてやりがいのあるプロジェクトだと感じます。

「これまでのアクセス数は?」
「多読を用いた講義と従来方法の講義での違いは?」
「どこで達成感を感じる?」


 当初は小林さんがメインで話をしていたものの、徐々に他のメンバーからも質問が出てきました。
 それぞれのバックグラウンドならではの質問もあり、そういう視点か・そんな見方が・そういう考え方もあるのか...と、気づきポイントがいっぱいです。この点は異業種/異職種の人たちが混在する場の醍醐味です。

 最後に、ヒアリングをする方達のカテゴリ分類や具体的な依頼先の候補を抽出し、お互いに日程調整するというところで無事終了。

 その翌日から、すぐさまチームのメーリングリスト上では活発な情報交換が始まっています。
 ヒアリングの日程調整、現状Webサイトのアクセス調査、メンバーの飲み会キックオフ調整(これは必須!)など、それぞれが担当/得意分野で積極的に発言・活動しています。
 滑り出し、好調です!

 ADとしては、ここからはチームの動きを見る方にまわります。
 何か質問や相談があればアドバイス。つまづきそうになったら転ぶ前にサポートして、極端に軌道が逸れないように注意します。

オマケ:リライト体験/定例会に参加してみました

 キックオフの少し前、私と小林さんとでNPO主催のイベントに参加してきました。
 小林さんはリライト体験、私は定例会です。

 リライト体験は、多読に興味のある方向けの内容で、多読の概念やNPOの紹介などをした後、実際に読み物ツール作成を体験してもらうものです。
 レベルごとに分類された「使ってもよい日本語一覧リスト」を見ながら、元となる作品をより簡単な日本語にリライトします。一言一句、確認しながらの作業です。読んでみておかしくないか、表現は難しすぎないか、簡単な本でもなかなか時間もかかります。

 一方の月一回の定例会では、読み物ツールの作成を行っています。
 この日は先月の続きで、下訳されたリライト素材を読み合わせながら、更に最終校に向けて精度を上げて行きます。単語だけではなく、その作品の時代・文化背景を説明するのにこれで問題ないか、読む人(主に外国人)の持つ常識や各国事情を考慮して、この言い回しで理解してもらえるのか、そこまで議論が及びます。

 あっという間に時間切れ。
 英→日とか中→日とかではなく、日→日のリライトなのに、結構大変なんです!

※日本語多読研究会について (http://www.nihongo-yomu.jp/

 日本語多読研究会は、日本語学習者のためにやさしい読みものからレベル順に大量に読む「多読(たどく)」という学習法を通して、日本語能力の向上を支援するNPOです。2002年に日本語教育の現場で携わってきた方達を中心に活動を始め、日本語の読み物などの学習支援ツールの開発・出版や、それらを使った講義の実践、また「多読」の学習法の普及啓発を行っています。
 今回、サービスグラントではWebサイトのリニューアルをサポートしています。
Posted by サービスグラント at 08:37 | 2010年度第3期 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント