素敵でした、みなさん! [2010年07月25日(Sun)]
午後4時からは、北区滝野川にあるNPO「勉強レストラン そうなんだ!!」事務局で、同団体のウェブサイト・リニューアルに取り組むチームの中間提案が行われました。
![]() ![]() 総勢30人を超すヒアリング、そして、2回の事前ミーティングと、この間の充実したリサーチを踏まえて臨んだ中間提案。資料作成ではここ2〜3週間の追い込みが素晴らしく、最後は見事な形にまとめてクリーンヒットを飛ばしていただきました。 今回、メインターゲットとして設定したのは、まずは順当に、勉強レストランが「勉強」を提供している受講者たち(知的障害者の子どもたち)、次いで、ボランティアなどの協力者、そして企業・行政等の支援者などが、続くターゲットとして提案されました。 これに対して、受講者が18歳以下の子どもたちだけでなく、勉強レストランでは自立支援講座と題して就労した知的障害者へのサポートも行っており、文字通りの生涯教育を実践していることや、また、保護者に向けたプログラムを提供することで、子どもが通えないような範囲の地域に住む人たちにも勉強レストランの考え方やノウハウを伝えていけるのではないか、という形で議論が発展する場面もありました。 知的障害者にはさまざまなケースがあり、一人ひとりの個別の状況に応じて対応してきていますが、こうした実践の内容を「授業紹介ブログ」という形で書きとめていくことで、ノウハウを文字としてしっかり残しながら、勉強レストランの日々の様子を伝えていく、といった提案も行われました。こうした提案に対して、代表の福喜多さんからは、フムフム、とうなずくシーンも数多く。 そんな福喜多さんからチームのみなさんに対して「今回、障害者の団体に関わってみて、どんな感想を持ちましたか?」という質問も。 そんな中、マーケッターの方は「障害者といっても、そんなに普通の人と変わらないんだなと思いました」「仕事の同僚で、ちょっとできないことがある人がいたらその部分を手伝ってあげるのと同じようなもので・・・」「少し話していたら、洋服のこととか、普通の女子トークもできたし・・・」と、ノーマライゼーション、というものを、大文字ではなく肌感覚として感じとっていただいたエピソードなども。 提案が終わった後、福喜多理事長と少しだけ立ち話をしましたが、近い将来ホームページがリニューアルされ、人の流れが生まれたとき、組織がどのように対応できるか。そんな心配をし始めていただいたというのは、この提案を受け止めていただいている何よりもの証拠とも。 NPOは、どんなステージでも大変ではあるのですが、反応が薄い大変さよりは、反応に応えなければならない大変さの方が、ずっと甲斐のある大変さなので、まずはその状況に寄与できたら。あとはきっと、、、運が味方してくれるでしょう!(とは、少し楽観的過ぎるか。。。) それにしても、、、 とっても気持ちの入った、素敵な中間提案でした。 チームのみなさん、本当にありがとうございました!! (文: 嵯峨) |