シカの林業被害、捕獲しても別地域で増加 それでも「効果なし」は誤解 森林総研など調査/iza [2022年09月09日(Fri)]
野生のニホンジカの捕獲は林業被害を減らす効果があるかどうか。こんな疑問に答える研究結果を、国立研究開発法人の森林総合研究所と熊本県林業研究・研修センターの研究グループが公表した。熊本県全域を対象にした調査によると、シカの捕獲にも関わらず、県全域では林業被害の増減は確認されず。ただ、捕獲数が多かった県内の一部地域では林業被害が確実に減少したという。このため研究チームは害獣捕獲に被害軽減効果はないとの見方は適切ではないとし、より精緻な捕獲計画を立案することが重要だと指摘している。
https://www.iza.ne.jp/article/20220908-SSYZWRF6LNCMHOCIN6X4NYBR6A/ |