爆心地から96 〜アメリカの高校生から [2011年05月15日(Sun)]
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2011.5.13
宮城県石巻市 中央町 3・11以来の混沌とした毎日。 肉体的に、そしてそれ以上に精神的につらいことに囲まれている。 そんな中でも楽しいことはある。 周囲の人との距離が狭まったこと。 そして、ボランティアはじめ、支援の手を差し伸べてくれる皆さんとの出会い。 そんな楽しい出来事がこの日も一つ。 アメリカ合衆国ニュージャージー州、リッジウッド高校の皆さんから素晴らしい中身の入ったFeDexが届いたのだ。 ![]() 箱の中には2種類のデザインのTシャツと青い大きな寄せ書き、そして手紙。 彼らは『わんぱく復興プロジェクト』の存在を知ってコンタクトしてきてくれ、数週間前からメールのやり取りをしていた。 支援をいろいろ募り、Tシャツを作成して送ってくれたそのデザインはとても素晴らしい。 一枚は日本の地図。 もう一枚は桜の花をデザインしている。 ![]() 寄せ書きには動いてくれた人たちの写真も添えられる。 ![]() この日中央商店街では、さだまさし氏のご子息TSUKEMENさんがバイオリンコンサートを開催。 さっそくこのTシャツを着てのぞきに行ってみた。 ![]() 素晴らしい音。童謡、「ふるさと」にうっかり涙が出る。 その場でも商店街のみなさんにTシャツが大好評。 そこで、一つのアイデアが。 彼らのデザインをもとにTシャツを作成。地元業者に発注し、売上の収益は復興事業に使う。 さっそく彼らにメールでアイデアを提案した。 夜、石巻市内で活動するNPOの連絡会を開くというのでいしのまきNPOセンターまで出向く。 参加は7団体のみ(プラス専修大学李先生)。 石巻に拠点を置くNPO法人はほとんどが被災で活動できる状況にないらしい。 仕方がないと思うが、こんなときこそNPO法人が果たせる役目は大きい。 我々のように動ける団体だけでも、なんとか前へ進んでいきたい。 |








