爆心地から26 〜自動車入手 [2011年03月31日(Thu)]
2011.3.21
宮城県石巻市 中里 水道、ガス、不通。 咳が相変わらずひどい。 大津波時、NPO事務局近くに止めてあった我が愛車は、目の前を、太平洋か、川の上流か、流されていき、現在も発見に至っていない。 自宅車庫に止めてあった母の車も、メーターを超える水位に3日間没しており、廃車である。 車両保険も、戦争や地震津波の被害には適用されないらしく、暗い気持ちになる。 ![]() 大津波発生当初、自転車を一時借りるのに汲々としていたのに比べてぜいたくな悩みだが、石巻のような町では、自動車がなくては復興のための動きもままならない。 各方面問い合わせ、母方の叔父さんの同級生という方が自動車を扱う仕事をしており、ちょうどリース明けで返却しようとしていたワゴンRを譲ることができるという。 中古車業者の仕入れオークション市場自体高騰しているらしく、けして安い買い物ではないが、この期に、いち早く車を入手できるのは幸運だ。 前日譲渡を依頼した車は、この日の昼前には我が家にやってきた。 走行距離も3000kmと少なく、いい値段だけあって装備もそれなりに充実している。 ただ、義弟が支援に来るのに苦労して居るように、東北地方全体深刻なガソリン供給不足で、いざというときのために、極力動かさないでおこうと思う。 午後、ふとPCを立ち上げてみると、インターネットにつながった。 これでいろいろな情報入手が楽になる。また新たな復興のための重要ツールを取り戻した。 大津波被害の特に酷かった地域のひとつ、石巻の現実を少しでも知っていただきたいと考え、ブログを更新していこうと決める。 名前も、旧タイトルから、『爆心地から 〜 がんばろう石巻』と変更した。 |