爆心地から24 〜ガッツだぜ!! [2011年03月30日(Wed)]
2011.3.19
宮城県石巻市 中里〜NPO事務局 水道、ガス、インターネット、不通 docomo回線がつながる。夜、電気が復旧。 咳がとまらない。 早朝、母が再び応援に来てくれた。 JR仙石線は復旧の見込みがまったく立たず、バスに乗るにも前の晩から並ぶ状態のところ、母もバス待ちの行列中、通りかかった貴重なタクシーを見つけ、即手をあげて、同じバス待ちの列の見知らぬ人々から同方向の乗り合いを募り、乗ってきたらしい。4人で割って、一人5000円弱だったという。 我が母ながら、行動力がある。 また、家が流された理事長の娘も、この日から我が家に避難してきて、片づけをいろいろと手伝ってくれた。 ![]() 母の行動力で、片付けはどんどん進む。 小学校のプールから、洗い物用の水をつぎつぎ汲んできては、汚水にまみれた家財をザっと洗っては、庭に出して干していく。 こんな時だからこそ文化を大事に。趣味の映画のパンフレットも、水にぬれて重くなっていたが、並べて干していった。 ![]() 電気よりも固定電話回線がさきに復旧したらしく、この日電話の呼び出し音がたびたびなる。 黒電話ならもう使える状態なのだろうが、コンセントにさす今どきの電話では、呼び出し音に受話器を取っても何も聞こえない。 黒電話含め、今回、いたるところでアナログの底力というのを痛感した。 何も聞こえない電話だが、呼び出し音だけでも、だれかが気にかけてくれているのだと、大いに励まされる。 溶けた冷凍庫の食材を整理しつつの昼食。 ![]() キャベツたっぷりぺペロンチーノに焼き餃子。 水道も電気もない中なかなかの仕上がりである。 つくったパスタを差し入れにタッパーに詰め、NPO事務局へ向かった。 ![]() 家がすっかりなくなり、避難所では連日他の被災者の世話に忙殺される理事長だが、早くも事務所の復旧に精を出している。 ![]() |