入野松原 [2009年06月17日(Wed)]
砂浜に沿って立派な入野松原があります。
「白砂青松」といわれた松原。 今では残念ながら、下草が生え、幹も 昔のようには太くないようですが、 それでも、中をぶらぶらと散歩すると すごく気持ちいです。 町も積極的に「白砂青松の松原を取り戻そうと」、 下草刈りの事業をしています。 昔は、薪風呂で、薪を拾うために松原 には人が入り、その結果下草も生えず、 松も元気だったそうです。 さて、その昔、四国を制圧した長曾我部元親が この松原を見て、「美しい松原だが、こんなに遠くては くる人もいないだろう」といった話が残っています。 最近、知人が読んでいる本を紹介してくれて、 私も買いました。 司馬遼太郎の「夏草の賦」。長曾我部元親の生涯を 描いた作品。身近な地名も出てきて読みやすい。 ここ数日出張で移動が多かったので、その間に 一気に半分 読み終えました。 元親が愛した松原。 そう思ったら、元親に妙な親近感がわいてきました。 |