
サマーキャンプを終えて[2011年10月19日(Wed)]
こんにちは、鳥取大学3年の柴沼といいます。
日本財団のウェブサイトに初めて小児糖尿病大山サマーキャンプについての記事を載せて頂いてから早いものでもう1年が経ちました。
今年の夏も大山サマーキャンプが行われました。このキャンプは今回で38回目となり、今回僕は学生チーフとしての参加でした。
今年は日程が8/7〜8/14と最後の2日間がお盆にかぶってしまったのですが、子供や多くの学生ヘルパーヤスタッフの参加があり、とても楽しいキャンプとなりました。
それでは、早速ですが今年のキャンプの報告をさせていただきたいと思います。
●8/7
キャンプ初日、1年ぶりに皆に会えるという楽しみと、これから1週間うまくキャンプを運営していけるかどうかという不安が入り混じった状態で会場の準備をしていました。
そうしていると、いつもどおり子どもたちがご家族と一緒にやって来ました。
1年ぶりに会った子どもたちは、とても成長していました。去年年長さんだった女の子は成長しすぎて妹さんを本人と間違えてしまう程でした!
子どもたちの成長に喜びつつ、開会式が始まりました。
開会式を終えると、いよいよバスで宿泊先の名和トレーニングセンター(以下トレセン)に向かう事になります。
子どもたちにとっては楽しいキャンプの始まりであると同時に、親御さんとのしばしの別れの時でもあり、やはり何人かの子どもは泣いてしまいました。
トレセンに向かうバスの中で、「一週間、彼らにとって楽しいキャンプとなるよう頑張ろう」と改めて決意したのをよく覚えています。
トレセンに着いた後、最初はキャンプのオリエンテーションです。
このオリエンテーションで、子どもたちは僕と3つの約束をしてくれました。
「物を大切にする、時間を守る、やる時はやる」の3つです。この1週間で彼らが約束を守ってくれるかどうか、とても楽しみです!
逆に僕は「皆より10分早く起きる、嫌いな物を食べる際鼻をつままない、おねしょをしない」の3つを約束させられました。
僕はキャンプでおねしょをしたことは一度もないという事を、僕の名誉のためにもここに記しておきます。
夜にはサマキャンで最初のイベントが行われました。昼の緊張した表情とは打って変わって、楽しそうな子どもたちの笑顔が見られて、とても嬉しかったです。
●8/8
この日は大きなイベントはない日で、子どもたちと自由に体育館で遊んだりしていました。
バドミントンをしたり、バスケットボールをしたり、と楽しそうでした。
昨日はまだ子どもと新人マンツーの間に溝があるようでしたが、この日でかなり埋まったんじゃないかなと思います。夜には楽しそうにマンツーと話す子どもの顔が見られました。
受け持ちのない経験ヘルパーとしては嬉しいような、若干寂しいような複雑な気持ちではありましたが、子どもたちが楽しそうなのでよしとしよう!という感じでした。
●8/9
今日は大山登山!天気も良好で登ることになりました!
早朝の5時30分に起床し、子どもと一緒に準備をして、朝食の後貸し切りバスで移動します。
大山のふもとの駐車場でバスを降りた時、天気が曇りだしたのがとても不安でしたが、みんなで準備運動をして登り始めました。
この日はとても暑いということもあってか、何人かの子どもたちは途中で山頂は断念して下山しましたが、それでも多くの子供たちが頂上まで辿り着き、満足そうな表情をしていました。中でも、小学校1.2年生の女の子たちが見事登りきったのは凄いの一言です!二人ともよく頑張ったね!
この日の夜は、学年ごとに色々な話をする時間(「話そう会」といいます)があり、僕は小学校5年生のグループと一緒に色々と話をするはずだったのですが、皆やはり遊びたい盛りで、この日は落ち着いて話をすることは出来ませんでした・・・。
●8/10
この日は登山の翌日で朝から話そう会があり、今日こそは話をするぞ!と意気込んで臨みました。
話は出来たものの、その9割が「ヘルパーの好きな人を当てるゲーム」に割かれてしまいました。。そんな中でも、彼らの夢を聞くことが出来たので、それはとても良かったです。
昼からは班ごとにフラッグを作りました。僕はA班だったのですが、A班はフラッグにみんなの手形を付けました。この頃には班の子どもたちは大分仲良くなっていて、上級生が下級生の面倒をしっかりと見ていて微笑ましかったです。
フラッグを作った後は、J2で活躍中のガイナーレ鳥取の方々に来てもらって、遊んで下さいました。子どもたちはとても楽しそうに走り回っていました。ガイナーレ鳥取の方々、本当にありがとうございました!
その後は、楽しい楽しいバイキング!今年も栄養士さんとベンチャークラブの皆さんがたくさんの料理を用意して下さいました!
僕は今年も大好きなおにぎりを大量にいただくことが出来ました!栄養士さん、ベンチャークラブの皆さん、本当においしかったです!ごちそうさまでした!
●8/11
ついに来ました!みんなが待ちに待った海水浴!
子どもを海へ投げ入れたり、一緒に浮輪でぷかぷかしたり、海藻を投げ合ったりと思う存分遊びつくした気がします。普段物静かな子も、この時ばかりは全力で遊んでいて、とても素敵な笑顔を見せてくれました。嬉しかったー!
●8/12
この日は朝から運動会が行われました!
班対抗!ということで燃える子ども、ヘルパー、そしてスタッフのみんな!
大人も子どもも、男女の区別なく全力を出しあった素晴らしい運動会だったと思います。綱引きでのスタッフさんの容赦ない引き方も、今となってはいい思い出です。。
A班は3位でしたが、子どもたちが一丸となって頑張っていて、とても嬉しかったです。でも勝ちたかったー!くそっ!
夜はキャンプファイヤーがありました。今年は2年ぶりのキャンプファイヤーだったので、不安もありましたが天気にも恵まれ、とてもいいものになりました。楽しすぎたのか、参加者の男の子が叫びながらおしりを振って踊っていたのがとても面白かったです。
●8/13
この日は「お楽しみ会」といって、みんなをグループ分けし、そのグループごとで出し物の練習をして、夜に発表する、というイベントがありました。そのため、みんなは朝から準備に大忙し。
お昼にはデザイナーの秋山さんが絵についてのお話をしてくださり、そのまま子どもたちとお絵かき教室が始まりました。海の絵を描く子やキャンプファイヤーを書く子、登山を書いたりする子などみんな自由に書いていて、とても楽しそうでした。秋山さん、ありがとうございました!
昼の準備も終り、いよいよお楽しみ会です。
小学校5年生以下のグループは「うさぎとかめ」をしてくれました。道具を作りすぎて、練習が出来なかったようで、セリフを見ながらやっていましたが、それがとても可愛かったです!最後に男の子がモノマネを披露したのも面白かった!
小6以上の女子グループはダンスを披露してくれました!かなり練習したのか、みんな動きがそろっていてとてもいいものでした。その後はクイズ大会も行ってくれました。
小6以上男子のグループは「さるかに合戦現代版?」みたいな劇をしてくれ、これも面白かったです!「仲間募集中なう」には笑わせてもらいました。
そんなこんなでお楽しみ会も終り、最後に今年卒業する2人のために卒業式を行いました。
この二人は長い間サマーキャンプに来てくれていて、スタッフ、ヘルパー、そして子どもみんなに好かれている2人でした。サマーキャンプでもう会えないのはとても寂しいけれど、またスプリングキャンプで会いましょう!2人とも卒業おめでとう!
●8/14
あっという間に最終日になってしまいました。
最終日はみんなが互いに寄せ書きをかいたり、感想文を書いたりします。限られた時間の中で、少しでも多くの友達にメッセージを書こうとみんな一生懸命でした。
そうこうしている内に時間は過ぎて行き、あっという間にトレセンを出発する時間になってしまいました。帰りの車内、みんな疲れてしまったのかほとんどの子が寝ていました。
そして鳥大で閉会式をして、子どもたちは帰って行きました。
1週間、思いっきり遊んで、勉強して、話をして、本当に疲れたと思います。みんな本当にお疲れ様!
こうして今年のサマーキャンプは幕を閉じました。
同時に、チーフとしてやってきた1年もここで終わることになります。
今年1年間チーフをしていて感じたのは、僕はやっぱり彼らがたまらなく好きなんだということです。1年間、色々と大変でしたが彼らのことを思うと頑張ることができました。それはきっとチーフが終わっても変わらないだろうし、他の学生も同じ気持ちなのではないかなと思います。
1週間親元を離れてキャンプをするということは、子どもにとってはやはり大変なことだし、集団生活のストレスもあったりします。それでも子どもたちがキャンプにやって来るのは、楽しい企画が組まれていたり、食事がおいしかったり、色々あると思いますが、やっぱり一番の理由は「友達に会いたいから」なのではないかなと思います。
今年のキャンプでは皆がさらに仲良くなれたでしょうか?新しい友達が出来たでしょうか?
そうであれば、僕はとても嬉しいです。
さて、いつまでも感傷に浸っていたいのですが、秋のピクニックがすぐそこまで迫ってきているので、そろそろ動きださないといけません。
次からは僕はチーフではありませんが、広報係として大山家族のことを広く広めて行けたらなと思っています。近々ホームページを作って公開する予定ですので、良ければご覧ください。
それでは、拙い文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございました!またどこかでお会いできればと思います!

日本財団のウェブサイトに初めて小児糖尿病大山サマーキャンプについての記事を載せて頂いてから早いものでもう1年が経ちました。
今年の夏も大山サマーキャンプが行われました。このキャンプは今回で38回目となり、今回僕は学生チーフとしての参加でした。
今年は日程が8/7〜8/14と最後の2日間がお盆にかぶってしまったのですが、子供や多くの学生ヘルパーヤスタッフの参加があり、とても楽しいキャンプとなりました。
それでは、早速ですが今年のキャンプの報告をさせていただきたいと思います。
●8/7
キャンプ初日、1年ぶりに皆に会えるという楽しみと、これから1週間うまくキャンプを運営していけるかどうかという不安が入り混じった状態で会場の準備をしていました。
そうしていると、いつもどおり子どもたちがご家族と一緒にやって来ました。
1年ぶりに会った子どもたちは、とても成長していました。去年年長さんだった女の子は成長しすぎて妹さんを本人と間違えてしまう程でした!
子どもたちの成長に喜びつつ、開会式が始まりました。
開会式を終えると、いよいよバスで宿泊先の名和トレーニングセンター(以下トレセン)に向かう事になります。
子どもたちにとっては楽しいキャンプの始まりであると同時に、親御さんとのしばしの別れの時でもあり、やはり何人かの子どもは泣いてしまいました。
トレセンに向かうバスの中で、「一週間、彼らにとって楽しいキャンプとなるよう頑張ろう」と改めて決意したのをよく覚えています。
トレセンに着いた後、最初はキャンプのオリエンテーションです。
このオリエンテーションで、子どもたちは僕と3つの約束をしてくれました。
「物を大切にする、時間を守る、やる時はやる」の3つです。この1週間で彼らが約束を守ってくれるかどうか、とても楽しみです!
逆に僕は「皆より10分早く起きる、嫌いな物を食べる際鼻をつままない、おねしょをしない」の3つを約束させられました。
僕はキャンプでおねしょをしたことは一度もないという事を、僕の名誉のためにもここに記しておきます。
夜にはサマキャンで最初のイベントが行われました。昼の緊張した表情とは打って変わって、楽しそうな子どもたちの笑顔が見られて、とても嬉しかったです。
●8/8
この日は大きなイベントはない日で、子どもたちと自由に体育館で遊んだりしていました。
バドミントンをしたり、バスケットボールをしたり、と楽しそうでした。
昨日はまだ子どもと新人マンツーの間に溝があるようでしたが、この日でかなり埋まったんじゃないかなと思います。夜には楽しそうにマンツーと話す子どもの顔が見られました。
受け持ちのない経験ヘルパーとしては嬉しいような、若干寂しいような複雑な気持ちではありましたが、子どもたちが楽しそうなのでよしとしよう!という感じでした。
●8/9
今日は大山登山!天気も良好で登ることになりました!
早朝の5時30分に起床し、子どもと一緒に準備をして、朝食の後貸し切りバスで移動します。
大山のふもとの駐車場でバスを降りた時、天気が曇りだしたのがとても不安でしたが、みんなで準備運動をして登り始めました。
この日はとても暑いということもあってか、何人かの子どもたちは途中で山頂は断念して下山しましたが、それでも多くの子供たちが頂上まで辿り着き、満足そうな表情をしていました。中でも、小学校1.2年生の女の子たちが見事登りきったのは凄いの一言です!二人ともよく頑張ったね!
この日の夜は、学年ごとに色々な話をする時間(「話そう会」といいます)があり、僕は小学校5年生のグループと一緒に色々と話をするはずだったのですが、皆やはり遊びたい盛りで、この日は落ち着いて話をすることは出来ませんでした・・・。
●8/10
この日は登山の翌日で朝から話そう会があり、今日こそは話をするぞ!と意気込んで臨みました。
話は出来たものの、その9割が「ヘルパーの好きな人を当てるゲーム」に割かれてしまいました。。そんな中でも、彼らの夢を聞くことが出来たので、それはとても良かったです。
昼からは班ごとにフラッグを作りました。僕はA班だったのですが、A班はフラッグにみんなの手形を付けました。この頃には班の子どもたちは大分仲良くなっていて、上級生が下級生の面倒をしっかりと見ていて微笑ましかったです。
フラッグを作った後は、J2で活躍中のガイナーレ鳥取の方々に来てもらって、遊んで下さいました。子どもたちはとても楽しそうに走り回っていました。ガイナーレ鳥取の方々、本当にありがとうございました!
その後は、楽しい楽しいバイキング!今年も栄養士さんとベンチャークラブの皆さんがたくさんの料理を用意して下さいました!
僕は今年も大好きなおにぎりを大量にいただくことが出来ました!栄養士さん、ベンチャークラブの皆さん、本当においしかったです!ごちそうさまでした!
●8/11
ついに来ました!みんなが待ちに待った海水浴!
子どもを海へ投げ入れたり、一緒に浮輪でぷかぷかしたり、海藻を投げ合ったりと思う存分遊びつくした気がします。普段物静かな子も、この時ばかりは全力で遊んでいて、とても素敵な笑顔を見せてくれました。嬉しかったー!
●8/12
この日は朝から運動会が行われました!
班対抗!ということで燃える子ども、ヘルパー、そしてスタッフのみんな!
大人も子どもも、男女の区別なく全力を出しあった素晴らしい運動会だったと思います。綱引きでのスタッフさんの容赦ない引き方も、今となってはいい思い出です。。
A班は3位でしたが、子どもたちが一丸となって頑張っていて、とても嬉しかったです。でも勝ちたかったー!くそっ!
夜はキャンプファイヤーがありました。今年は2年ぶりのキャンプファイヤーだったので、不安もありましたが天気にも恵まれ、とてもいいものになりました。楽しすぎたのか、参加者の男の子が叫びながらおしりを振って踊っていたのがとても面白かったです。
●8/13
この日は「お楽しみ会」といって、みんなをグループ分けし、そのグループごとで出し物の練習をして、夜に発表する、というイベントがありました。そのため、みんなは朝から準備に大忙し。
お昼にはデザイナーの秋山さんが絵についてのお話をしてくださり、そのまま子どもたちとお絵かき教室が始まりました。海の絵を描く子やキャンプファイヤーを書く子、登山を書いたりする子などみんな自由に書いていて、とても楽しそうでした。秋山さん、ありがとうございました!
昼の準備も終り、いよいよお楽しみ会です。
小学校5年生以下のグループは「うさぎとかめ」をしてくれました。道具を作りすぎて、練習が出来なかったようで、セリフを見ながらやっていましたが、それがとても可愛かったです!最後に男の子がモノマネを披露したのも面白かった!
小6以上の女子グループはダンスを披露してくれました!かなり練習したのか、みんな動きがそろっていてとてもいいものでした。その後はクイズ大会も行ってくれました。
小6以上男子のグループは「さるかに合戦現代版?」みたいな劇をしてくれ、これも面白かったです!「仲間募集中なう」には笑わせてもらいました。
そんなこんなでお楽しみ会も終り、最後に今年卒業する2人のために卒業式を行いました。
この二人は長い間サマーキャンプに来てくれていて、スタッフ、ヘルパー、そして子どもみんなに好かれている2人でした。サマーキャンプでもう会えないのはとても寂しいけれど、またスプリングキャンプで会いましょう!2人とも卒業おめでとう!
●8/14
あっという間に最終日になってしまいました。
最終日はみんなが互いに寄せ書きをかいたり、感想文を書いたりします。限られた時間の中で、少しでも多くの友達にメッセージを書こうとみんな一生懸命でした。
そうこうしている内に時間は過ぎて行き、あっという間にトレセンを出発する時間になってしまいました。帰りの車内、みんな疲れてしまったのかほとんどの子が寝ていました。
そして鳥大で閉会式をして、子どもたちは帰って行きました。
1週間、思いっきり遊んで、勉強して、話をして、本当に疲れたと思います。みんな本当にお疲れ様!
こうして今年のサマーキャンプは幕を閉じました。
同時に、チーフとしてやってきた1年もここで終わることになります。
今年1年間チーフをしていて感じたのは、僕はやっぱり彼らがたまらなく好きなんだということです。1年間、色々と大変でしたが彼らのことを思うと頑張ることができました。それはきっとチーフが終わっても変わらないだろうし、他の学生も同じ気持ちなのではないかなと思います。
1週間親元を離れてキャンプをするということは、子どもにとってはやはり大変なことだし、集団生活のストレスもあったりします。それでも子どもたちがキャンプにやって来るのは、楽しい企画が組まれていたり、食事がおいしかったり、色々あると思いますが、やっぱり一番の理由は「友達に会いたいから」なのではないかなと思います。
今年のキャンプでは皆がさらに仲良くなれたでしょうか?新しい友達が出来たでしょうか?
そうであれば、僕はとても嬉しいです。
さて、いつまでも感傷に浸っていたいのですが、秋のピクニックがすぐそこまで迫ってきているので、そろそろ動きださないといけません。
次からは僕はチーフではありませんが、広報係として大山家族のことを広く広めて行けたらなと思っています。近々ホームページを作って公開する予定ですので、良ければご覧ください。
それでは、拙い文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございました!またどこかでお会いできればと思います!

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