たんぽぽちゃん [2010年10月03日(Sun)]
10/2(土)、茨島コミセンでたんぽぽちゃんがありました。
今回は6家族が参加し、親業訓練インストラクターの鈴木聡子先生を お迎えして、親業について講演していただきました。 お母さんたちが講演を聞いている間、子供たちはボランティアさんと 楽しく、静かに(?)遊んでいました。 「親業コミュニケーション」〜子育てを楽しくする3つのコツ〜 親業訓練とは・・・愛情と理解の心のかけ橋作りを目的とする訓練 ★子どもが悩んでいる時、子どもが自分で解決できるように手助けする 親の思いを押しつけずに、子どもの気持ちに耳を傾けることで 子どもの心の扉を開き、子どもの本音を確認できる。 子どもの話を積極的にしっかりと聞くことを「能動的な聞き方」と呼ぶ。 親が子どもの話を聞いてあげることで、子どもが自分で考えて解決 していく手助けにつながる。 「能動的な聞き方」 @子どもの言っていることを「繰り返す」 A子どもの言っていることを「言い換える」 B子どもの「気持ちをくむ」 ★親が困った時、自分の気持ちや考えを率直に伝える 「ダメよ!」のように、「あなた」(子ども)を主語にしたメッセージを 「あなたメッセージ」と呼ぶ。相手を主語にして否定してしまうため、 温かい親子関係を築く上で効果的ではない。 そこで、主語を「わたし」(親)に変えてみる。これを「わたしメッセージ」 と呼ぶ。子どもがしたことにより、「わたし」がどんな影響を受けて、 どんな思いをしたのかを伝える。結果として、自分で物事を考えて 行動する力や相手を思いやる心を育むことができる。 子どもが親のために行動してくれたら、感謝の気持ちを伝えることも大事。 「わたしメッセージ」 @相手(あなた)の「行動」を伝える A自分(わたし)への「影響」を伝える B自分(わたし)の「感情」を伝える ★お互いの欲求が対立した時、子どもと親が納得するように解決する 親子関係の対立を解決するとき、どちらかが解決策に渋々従うことに なってしまった場合、「勝ち負け」が生じる。負けた側には不満が残り、 お互いの関係を壊してしまう原因にもなりかねない。お互いに不満が 残らずに対立を解決する方法として「勝負なし法」がある。 「勝負なし法」 @お互いの欲求を明確にし、問題を把握する A批判・評価なしに解決策を出し合う B解決策が実行可能か、お互いに嫌ではないかを確認する Cお互いが納得できる解決策に決定する D実行に移すために必要な取り決めをして実行する E実行してみて、うまくいっているかどうかを確認する 講演の合間には、二人一組になって親子のコミュニケーションの 訓練を体験しました。頭ではわかっていても、いざそのときになると 感情的になってしまい実践できないことがあるので、 訓練できないまでも常に意識していることが大事だと感じました。 猿田 |
Posted by
猿田 宙
at 14:10