新年のご挨拶 [2025年01月01日(Wed)]
新年あけましておめでとうございます。
皆様には、お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。 2024年はいかがお過ごしでしたでしょうか。 2024年の年頭には、ライドシェアや、荻窪地域でのグリーンスローモビリティ、デマンド交通の導入もまだ先のことと思っておりましたが、12月にグリーンスローモビリティは本格運行を開始、自動運転車両の実験も行われました。広報すぎなみ12/1号に掲載されたAIデマンド交通(堀ノ内・松ノ木)の実証実験も1/8スタートです。バスの入れない細い道の多い町のあちこちに「ミーティングポイント」(停留所)を配置。電話やスマホから入った複数の予約に応じて、AIが最適ルートを探し出して走ります。「タクシーと路線バスの中間」のようなもので、子連れ家族からお年寄りまで誰でも乗ることができます。運賃は300円(未就学児無料)。 実験期間はまず1年。タクシー車両を使ってスタートしますが、「ワゴン車ならもう少し沢山の人が乗り合わせできるね」「車いすが乗りやすいリフトがついている方が良い?」また、「ミーティングポイントをここに増やしてほしい」など意見をあげていくことで、使い勝手があがっていくでしょう。 杉並区外出支援相談センターもび〜るでは3月末にケア24堀ノ内やゆうゆう大宮堀ノ内館と連携して、まずは誘いあって乗ってみようという「外出企画」を考えています。どうやったら地域に根付かせることができるかみんなで考えていきたいです。堀ノ内・松ノ木でうまくいったら、他の地域にもひろがるかもしれません。 また、「日本版ライドシェア」が導入され、タクシー会社の管理のもと乗車できるタクシーが増えました。しかし、配車がアプリ中心であることにかわりはなく、パソコンやスマートフォンによる手続きが苦手な方の移動手段の確保についても引き続きサポートが必要です。 また、「乗り降りに手をかしてほしい」「車いすのまま乗り込みたい」といった方たちのお手伝いが一般タクシーにとってむずかしいことは変わりありません。 介護タクシーの配車アプリも東京でスタートしました。参加する事業者が増えてくれば、介護タクシー利用の際の新しい選択肢となるでしょう。電話での相談が苦手な方には向いていると思います。新しい動きが、及ぼす影響も含め、今後に注目です。 もび〜るはこれからも、福祉交通の最新の情報を収集して、「なんだか、いろいろなことが急に変わって不安、困った」にも応えていきます。本年もメンバー一同、一層の努力をしてまいりますので、どうぞ皆様の変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、この1年が皆様にとりまして佳き年となりますよう、心より祈念申し上げます。 (センター長 秋山糸織) |