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脱原発ハンスト”ニュースVOL.600 [2016年01月27日(Wed)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL600(2016年1月27日)

福井県高浜原発の再稼働の動きが現実となりつつあります。昨年4月に差し止め 仮処分が決定してから、一年も経たずにまた原発が動き出そうとしてい ます。 あの時の樋口弁護士の判決文の中に、「極めて多数の人の生存そのものに関わる 権利と、電気代の高い低いの問題等を並べて論じるような議論に 加わることは しない」、「原発の運転停止によって、多額の貿易赤字が出るとしても、これを 国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土と、そ こに国民が根を下ろ して生活していることが国富だ」と述べていました。
先日、あるテレビ番組で福島の避難指示が解除され帰還した人たちを取材してい ました。その中で、帰還したある老人が近所の人たちも帰っておらず、 相談員 が訪れた時ずいぶんと久しぶりに人に会ったこともあり、その男性の老人の目か ら大粒の涙がとめどなく流れていました。その涙のわけは想像に 難くありませ ん。これまで培っていた人々のつながりが経たれ、家族はバラバラにされ、その 悲しみの深さはいかほどのものでしょうか?

また一方で、4月の電力自由化に向けて各社が競い合うように新料金プランが出 されています。消費者もこのような社会状況の中で、少しでも家計にや さしい ほうがいいのは至極当然です。けれども、前段の樋口弁護士の「電気代の高い安 いではない」「豊かな国土に生活していることが国富だ」という ことを考えれ ば、電気料金が高くても原発によりかかった電気を買うという判断はなくさなけ ればならないはずです。
私たちの想いとは裏腹の方向に進んでいますが、リレーハンストを通して、それ ぞれのライフスタイルを見直していきたいと思います。以下、先日リ レーに参 加してくださった石川県の仲間からのメッセージをご紹介致します。

「9日、無事リレーハンスト終えたこと報告します。
ハンスト中、今時分が生きていること、フクシマのこと、世界の混乱、まるで戦 前のような日本のこと、いろんなことを想いました。そしてそんな想い が我が 身に少しずつ深まっていく一日でした。有志の皆さん方のほとんどは見知らぬ 方々ですが、深いところで確かに繋がっており、その信頼感は希望 であり、気 持ちがいいです。
茫々と1000年先を見て暮らしていきたいと願っています。
次回、また連絡します。よろしくお願いします。江崎」

何があっても『まけないぞう』!!
(増島 智子)

*トピックス
廃炉で発生の低濃度廃棄物 東海原発に埋設容認
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201601/CK2016012702000116.html
(2016年1月27日 東京新聞)

「核のゴミ」19道府県が受け入れ拒否 朝日新聞調査
http://www.asahi.com/articles/ASJ1V5KP2J1VTIPE02H.html?iref=comtop_list_pol_n04
(2016年1月27日 朝日新聞)

高浜の津波想定は十分?相次ぐ引き上げ、新たな痕跡も
http://www.asahi.com/articles/ASJ1T439BJ1TPLBJ001.html?iref=comtop_list_biz_f03
(2016年1月26日 朝日新聞)

*2月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日までのリレー仲間
1月21日(木)は増島(NGO)、22日(金)は東條(神戸)、23日(土)は後藤 (石川)、24日(日)は細川(NGO)、25日(月)は村 井(NGO)、26日(火) は岡本(たつの)がつなぎました。

*今日のリレー仲間 
本日1月27日(水)は、大石(静岡)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月28日(木)は、斎藤(京都)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月29日(金)東條(神戸)
    30日(土)鈴木(川崎)
    31日(日)宇田川(神奈川)
  2月 1日(月)募集中!!
    2日(火)募集中!!
    3日(水)大石(静岡)
    4日(木)募集中!!
    5日(金)募集中!!
    6日(土)募集中!!
    7日(日)募集中!!
    8日(月)募集中!!
    9日(火)岡本(たつの
    10日(水)大石(静岡)
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脱原発ハンスト”ニュースVOL.599 [2016年01月19日(Tue)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL599(2016年1月19日)

阪神・淡路大震災から21年を迎えました。当センターでは庭に観音様があり、朝 5時46分に各地から駆けつけた仲間やメッセージとともに祈りを捧 げました。
当たり前だった生活が一瞬にしてなくなり、多くの人があまりの突然のできごと で、一体何が起こったのか、現実が理解できませんでした。いま私たち が生き ているのは偶然であって、当たり前ではないとも言えます。「被災地責任」とし て生かされた私たちがいまできることを今年も精一杯やっていき たいと思います。

さて、朝日新聞夕刊(2016年1月19日)で「再生エネの割合倍増なら 世界経済 152兆円増の効果」と題して、「風力や太陽光などを使った再 生可能エネルギー の割合を倍増させると、2030年に世界で1兆3千億ドル(約152兆円)の経済効果 を生み、経済成長を最大1.1%押し上げる との試算を、国際再生可能エネルギー 機関(IRENA)がまとめた。」と紹介しています。しかも「その結果、経済効果 は現在のチリ、南アフリカ、 スイスを合計した経済規模を上回る1兆3千億ドル となった。雇用創出効果は世界で2440万人に上った。日本では国内総生産 (GDP)を最大 3.6%押し上げる効果があるという。その上、化石燃料の輸入が 減るため、貿易収支の改善にもつながるとした。」と述べています。
いつも、問題になるのは原発をやめると仕事がなくなる、経済優先ということが 言われますが、再生エネルギーでもこのように経済効果があるのであれ ば、環 境にも配慮した再生エネルギーにシフトする方が、原発のようなコストもかから なし、自然環境も破壊するような電源はやめるべきです。

1月17日の福島民報では民俗学者の赤坂憲雄さんが、環境省が森林除染をしない 方針に対しての見解を述べていました。「福島の伝統的な食文化は、 原発事故 によって痛手を蒙[こうむ]っている。それはみな、福島の豊かな山野や川や海 などの自然環境から、山の幸や海の幸としてもたらされる食材 をもとに、女性 たちがそれぞれの味付けで守ってきた、家の文化であり、地域の文化である。」 「除染のためにイグネが伐採された。森林の除染は行わ れない、という。くり かえすが、生活圏とは家屋から20メートルの範囲内を指すわけではない。人々は 山野河海のすべてを生活圏として、この土地に 暮らしを営んできたのだ。汚れ た里山のかたわらに『帰還』して、どのような生活を再建せよと 言うのか。山 や川や海を返してほしい、と呟[つぶや]く声が聞こえる。」(*イグネとは屋 敷林)

経済と自然環境を維持することを考えれば、おのずとその答えが導き出せるはず です。こうした見解に反対している人がいるという現実が私には理解で きない のですが、みなさまはいかがでしょうか?
(増島 智子)

*トピックス
<バイオマス発電>余剰電力11億円分を売却
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_12042.html
(2016年1月19日 河北新報)

半数の7原発15基、「免震」断念
http://mainichi.jp/articles/20160119/k00/00m/040/131000c
(2016年1月19日 毎日新聞)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日までのリレー仲間
1月17日(日)は宇田川(神奈川)、18日(月)は上野(NGO)がつなぎました。

*今日のリレー仲間 
本日1月19日(火)は、岡本(たつの)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月20日(水)は、大石(静岡)、島田(神戸)の2名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月21日(木)募集中!!
    22日(金)東條(神戸)
    23日(土)後藤(石川)
    24日(日)募集中!!
    25日(月)募集中!!
    26日(火)岡本(たつの)
    27日(水)大石(静岡)
    28日(木)募集中!!
    29日(金)募集中!!
    30日(土)募集中!!
    31日(日)募集中!!
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脱原発ハンスト”ニュースVOL.598 [2016年01月15日(Fri)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL598(2016年1月15日)

まもなく、阪神・淡路大震災から21年を迎えます。あの時阪神・淡路大震災を経 験した私たちは「ほんま人間しとってよかった」と誰もが心から思い ました。 そして、当たり前だった生活が一変してしまい、いろいろな面でこれまでのライ フスタイルを見直そうと思いました。それでもいまの日本や世 界の状況をみて みると、年始から世界各地でさまざまな事件が起き、国内でも昨年から民主主義 はいったいどうなってしまったのか、という言葉が駆け 巡り、子どもや高齢者 などの貧困問題、戦後最大の複合災害となった東日本大震災、洪水など決して 「平和」とは程遠い社会状況です。
川内原発では、昨年暮れに再稼働を前提に免震重要棟の新設を撤回するという ニュースが流れました。福島第一原発でもこの免震重要棟でも爆発により 一時 高い放射線量となり、数百人がその場で会議や医療など数百人が対応にあたった のです。そんな福島の教訓を見ているにも関わらず、九電は免震棟 の代わり暫 定施設を新設し、その近くに「耐震支援棟」を置くとしてます。もし過酷事故が 起きた場合に高線量にさらされて、そんな別棟を行ったり来 たりするなんてと ても最悪の事態を想定した対策とは思えません。再稼働ありきで、人々を命の危 険にさらされるという企業人にとって、もっとも大切 な倫理が抜け落ちていま す。そして、経済とは利益・効率を追い求めるのではなく、「世の中を治め、人 民を救う」という意味があるのです。それなの に、九電や現政権はそのような 考え方から逆行しているような状況です。

先日、朝日新聞(2016/1/7)では中島岳志さん(北海道大准教授)は、「1995年 が大きな節目だと思います。バブル崩壊後も残っていた 『日本経済は復活す る』という自信が、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件でこっぱみじんに砕け た。『私たちが生きてきた戦後は何だったのか』と 価値の根本が揺らい だ・・・(後略)」と述べています。東日本大震災でも同じような感情を抱いた 人は少なくなかったと思います。

阪神・淡路大震災から21年目を迎えようとするいま紙面では、震災の記事が多 く、「次世代」「継承」「忘れない」というキーワードが躍っていま す。その ような言葉を単なる言葉だけにするのではなく、また6,434名の尊い命を無駄に しないように、初心に戻りもう一度、このままの生活でい いのか問い直してい きたいと思います。また、今年もどうぞよろしくお願いします。

この間、5回にわたって尾澤良平さんのメッセージを流していきましたが、上映 会の本番は1月17日@被災地NGO協働センターです。お時間ある方 はぜひお越し ください。
(増島 智子)

*トピックス
阪神大震災21年 原発避難で体調崩す 地域防災計画、移動や受け入れ先確保に不安
http://mainichi.jp/articles/20160115/ddn/041/040/006000c
(2016年1月15日 毎日新聞)

福島第一原発 廃液漏れで危険作業増 貯蔵容器で水素ガス発生
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201601/CK2016010602000138.html
(2016年1月6日 東京新聞)

川内原発免震棟計画 白紙では筋が通らない
http://www.47news.jp/47topics/e/272434.php
(2016年1月8日 南日本新聞)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日1月15日(金)は、東條(神戸)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月16日(土)は、鈴木(川崎)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月17日(日)宇田川(神奈川)
    18日(月)募集中!!
    19日(火)募集中!!
    20日(水)大石(静岡)
    21日(木)募集中!!
    22日(金)東條(神戸)
    23日(土)募集中!!
    24日(日)募集中!!
    25日(月)募集中!!
    26日(火)募集中!!
    27日(水)大石(静岡)
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脱原発ハンスト”ニュースVOL.597 [2016年01月13日(Wed)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL597(2016年1月13日)

「祝福(いのり)の海」東条雅之監督と災害〜小市民尾澤良平からの視点
D阪神・淡路大震災

 東条雅之監督のドキュメンタリー映画「祝福(いのり)の海」には、「いのち を生かし合う、未来につづく暮らしや世界」というフレーズが使われて いま す。今回の映画の原動力になった平和への想いを少しでも満たすことのできる希 望が、このフレーズを体現している映画の登場人物であり、たくさ ん映されて いる自然そのものだったということでしょう。
 
 その大前提を崩してしまったのが、原発事故でした。大事な自然や支え合いを 一瞬にして分断させたのが放射能でした。事故前からその危険性に警鐘 をなら していたのは、東条君をはじめ、長年原発問題に関わってきた有志の方々です。 しかし、その声が小さかったのか、それとも、他者が聞く耳を持 たなかったの か、事故は起きてしまいました。もしかしたら問題は原発だけに集約してはいけ ないのかもしません。

「いのちを生かし合う」ためには、まず「いのち」そのものにもっと目をこらす べきなのかもしれません。そのはかなさ、健気さ、壮大さを体感すると 畏敬の 念を抱かずにはいられません。映画にはそのチャンスが散らばられています。し かし、日々の暮らしの中で体感するにはあまりにも忙しく生産 し、あまりにも 激しく消費しなければならない現実が目の前にあります。その暮らしも、もはや 「未来につづく」と言えなくなってきました。環境問題 や原発事故がその象徴 です。かといって、それを完全に止めてしまうほど「いのち」にエッジは利いて いません。

しかし、畏敬の念を抱くと、「生かし合う」という姿勢も必然的に出てくるかも しれません。大事にすることのできた「いのち」を、「生かし合う」 「支え合 う」という姿勢がもっと重視されれば、やはりそれは希望になると確信していま す。なぜか、それは映画をみればこれまた体感できると思いま す。

ということで、3・11以降、僕も東条君も、ますます自身の暮らしのあり方に 目を向けていったように思います。二人ともできるかぎり食やエネル ギーなど は自給もしくは顔の見える関係でいただいていくという生活に変えていきまし た。その上で、東条君は映画作りに奔走。資金集めから上映方法 まで、志を集 めて活動を続けるというスタイルに徹しています。僕は、山形で話したことを実 現しようと、東北へのボランティアバスを運行し始めまし た。県外避難者へ も、「逃げていていいよ」というメッセージを送るつもりで、関西と福島の移動 支援も始めました。
 
21年前、阪神淡路大震災が発生したとき、多くのボランティアが自発的に動 き、多様な支え合いを実現してきたと聞きます。当NGOのスタッフの方 やそ こに携わる人は、この連載を読んでも全部当然のことだ、とすっと頭に入ってい くかもしれません。多分、21年前にあまりにもすばらしく、あま りにも悲し い「いのち」の叫びを聞いたのだと思います。しかし、ま部活帰りにフランスパ ンを食べながら、生きていることもフランスパンの存在も当 たり前だ、と思っ ている若者も多くいるはずです。
 
 監督も僕も、間接的にではありますが、災害からいろんな影響を受けてきまし た。人生のほとんどを震災で揺り動かされているような気もします。 が、この ような機会に恵まれない限り、もっと言うと、震災という悲しい出来事に直面し ない限り、やはり「いのち」の叫びは聞こえてこないのかもし れません。ハン ストをする余裕がないほどフランスパンを生産するこの暮らしです。ハンストで きる機会、つまり一番身近な「いのち」に耳を傾ける機 会を作っていただいて いる方々に感謝しつつ、またこれまでフランスパンや牛丼をたくさん作ってくれ た方々とその素材たちにも感謝しつつ、この映画 上映が1・17と3・11で 亡くなった「いのち」の叫びに呼応することを期待して、連載を終わります。

それでは、上映当日お会いできるのを楽しみにしています!
(尾澤 良平)

”「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17 ”の詳細は
https://blog.canpan.info/stopnps/archive/595

*トピックス
福島医大に新学部 平成33年福島市街地に校舎
http://www.minpo.jp/news/detail/2016011327990
(2016年1月13日 福島民報)

【復興の道標・作業員】「地域と共生」高い壁 住民との接点が課題
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160113-041814.php
(2016年1月13日 福島民友)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日1月13日(水)は、大石(静岡)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月14日(木)は、頼政(NGO)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月15日(金)東條(神戸)
    16日(土)鈴木(川崎)
    17日(日)宇田川(神奈川)
    18日(月)募集中!!
    19日(火)募集中!!
    20日(水)大石(静岡)
    21日(木)募集中!!
    22日(金)東條(神戸)
    23日(金)募集中!!
    24日(土)募集中!!
    25日(日)募集中!!
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脱原発ハンスト”ニュースVOL.596 [2016年01月11日(Mon)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために

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VOL596(2016年1月11日)

「祝福(いのり)の海」東条雅之監督と災害〜小市民尾澤良平からの視点
C 東日本大震災

発災直後、僕はまたほとんど何も考えることができないまま、山形県に支援に入 りました。そこに押し寄せる福島からの避難者。僕はそれまでに避難所 を訪れ た経験は何度かあったのですが、まったく様子が違っていました。原発の様子も まだはっきりわかりません。もちろん放射能のことも。ただただ 車を走らせて きた人たちは、実際に何が起こっているのか、どうすればいいのか、山形にいて もいいのか、残してきた家族はどうなったか、あらゆる不 安が避難所の中を渦 巻いていました。普通の避難所なら、周囲の環境に多少なりとも慣れていたり、 逃げてきた人の中に知り合いがそれなりにいたりす るようなものです。しか し、ほぼ埋まっている体育館の中はとても静かでした。原発の様子を知らせるテ レビの音声だけが響いていました。

 今回も例にならって何をすればいいかわかりません。というより、僕がここに いて大丈夫なのかという自信もありません。とりあえず、僕はひとりひ とりに 声をかけることにしました。

「僕は神戸から来たボランティアです。これからここにもいろんなボランティア が入り、状況は良くなっていくと思いますよ。」

話せることはこれくらいでした。これまで学んできたことをすべて抽出して口か らやっと出てきた言葉でした。でも、それだけの言葉だけでも、話しか けた避 難者の皆さんのほとんどは涙を流し始めたり、避難してきた経緯を言い始めたり しました。

そんな中でも福島第一原発の状況は悪くなる一方でした。僕は不安がぬぐいきれ ずにいました。そんな中に電話があったのが、今の妻と東条君でした。 二人の 話す内容は同じでした。

「帰ったほうがいい。」

東条君はすでに多くの情報を得ていました。原発はメルトダウンのような状態に あること、風次第では強い放射能が山形くらいの距離にでも飛ぶ可能性 のある こと、放射能の種類やその性質、身体や環境への影響、過去の事故事例、など、 今でこそ知られるようになったことですが、事故前の普通の人な ら知らないよ うな情報まで教えてくれました。もちろん何が正しい判断だったかなど、当時は もちろん、これからもわかることはないでしょう。ひとり ひとり、ひとつひと つに寄り添っていくしかないのかもしれません。

混乱の中で一番信頼できたのは、僕の「いのち」を想ってくれた二人の言葉でし た。しかし、巨大な災害と事故を前に、西日本にいた僕たちはこれから どうす ればいいのか。「D阪神・淡路大震災」につづく、、、
(尾澤 良平)

”「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17 ”の詳細は
https://blog.canpan.info/stopnps/archive/595

*トピックス
中核治療室60床 福島医大「災害医療・救命救急センター」
http://www.minpo.jp/news/detail/2016011127955
(2016年1月11日 福島民報)

本県避難者10万人下回る 県発表
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/01/post_12944.html
(2016年1月9日 福島民報)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日1月11日(祝・月)は、鈴木(川崎)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月12日(火)は、増島(NGO)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月13日(水)大石(静岡)
    14日(木)募集中!!
    15日(金)東條(神戸)
    16日(土)募集中!!
    17日(日)募集中!!
    18日(月)募集中!!
    19日(火)募集中!!
    20日(水)大石(静岡)
    21日(木)募集中!!
    22日(金)東條(神戸)
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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.595 [2016年01月09日(Sat)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL595(2016年1月9日)

「祝福(いのり)の海」東条雅之監督と災害〜小市民尾澤良平からの視点
B祝島の自然と原発建設計画
 
 四川大地震や岡崎水害のあと、僕らはそれぞれの道に進みました。東条君は北海道大学に卒論を書きに戻って以降、「自然」や「いのち」をテーマとする心と体の旅を始めました。貧困問題から派生して、世界の問題が自分の問題となっていく中で、その解決方法を手探りで求めていく旅を始めたのではないか、都会生まれ都会育ちの僕らに足りないものが「自然」だったのではないか、と振り返って勝手に思っています。それは僕自身のテーマでもあったからです。

東条君は自然と生きる人々を巡る中で、海と島を大切にしながら生きる祝島の暮らし、そして、その対岸に計画された原発建設の動きの2つに同時に出会いました。東条君は寝食の屋根を山口県に移し、その両側面の発信をし始めました。僕も農業やボランティアの勉強をしながらも、その話を聞き、何度か山口に足を運んだことがありました。そこで東条君に案内されるのはいつも、美しい自然と共にする暮らしや生き方、

塩・タコ・ヤギ・鯛・ひじき・豚・ビワ・棚田・林道・朝日・夕焼け・海岸・星。

その時、僕は原発について深く考えることができませんでした。人間も自然の一部であること、そんな当たり前のことを体感するだけでお腹いっぱいになっていました。都会で育つ僕らがお腹いっぱいにしてきたものの思い出は、

通学路にあった牛丼(大盛)、部活の体育館の近くにあったハンバーガー(10個買っても600円時代)、スーパーのフランスパン(値段の割に食べごたえがあるので東条君愛用)、冷凍食品やインスタントラーメン(尾澤家にたんまり常備されていた、ある意味防災グッズ)

そりゃ自然を巡りだすわけですよね。もちろん、これらに感謝はしていますが。

僕が自然の素晴らしさに感動している傍ら、東条君は、原発建設によりその自然が簡単に壊されてしまうこと、計画段階でも島民の暮らしに様々な支障が出ていることにもしっかりと目を向けていました。この両側面を目の当たりにしてきた東条君の作品がどのようなものになっているのか、大切なポイントであると思います。

そんな矢先での3・11。2人の運命はいかに。「C東日本大震災」につづく、、、
(尾澤 良平)

”「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17 ”の詳細は
https://blog.canpan.info/stopnps/archive/595

*トピックス
「ふくしま自然エネルギー基金」設立を正式発表
http://www.minpo.jp/news/detail/2016010927935
(2016年1月9日 福島民報)

【避難区域中心】県、自腹で除去へ 原発事故影響河川に土砂堆積 国に負担要望実現厳しく
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/01/post_12923.html
(2016年1月8日 福島民報)

東電、2年で約3万円安 4月の家庭向け新料金
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016010701001227.html
(2016年1月7日 東京新聞)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日1月9日(土)は、江崎(石川)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月10日(日)は、細川(NGO)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月11日(祝・月)鈴木(川崎)
    12日(火)募集中!!
    13日(水)大石(静岡)
    14日(木)募集中!!
    15日(金)東條(神戸)
    16日(土)募集中!!
    17日(日)募集中!!
    18日(月)募集中!!
    19日(火)募集中!!
    20日(水)大石(静岡)
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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.594 [2016年01月07日(Thu)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL594(2016年1月7日)

「祝福(いのり)の海」東条雅之監督と災害〜小市民尾澤良平からの視点
A岡崎水害

ひょんなご縁で神戸を拠点にすることになった東条君と僕。何か所かの被災地で ボランティア活動をさせていただきました。スタッフ派遣という形で東 条君と 行った現場で一番印象に残っているのは、2008年の愛知県岡崎水害です。水害現 場など初めてのことで何もわかりませんが、スタッフ派遣と いうことだったの でとにかく頑張ろうと意気込んでいました。しかし、例にならって、何をすれば いいかわかりません。到着して現場に行くと被災者は 家の中の片付けで忙しそ う。明日は災害ボランティアセンターが開設されているみたいだからそこに行こ う、ということになりました。しかし、朝にセ ンターに行くと晩に降った小雨 で活動受付中止。天気は回復傾向でした。

尾澤「まあセンターが中止やったら危ないってことやから今日は休もう。」
東条「昨日見たやろ。現場行ったら皆困ってるからなんぼでもできることあるわ!」
尾澤「一応水位もまだ高いみたいやし。」
東条「こんな天気やったら皆片付けしてるわ。しかも今回は誰かの金で派遣され てきてんねんで!」
尾澤「わけのわからん俺らが現場行って、お手伝いいらん、とか言われるかもし れへんで。」
東条「それでもええやん!」

 というわけで、午前中に水位の低下を確認した後、午後になって東条君が飛び 込みでお手伝いを呼びかけました。そしたら1軒目ですぐ「ぜひお願い しま す。」との依頼。僕はこの瞬間を忘れもしません。被災者と対面することに躊躇 していた僕はこの言葉を聞いて救われたような感覚すらありまし た。スタッフ 派遣ということもあり、型を整えて結果を出そうとしていたような気がします。 逆に、何もできないとすれば、それは自分たちのせいでは ない、と言い聞かせ たかったプレッシャーもあったような気がします。その後、他の神戸の仲間もこ の1軒目を中心にお手伝いをすることでその日は終 えました。

しかし、東条君が突破口を開いた力はまだ止まりません。東条君は夕方にボラン ティアセンターに再度訪れ、難しそうな会議を行っている人に、その日 あった 現場の状況や場所などを書いたメモを渡したのです。僕たちのようなど素人がこ の会議に物申すなどできるはずがない、という感覚がありまし た。しかし、会 議にいた人がしっかりとこのメモに目を通してくれていたことを後日知り、また また感動してしまいました。現場が一番大事であること を、意識せずにしっか りと認識できている東条君の姿に、僕はボランティアを続けていく自信を無くし そうになったくらいでした。

ちなみに、当NGOから派遣される時、事務局からはほとんど指示や命令は出ま せん。「B祝島の自然と原発建設計画」につづく、、、
(尾澤 良平)

”「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17 ”の詳細は
https://blog.canpan.info/stopnps/archive/595

*トピックス
南相馬に拠点整備検討 東電復興本社代表
http://www.minpo.jp/news/detail/2016010727884
(2016年1月7日 福島民報)

住民側、高浜再稼働容認で抗告 高裁金沢支部に
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016010601001136.html
(2016年1月6日 東京新聞)

福島第一原発 廃液漏れで危険作業増 貯蔵容器で水素ガス発生
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016010690070758.html
(2016年1月6日 東京新聞)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日1月7日(木)は、頼政(NGO)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月8日(金)は、東條(神戸)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月 9日(土)江崎(石川)
    10日(日)募集中!!
    11日(祝・月)募集中!!
    12日(火)募集中!!
    13日(水)大石(静岡)
    14日(木)募集中!!
    15日(金)東條(神戸)
    16日(土)募集中!!
    17日(日)募集中!!
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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.593 [2016年01月05日(Tue)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
…………………………………………………………………………
VOL593(2016年1月5日)

「祝福(いのり)の海」東条雅之監督と災害〜小市民尾澤良平からの視点
@四川大地震

この度は、脱原発リレーハンストのみなさんとのご縁とご協力があって、神戸で 上映会をさせていただくことになりました。ご縁というのも実は、僕も 東条君 も2008年四川大地震がきっかけです。四川では、二人で現地に勝手に行き、宿泊 先でたまたま出会った方が当NGOのスタッフでした。中国 語も話せず、どう すればいいか何も考えがなかったので、この方のお手伝いができるだけでもあり がたいと思いました。四川ガイドブック(尾澤)とカ メラ(東条)くらいしか 持って来ていない若者二人を受け入れてくれたことに心底驚きました。

僕は出発前から決めていた通りに1週間ほどしか滞在しませんでしたが、東条君 は帰国予定を延ばし、四川に残って支援活動を続ける決断をしました。

尾澤「実家のネコの世話を1日頼まれてるから帰るわ。」
東条「そんなん他の誰かに頼めや!そんな状況ちゃうやろ!」
尾澤「しゃあないやん、家族に怒られるの嫌やねん。」
東条「怒られるとかそんなんどうでもいいやん。逆に1日くらいほっといても大 丈夫や!」
尾澤「トイレとか変なところでしたら最悪やねん。というか、先に決めた予定を 覆すにはめっちゃ気を遣う家族やねん。ただでさえ、勝手なことばかり してる し、、、」
東条「ネコ1日と現場、どっちが大切やねん!」

と、僕の正直だけどどうにでもなりそうな帰国理由で口ゲンカをした翌朝に、四 川を離れたのを覚えています。こういう小さなところで、人の価値観が 表れ、 その先の運命も変わっていくようです。ペット観や家族観、、、

のお話じゃなく、持ち物の話です。彼の伝え残すという仕事はこの時からキラリ と光っていました。その瞬間に大事にすべきことを大事にする、過去や 未来に 過度にとらわれずに決断する。こんな監督の素質・生き方は、その作品を見れば 誰もが直感的に感じることができると思います。あまりにも愚直 な判断に、周 囲が不意に巻き込まれることも多々ありますが、、、

四川大地震の後、二人は神戸で再会し、一時期は今上映会場であるNGO事務所 の屋根に寝食を頼るほどでした。大阪の教員の方のお誘いで、高校生相 手に四 川のお話をする機会があり、そこで東条君のカメラに残った写真が大活躍。そう いえば、四川に行く前に東条君はアジア・アフリカを旅していま すが、その時 の写真もすばらしいものでした。写真や映像は、撮る人と撮られる人の関係性が 出てくるのかな、と強く感じました。カメラマンである前 に人として信用され ているから、被写体も素直に映っている、そんな感じです。

 二人は神戸でどのように生きるのでしょうか。「A岡崎水害」につづく、、、
(尾澤 良平)

”「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17 ”の詳細は
https://blog.canpan.info/stopnps/archive/595

*トピックス
福島第1原発事故 森林除染への調査継続を要請 福島県が環境相に
http://mainichi.jp/articles/20160105/ddm/041/040/062000c#cxrecs_s
(2016年1月5日 毎日新聞)

憲法のある風景
公布70年の今/4 大人の責任どこへ 18歳未満が除染作業 現場、危機感まひ
http://mainichi.jp/articles/20160105/ddm/041/040/124000c
(2016年1月5日 毎日新聞)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日1月5日(火)は、村井(NGO)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月6日(水)は、大石(静岡)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月 7日(木)募集中!!
    8日(金)東條(神戸)
    9日(土)江崎(石川)
    10日(日)募集中!!
    11日(祝・月)募集中!!
    12日(火)募集中!!
    13日(水)大石(静岡)
    14日(木)募集中!!
    15日(金)東條(神戸)
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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.592 [2016年01月03日(Sun)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜

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VOL592(2016年1月3日)

後述の様に、「祝福(いのり)の海」上映会を1月17日に被災地NGO恊働セン ターで行うことになりました。その案内を数回に分けてハンスト ニュースに掲 載させていただきます。

「祝福(いのり)の海」東条雅之監督と災害〜小市民尾澤良平からの視点プロローグ

初めまして。今年から大阪府の能勢町で暮らし始めた尾澤良平と申します。今回 は、幼なじみで友人の東条雅之君が完成させたドキュメンタリー映画、 「祝福 (いのり)の海」上映会のご案内にあたり、監督と災害がどのような関係性をた どってきたのかお伝えしておきたいと思います。

監督と僕は生まれ育ったマンションが一緒。小中高もすべて一緒。中学校ではテ ニスのダブルスを組み、高校ではバドミントンでダブルスを組み、その 後もい ろんな活動を共にしてきました。お互い特別な政治信条や宗教感覚などがまった くない環境で育ったので、まだこうしていろいろな面で同じ志を 共有している というのは、とても不思議な思いでもあります。

監督や映画の評価は、それぞれが判断すればいいですが、彼のこれまでの言動か らも21年目の1・17に向けて、学ぶべきことがたくさんあると思い まし た。ぜひご一読いただき、当日上映会参加の際には、減災・防災・脱原発のため によりよい対話の機会となるように願っています。

なお、この連載は映画の製作趣旨とは異なるものであり、監督の上映活動とも完 全に独立して、一個人としての考えや記憶の一側面だけ記載していま す。また 映画や監督の印象に一方的な憶測や予断が入る可能性もあります。読む読まない のご判断も含めて連載趣旨にご理解いただければと思います。 映画鑑賞後に読 んでいただくのも手かと思います。

 それでは、1・17までに数回連載しますので、ぜひお楽しみに。そして会場 でお会いできることを願いつつ、予約お申込みスタートです!「@四川 大地震」 につづく、、、
(尾澤 良平)

「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17

【場所】被災地NGO恊働センター(神戸市兵庫区 中道通2-1-10)
神戸高速鉄道「新開地駅」より徒歩5分 http://ngo-kyodo.org/access/index.html

【時間】2016年1月17日(日)
開場  13:30〜
1回目 14:00〜16:00 
座談会 16:00〜17:00(監督を中心に参加者との会話)
2回目 17:00〜19:00
交流会 20:00〜(長田区にて)
上映終了後、長田区に移動し、震災メモリアルイベントや復興の様子を見た後、 監督やボランティアの方々を囲んで鍋会をします。こちらだけでもお気 軽にご 参加ください。
(20時にJR新長田駅改札口周辺集合、会費1500円+飲み物代。)

【上映協力費】1000円
(当日、監督の今後の上映活動の寄付金も別に募集いたします)

【予約・問合】会場の都合により各回15人。前日までに要予約。
「祝福(いのり)の海」上映会 in KOBE 1.17実行委員会 代表尾澤良平
(080−1445−0547 inorinoumi117KOBE@yahoo.co.jp)
※空席があれば、当日参加も可(立ち見、もしくは入場不可となる可能性もあり ます。)

【Story】
大学時代、貧困問題に関心があった‘僕’。地球の上でみんなが平和に暮らすには どうすればいいのか――世界を旅する中で、自分の暮らしが世界の問 題と繋がっ ていると感じた僕は、足元の暮らしから見直そうと、塩づくりをしながら自給的 な暮らしを営む一家を訪ねることにした。そこには、海や大 地に根ざし、あら ゆるものを自分たちの手でつくり出す、生き生きとした暮らしがあった。同時期 に出会った、山口県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島「祝 島」。豊穣の海の恵みに 支えられ、互いに助け合い笑い合う地域の共同体が残る。その島の対岸には、 30年近く前から原発建設計画が進められてい た。「海をお金では売れな い。」と島の人たちはいう。島に通うようになった僕は、彼らが守ろうとしてい る、どこかなつかしい暮らしに触れていく ――2011年3月11日 大きな試練 に見舞われた日本。 祝島から福島へ。平和を求める旅の中で、様々な出会いを 経て見えてきた、いのちを生かし合う、未来につづく暮らしや世界――

【監督】東条雅之
1984年、大阪生まれ。北海道大学農学部卒業。2009年、自然と共に生きる人たち を巡る中で、山口県の「祝島」に出会う。島の暮らしに感銘を 受けると同時 に、対岸の原発計画について知り、発信を始める。2011年以降は福島にも通い、 2015年、ドキュメンタリー映画「祝福(いのり) の海」を完成させた。

*トピックス
溶融燃料調査ロボット 日英共同開発へ
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2015/12/post_12896.html
(2015年12月31日 福島民報)

もんじゅ、廃炉回避へ分離も 運転部門、外部に委託案
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015122801002159.html
(2015年12月28日 東京新聞)

*高浜原発3号機の燃料装填完了 関電、MOX含む157体
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015122801002056.html
(2015年12月28日 東京新聞)

*1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日までのリレー仲間
12月28日(月)は宇田川(神奈川)、29日(火)は細川(NGO)、30日(水)は 大石(静岡)、31日(木)は尾澤(神戸)、1月 1日(祝・金)は東條(神 戸)、2日(土)は宇田川(神奈川)がつなぎました。

*今日のリレー仲間 
本日1月3日(日)は、加納(神戸)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月4日(月)は、斎藤(京都)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレーの予定
  1月 5日(火)募集中!!
    6日(水)大石(静岡)
    7日(木)募集中!!
    8日(金)東條(神戸)
    9日(土)募集中!!
    10日(日)募集中!!
    11日(祝・月)募集中!!
    12日(火)募集中!!
    13日(水)大石(静岡)
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