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遠野物語 [2023年02月23日(Thu)]
東日本大震災の被災地からトルコ・シリア大地震の被災地へのメッセージをお届けします。

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東日本大震災から来月の3月11日で12年を迎えます。仏教でいうところの13回忌になります。そんな矢先に起きたトルコ・シリア大地震に被災地の人たちは本当に他人ごとではないと胸を痛めています。私自身も、テレビから流れてくる映像をみて、いま被災者の人はどんな気持ちでいるんだろう。これまでの被災地で被災者の方から聴いたことを思い出し、私も胸が苦しくなりました。

 あの津波から12年という月日が経つ中で、これまでたくさんの災害が各地で起きて、まるで上書きされるように「過去」の災害が人々の心の中の記憶から薄れていきます。でもいくら年月が流れようと、被災された方にとっては忘れたくても忘れられない辛い体験です。

ふと、岩手県陸前高田市の被災者の方からお電話が。。。ちょっと声のトーンが元気ないような気がしました。トルコとシリアでおきた地震のことをテレビで見て、「何か、私もできないかしら。手芸が得意だし、何か作って被災地を応援したい」と言ってくれました。いろいろお話をしていると、「明日は我が身だなぁって、津波に遭ってはじめて人の痛みがわかったの。最近はこちらでも大きくはないんだけれど、小さな地震が頻繁に起きていて心配なの。今年は干支でいうとうさぎ年、震災から一周して今年が12年目のうさぎ年で、なんていうのか考えたくないけど、不安になってしまう。今日は一日こうして無事に過ごせたなって毎日思うのよ」って、話してくれました。

  当時、仮設住宅にお邪魔してまけないぞうづくりのしている時に出会ったお一人です。神戸大学の学生が被災地に通って、被災者との交流を深めていました。その方は、学生やボランティアの人たちに何も返すものがないのでと、小さなまけないぞうを作ってお礼としてプレゼントしていました。

 まけないぞうという手芸を通して、それまで手芸などしたことのなかったその人が、まけないぞうがきっかけで、手芸グループのリーダー的存在になり、コミュニティが広がり、彼女にとっても生きがいのようなものが芽生えたのです。


 仮設から復興住宅に移り、仮設住宅で培ったコミュニティがバラバラになってしまったのですが、月に一度ほどみんなで集まって手芸をしたりしています。いまでもまけないぞうが被災者のみなさんの心に寄り添っています。

 トルコ・シリアの被災地にも東日本の被災地からの想いがとどきますように!!
(増島 智子)

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