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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.891 [2020年06月23日(Tue)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL891(2020年6月23日)

先日20日、報道特集(TBSテレビ)で長崎県川棚町川原地区の石木ダム計画の反対運動の特集を観た。1972年から48年間反対運動をしてきた13世帯の住民、村の人々はダム計画によって分断され続けてきた。反対派の住民はただただ、蛍が舞う自然豊かな故郷を守りたいだけなのに…。

当時行政は、反対している住民たちとの話し合いの場を持つ約束をしながら、現場に来たのは多数の機動隊員だった。大人たちと一緒に座り込みを行う小学2年生だった小さな子どもまでも排除したのです。現在、その排除された子どもは3人の父親となり反対運動のリーダーになった。彼はいまでも、あの時の恐怖は忘れないと話していた。
そして、昨秋裁判により土地は強制収用という判決が言い渡された。住民たちは「人格権を無視し、財産を奪い取る行為は全国でも類を見ない暴挙だ」と訴えている。狭い地域の人間関係は公共事業により分断され、ダム計画がなければ分断されることはなかったという住民の苦悩は原発立地も同じだ。

6月4日の朝日新聞に「河川計画課の担当者も『最近の想定外の雨ではダムの限界を超えている』と認める。ダム事業に携わってきた元国交省幹部の宮本博司氏は『本気でダムが必要だと思っている国交省の役人はほとんどいないと思うが、簡単には方針を転換できない』と話す。地元の政治家や建設業者、大手ゼネコン、計画を作った国交省OBからの建設推進の働きかけは今も少なくないという。」と報道された。

ダム建設も、原発も、基地も、一体何のための誰のための公共工事なのか?
石木ダムの反対派の住民たちが5年ぶりに県知事と面会した時に反対派のリーダーの高校2年生の娘さんは、「家族で田植えをしたり、ひいばあちゃんと畑で野菜を作ったり、兄弟とホタルや魚を捕まえて遊んだり」と日常の暮らしを紹介し、「そんな暮らしや、帰る場所がなくなるなんて考えたくもありません」と涙ながらに訴えた。
福島第一原発の過酷事故では、多くの住民が放射能により大切ないのち、大切な故郷を奪われた。この川棚地区の住民も大切な自然豊かな故郷守りたいだけ。普段の何気ない当たり前の生活を奪わないで欲しい。
                             (増島 智子)


*ハンスト走者募集中です!!

*トピックス
近県、海洋放出反対多く 風評対策必要性浮き彫り 処理水漁業団体アンケート
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2020062376527
(2020年6月23日 福島民報)


「爆発したぞ!」言葉を失った一通のメール 福島事故で避難…国の責任追及をする男性の思い
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d1e860c7a9fe03d2439e33d97871e3d8f0a96f8?page=2
(2020年6月23日 西日本新聞)


6月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日までのリレー仲間
6月11日(木)は宇田川(神奈川)、12日(金)は頼政(NGO)、13日(土)は鈴木(川崎)、14日(日)は村井(NGO)、15日(月)は東條(神戸)、16日(火)は上野(NGO)、17日(水)は大石(静岡)、18日(木)は宇田川(神奈川)、19日(金)は細川(NGO)、20日(土)は鈴木(川崎)、21日(日)は村井(NGO)、22日(月)は東條(神戸)がつなぎました。

*本日のリレー仲間
本日6月23日(火)は、石塚(神戸)の1名が行っています。

*明日のリレー仲間
明日6月24日(水)は大石(静岡)の1名がつなぎます。

*今後のリレー仲間
6月25日(木)宇田川(神奈川)
  26日(金)募集中!!
  27日(土)鈴木(川崎)
  28日(日)募集中!!
  29日(月)東條(神戸)
  30日(火)募集中!!
7月 1日(水)大石(静岡)
  2日(木)募集中!!
  3日(金)募集中!!
  4日(土)鈴木(川崎)
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