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ストップ温暖化センターみやぎ
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ストップ温暖化センターみやぎ
公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)
2016年度事業報告掲載しました。 [2017年03月30日(Thu)]

ふわりと甘い匂いに誘われて視線を落としてみると沈丁花が咲いていました。かわいい
ヨモギやタンポポの葉もよく見かけるようになり、春が近づいているなぁとしみじみ感じる今日この頃。

ストップ温暖化センターみやぎでは、漸く今年度実施してきた事業の報告書もまとまりほっとしています。いい気分(温泉)

2016年度の補助・委託事業の報告書はウェブサイトに掲載してますので、ぜひご覧ください!ぴかぴか(新しい)
(詳しくはこちら

(スタッフ吉田)
「緩和」と「適応」 [2017年03月17日(Fri)]

気候変動の影響への適応計画セミナー
「気候変動とこれからの私たちの暮らし」報告
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日 時:1月19日(木)13:30〜16:50
会 場:TKPガーデンシティ仙台勾当台 ホール5
講 師:網岡 孝夫 氏(環境省 地球環境局 気候変動適応室 環境専門調査員)
渕上 隆雄 氏(仙台管区気象台 気象防災部 地球環境・海洋課 地球温暖化情報官)
長谷川 利拡 氏(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター 生産環境研究領域 農業気象グループ長)
参加者:52名
主 催:環境省東北地方環境事務所
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近年の異常気象といわれる猛暑や豪雨などは、温室効果ガスによる地球温暖化を原因とする気候変動が大きく関係しています。
温室効果ガスを減らすためには排出を抑制する「緩和」を確実に進めることが大切です。
その一方で、どうしても温暖化の影響を避けることは難しいとも予想されていることから、「適応」の推進が不可欠となっています。

こうした状況を踏まえ、気候変動の影響への適応計画の説明、有識者による講演などを行ない、地域における適応の取組促進を図るため、環境省東北地方環境事務所が主催のセミナーを開催しました!

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網岡 孝夫 氏

環境省の網岡氏からは、、「適応」とはなにか、2015年11月に閣議決定された「気候変動の影響への適応計画」の基本的な方針について説明してもらいました。
また、2016年8月に設置された個人の適応への行動や、対策などが掲載された情報コンテンツ「気候変動適応情報プラットフォーム」について紹介してもらいました。

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渕上 隆雄 氏

仙台管区気象台の渕上氏からは気象台の観測データを見てみると東北地方では
・夏日(日最高気温25℃以上)の日数が増加
・冬日(日最低気温0℃以下)の日数の減少
・桜の開花日が早くなり、・楓の紅葉日が遅くなっている 
といった変化がでているそうです。

さらに、今世紀末のシミュレーションでは、
・真夏日や猛暑日が増加し冬日と真冬日が減降水日数が減少
・1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る回数が高くなる可能性がある
といった可能性があるとのこと。

また、近年の雨の降り方が変化していることからそれをどう市町村、市民に伝えるのかといった防災気象情報の改善への取組についてもお話してもらいました。

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長谷川 利拡氏

農業研修センターの長谷川氏からは主に気候変動による作物生産への影響についてお話してもらいました。

二酸化炭素がが増加することで作物生産の収量が増加傾向になる反面、外観品質の低下や気温上昇によってその増収効果が低下されるという予測があるそうです。
適応については、既存の技術や品種の組み合わせで対処することや新たな品種や技術の開発だけでなく、地域・産業・政策レベルで対策が必要であるとのこと。

参加者は講師の話を熱心に聞いている様子が見られ、質疑応答の時間には多くの意見・質問が寄せられました。
また、休憩時間やセミナー終了後も参加者と講師が話をしている姿を見ることができ関心の高さが伺えました。

温暖化対策のために「緩和」を進めていくのはもちろんですが、避けて通ることができない影響も今後でてくる可能性があります。
それに対して、私たちはどのような「適応」をしていかなければならないのかも重要です。


最後に、今回のセミナーでは「カーボンオフセット」も実施しました!
「カーボンオフセット」日常生活などにおいてどうしても避けられない温室効果ガスの排出について、その量に見合った削減活動に投資などをすることによって、埋め合わせをするというものです。
今回は、講師及び事務局の移動、また会場の使用によって生じるCO2を宮城県登米市の米川精算森林組合が創出したJ-クレジットによってオフセットをしました。ぴかぴか(新しい)
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(スタッフ 吉田)
今年度も、そして来年度も七ヶ浜へ! [2017年03月15日(Wed)]

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 日 時 :2016年3月5日(日)
 場 所 :生涯学習センター(中央公民館)
 講 師 :推進員 今野勇氏
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今年度(たぶん)最後となる七ヶ浜町の「しちがはま環境フェア」に講師派遣を行いました。

毎年、七ヶ浜町にはお邪魔していますがいつも快晴に恵まれています。晴れ
当日も、小春日和な気持ちがいいお天気でしたるんるん

講師は去年に引き続き、推進員の今野勇さんですぴかぴか(新しい)
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なんと、講話を聞きに来てくれた来場者の中には去年も参加したというリピーターの方も来てくれました!
講話のタイトルは『環境と健康を考える「食のカット・シフト・チェンジ?」』
温暖化の話から、省エネ、健康、食品ロスについてまで幅広い内容をクイズを交えながらお話してくれました!

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講演会の前には「しちがはま環境大賞表彰式」の表彰式も行われていました。
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子どもたちの環境に関する絵や作文、標語などどれも素敵な作品ばかりでしたぴかぴか(新しい)

次回の七ヶ浜町は6月18日に七ヶ浜国際村にて開催される「しちがはま環境フェア」に出展する予定でするんるん

(スタッフ吉田)
今すぐアクションを!〜COP22報告会in仙台〜 [2017年03月03日(Fri)]

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COP22(マラケシュ会議)報告会in仙台〜すでに始まっている被害と損失!温暖化対策の最新動向と私たちにできること〜 報告

日 時:2月11日(土)13:30〜16:00
会 場:仙都会館8F会議室
報告者:深草亜悠美さん(認定特定非営利活動法人エフ・オー・イー・ジャパン )
    ケンタロ・オノさん(キリバス共和国名誉領事館 名誉領事・大使顧問)
コーディネーター:長谷川公一(MELON理事長、東北大学大学院文学研究科 教授)
参加者:43名

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2016年11月7日〜18日にかけて、モロッコ・マラケシュでCOP22(気候変動枠組条約第22回締約国会議)が開催されました。

これをうけ、今年も仙台で報告会を開催しました!

今回報告いただいたゲストは、国際環境NGO エフ・オー・イー・ジャパンの深草亜悠美さんと、キリバス環境出前講話でも協力いただいたキリバス共和国名誉領事のケンタロ・オノさんです。


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(左)ケンタロ・オノさん (右)深草亜悠美さん


気候変動影響の調査などに取り組んでいる深草さんからは、東南アジアの国々が受けている温暖化による被害について報告がありました。

異常気象によって農業へ大きな影響が出ていますが、途上国では再建に必要なサポートが少なく、貧困層がより被害を受けているとのことです。


太平洋に浮かぶ低海抜環礁国キリバス共和国の名誉領事オノさんからは、温暖化によってキリバスが飲み水不足や食料危機に直面していることが報告されました。

海岸浸食や高潮によって海水が陸地に入り込むようになり、飲み水である地下水が塩水化したり、国土の減少で地下水量そのものが減少しているとのこと。

また、海水温の上昇によって海の生態系が変わり、キリバス共和国の主要な食料である魚が取れなくなりつつあるようです。

キリバス政府の対応として、政策の全てに気候変動への言及がされており、パリ協定を受けキリバスから約束草案が出されたとのことです。


COP22では、こうした温暖化の影響を受けている途上国の支援についても注目されましたが、残念ながら十分な議論は行われないまま終了したようです。

パリ協定がスタートするのは2020年。
しかし、スタートを待たずに今すぐアクションを強化していくことの重要性が訴えられました。


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パネルディスカッションでは、長谷川理事長からCOP22の日本の対応とトランプ政権の影響について情報提供を行った後、参加者も交えた活発な質疑応答や意見交換が行われました。


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参加者との質疑応答、意見交換


私たちにできることとして、
深草さんは「メディアへの働きかけや政策提言」、
オノさんは「地球温暖化問題を自分事としてとらえること」が大切だと訴えました。

温暖化による損失と被害はすでに始まっています!
私たちにできることを考え、今すぐアクションを起こすことが必要です。

(スタッフ 古林)
活動をふりかえり、伝え方を考えてみよう! [2017年03月01日(Wed)]

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第2回推進員勉強交流会 報告
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日 時:2月11日(土)10:30〜16:00

会 場:仙都会館8F会議室

内 容:【午前の部】推進員活動報告、ワークショップ「伝え方を考えてみよう!」
     【午後の部】COP22(マラケシュ会議)報告会in仙台

参加者:24名

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今年度最後の推進員勉強交流会を開催しました。

今回は午前の部、午後の部の二部制で開催。

午前の部は「推進員活動のふりかえり」、午後の部は「温暖化に関する講演会」を行いました。

今回推進員活動報告を行っていただいたのは、1期の千葉智恵さんと、推進員グループ「太陽と私」の皆さんですぴかぴか(新しい)


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千葉智恵さんは、講師活動など主に個人活動について報告


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「太陽と私」は、グループで出展したイベント活動などを報告


続いて行ったワークショップのテーマは「伝え方を考えてみよう!」

30分ほどの短い時間のため急ピッチで進めましたあせあせ(飛び散る汗)


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これまでの活動で行ってきた「伝え方」について振り返り、どんな方法が効果的だったか、グループ内で話し合いました。


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全体発表では、

「ゲームやクイズ形式」
「興味を持たせる」
「体感してもらう」


など色んな意見が出ました。目ひらめき

いろんな経験を持った推進員さんが集まると、どんどんアイデアが出てきますねグッド(上向き矢印)

来年度の推進員活動の活躍も期待していますexclamation

(スタッフ 古林)