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ストップ温暖化センターみやぎ
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ストップ温暖化センターみやぎ
公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)
高校での環境学習 [2014年03月28日(Fri)]

推進員1期の中屋猛さんから、活動報告をいただきましたexclamation

中屋さんは、宮城県環境教育リーダーとしても活動しており、
今回はその派遣により環境教育出前講座を行ってきたそうです。

センターからは、ワットアワーメーター型電球比較装置やパンフレット提供などを行い、
活動のサポートをさせていただきました。

報告いただいた内容を抜粋してご紹介します。

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日 時: 平成26年3月14日 9:40〜11:20
場 所: 宮城県工業高等学校
受講者: 化学工業科1学年 40名 教諭 7名

宮城県工業高等学校は、毎年3月に化学工業科1学年(40名)を対象に環境講座を開催しています。
本年度のテーマは「地球温暖化とエネルギーの現状と課題」と題して開催しました。

中屋さん2.jpg

前半は、地球温暖化問題の解決に向けて、国際的な取みが必要とされており、
これまで行われてきた取り組みを振り返りを解説し、今後の対策の必要性を質問形式で進行しました。


中屋さん3.jpg

後半は、省エネに関連した実験と測定を行いました。
事前に配布した「電力使用量の節減チェックシート」との関係をもって温暖化の理解を深めました。


中屋さん1.jpg

最後に行った質疑では、生徒から「日本のCO2排出量は、どこで集計しているのでしょうか」「CO2排出量計算は、どのように計算するのでしょうか」といった質問がありました。


高校生に対する環境講座は、今回で3回となりました。
テーマ設定にあたって高校教科との関連性をもたせ受講生年齢が上がるにつれて、身近な生活・地域から世界へと認識を広げていくことによって学びを深めることが必要です。しかし、広がった認識を再び個人の内側へと戻していくことも講座の中に取り入れたプログラムを忘れてはなりません。

********************************


生徒の皆さんもより環境に関心をもつようになったようで、大変好評だった様子でした!


教科と関連させたテーマ設定を行っている中屋さん。
受講者がどんな人で、どんな事に関心をもっているか、対象者の分析は環境学習を行う上で大事ですね。
そうしたことをしっかり行っていくことが、受講者の意識変化や満足度向上につながっていくのかも知れません。



驚きの無限ループ [2014年03月27日(Thu)]

2月に開催された低炭素杯2014で、グランプリ(環境大臣賞)を受賞した
ウジエスーパー&ウジエクリーンサービスさん。

今回、登米市にある本部と肥料化工場にお伺いしてきました。

うじえ1.jpg

こちらは、肥料を作る工場「ウジエ無限ファクトリー」

無限(むげん)」とは、ウジエスーパーから排出された野菜くずなどの食品残渣から作られた有機質肥料の商品名です。


うじえ2.jpg

ありました!!回収された食品残渣。

キャベツの葉っぱじゃがいもバナナオレンジなどなど…

まだまだ食べられそうに見えるものばかりで、これが捨てられちゃうの!?とびっくりがく〜(落胆した顔)


でも、捨てません!!これから肥料になるのです。


うじえ3.jpg


うじえ4.jpg

破砕機に投入し、細かく砕かれます。


うじえ5.jpg

たまにシールや輪ゴムなどが混ざっているので、ひとつひとつ人の手で取り除いていました。

目にもとまらぬ速さで見つけ取り除いていました!さすがプロぴかぴか(新しい)


うじ11.jpg
ただのぼやけた黒い写真になってしまいましたが、発酵して完成した肥料を撮影したものです。

限りなく黒に近いこげ茶色で、さらさらした土のような状態でした。

こうして完成した肥料を使って、地元農家が米や野菜を生産し、ウジエスーパーで販売されていくそうです。

まさに無限というネーミングがぴったりの肥料ですねひらめき


うじえ6.jpg

工場の中に、なんと2010年のストップ温暖化「一村一品」大作戦の受賞を祝う横断幕が!
何年たってもこんなに大きく飾って頂いていて…うれしくなりました。

ところで、横断幕の手前に吊るされているもの、なんだか分かりますかexclamation&question

食品残渣が入っていたビニール袋なんですって!目

洗って干して、再利用しているのだそう。


さらに手前にちらっと見えている茶色い袋は、肥料を入れている袋なのですが、
これも米が入っていた袋を再利用しているのだそうです。


ウジエさんでは、有機質肥料「無限」を使用して生産したお米「無限のぼり米」を原料に、
お酒や味噌も製造していらっしゃいます。

うじえ8.jpg
無限のぼり米と、登米市産の大豆を使った味噌「夢のぼり


うじえ9.jpg
お湯で溶いたものをごちそうになりました。

甘くてまろやかなおいしいお味噌でしたわーい(嬉しい顔)


うじえ10.jpg
低炭素杯でプレゼンテーションを行った吉田部長。

本当におめでとうございますぴかぴか(新しい)

あらゆるところの無駄のなさに、驚きの連続のウジエスーパー&ウジエクリーンサービスさんでしたexclamation


低炭素杯2014のプレゼン動画はこちらからご覧になれます



「しちがはま環境フェスタ」で温暖化とゴミを考える [2014年03月25日(Tue)]

3月2日(日)、七ヶ浜町で『しちがはま環境フェスタ』が開催されました。

朝から曇り空で天気が心配でしたが、小雨が少しぱらつくほどでなんとか持ちこたえてくれました曇り小雨
良かったわーい(嬉しい顔)

昨年に引き続き、今年も講演会にお招きいただき、「環境問題と3R」という演題でお話ししてきましたexclamation
(昨年の様子)

七ヶ浜1.jpg
懐かしの畳の間…ムード



講師は、推進員の菅野喜美恵さんとMELON4R部会の篠原富雄さんのお二人です。

七ヶ浜3.jpg

菅野さんからは、宮城県内の熱中症患者の推移や、農作物の産地の北上や高温障害など
身近に迫る温暖化について、お話いただきました。


七ヶ浜4.jpg

篠原さんのお話は、ゴミの増加による地球環境への影響や、生ごみ処理にかかるCO2排出量の比較など3Rについてです。

ゴミは、ゴミステーションに出したら終わりではなく、そのあともゴミ処理場へ運ばれ、
燃やしたり、人の手によってさらに分別されるものもあります。

ゴミステーションに出したら終わりではなく、最後のごみの行方まで考えると、
しっかり分別しなければと思いましたひらめき


七ヶ浜2.jpg
町内の小中学生が作成した環境ポスターや作文も飾られていました。


七ヶ浜町の環境の取り組み、今後も継続していくと嬉しいですねグッド(上向き矢印)



低炭素杯2014の結果やいかに! [2014年03月17日(Mon)]

2月14日(金)15日(土)の二日間、東京ビッグサイトにて
低炭素杯2014が開催されましたexclamation

低炭素杯1.jpg
会場入り口♪

この二日間、全国的な大雪の影響で、全国から集まった出場者、参加者、運営側のみなさん本当に大変だったかと思います。

交通機関にも大幅な乱れが生じ、一部スケジュールの変更や、残念ながら欠場となってしまった団体もありましたが、なんとか最後の表彰式まで終えることができました。

さて、宮城県からは3つの団体が出場しました。

食のみやぎ復興ネットワーク なたねプロジェクト

食のみやぎ復興ネットワーク
みやぎ生協.jpg

<取り組み概要>
東日本大震災で被害を受けた、宮城県内の農業・漁業・食品関係の227団体が参加して取り組んでいる地域復興を目指した「なたねプロジェクト」。
被災農地で、塩害に強いとされる菜種の栽培に取り組み、収穫した菜種でなたね油やドレッシング、石けんなどを作り、販売を行っています。
菜種の栽培によってCO2の固定化し、地産地消によってフードマイレージも少なく環境負荷の低減にも寄与しています。


『エコーガニック with ノーマライゼーション』食品スーパーが提案する環境ループ事業
株式会社ウジエスーパー&株式会社ウジエクリーンサービス(障がい者特例子会社)

低炭素杯3.jpg

<取り組み概要>
エコとオーガニック、そしてノーマライゼーション(障害者も健常者も普通に当たり前の生活ができる社会)を同時に進めながら、人にも地域にも地球にもやさしい事業に取り組んでいます。
スーパーから排出された食品残渣を有機肥料化し、その肥料を使って地元農家が米や野菜を生産、
さらにその米を原料にお酒や味噌も製造しています。
また、地元の高校やプロバスケットチームなどともタイアップし、環境活動にも取り組んでいます。


『桜香る大地へ〜簡易な根群除塩法の開発と普及〜』
宮城県農業高等学校科学部復興プロジェクトチーム

低炭素杯4.gif

<取り組み概要>
宮城農業高校は東日本大震災による津波によって校舎が全壊し、現在は仮設校舎で授業が行われれています。そんな中、津波に飲まれながらも開花した校庭の桜を「復興桜」として後世へ残していくべく、新校舎への植樹を目指した保存プロジェクトが、学校・地域が協力しながら行われています。


みなさん、堂々とした発表!
取り組みの素晴らしさもさることながら、プレゼンテーションも心に残る素晴らしい発表でした。


会場の一角には、出場団体や協賛団体から提供された資料やトロフィーが飾られたスペースがあり、休憩中も多くの人でにぎわっていました。

低炭素杯2.jpg
参加者同士の交流の場にもなっていました。


低炭素杯の最後は、ドキドキの表彰式です!!!

なんと、株式会社ウジエスーパー&株式会社ウジエクリーンサービス(障がい者特例子会社)
さんが
環境大臣賞グランプリを受賞しましたexclamation×2

低炭素杯5.jpg


そして、宮城県農業高等学校科学部復興プロジェクトチームさんが
企画・審査委員特別賞 最優秀復興イノベーション賞を受賞exclamation×2

低炭素杯6.jpg

おめでとうございますぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)


低炭素杯7.jpg
受賞者全員で集合写真。


低炭素社会を目指した草の根活動、全国各地で取り組まれていることを実感する大会でした。
こういった活動を互いに知り合うという機会も重要だなと感じます。
低炭素杯、来年もぜひ続いて行ってほしいと思いますひらめき






地球温暖化ってな〜に? [2014年03月03日(Mon)]

2月13日(木)、仙台市立茂庭台小学校で授業を行ってきましたグッド(上向き矢印)

今回授業を受けてくれたのは、5年生の約60名のみなさん。
地球温暖化ってな〜に?(私たちの生活とのかかわりは?)』をテーマに、地球温暖化の基礎知識についてお話ししました。


茂庭台小3.jpg
講師は、小学校での授業経験の豊富な推進員の
澤田敏翁さん澤田裕子さん塚ア隆夫さんです。


茂庭台小1.jpg
これは『持てるかな?エネルギーのかばん』

それぞれ重さの違う3つのかばんを持ち比べています。

3つのかばんは、それぞれ日本、中国、アメリカの3つの国の、国民一人が1日に使うエネルギーの重さを石油の重さに換算した重さになっています。

軽い!」「重い〜!」とわいわい楽しみながら取り組みました。


茂庭台小2.jpg
最後は、地球温暖化を防ぐために『私たちができること』についてグループごとに話し合いました。


茂庭台小学校では、公共交通を切り口に環境学習を行っていらっしゃり、
地下鉄・バスと自家用車の環境負荷の違いについて学習しているとのこと。

今回も興味津々で、元気に授業を受けてくれた5年生のみなさんでしたわーい(嬉しい顔)