10月5日(土)TKP仙台西口ビジネスセンターにて、推進員を対象とした環境学習のツール作成実践研修会(第3回)を行いました。
講師は前回と同じく、リードクライム株式会社の西直人さんです。
前回の「伝える≠伝わる」の話の振り返りからはじまり、1月のメディアテークでのイベントでツールをお披露目することを目標に、いよいよツール作りにはいっていきます!

まずは個人が何をやりたいのかを紙に書いて、全員の前で発表しました。

会場に張られた各県から取り寄せたツールをみなさんで見ながらアイデアを搾り出しました。
似たような意見の推進員でグループをつくり、グループごとの話しあいのはじまりです!
※今回は「ライフスタイルを見直させる」「電力がどれだけ使われているかを視覚的に学ぶ」「温暖化の危機感を煽る」目的の3つのグループができました。
季節を感じる旬の食べ物を味あわせたい、参加者の生活を見直させたい、次世代を担う子どもに興味を持たせたい等皆思い思いに語りあったり、ベテラン推進員さんの意見を真剣に聞いたりしながらアイデアをまとめていく様子は、どのグループも活気に満ちたものでした。
話合いの途中で、西さんからアドバイスがありました。「小学4年生向け」など、最初に対象を狭めた方がアイデアが出しやすく、企画に統一感が出る。また結果としてどの対象にも合うツールになるということを、選挙活動とラブレターの例を用いて解説していただきました。
前者は「誰にでも」対象を広げているが、それゆえに思いが届きにくく、影響力が小さい。後者は少なくともラブレターを渡す一人には思いが届き、その人を媒介として波及していく可能性があるためだそうです。
西さんのたとえ話は分かりやすく、絵も上手くてすばらしいですね!

最後はグループごとに発表会をしました。どのグループもアイデア満載でかつ具体的な内容までつめることができて、西さんも驚いていました。ツールが完成するのも時間の問題か・・・!?
参加者は15人(グループではちょうど5人ずつに分かれました。)と、大変少なくなってしまいましたが、少ない分参加した推進員の一人ひとりが奮闘してくれたおかげで、充実した話合いができたように思いました。
次回は、前回欠席した人には3つのグループのどれかに所属してもらい(共有はしっかり行いますのでご安心ください)、予算や準備物等、詳しい内容を話し合っていく予定です。その日の夜から翌日にかけては合宿や環境学習会(見学会)も予定しておりますので、皆様ぜひご参加くださいね!
最後に会場に展示した各県の温暖化防止ツール(一部)をご覧ください!
温暖化に関するクイズや写真つきのパネルなど、さまざまな工夫に富んだツールが並んでいます。

手回し発電で動く豚のおもちゃは大人気でした。
