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ストップ温暖化センターみやぎ
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ストップ温暖化センターみやぎ
公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)
推進員手作りアクリルたわしでエコライフを! [2012年02月16日(Thu)]
県内各地で活動を行なっている地球温暖化防止活動推進員の皆さん。
活動のスタイルはさまざまで、
イベントでの啓発活動や環境学習の講師の他にこんな活動もあります。

それはエコグッズ作りです!
今回ご紹介するのは佐々木佳代さん
かわいいアクリルたわしを作成してくださいました。
かわいいだけではなくきっちりと編まれていて実用性も兼ね備えています!

できあがったたわしは
1/28に行なった「わたしと世界とオンダンカ」
2/5環境フォーラムせんだい2011
来場者の方々にお配りしました。


置いておくだけで「これはなんですか?かわいい〜☆」
と興味を持つ方がたくさんいらっしゃり、
「今日の夕食の洗い物に使います!」ととても好評でした!
今頃台所で大活躍していることと思います。

身近に出来るエコライフには
簡単さと「実践していて楽しい!」という気持ちが欠かせませんね。
佐々木さん、ありがとうございました!
ウォームビズに挑戦中! [2012年02月15日(Wed)]
今年の冬は本当に寒いですね。
だから家に帰ったらすぐに暖房をつけて
設定温度はいつもより高め、使う時間も長めに・・・

ではなく!
快適さを保ちながら環境にやさしく冬を過ごす工夫がWARMBIZです。

今、東北で6つの家庭がWARMBIZに挑戦中です。
衣食住の3つの分野で身近にできるさまざまな工夫。
実践してみて感じたことや家族の反応など
率直な気持ちをウェブサイトでご紹介しています。
「WARMBIZって言葉は聞いたことあるけど、やったことはないなぁ」
「家族にも協力してほしい!」
という方は是非ウェブサイト「今日からはじめるあたたかいくらし」をご覧ください!





また、冬の省エネに重要な住宅の断熱。
先日、一級建築士の安井妙子さんをお迎えして
断熱住宅に関する座談会を開催しました。
その模様も近日ウェブサイトに掲載しますのでどうぞお楽しみに!
「青空エコカフェ」2月にも2回の勉強会を行いました! [2012年02月10日(Fri)]

以前ブログで「青空エコカフェ」の活動の広がりをご紹介しました。

2月にも2回の勉強会を開催したということで、
グループ代表の菊地さんよりコメントをいただいております。

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「カンタンで楽しいエコクッキング&お茶会」

日時:2月6日(月)10:00〜12:00
場所:五右衛門ケ原運動場仮設住宅集会所
内容:エコクッキングの「買い物・料理・片付け」をどう工夫するかを具体的に
    パワーポイントで説明しました。パスタやほくほくじゃがいも、りんごジャムの
    エコクッキングを実践しました。

 

余熱を利用しおくるみちゃんでくるんで、パスタやほくほくじゃがいもを実際作ってみました。
電子レンジでつくるりんごジャムも好評でした。

「余熱のほっときクッキングは目からうろこ」とびっくりされる方もいて、
仮設でのくらしに楽しいエコクッキングで気分転換していただきました。

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「春へ向かって暖かく過ごそう&お茶会」

日時:2月9日(木)10:00〜12:00
場所:西八幡前仮設住宅談話室
内容:少しの工夫であったかく、電気代も安く、
    そして地球にやさしく過ごす方法をご紹介しました。

積雪の寒い地域にある仮設で行いました。

 

防寒対策を紹介しながら、みんなで楽しくわいわいおしゃべり!

外の寒さとは打って変わって熱気むんむん大歓迎ムードで感激しました。
4月も新しい企画を考え、訪問することを約束しました。


どちらもみやぎ生協県北ボランテイアセンターと共催して行い、
青空エコカフェは菊地ひろ子千葉清幸さん、小山妙子さん3名が参加しました。

(推進員第3期生 菊地ひろ子氏)

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環境フォーラムせんだいでCOPについての展示をしました! [2012年02月09日(Thu)]
環境フォーラムせんだい2011「“環境”〜震災で見えてきたこと〜」

日時:2/5(日)11:30〜16:00
場所:せんだいメディアテーク オープンスクエア
センターの出展内容:
    「わたしと世界とオンダンカ〜COPってなんだろう〜」
    COP17の会議結果、現地の様子などの報告、
    宮城の人々の環境に対する思いのスライド上映
参加した推進員:
    庄子良二さん蓬田恵美子さん

毎年冬に開催されている環境フォーラムせんだい
センターからはCOP17をテーマにしたブースを出展しました。
COPに関連した展示は初めての試みでしたので
センタースタッフはドキドキしていましたが、
おかげさまで約150名の方がご来場くださいました!
皆様ありがとうございます!

COPについては「新聞やテレビで見たよ!」という方が大半。
報道では見られない会議上で行われている
若者たちのパフォーマンスや、ダーバン市内の写真をじっくりご覧になっていました。

展示の中で驚いていた方が多かったのは、
「日本は京都議定書第二約束期間に参加しない」という部分。
そう、日本は参加しないのです!
これは世界が一丸となって
温暖化対策を進めていこうとする流れに逆行するもので、
国内対策の遅れをもたらすことが懸念されます。

会議終了後は温暖化の国際交渉についての報道はほぼありませんが、
地球温暖化は世界規模の問題でかつ早急に解決に向かわなければならないことを
私たちは忘れてはいけません。

ほかにもブースではこれまでのツバルの写真展などのイベントでいただいた
宮城の人々の環境に対する想いを紹介し、
「どれに共感しますか?」と来場者のみなさんに尋ねました。

写真:共感するコメントにシールを貼ります

地球温暖化による海面上昇の影響で
国がなくなる危機にあるツバル。
さまざまなコメントの中で
来場者の皆さんから最も共感を得たのは
「故郷がなくなるのは誰だってさみしい」でした。






では地球温暖化を止めるためにまず必要なのは?
続いて共感した方が多かったのは
「当たり前だと思っていたことを
 見直す必要性があると思った」。
そして
「私たちが変わらなければ変わらないと強く感じた」です。

宮城には皆さんと同じく地球温暖化を止めたい、
そのために「自分たちが変わらなければ!」と感じている人がたくさんいます!
是非そんな想いを持ち、行動する仲間を
どんどん増やしていきたいですね。


恒例の「これからどんな省エネ行動をしたいですか?」アンケートは、こんな結果になりました。

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【エアコン編】
月に1,2回エアコンのフィルタを掃除する(11.9kg-CO2)           6名

【リビング編】
パソコンの利用を1日1時間短くする(デスクトップ型の場合 11.8kg-CO2) 8名

【キッチン編】
煮物などの料理をするときは落しぶたをする(48.0kg-CO2)         7名

【浴室編】
身体や頭を洗うときは風呂のお湯を利用してシャワーを使わない(135.4kg-CO2) 4名

【洗濯・掃除編】
フローリングでは掃除機のパワーを「強」から「弱」にする(14.0kg-CO2)     10名

CO2削減見込み量合計 1,183.5kg-CO2

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今回活動した庄子良二さんは
「他の人のコメントを見ると共感することが多いようです。」
と話していました。
なかなか普段話すことのない環境に対する思いですが、
皆さん実は同じように感じているんですね。

「世界」という観点から、そして「私にできること」。
一見遠く見えますが、実は全部つながっています。
同じ想いの仲間とともに、一つずつ行動を起こしていきたいですね。










基礎から学ぶ国際会議2 [2012年02月02日(Thu)]
引き続き1月28日(土)に行われた「基礎から学ぶ国際会議」についてです。



質疑応答の内容を一部ご紹介します。

Q.京都議定書の第1約束期間で、各国の成績は?

A.2008年から2012年までの排出量で、京都議定書の目標が達成できたかどうかを
把握する。2012年の排出量を把握できるのは2013年なので、京都議定書の遵守を
最終的に確認するには、約1年半ほどの時間がかかる。


Q.京都議定書の第1約束期間の目標が守れなかったら?

A.京都議定書は義務がある目標なので、義務の達成をチェックする「遵守委員会」
というものがある。達成できていないことが明らかになれば、国連の管理下で
「遵守行動計画」という計画づくりを行う。また、第2約束期間の削減目標に対して
削減量を3割り積み増しするという義務がかかってくる。
日本やカナダのように遵守できないかもしれない国が、第2約束期間の義務を
負わないといったとき、次の目標に3割積み増しができなくなるので、議論が必要になる。



会場に展示した写真(南アフリカの街の様子や
会議場の様子など)を、見ている参加者の方もいました。








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アンケートの結果から参加者の声の一部をご紹介します。(回答者数18/21名)

Q.今日、特に印象的だったことや気づいたこと・学んだことは?

(日本が)京都議定書に参加しないということがとても印象的でした。
国際的な義務がなくなるということで、今後日本が気候変動問題に対して
どのような取り組みをしていくのか、大変興味がわきました。(20代・男性)


世界各国から集まった若者たちが活動している姿が印象的でした。(20代・女性)


気候変動を止めるためには、産業構造の変化、ライフスタイルの転換が必要ということ。
(50代・女性)

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基礎から学ぶ国際会議1 [2012年02月02日(Thu)]
「聞く・話す・知る わたしと世界とオンダンカ〜基礎から学ぶ国際会議〜」を開催しました!

日時:2012年1月28日(土)13:30〜16:00
会場:仙台青葉カルチャーセンター
講師:平田仁子氏(NPO法人気候ネットワーク)
報告者:佐藤剛(ストップ温暖化センターみやぎ運営委員)
     江刺家由美子(ストップ温暖化センターみやぎリーダー)
内容:昨年の11月末から約2週間開催された、地球温暖化に関する
   国際会議「COP17」について、会議の目的や話し合われている内容、
   COP17の結果などを紹介
参加者:21名


はじめにストップ温暖化センターみやぎからCOP17に行った2人より、
現地の様子や他国のNGOの活動について紹介しました。

普段は見る機会の少ない、南アフリカの町並みや人々の様子。
また、若者のパフォーマンスやカナダに対する抗議の様子などの紹介もありました。

「若者の活動している姿を見て衝撃を受けた。
自分がCOP10に参加したときよりも参加している若者が多く感じた。」(20代・女性)















次に、地球温暖化の国際交渉の専門家で、気候ネットワーク東京の事務所長である平田仁子氏から、COPや国際会議の基礎的なお話、COP17の結果や今後の見通し等についてお話をいただいた内容をQ&A形式でご紹介します。





■気候変動問題は今どのような状態?
気温上昇を産業革命前から「2℃」未満に抑えることは各国共有の目標ですが、
各国が示す2020年目標では大きなギャップがあり、このままでは4℃上昇の
破局のシナリオとなってしまいます。「2℃」未満の目標を達成するためには、
各国が示す2020年目標プラス60〜100億トンの削減が必要です。


■COPではどのようなことが話し合われている?
京都議定書をもとに下記の論点で会議が行われています。
 ・先進国の削減義務・・・先進国全体で40%の削減に届く目標に合意すること
 ・途上国の削減行動・・・中国やメキシコ、ブラジルなどの主要な途上国の
               排出抑制を進める方法
 ・森林減少の抑制・・・途上国の森林減少によるCO2排出を止めること
 ・技術開発・技術移転・・・途上国の発展を「低炭素型」の発展に切り替えるため
 ・適応・・・特に影響を大きく受ける低開発国に、すぐに支援できる仕組み
 ・資金メカニズム・・・膨大な資金を捻出する仕組みと「立ち上げ資金」の確保



■COP17(ダーバン会議)で決まったのは?
1.京都議定書第2約束期間の合意
  ・・・法的拘束力ある削減の仕組みである京都議定書を続ける
2.包括的な法的文書(議定書)づくりへのプロセス
  ・・・2015年までに米中を含む新しい議定書(あるいはそれに類するもの)を作り、
    新たな枠組みは2020年からスタート
3.カンクン合意の運用化
  ・・・削減目標を立てたり、報告書を隔年で提出したりはするものの、
    自主的な取り組みを行う


■日本はどのような立場?
日本は京都議定書の義務を負わない「フリーライダー」の仲間入りです。
京都議定書の下で義務を負わず、2020年から新しい議定書が始まるまでは
途上国と同じ「自主的な取り組み」やっていくという方針です。
アメリカ、カナダ、ロシアも同様に、削減義務を拒否した先進国です。


■日本はどうするべき?
・「フリーライダー」となることのリスクを認識する
・原発CDM(クリーン開発メカニズム)の方針の取り下げ
・先進国の責任として国際義務を引き受け、率先行動をとる
・野心的な目標達成へ向けた排出実態の把握と評価への対応


平田さんのお話が始まると、参加者の皆さんは大変熱心に耳を傾けていました。
会場からは笑いが起こることも。


基礎から学ぶ国際会議2に続きます。