70億人の地球人は何を選択するか [2012年05月16日(Wed)]
「私たちは、予備の地球がもうひとつ存在するかのような暮らしを続けている。 地球が提供できる資源よりも50%も多く消費しており、この傾向を変えない限り この数値は増えるばかりで、2030年までには地球2個分でも足りなくなる。」 これは、6月20日〜22日にブラジルのリオデジャネイロで開催される 「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に先駆けWWFが5月15日に発表したレポート、 「生きている地球レポート(Living Planet Report)」の2012年度版に書かれていた ジム・リープWWFインターナショナル事務局長の言葉です。 ジム氏の言葉は、こう続いています。 「しかし今なら、私たちには選択肢がある。 2050年に地球に住んでいるであろう90億か、もしかしたら100億の人々に 食糧、水、エネルギーを提供できる、豊かな未来を作ることも可能である。」 現在の地球の人口はおよそ70億人。 今後さらに増え続ける地球人の未来はどうなっているのでしょうか。 それを決めるのは、今生きている私たちなのです。 来月から始まるリオ+20の主要テーマは、 グリーン・エコノミー(持続可能な開発と貧困緩和対するもの)と、 持続可能な開発の制度的枠組みの2つ。 加盟各国のリーダーが出席し、政治的文書が採択される見通しです。 私たちの未来がどんな方向に向かうのかしっかりと注目することも、 未来を変える一歩ではないでしょうか。 ストップ温暖化センターみやぎも、世界の動向を追い続けたいと思います。 ■WWF「地球環境の現状を明らかに 『生きている地球レポート2012』発表」 ■外務省「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」 ■株式会社三菱総合研究所「リオ+20国内準備委員会」 |