みやぎ節電プロジェクト2011報告勉強会
日時:2012年2月27日(月)10:00〜12:00
場所:環境会議所東北
講師:中田俊彦氏(東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻教授)
参加企業:株式会社遠藤店
株式会社古川測量設計事務所
木戸建設株式会社(敬称略、順不同)
主催:みやぎ節電コンソーシアム
今年度「みやぎ節電プロジェクト2011」により、
協業組合アクアテック栗原、株式会社ウイル、株式会社遠藤店、
河北新報印刷株式会社、木戸建設株式会社、株式会社高節土建、
株式会社富士防災、株式会社古川測量設計事務所、みやぎ生活協同組合
(敬称略、順不同)
の計9社がオフィスの窓へ断熱シートを導入し、節電に取り組みました。
取り組みの中で、各企業の方々は様々な発見があったそうです。
そこで、取り組み成果の事例報告会を開催しました。

はじめに、東北大学の中田俊彦氏からエネルギーに関してお話いただきました。
家庭や小さなビルで使われているエネルギーはわかりにくく、
それぞれを把握していく事はむずかしいそうです。
しかし、家庭では空調(冷暖房)、給湯、調理、
小さなビルでは空調や照明で使われるエネルギーが一般的。
今年の冬はとても寒かったので、省エネ、特に節電のためには、
空調に関しての対策は非常に重要でした。
以下、中田先生よりお話いただいた内容をQ&A形式でご紹介します。
Q.建物の熱はどこから逃げていく?
A.大部分の熱は窓から逃げていきます。
日本の住宅は窓が多いうえ、今年の冬は寒かったので、
どんなに良いガラスでも熱は逃げていきます。
窓からどんどん熱が逃げてしまえばエネルギーをたくさん使うことになります。
Q.何か対策は?
A.窓への対策は重要です。
ガラスにフィルムを張るのは、一般の家庭や小さなビルでも出来る手軽な対策。
今回のみやぎ節電プロジェクトで使った断熱シートは非常に良い物を使用しましたが、
ホームセンターなどで売っている断熱シートも貼れば結露しにくくなるなど効果があります。

最後に、参加企業の方よりコメントを頂きました。
(以下敬称略、順不同)
<株式会社遠藤店>
環境問題は避けては通れないと思います。エネルギーには直接関わることはないですが、
今後はもっと勉強し、経営などに反映していきたいと思います。
<木戸建設株式会社>
窓に貼った断熱フィルムは結構効果があったと思います。
社員に「出来れば家庭でも取り組んでほしい」と伝えたいと考えています。
今後も省エネを推し進めていきたいと思います。
<株式会社古川測量設計事務所>
このような取り組みをもっとPRしていくのが重要だと思いました。
小学生への教育など底上げも必要だと思います。
2012年度も節電に取り組んでいきたいし、緑のカーテンに挑戦してみたいです。

参加企業の皆様本当にご協力ありがとうございました!