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2025年04月08日

避難訓練

今回は避難訓練の様子についてお知らせ致します。

昨今、地震・火災・水害等、自然災害は日本だけの
問題に留まらず全世界で毎年のように起こり、
社会問題になっているこのご時世です。
災害はいつ起こるかわかりません。
「備えあれば憂いなし」
万が一に備えて準備しておけば、いざという時
心配することはないという意味です。

スタンバイでは今回、火災を想定した避難訓練・通報訓練
・消火訓練を行いました。
また、同日に水害(洪水)を想定した緊急避難先までの避難も
行いました。

火災を想定した訓練では
職員の「火事だ」という合図から避難が始まり、
2階の非常口階段を使い、玄関前に集合しました。
「火事だ」の掛け声から避難が完了するまでに要した時間は
なんと59秒!(素晴らしい)。通所生は避難する時も低い姿勢で
ハンカチを口にあてて避難していました。
実際に通報訓練も同時進行で行い、臨場感・緊張感もありました。

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その後は水消火器を使って、消火訓練を行いました。
消火器を使った経験がない人も沢山おりました。
まず、ロックの外し方・ホースやレバーの扱い方を学び、
その後に、消火訓練開始。火の上側ではなく火元(下)を狙って
放水していかなければならないのですが、意外に難しいという
感想が多かったです。また、火元に近付き過ぎてしまうと
火事に巻き込まれてしまうこともあるので、一定の距離で
初期消火をしていく必要があります。


IMG_2954.JPG

最後に水害(洪水)を想定した避難訓練を行いました。
私達、スタンバイの緊急避難先は桜が丘小学校です。
実際に桜が丘小学校まで徒歩・早歩きでどのくらいかかるのか
タイムを計測してみました。一番早い人で2分半、普通に歩くと3分半程度
かかりました。

IMG_2957.JPG


まとめ
今回、火災の避難訓練・消火訓練・通報訓練と、水害時(洪水)の避難場所
の確認を行いました。学校生活で避難訓練は毎年数回行っていたと思いますが、社会人になると職場で年1回程度行うぐらいだと思います。
今回は、避難中の適切な行動・避難ルートの確認・避難場所の確認・
通報の仕方・消火器の取り扱い等、再確認の意味も兼ねて多くを学びました。
職員も通所生と一緒になり参加しました。課題点等が見えてきた部分は改善して、通所生、職員も含めスムーズな避難や災害に巻き込まれないような環境整備等をおこなっていかなければいけないと思いました。
もう一度言います「備えあれば憂いなし」この言葉を念頭に
より防災意識を高めていけるよう運営していきたいと思います。
(TAKE)
posted by スタンバイ at 12:50| Comment(0) | seikatu

2018年12月27日

スタンバイ家族セミナー[LST]

12月13日(金)
スタンバイをご利用されているご家族を対象に、
家族セミナーを開催しました。

第一回目は、「自立生活について」
スタンバイが地域活動支援センターとして平成22年の10月に開設スタートしてから、ずっとこの領域について真剣に向き合い、積み上げてきたものがありました。

講義部分であるLST(ライフ・スキル・トレーニング)のみでは身につけられないと、その実践である「LST2」をスタートしました。指導のためのテキストは、どこにもないので、トレーナーたちが中心となって作成しました。

講師は、スタンバイ・トレーナーとして
LSTの礎を構築してきたリーダー、中條淳子さん。
中條理事.jpg

「学歴」が何かを保障してくれると信じて、
大学進学や卒業の経緯を持つ利用者の方々が多いスタンバイ。

ある利用者さんが言いました。
「大学で、顔の洗い方を教えてもらわなかった」と。


就労移行支援事業所等を利用するにあたり
認定調査票というものがあります。
その調査(聴き取り)項目
[2.身の回りの世話や日常生活等に関連する項目]
に挙げられている各項目、
スタンバイを利用されるほとんどの方々が
「支援が不要」に〇が付いています。

LSTに関係の深い項目として
・調理
・掃除
・洗濯
・買い物
・金銭管理
・服薬管理

一人暮らしを想定しての認定調査項目なので
親がしているものは、「支援」の内なのです。

実際に、便利時代になったこともあり、
家庭では家事を軽視しがち。

家事が身についている人は、
就職も早いですし、また、就労定着も続くことなども
伝えさせていただきました。

アンケートから、スタンバイ・家族セミナー開催の希望も多く寄せられました。
次回は、成年後見制度などの学習会も準備したいと企画中です。

(kakuda)


















posted by スタンバイ at 10:00| Comment(0) | seikatu

2018年02月07日

雪かき

連日の大雪雪雪雪
通勤・通所が大変ですねあせあせ(飛び散る汗)
スタンバイでは毎年この時期になると
朝の運動の時間に雪かきをしています。
雪かきもかなり良い体力つくりになっていますexclamation

最初はスコップ・スノーダンプの使い方や
体の使い方がうまくいかず、道具を壊してしまったり
おもうように雪を放ることができなかったりします。
毎日やることで徐々にコツをつかんでいきます。

DSCN5374.JPG

DSCN5381.JPG

通所生の足取りは少し重いですが
今日もスタンバイは雪かきからスタートしています。
DSCN5382.JPG
おかげで駐車場・正面玄関前がとってもきれいになりました。

(miya)
posted by スタンバイ at 12:47| Comment(0) | seikatu

2016年11月17日

ズボンのゴム通し

スタンバイでは、「衣食住」に関してのカリキュラムがあります。
そのなかで、「衣」というカリキュラムがあって、ボタン付けや裾上げ・ゴム通しなどをやっています。

先日の「衣」でも一人一人、違った内容をやっていました。
その中で、ゴム通しについて、紹介します。

ゴムの付いたズボンって、なんでしょうね。
パジャマやジャージなどあると思いますが、緩くなってきたら自分でゴムを取り換えられるように、実際にパジャマやジャージなどを持ってきてもらっていた時もありました。
(だいぶ昔の話ですが…)

ゴムは見えないところに通していきます。
ここ、ASDの皆さんには難題ですね。

ゴムが通った後、きついか・きつくないか、「ちょうど良い」状態にして、ゴムを結ぶ。
この「ちょうど良い」も、ASDには難題です。
それから、結び目を縫う。

ここまでを行います。
「ちょうど良い」かどうか、実際にトレーナーがゴムの部分を触って確認していきます。
ズボンやパジャマなどを着てもらうと、確認の時にパンツが見えちゃいます。
恥ずかしいです。

なので、ちゃーんと教材が用意してありました。

衣ゴム遠し2.jpg


見た瞬間、「写真を撮らせて!」とお願いしました。
なるほど…

ズボンの上から履けるスカートみたいな感じ。

「ちょうど良い、きつくもなく、ゆるくもない」
って、案外難しいものです。
(小T)
続きを読む・・・
posted by スタンバイ at 17:00| Comment(0) | seikatu

2013年01月31日

LST2 衣類編

10月から始まったLST2。

自分の日常生活を支えている見えない部分
『当たり前のこととして受けている家族からの家事労働と生活費、
その他のおける支援』
を意識してもらうことから始まって、
歯磨き、洗面、ほか『身だしなみ』から自分の衣類のサイズを測り、
そして繕いものと進んできました。

メンバーさんのほぼ全員が自分の衣類を洗濯することも、
干してたたむこともしていません。
ボタンが取れても、ジャージのゴムが伸びても、
裾がほころびても、自分で直した経験がないのです。
アイロンかけもしたことがありません。

そこでボタン付け・ゴム通し・まつり縫い・アイロンかけなど、
『衣類を繕う。手入れをする。』
ことを12月1月と2か月間をかけて行ってきました。

初めはぎこちなかった彼らも、だんだんに上手になっています。

職業生活を長続きさせるためには、
家庭生活という基礎にしっかりと支えられていることは
重要なことであり、一人の大人として
自分で自分の生活を管理すること(自律)を
少しでも確かなものにしていって欲しいと思います。

ワイシャツアイロンかけ
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ズボンに見立てた生地
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自分でズボンの裾上げをやってみました。
裾を折ってちょうどいい長さを決めます。
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裾を切ります。
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仮縫い完了。
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来月からは住居編が始まります。

(中T)

posted by スタンバイ at 13:27| Comment(0) | seikatu

2012年12月26日

LST2 アイロン

お待たせいたしました。スタンバイ、今日も元気にやってます。
しばらく、ブログの更新ができないでいました。すみませんでした。

本日は、ただ今2階フロアにて「LST2」を実施しています。
今日の課題は、アイロンがけ。

アイロン.JPG

スタンバイが就労移行支援事業所へと体系が移行されて、
現在、利用者数は19名となりました。(20名定員)

スタンバイの中のカリキュラムもより一層の充実を目指して
精査を続けています。

たとえば、座学における「LST
(自立に必要とされる生活のアレコレ)。
学ぶことで知識は習得できますが、『実践』がなければ身に付けられません。
そこで、「LST2」と名付け、実践を始めました。

自立と一言でいってもとても広い範囲になりますので、
スタンバイでは「衣食住」に直結し、生活人として
これだけは一人でできるように…と、思われる内容を
スタンダード(標準)に、プログラム作成進行中です。

また、個別の就労支援計画策定のための
個別評価(アセスメント)において、
これまではTTAPの項目をベースにしてきましたが
日本で実際の企業へ就労するために必要な内容・項目について
新たな見直しが必要と考え、評価尺度を見直す段階へと
進めています。
(C)


posted by スタンバイ at 11:42| Comment(0) | seikatu

2012年10月23日

キレイとキタナイ(洗顔)

OTサザエさん.PNG

今月に入ってから、OTの中で大活躍中の命名「サザエさん」。
さやか先生(作業療法士さんです)作です。
テーマは「洗顔」。

「朝、歯は磨くけれど洗顔しないです」とのこと。
「夜、洗っているのでいいです」とも。

何故、私たちは顔を洗うんでしょうか。
小さい頃から、そのように躾けられたからです。
目ヤニの付いた顔では、恥ずかしいよって。

ASDの人たちは、
『参照する力』が弱いと言われています。
「人の振り見て、我が振り直せ」ですが、
そもそも、恥ずかしいという概念が最も強く意識されるって
思春期以降、好きな異性ができたりして、
「○○君、カッコイイ黒ハート」なんて言われたいとか?
「○○君、キタナイよー」と、嫌われちゃうとか、
そういう心が育つことで人目を意識できるようになり
身だしなみにも気を配れるようになるものなのではないかなと。
しかも、お年頃になると分泌物も盛んで、お肌の悩みも出てくる。
もちろん、水洗いだけじゃ足りなくなる。
洗顔石鹸やフォームなるものも使い始めますね。

さてさて、この機会に、正しい洗顔の仕方を身に付けちゃおう。

OTアバター君.PNG


三角コーナーに使用するネットをアレンジして、
泡立てると、こんなふうになります。

OT洗顔フォーム泡.PNG

これを、顔の部位(絵の順番)に置いて、指全体の腹を使って、
クルクル…。。。。

OTサザエさん2.PNG

「髪の生え際に洗い残しがないように…。」
さやか先生の丁寧な指導は続きます。

OTサザエさん3.PNG

日を追うごとに、メンバーさんたちの肌(顔)のトーンが明るくなっています。
ニキビがなくなった人もいます。

洗顔が上手になったら、次はカラダの洗い方になりますね。
脇の下、うなじ、耳の裏側…、
清潔を保つことは、相手への思いやりでもありますね。
(C)



posted by スタンバイ at 16:14| Comment(0) | seikatu

2012年10月03日

秋の収穫物〜スタンバイファーム〜

今年は、昨年より一か月早く、サツマイモが収穫できました。

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一個一個が、パンプキンみたいに大きくて、ビックリ仰天です。

あまりにも素晴らしい姿だったので、
横綱級のラインナップをお披露目します。



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名前を付けたくなってきました…(笑)

このお芋さんたちは、
来週末の「焼き芋大会」へと、
晴れ舞台・デビューが決まっています。
(C)
posted by スタンバイ at 09:47| Comment(0) | seikatu

2012年09月27日

カレーとゴーヤサラダ

暑い夏の日のCOOKINGでのことです。

今回は、maruyamaPMの「カレー作り」でした。

「一人で全てを作る」のではなく、
「キャンプ・野外炊飯」での
グループで協力するパターンでの調理をしました。

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レシピを確認し、役割分担をして、
自分が何をするのか、理解して取り組みます。

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カレー作りが落ち着いた頃(煮込んでいる間)、
センター長が何か作り始めました。
(これは?予定にないですが…)

手が空いているメンバーさんを呼んで、
何か手伝わせています。

トントントン♪と包丁の良い音!

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おぉーっ、夏のゴーヤ!ですね。


maruyamaPMが覗きに来ました。

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他のメンバーさんも気になって、覗きに来ました。

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センター長の背中から、つぎつぎと覗いていきます。
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そして、皆でセンター長のお手伝いを始めました。

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その間、カレーは煮込み中…。

楽しそうなセンター長です♪

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ドレッシングをたら〜りとかけて、ゴーヤのサラダが出来ました。

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今回のお昼ご飯は、カレーとゴーヤサラダでした。

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(keikoT)
posted by スタンバイ at 08:20| Comment(0) | seikatu

2012年07月19日

たまむすび(裁縫)

服のボタンが外れた時、ズボンの裾がほつれた時、
自分で縫うことが出来るといいですよね。
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今回は「たまむすび」をやってみました。

1.ひとさし指に糸を1周させる。
2.親指で糸をねじり、人差し指から糸が離れるまで押し出す。
3.絡んだ糸の部分を中指・親指でキャッチし、
  ひっぱると玉結びの完成。

多くのメンバーさんがつまずいた部分は
「糸をねじり、押し出す」こと。

そこで、ねじる動作を確認するために、ティッシュで「こより」を
作り、ねじる動作を練習しました。

saihou-2.JPG

最初は皆、困った顔をしてティッシュを両手で持っていた
だけでしたが、目の前で途中まで作って「ここから続けて」
としたら、出来ました。
「こより」を一(イチ)から作ることは難しいのでしょうね。
今の課題は「ねじる」だからいいのです、「ねじる」だけで。

そして、再度、たまむすびに挑戦!
なんと!!全員「たまむすび」が出来ましたよー。
saihou-3.JPG

スゴイです!

でも、つまずくところは一人一人違いますね。

Aさんの場合。
  「指先に糸を1周、巻きつける」時、糸の真ん中を指に巻き、
  「糸をひっぱる」時、両側の糸をひっぱってしまい、
  絡んだ糸がほどけてしまいました。
  「こうだよ?」と2回やって見せましたが、
  同じことの繰り返しです。
  動作をもっと細かく指示したら出来ました。(下記)

  1.糸を人差し指・親指でつかみ
  2.糸の端まで指を滑らせて
  3.糸が離れないギリギリで止める
  4.そこから糸を1周、指に巻きつける

  ここで、ある部分が分かった時、「なるほど!」と
  スムーズに出来たんです。

  それは、彼の見えていなかったところ、
  「糸の端の部分」をつかむことでした。
  分かったら左手でも出来ました!

Bさんの場合。
  「糸の絡んだ部分を中指・親指でキャッチ」する時、
  「絡んだ糸」のどこをキャッチするのか悩んでしまい、
  「どこを掴めばいいですか?」と質問してきました。
  「ココだよ、ココ!」と見せても悩んだまま…。
  絵に描いて「ココ!」で、納得できたようです。
  (絵のほうが分かり易いんだ…。)

Cさんの場合。
  「糸の絡んだ部分を中指・親指でキャッチ」する時、
  「糸の絡んだ部分をキャッチ」のみ!になってしまい、
  「糸は最後まで離さない」という指示も入りません。
  今はただ、「糸の絡んだ部分をキャッチ!」のみ。
  (一度にひとつだけしか入らないのでしたね)

ゆっくりなら真似ることができるメンバーさんも、もちろんいます。
見えていない部分、困っている部分、理解できない部分が分かると、
「そうなんだぁ、そこなんだぁ」と、その違いを感じます。

(keikoT)
posted by スタンバイ at 13:46| Comment(0) | seikatu