物流の現場では、コンテナと並び運搬に1番使用しているものです。

この状態で、トラックに載せてお店に商品を配送します。
まずカゴ車を組み立てることから訓練を始めます。
重要なのは『底板』を車輪の上のフックに確実に被せること。
ここが外れるとカゴ車が崩れてしまいます。
そして『カンヌキ』で固定をしますが、カンヌキは手触りで掛けて行きます。

そこでカゴ車を倒して『底板と車輪、カンヌキ』の仕組みを目で見せて
組み立ててもらうことから始めました。

出荷計算
物流倉庫では、パレットに載せた段ボールが
人の背をはるかに超えてそびえ立っています。
そこで商品が入荷したときは、段ボールの総数と
箱の中身を掛け算して計算をして在庫を記録します。
また逆に商品が売れて出荷をするときには、
出荷数の箱数と端数を計算して払い出しをします。
スタンバイではそれに近い設備までは用意できませんので、
ミニチュア模型でやってみました。

この箱の積み方もパレットパターンといい、効率的にかつ安全に積む形です。
「この箱、1箱あたり12本入っているとして、ここには何本在庫がある?」
メンバーさんたちは、電卓や筆算で一生懸命計算しました。
「480本です。」
「式は?」
ある人は「1段8箱×5段×12本で480です。」
またある人は箱を全部指で数えて計算した人もいました。
「次、ここから200本売れました。何箱と端数は何本?」
電卓で200÷12にすると16,6666となり「えーっ難しい!」の声が上がります。
中には「16箱と端数8本です。」と瞬時に暗算をする人もいます。
「12本が10箱で120本、5箱で60本、残り20本で1箱残り8本です。
と説明してくれました。
そして倉庫での実際の高さに近い高さを体感してもらうために
パレットの上にパイプとジョイントでジャングルジムを組み立てました。

ここでも入り数や出荷数を変えてまた問題をだしました。
(中T)
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