いじめのケース会議はモニタリングが大事? [2013年06月18日(Tue)]
さて今年度のスクールソーシャルワーカーの仕事は
県の方針もありますが、いじめケースが増えました。 学校や学級という環境を見ていくため ケース会議をしていても言葉やプランに 気を遣うことが多くあります。 もちろん「子どもの最善の利益」(被害者も加害者も)が 根っこにないといけないのですが だからこそ、安易に担任や加害者を攻撃しても その先に何も生み出さない、また違う課題が発生するだけ と考えていじめが起こった集団の構造や 発見・対応できなかった学校の体制を しっかりモニタリング(評価)することが 一番大事なのかなと思っています。 学校が教育機関でありながら 加害者を指導することに目がいきがちですが まずなぜ被害者がSOSを出せなかったのか まわりが気がついていながらなぜ大人に 助けを求められなかったのか それは子どもたちのせいではなく そう出来なかった大人側の体制と責任を しっかり受け止めることが被害者に対する 大人としての責任の取り方なのではと思いますが なかなかそこにシフトを代えることは難しいです。 ソーシャルワーカーとしてもっと自己研鑽が 必要な分野だと思いますし、研究的視点で 自分だけでなく他のSSWに共有できる 支援システムづくりも必要な気がします。 この夏の大きな宿題です。 |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 23:35