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スクールソーシャルワーカーとして小中学校で勤務しているゆっきーの日々を紹介。NPOでの活動紹介や大学非常勤講師の話題もあります。
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子どもを傷つける先生たち [2013年02月28日(Thu)]
さて今年度のスクールソーシャルワークの仕事も
あと2週間となりました。

2月のケース会議祭りでは虐待ケースが多かったのは
ここまでの投稿で書いてきた通りです。
虐待というと家庭環境に課題があるわけですが
残念ながら学校(クラス)という環境に課題があるケースも
やはり出会うことがちょこちょこありました。

なかでも残念なのは先生の行動や言動で
子どもが学校に来られない状況を作っているケース。
(学校主体の会議ですらこれですから
 実態はもっと多いのではと思っています)
なぜそのようなことが起きるのか考えてみると
あまりにも教員が自分の作りたい集団や子ども像に
押し込もうとして起こっているように思います。
楽しいクラスは先生にとってではなくて
全ての子どもにとってでなくてはならないわけですが
あまりに自分が求める楽しいクラスにしようとして
その枠に入れない子どもへの不適切な対応が目立ちます。

枠には入れない子どもたちには発達の課題や
家庭での課題を背負っていることが多いのですが
それを個人の問題として指導した時に先ほどから
出ている不適切な言動で結果として
子どもたちが学校に来られない→保護者激怒
というパターンですね。

これを防ぐにはやはり教員がもっと自己覚知を意識し
成功でも失敗でももっとモニタリングする力を
つけていかないといかんと思います。

もちろんそんな子どもを傷つける先生は
ごくごくわずかですが、そのような被害を受けた
子どもや保護者にとっては絶対数の少なさなど
何の意味もないですしね。

教員、福祉、保育など人に関わる仕事を
選ぼうと思っている人は常に適正を振り返って
欲しいと思います。
ボクも結果として子どもを傷つけているのではないか
見直ししながらスクールソーシャルワークを
続けていかねばと思っています。
(スーパーヴィジョン受けないとあかんな)
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:58
子どもの貧困支援に取り組む若者たち [2013年02月26日(Tue)]
週末は山科醍醐こどものひろば主催で
「子どもの貧困」支援に取り組む若者たちの
合宿で研修講師などをしてきました。

関西圏で日々支援活動に取り組む
若者たちが集まったわけですが
その熱気と熱意にはこちらも元気を
たくさんたくさんもらえました。
きっと各団体日々の活動は悩みが多いことと
思いますが、こうやって各地で頑張っている
仲間がいることを確認できる意味は大きいと思います。

合宿の最後に湯浅誠さんとの若者たちとの
トークタイムがあったのですが
(このためだけに東京から往復してもらい
 ありがとうございました)
やっぱり湯浅さんは言葉を大事にしていて
相手にあわせて適切な言葉を
使いわけることができる人やなと
こちらもその様子をみて勉強になりました。
(特に湯浅さんの語る貧困定義は今後
 研修会でも使わせてもらいますね)

自分もソーシャルワーカーとして
聞き手を元気づける言葉(雰囲気)を
もっともっと身につけていきたいです。
s-DSCN3401.jpg
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:01
ヴィジュアルノベルを一万人に視聴してもらう! その4 [2013年02月24日(Sun)]
JustGivingでのチャレンジ報告の第4弾です。

【まずはこちらのサイトを参照ください】
子どもの貧困が題材のヴィジュアルノベルを一万人に視聴してもらう!

1万人視聴のチャレンジレースも終了まであと約1ヶ月。
Facebookで湯浅誠さんが紹介してくださったこともあり
視聴数はぐっと増えまして今日現在、4500人です。
さらにうれしい悲鳴は寄付での応援。
13人の方から54000円ということで
こちらは目標を折り返すことができました。
ということで視聴数も寄付での応援に
追いつくように増やしていきたいと思います。

さて今日は先日、ある新聞記者さんから
このヴィジュアルノベルについて質問をもらったので
(新聞で紹介されたらええのになぁ)
その質問に答えます。

「なぜこのような作品を作ることになったのですか」

実はひょんな偶然が重なって誕生しています。
誕生の最初のきっかけは
東京で子どもたちと弁護士で作る劇
もがれた翼」を観劇して
子どもの貧困をテーマにした芝居で
もがれた翼のように社会発信したいと思いました。
そんなことを考えていた時に
「学びサポート×暮らしサポート全国実践交流会 in 京都」の
京都事務局を山科醍醐こどものひろばで受けることになり
オープニングの全体会で芝居をしようと準備していました。
(この時に仁の物語のプロットを作りました)
ところがうっかりミスで芝居公演ができるホールの
予約日を間違ってしまい(苦笑)ホール使えず。
結局、芝居企画は流れてしまったわけです。
せっかく脚本準備したし、何とか日の目を。
と次にラジオドラマ化を考えたのですが
結局、アフレコ協力団体との都合つかずこちらもお蔵入り。

で、苦肉の策として考えたのが
ヴィジュアルノベルというスタイルで
脚本のテキストをスライドとBGMにのせる動画にして
参加者に見てもらおうとイベント一週間前に
動画編集作業に追われる日々。

イベントのオープニング映像として見てもらったら
テキストで語られる物語が意外と脚本とマッチし
予想以上の高評価をいただきイベントに
来られなかった人たちにも見せたいということで
YouTubeにアップしたわけです。

ちなみに今度の夏には今度こそ
この「仁の物語」を本来したかった芝居で
公演にしようと計画をねっています。
その時には「仁の弟」は実は小学校でいじめにあっていて・・・
ということで二本のオムニバス形式になる予定です。

ちなみにJustGivingで新しいチャレンジを
近日中にはじめますのでこのチャレンジ共々
そちらの応援もお願いします。








Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:09
見えにくいが深刻な教育虐待 [2013年02月22日(Fri)]
派遣型スクールソーシャルワークの仕事も
気がついたら折り返し地点。
ホントに毎日様々なケースにあわせてもらっています。
外科医の手術回数じゃないですが
ソーシャルワーカーにとってもケースに
関われば関わるほどワーカーとしての感覚が
増していってたらいいのになと思っています。

さて多くは子ども虐待、特にネグレクト系の
ケースが多いのですが、実はちょこちょこあって気になっているのが
「教育虐待」をベースにもつケース。
そもそも「子ども虐待」については
「不適切な養育環境に子どもがあること」と
自分の中では定義づけているのですが
その意味でこの教育虐待は深刻です。
子ども自身の気持ちをよりも親の強い要望で
塾や習い事、またスポーツに放課後や休日など
余暇のすべてがスケジュール詰めの子どもたち。

そんな子ども時代を送っていたら
息切れしたり、思春期になって行動面で
花開くよなと話を聞きながら感じます。
しかしこの「教育虐待」系の子どもたちは
先生に対しても期待に答える動きをしていることが多く
問題が大きくなってからやっとケース会議に
あげられているように感じます。

不登校で引きこもっているケースや学級崩壊
いじめの加害者を丁寧にアセスメントしていく中に
このような「教育虐待」の可能性を疑うことも
必要かなと思っていますし
ソーシャルワーカーとしてこの問題を
もっと表出させていかんなと思っています。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:50
派遣型スクールソーシャルワーカーの仕事 [2013年02月20日(Wed)]
ということで2月から山のようにケース会議に
入っているわけですが、基本的には虐待ケースが多いです。

だいたい学校生活でも子どもたちが
様々なSOSを出しているので
そのSOSの意味や被虐待児やその保護者への対応
新年度への引き継ぎのポイントなどを整理して
伝えることが派遣型スクールソーシャルワーカーの
お仕事の大部分を占めます。

もちろん虐待通告していなければ
「まず通告してください」とケース会議参加者へ伝え
その必要性と要保護児童対策地域協議会で
ケースをみる意味について説明しています。

あとお昼の時間などに校長先生と話する機会も多いので
校内組織体制づくりや機関連携などメゾレベルの
支援も出来るのもおもしろいです。

そんなあいまに行動観察を通してケース会議
対象の子どもやクラス環境を見たり関わったりするのも
個人的には大事な時間になっています。

まあリップサービスもあるかもしれませんが
派遣のスクールソーシャルワーカーについて
一定評価いただいているようなので
次年度はもっと派遣申請が増えるかなと
ちと期待しております。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:16
久しぶりのスクールソーシャルワーカー日和 [2013年02月18日(Mon)]
一ヶ月近く採点に追われてブログを放置しておりました。
さて2月に入ってまさかの展開。
毎日スクールソーシャルワーカーとして県下の小中学校へ
派遣されて出勤しております。

滋賀県のスクールソーシャルワーカーは
週2回に特定の小学校に勤務する「配置型」
年に3回特定の小中学校に勤務する「巡回型」
さらにここ数年、市で雇用される
スクールソーシャルワーカーも出てきました。
(市のSSWは「拠点型」が多いようです)

ちなみにボクはご存じの通り
昨年度までは配置型と巡回型を併用していましたが
社会福祉士事務所を立ち上げたことを機に
今年度は巡回型のみとなっていました。

それとひっそり新規事業で緊急対応できる「派遣型」の
事業がはじまっていて派遣型SSWも登録していました。
(事業の名称はSSW事業ではないですが
 実質、派遣型SSW事業です)
それが、滋賀県はまあいろいろあったことで
補正予算が大幅についたということで
2月から急に毎日県下の小中学校に派遣される展開に。

県教委から空いているスケジュールを教えて欲しいと
言われて送ったらまさかの空いているところ全てに
派遣計画が入るとは・・・まあ働かざるもの
食うべからずなのでいいのですが。

そんなこんなで先々週からかれこれ
虐待を中心に40ケース近い会議をこなしてきて
ちょっと頭から煙が出ていますが
このブログの話題もたくさんあるので
今日から復活しようと思います。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:42
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