なぜ研修で当事者の声を聞かないのか? [2012年08月31日(Fri)]
![]() 大津の大津百町館でNPO法人ジェントルハートプロジェクトの パネル展示と講演会があるというので行ってきました。 いじめやリンチなど心や体を傷つけられ死んでいった 子どもたちのパネルと生前のメッセージの展示。 (詩や文集、作文もあれば遺書もありました) そして講演は11年前に大津であったリンチ事件で 子どもを亡くした遺族の母親の講演。 加害者や見てみぬふりをした近所の人たちへの 攻撃性は遺族だから仕方ないけど 憎しみのエネルギーはやっぱり悲しい。 とにかく当事者の声はパネルでも講演でも重みがありました。 それはリアルだから当然。しかしそのリアルに触れに来る 人たちの少なさともともと意識が高い人しかイベントに 来ないことについてはとても残念であります。 子どもに関わる人たちや関わろうと思っている人たちには ぜひ知って欲しい事実、見て聞いてほしい言葉。 この夏、教育現場で「いじめ」をはじめ子どもの命について 自分自身もスクールソーシャルワーカーの視点で 研修講師としていろいろ伝えましたが そんな研修よりも正直、このような言葉に触れて欲しかったです。 この大津の展示と講演会が明後日まで、 9月は29日に京都でおつきあいのある チャイルドライン京都主催で講演とシンポジウムがあるので 本当に多くの人たちに参加して欲しいと思います。 そいてこのようなリアルに触れる機会を 教育現場や教員養成の現場で増やしていかんと あかんなと強く感じた一日でした。 |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 22:19