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スクールソーシャルワーカーとして小中学校で勤務しているゆっきーの日々を紹介。NPOでの活動紹介や大学非常勤講師の話題もあります。
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webレポート2メール提出レポート(龍大) [2012年06月10日(Sun)]
今日は近江八幡にある
「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」へ
久しぶりに夫婦デート(?)で行ってきました。
今回レポートで話題になっている
精神疾患を抱える人たちの作品も
たくさん飾られていましたが
ホント圧倒されました。
みなさんもぜひ学生時代のうちに
鑑賞することをおすすめします。

ということでさっそくメールで届いた
レポートを紹介します。
基本的にゼミ前日の日曜日がメールで
届いたレポート公開日です。
コメント欄に書かれたレポートと一緒に
自分以外の人たちの考えに触れてみてください。
8人分なのでそのまま本文に掲載します。

○りか
 精神疾患の親を持つ子供という状況は、私の勉強不足かもしれませんが、あまり勉強の題材(テーマ)として取り上げられなかったように感じます。だから今回勉強し、衝撃を受けています。
 授業で模擬事例として見た時は、一つの例として捉えていたからか、考えの視野の狭さを感じています。でも今回実際にその状況で暮らす当事者の話をきくことで(特に掲示板)、言えない苦しみ、理解されない苦しみを経験していて、そこは授業では読み取れなかった部分だなと感じました。同じ経験をした人もいる、その事実を知れただけで救えわれる、このように感じるのは、よっぽど理解されず孤独に精神疾患と戦ってきたんだなと感じた。
 ソーシャルワーカーとして大切なことは、情報の収集と共有による幅広い視点からの支援を考えること、また利用者の何が辛かったのか、どう辛かったのか、どう苦労してきたのかなど、利用者を理解する事だと考えます。

○めぐりん
 模擬事例での利用者理解に比べて、テレビや掲示板で当事者の声を実際に聴いたことで当事者の方たちの家庭の中の様子やその人がこれまで長い間ずっと一人で抱え込んできた気持ちや考えを知ることができた。当事者の分かってほしいが世間には言ってはいけないと思う気持ちや、社会が普段どれだけこういったことに目をむけられていなかったのか、という問題を改めて考えさせられた。
 ソーシャルワーカーはこのような記録にあらわれていないような利用者の気持ちや、家庭内、地域での環境、利用者の歴史をくみ取ることを大事に考えていかなければならないと思う。

○お春
 教科書や模擬事例による利用者理解とTVや掲示板で当事者の声を実際に聞くことの違いとして、前者の教科書は一般的あるいは普遍的であり、模擬事例においても客観的事実ではあるが当事者やそれを取り巻く人々の感情や主観的な感覚までは伝わりにくいと考える。一方、後者においては個別的で主観的であるため、その方の物事の捉え方や考え方、その都度抱いてきた感情などがリアルに伝わってくる。
 ソーシャルワーカーは会議の場面や記録、アセスメントシートなどで利用者への支援を検討しないといけないことが多い。つまり当事者と向き合う機会より、当事者抜きで書面や支援者と向き合い検討する機会が多いことになる。そこで、ソーシャルワーカーは、それらの検討に当たる際、上記のそれぞれの場面における情報の特性を理解した上で、利用者の理解に努めなくてはならない。当事者のいない場面で客観的資料を基に検討しようとすると、支援者側の主観的な思いや判断が先行してしまう可能性もある。「この人は統合失調症だから〜な人だろう」というように。
 また、当事者は事実を事実のまま受け止めているとは限らない。事実をどのように解釈しているのか、本人にとっての事実と実際には“ズレ”が生じている可能性もある。「自分は(自分の親は)“障害者”じゃない。」というように。本人が事実をどのように受け止めているのか、今後どうしていきたいのか、それらは書面や他者ではなく本人にしか語れない事実であることを常に念頭において利用者のことを考えていかなければならないと考える。

○まま
 教科書や模擬事例などの文字での理解は、比較的冷静に、客観的にとらえることができるけれど、どこかで実際のことではない、(事実、実際の事例を加工したりしているけれど、限りなく事実に近いにも関わらず)フィクションのような気持ちになり、取り組む姿勢がまだ十分ではない気がします。一方、当事者の声を聴くと、実際にその人生を生きている人が“今、そこにいる”感覚があり、心の底から「どうしたらいいのだろう?」と親身な気持ちが生まれます。しかし、感情移入しやすいため、様々な立場からの視点をもって考えることが(そのように考えなければならないとはわかっていながらも)、なかなか難しいようにも感じます。
 実際に利用者に会うことなく、会議や記録などで支援を検討していく場合に、ソーシャルワーカーとしては、あくまでも主体は利用者であり、支援者ではないということを大切にしないといけないと思います。支援者たちの意見から、ある一つの結論に至ったとしても、それはあくまで支援者の意見であって、利用者やその家族の意見ではありません。利用者やその家族の気持ちを大切にしながら、支援していかなければならないと思います。また、利用者に会うことが一番良いとは思いますが、会えないのであれば、あらゆる関係者から情報を収集し、生の声を感じてくことも大切だと思います。

○かな
 私は今まで、精神疾患を抱えた親をもつ子は、世間の目を気にして、親の病気を隠さないと居られない辛さや、隠していた親の病気が世間に広まった時に、周りからいじめられることに、悩みを持っていると思っていました。しかし、それと同時に誰にも相談出来ない、自分の辛い気持ちを閉じ込めて頑張っている子が沢山いるということに改めて気づかされました。
 そこで、ソーシャルワーカーが、大切にしなければならないことは、そういった子どもたちの立場にたって、考えることを忘れないことだと考えます。子どもたちはきっと、辛い気持ちを言い出すのに時間がかかると思いますが、その子たち一人一人のペースに合わせて、相談出来る環境を作ることが、大切だと思います。

○のんちゃん
 教科書や模擬事例で利用者理解に努めようとするときには多数の人と話し合い、意見を聞くことによって事例に対して様々な予測ができる。しかしTVや掲示板で当事者の声を実際に聞くのでは模擬事例では予想もしなかった意見を聞けるのではないだろうか。当事者の声を聞くことの大切さを学んだ。
 記録などでソーシャルワーカーは何を大事に利用者のことを考えないといけないかについては、私たちに何ができるか、何をすべきかを常に考え利用者の人に十分な情報提供をしながら、利用者の目標に到達する過程に歩調を合わせることが大切なのではないか。こちら側で勝手に判断して記録等をすることは避けなければいけないのではないか。

○かや
 教科書や事例から精神疾患を理解しようとすると、どうしても背景が人それぞれになりがちで、当事者の本当の気持ちが見えにくいと感じる。しかし、当事者の実際の意見や気持ちを聞くことにより、辛かったことや苦しかったことなどがとても重たく感じ、その時の状況が見えてきてしまいそうな感覚だった。TV番組の掲示板に掲載されていた意見は、「私が子どものとき...」というものが多かったが、現在、実際に小学生や中学生の子ども達が、自分の親の精神疾患について悩み、苦しんでいるのかと思うと、もっと援助が早く行き届く必要があると感じた。まだ甘えたい時期にある小学校低学年の子ども達からすれば、自分の親に何が起きたのかすらうまく整理出来ないかも知れない。また、思春期に入る小学校高学年、中学生になると、恥ずかしい気持ちや自分が守らなければと思う責任感、誰にも助けてもらえない、誰に言えばいいのか、などの孤独感を感じ生きていかなければならない。子ども達が少しでも楽な気持ちになれるためには、学校側や病院、地域の支援や援助が必要だと思う。
 ソーシャルワーカーとしては、そのように心に何らかのマイナスな気持ちを抱える子どもを傷つけないこと、また、「いつでもここにおいでね」「助けてあげるからね」「何でも言っておいでね」など、子どもの心に寄り添う言葉かけを大事にしていくべきだと思う。

○こにたん
 教科書や今回の模擬事例で利用者理解に努めることを考えると、どうしても利用者の病気が重点となります。社会の偏見や理解の乏しさ家族へのサポートに気づかなくなる。
 TVや掲示板で当事者の声を実際に聞くと、理解してくれる人の少なさ、孤独、誰にも言えない苦しみ、自分も同じ病気になるのではという不安がある。病気そのものではなく、なぜ病気になってしまったのか(問題分析)。サポートはどうあるべきなのか(解決、対処方法)。家族が機能しなくなった時に誰が家庭を支えてくれるのか(地域の連携)。これらが、彼らの声を生で聞くとどれほど大切で、重要であるべきか痛感した。
 ソーシャルワーカーは、利用者が病気と向き合うサポート、利用者にとって必要な環境の提供を考えないといけない。そして、利用者の家族のサポート、地域の理解と連携、家族が相談できる機会、場所、時間を提供することとして、家族の絆を守ることがソーシャルワーカーは大切である。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 21:29
webレポート3「見学先を調べよう」 [2012年06月08日(Fri)]
さていよいよ次回は見学実習その2です。
見学先は「かしの木学園」ということで
今回のレポート課題はこちら。

「かしの木が学園」のホームページを見て
考えたことと施設への質問してみたいことを
レポートしてください。


かしの木学園ホームページ

・必ず200字以上は記述すること
・提出はこのブログのコメントに記載か
 メール(レジメに記載してます)で日曜日の23時までに提出
・コメントやメールの名前は
 webで公開するので本名ではなくてニックネームで書きましょう。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:47
webレポート2メール提出レポート(花大) [2012年06月07日(Thu)]
やっとこなれてきたようで
ほぼ全員提出できたようですね。

ではさっそくメールで届いたレポートを
紹介していきます。
発表が得意な人、苦手な人
克服方法がそれぞれ書かれているので
みんなの意見からも学んでくださいね。
あと学籍番号の学生さん多いけど
せっかくやしニックネームでお願いします。
(なんか冷たい感じがするので)

○まゆ
 わたしは、調べたりするのは得意なのですが発表したらするのが苦手です。調べたりする時にしてるのは、一つの文献を見てそれだけを読み深め考えるのでは無くて3つぐらいの文献を集めてからそれぞれを読み深めてから自分なりに一つのものにまとめてその中にも自分の考えなどをいれています。
 しかし、発表は余り人前で自分の意見を言ったりするのが苦手だっりたり、人見知りで知ってる人の前だと普通に話せるのですが余り知らない人の前だとあまり話せません。
 これを改善する方法としてわたしが考えるのは、いきなり人前で話をして改善するなんていうのは無理だとおもうので、少しずつでも普段から人見知りであまり自分の意見を言わないのでは無くて自分の意見は意見として伝えていったり、自分から積極的に話していかないとだめだと感じたのと、あとは、回数だと思いました。場数を踏めば少しずつ慣れてうまくできるようになると思います。
 やっぱり、人と関わって援助していくような職業なのでこういう所は学生の今のうちに直してしまいたいとおもいます。

○07+08
 私は、今回の授業のような発表という場面にはとても苦手です。なぜなら、毎回、とても緊張してしまって自分の伝えたいことをうまく伝えることができなくなってしまうからです。私は、これを克服するためには何回も同じような場面に遭遇することだと思いました。なぜなら、そのことによって徐々に緊張しなくなるのではないかと思ううからです。 また、今回のように自分が調べたことを発表する場合、なるべく多くの資料を集めて発表に臨むことも必要だと思いました。なぜなら、調べれば調べるほど自分の自信につながり、発表がスムーズになると思ったからです。

○20116095
 私は基本的に自分の意見をみんなの前で発表することが苦手です。しかし、大学に入ってから今まで以上に発表する機会が増えたため徐々に慣れつつあります。これからは施設見学や就職面接など自分をアピールしたり意見を発表したりしなければならない機会がたくさん出てくると思います。そのためにも最初は、日々の会話の中から自分をアピールしたり意見を主張したりすることが大事だと思います。そのようなことを意識する中で自然と積極性が身に付き、自分自身に度胸が生まれ人前でしっかりと自分の意見が言えるようになると私は思います。

○N.N 101
 私は、人前で発表をする時にはどうしても緊張してしまいます。だから、発表の時に質問されて慌てふためくことのないよう自分で難しいなーと思うところはできるだけ簡単な表現にしたり説明を書き加えたりするようにしています。こういった不十分な点や誤字脱字をなくすためにも自分で書き上げたものを一度声に出して読み直すといいと思います。 また、講義が分かりやすいと思う人のレジュメの形を真似てみるのもいいのではないでしょうか。

○20116096
 私は調べ学習の発表のことであまり調べたり人前で自分の意見や考えをうまく話せる方だとは思っていません。しかし、私なりにはうまく話せる人というのはお題に対してちゃんと理解をできている人だと思います。理解ができていればどのような質問にも答えられ色々な話方ができ、わかりやすく自分の意見を伝えられると思います。
 逆にうまく伝えられない人というのはお題に対してなんとなくわかってはいるけど理解が不十分な人であり、そのようなひとは自分が用意した言い方しかできず不意に質問された時に答えられなかったりします。そのような人は言葉をよく知るために本をよく読んだり長文をうまくまとめれる練習をすればいいと思います。

○カーニー
 私は調べるのも発表するのも苦手です。なぜなら資料を探すときはネットから主に探すので情報が古くないかの判断ができずにそのまま資料にしてしまい間違った情報を伝える可能性があります。本で調べればうまくまとめられず不要な部分もいれてしまいわかりにくくなることがあり、どこが必要でどこを省けばいいのかの判断があまりできないからです。発表ではかみかみになってしまい、発音が聞こえづらい時が多いです。
 これをなんとかするには調べることは本から必要なところをうまくまとめられる様になる事が一番だと思います。なぜなら本の情報は間違ってることがほとんどないので正しい情報があるからです。発表は正しい発音で喋れば自然と直っていくと思います。

○20116097
 私は自分で何かを調べたりするのは好きですが、人前で発表したりすのはとても苦手です。発表する時緊張をして焦ってしまい早口になってしまいます。しかし大学に入ってから人前で発表する機会が多くなってきたので少しずつですが慣れてきたと私は思います。これからは焦らないようにハキハキとみんなに分かりやすいように話をしていき、周りの人の発表の仕方などを参考にして上がり症なとこを改善していきたいと思います。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:25
webレポート2「精神疾患を抱えた親をもつ子」(龍大) [2012年06月04日(Mon)]
久しぶりのwebレポートのテーマは
今日の模擬事例検討からです。

地域福祉学科のメンバーには予告しましたが
明日5日20時からEテレ(旧NHK教育)で放送される
「ハートネットTV」(20時-20時半)の
「私の声を聞いてください ―精神疾患の親と暮らす子どもたち―」
を見てから下記のレポート課題に答えてください。
放送を見損なった(録画しそこなった)人は
番組掲示板の投稿を読んで
レポート課題にあたってください。

掲示板「精神疾患の親と暮らす子どもたち

レポート課題はこちらです。

今日は(そしてこれからしばらく)模擬事例で
精神疾患を抱えた子どものケースを検討しました。
教科書や今回の模擬事例で利用者理解に努めることと
TVや掲示板で当事者の声を実際に聞くのと何が違いますか。
そして会議の場面や記録、アセスメントシートなどで
利用者への支援を検討しないといけないことが多い
ソーシャルワーカーは何を大事に利用者のことを
考えないといけないと思うかレポートしてください。


・必ず200字以上は記述すること
・提出はこのブログのコメントに記載か
 メール(レジメに記載)で金曜23時までに提出
・コメントやメールの名前は
 webで公開するのでゼミで使うニックネームで書きましょう。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:16
なぜか突然の招集なのに [2012年06月03日(Sun)]
この土日は地元である岡山で
日本社会福祉士会の全国大会が開催されました。
ということでせっかく帰省したということで
初日の懇親会の後に地元の友人たちと
集まったのですが、かなり急な招集だったのに
深夜に4人も集まったのはかなり笑えました。
結局最後はカラオケに行って2時に帰宅。
40前のおっちゃんたちでしたが
思ったより若かったようです。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 21:56
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