だいすき!! ゆずの子育て日記 11巻 [2012年05月31日(Thu)]
先日話題にしたように
長いこと買うタイミングを失っていた 福祉コミックを大人買いしているので ぼちぼちレビューしていきます。 さて今日は知的障がいを抱えた母親の 子育て奮闘ぶりを描いた『だいすき!!』です。 最新刊の16巻まで一気に読みましたが レビューはせっかくなので1冊ずついきます。 (それぐらい中身が濃い各巻です) 今回はいよいよ子どものひまわりちゃんが 母親が知的障がいであることを知る巻です。 小3のひまわりちゃんの母親の障がい受容の 話はこのあとも成長とともに続いていくのですが 今回はその入り口になる話です。 もちろんいつものようにネタバレだから まだ読んでない人はごめんね。 このブログは一応「スクールソーシャルワーク」が 中心なので、切り口は学校の場面から。 ポイントは2つあるのですがまずは 新しい担任の先生のこと。 3年の担任の先生が若い男の先生で 熱血タイプの先生なわけですが・・・リアルすぎる。 きっとどの学校でもいるタイプの先生。 しかも大多数の子どもや保護者からは人気者で 評判もきっといいと思うけど 知的障がいの母親のもとで生活するひまわりちゃんは 「かわいそう」な存在として認識しています。 その先生が少しだけだと思うのですが 障がいを理解したのは「福祉系大学の出張講座」 改めて啓発活動の大切さを感じますし 逆に言えばこういう機会がなければ 福祉や障がいのことは学校で指導者(先生)が 本質理解がされないまま 教科書的な教育プログラムとして子どもに 伝えられるのかと思ってしまいます。 スクールソーシャルワーカーに限りませんが 福祉教育や障害の授業にもっともっと 福祉の人間が呼んでもらえるといいですよね。 しかしそのためには今回の話でもそうでしたが 福祉の子ども向け教育プログラムを きちんと福祉側の人間が開発していかないと いけないなとしみじみ思いました。 ということでしばらく『だいすき!!』の レビューが続くと思いますが おつきあいお願いします。 そしてこのブログで紹介している 福祉コミックや福祉映画は幸重社会福祉士事務所で 閲覧や貸し出ししているので いつでもお待ちしております。 |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 22:37