まずはメールで届いたレポートを紹介します。
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○あーちゃん
ソーシャルワークとはクライエントと、そのクライエントを取り巻く環境を調整し、クライエントに働きかけると同時に、社会にも働きかけ、個人に合った支援方法をクライエントと一緒に探す仕事であると、私は考えています。ケアワークは「介護」というイメージが強く、身の回りのお世話をする仕事だと考えています。ケースワークは、ソーシャルワークに比べ、個人への働きが主になっているように考えています。
児童自立支援施設へ実習に行き、実習先では退所後に里親さんと暮らす予定になっていた児童がいました。その児童に対し、ケースワーカーの方が訪問し、話をしている場面を何度か見ました。ソーシャルワークについては知ることがなかったのですが、ケースワーカーの方を見て、ケースワーカーは、児童の思いなどを聞いているようなイメージを持ちました。
ソーシャルワーカーになりたいと思いながらも、「ソーシャルワークとは何か?」と聞かれた時、自信を持ってはっきり答えられない自分がいたので、演習を終えた時、自信を持ってソーシャルワークとは何かを説明できるようになりたいと考えています。
○まんまる
ソーシャルワークにケースワークやケアワークも含まれている。その人自身の最大限の力を引き出すと同時に、その力を少しでも伸ばしていけるように、支援者があらゆる社会資源を利用したり、周りの環境(家庭や学校や地域)をよりその人に合った環境へ変えていこうと取り組むこと。例えば、障害を持った方に作業に集中してもらうという一つの課題でも、さまざまな面から考えていく必要がある。
○なっちゃん
ソーシャルワークとは、環境や社会に働きかけることによって、社会の問題や課題に取り組むことであると思います。一方で、ケアワークやケースワークは、個人に働きかけ、その人自身の抱える問題や課題にとりくむ、という特徴がある思います。ソーシャルワークは、個人や家族だけでなく、地域など、ケースワークやケアワークよりも、広い枠組で課題に取り組み、働きかけるものではないかと考えます。
実習では、知的障がい者の入所更生施設に行かせていただきました。実習先は、山の中にあり、地域との交流がほとんどない施設でした。施設から地域へ働きかける機会が少なく、施設の方も「支援が施設の中で止まってしまっていることが課題です。」とおっしゃっていました。多くのことを学ばせていただいたのですが、施設の中で個人、個人の方とかかわることに重きを置いた実習で、ソーシャルワークというより、ケースワークに近い実習だったと思います。多くのことを学ばせていただきましたが、「結局、社会福祉士って?」「他の職種との違いはなんなんやろ?」「そもそもソーシャルワークとは何なのか…」という思いが残りました。
だからこそ、ソーシャルワーク演習では、自分が仕事ととして目指す、社会福祉士・ソーシャルワークについて、もう一度しっかり向き合いたいと思います。
1回目の授業を終えて、「相手のことを受け入れようとする皆の楽しい雰囲気が、すごくいいなぁ」と感じたので、このメンバーでソーシャルワークについて学べることが、とても楽しみです。
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みなさんwebレポート提出お疲れ様。
こうやって並べるとはっきりしますが
レポートの問いに対して深く記述できているものと
そうでないレポートがはっきりとわかりますね。
最初のオリエンテーションでも言いましたが
「記述」にはこだわっています。
ぜひ半年の演習でこの力もつけていきましょうね。