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スクールソーシャルワーカーとして小中学校で勤務しているゆっきーの日々を紹介。NPOでの活動紹介や大学非常勤講師の話題もあります。
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ソーシャルワーク演習I 7(コメント) [2010年11月30日(Tue)]
いよいよこの演習も後半に入りましたね。
いつも通りメールできたレポートは
追記(続きを読む)に掲載してます。

最近、レポート内容が教科書的答えが
多くて深みが見られないなと思い
それぞれの価値観が分かれそうな
「恋愛」「結婚」と事例であつかったDVを
整理してもらおうと思って出題したのですが
やっぱり教科書的な答えが多くて
ちょっと残念でした。
講義のレポートならそれで正解だと思うのですが
演習のレポートであり、またソーシャルワークという
つかみどころがないものを
必死でつかもうとしている学びなので
「もがき」が欲しいなと思っています。

今回、きれいにまとめている「恋愛」「結婚」
そしてDVってそんな単純じゃないですよね。
実際、ボクもスクールソーシャルワーカーとして
仕事をしていて、夫婦間の多様な問題を
どう捕らえればいいのかはいつも悩みます。
親の恋愛のために子が犠牲になっていいのか?
事例のようにDVが繰り返され、被害を受けている
母親も構図をわかりながらも抜け出せない苦しみを
どう捕らえて支援すればいいのか?

もう一度、自分のレポート読み返して
そこまで深められたか考えてみてくださいね。


続きを読む...
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:58
学生が伝える意味 [2010年11月29日(Mon)]
一昨日の土曜日は関西スクールソーシャルワーク研究会で
その前の週は「ユースサービス概論」の講義で
それぞれ楽習サポートのびのびで活躍する
学生たちに話してもらいました。

研究会でも講義でも学生さんらしい
実践報告を参加者のみなさんから
高く評価してもらうことができました。
きっと発表した学生さんたちにも
大きな力になったと思います。

あと謝金が活動資金になるのも
大きいなと思っています。
助成金による活動資金の確保も
大事やけど、こうやって社会に伝えることで
活動資金を獲得していくことも大事やね。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:52
ソーシャルワーク演習I 7(課題) [2010年11月26日(Fri)]
ブログのメンテナンスのため
一日遅れの課題になります。

今回はDVの事例についてで
ついに本格的な文献による事例を
使っての演習でした。

かなり専門的だったので
基本の知識がないと難しかったと
思いますがどうでしたか?
今はまだまだ知識がないことを自覚して
日ごろの講義を大事にしてくださいね。

ということで今日のレポート課題はこちら。

「DVのケースに代表されるように
 恋人や配偶者という存在は
 人間関係にとっては支え合って
 大きな成長につながることがあれば
 DVのように人権を侵害する関係性にもなります。
 そもそも人にとっての恋愛や結婚とは
 何だと思いますか?
 ソーシャルワーク実践において
 恋愛感情はどう考えるべきでしょうか」

・必ず200字以上は記述すること
・提出はこのブログのコメントに記載か
 メール(レジメに記載)で土曜23時までに提出
・コメントやメールの名前は
 webで公開するのでゼミで使うニックネームで

レポートと別に授業の感想や要望もお待ちしています。

非常に哲学的な内容ですが
人に関わるソーシャルワークにとっては
大事なことです。よく考えたり話すことが
多い話題だと思うのですが、真剣に向き合ってみてください。

Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 19:31
メディアにみる福祉6 [2010年11月24日(Wed)]
さてミニレポートの内容も個人の視点から社会の視点に
内容を移行しつつありますが、どうしても一般論で
終わってしまう内容が増えてきているようです。
難しいかもしれませんが、社会の問題を
自分のことに引き寄せて考えてみてくださいね。

今回のミニレポートの課題はこちら。

自分の親の世代が在宅での介護に疲れ、あなたと年齢が変わらない若い人たちによって支えられている介護現場も人材不足で比叡しています。国は不景気のため増税などで高齢者福祉の財源を増やすことが出来ていません。介護問題がこのように後手にまわっている理由を自分なりに考えてレポートしてください。

今回の傾向は、国への批判や若者の考えについてが多かったです。
ただ先ほども指摘したのですが、読んでいてどこかで他人事のように
思えるのですが、みなさんはどうでしょうか。
この講義では道徳的なことや一般論を語ることより
「なぜ」をキーワードに今の福祉の課題に興味を
もってもらうことを大事にしています。
ぜひこのブログによるフィードバックも
そのような機会の一つにしてくださいね。
では代表的な意見を紹介します。

・高齢者の介護は社会や国になんの利益も与えないと思われているので、国がお金をかけないのではないだろうか。

・国は新しいことに目を向けたいので、外交や経済などの問題に目がいき、介護の問題はあとまわしにされている気がする。

・政府の人にとって高齢者の介護の問題は他人事。安易に外国人介護者に頼ろうとするのも嫌なことを避けたいという国のエゴを感じる。

・国が最終的に介護については家族で何とかしてもらおうと考えているように見える。それが今日のような介護殺人にもつながっているように思えた。自分の親にも「介護が必要になったら殺してな」と言われたことがある。

・定額給付金や子ども手当とお金をばらまくような政策が多いが、そうでなくてまずは介護施設を増やしたり介護の人材不足を解消することが先なのに、政治家が目先に追われているから。

・マスコミなどのメディアが事件や経済のことばかりを取り上げ、介護などについての注目度が低いから国民が興味をもてずにいるのではないか。

・大学に入学する前、介護の仕事を目指している人は多いのかと思っていたので驚いた。そういう介護の仕事を目指している人が少なくなってきていることをきちんと伝えていくことが必要。

・介護や福祉についてボランティアなどの無償や安価で何とかなるものだというイメージが先行していることもあると思う。


・若者の仕事に対する姿勢(だるいことやめんどうなことを避ける)が、介護の仕事への希望者が少ないことや在宅介護への非協力さに影響している。

・みんながいつかは自分も高齢者になり介護を必要とする時が来ることを想像できていないから。

・自分たちにしても学生のうちは親は元気で、自分の世話もしてくれることが当たり前になっている。この社会情勢の中、自立して社会の厳しさを知った時には、今後は自分が生きることで精一杯で親の介護のことを考える余裕がない気がする。

・自分を含め今の若者は「したいこと」よりも「給料が高いこと」が仕事を選ぶ大きな軸になっていると思うので、低賃金であることで人が集まらない、仕事が続かないのは当然と思う。

Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 20:39
ソーシャルワーク演習I 6(コメント) [2010年11月23日(Tue)]
今週末はいろいろあって
(代表をしているNPOの30周年記念イベント)
すっかりコメント遅れました。

メールで届いた4名のレポートは
前回同様に追記(続きを読む)に掲載してます。

コミックを事例教材に使ったせいもあるのか
いささか物語に引っ張られたレポートが
多いような気がします。
「親子関係」「父親としての威厳やプライド」
「老化」などキーワードはいっぱいあります。
だからこそいつも言っていますが
まずは講義でしっかり知識を得て
深い学びにしていってくださいね。

そして来年度実習に行く意味を
よく考えて欲しいと思います。
介護施設の実習では、相談実習ばかりでなく
介護が実習の中心になることがあります。
同じく児童でも保育中心になることもあります。
「社会福祉士」の実習なのに意味がない
ではなく、介護や保育を体験してその
気持ちを実感することで相談活動に
深みや重みが出てきます。

その意味では、実習だけでは現場体験は
全然たりません。今は2回生で忙しいと思いますが
長期休暇の過ごし方や3回生以降の過ごし方
本気でソーシャルワーカー目指すなら
様々な現場体験をして欲しいと思います。

さて次回はいよいよ文献を使っての
事例検討になります。しっかり読み込んで
アセスメント力を高めよう!
続きを読む...
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:34
団体設立30周年イベントを終えて [2010年11月21日(Sun)]
昨年12月から1年かけて行ってきた
「祝☆団体設立30周年×法人化10周年記念イベント」が
今日の「ワンダフルつーデイズ」で終わりを迎えました。
2日間で約800人の人が東部文化会館に集まり
盛大に1年間の取り組みを終えることができました。

昨日、書かせてもらった「子どもの創作劇」が
すばらしかったことはもちろんのこと
はじめて一緒に活動させてもらった
京都東山ロータリークラブさん
たくさんの学生が参加してくれた
龍谷大学ボランティア・NPO活動センターさん
これからのこどものひろばの方向性を
指し示したようにいろんな団体と
つながってファイナルイベントを終われたことが
何よりも良かったと思います。

もちろんこの1年の活動を通して
懐かしい人との出会いもたくさんあったことも
うれしいことのひとつでした。

大きなイベントも終わったことで
いよいよ来月の理事会の準備がはじまります。
補正予算に、来年度の役員人事と
考えないといけないことはいっぱいありますが
今日はワンダフルな一日に感謝して寝ようと思います。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:27
子どもの創作劇「ワンダーワンデイ」 [2010年11月20日(Sat)]
今年で3年目の「子どもの創作劇」
3年目の内容は音楽劇ということで
踊りとダンスを多彩に取り入れ
メッセージ性の強い作品に仕上がっていました。

特に今回は小学生の出演者が多かったわけですが
そのぶんエネルギッシュなステージに思えました。

そして団体誕生30周年×法人化10周年記念の
ファイナルイベントということもあり初の2ステージ。
いつもはステキなお芝居を観て
次は来年なのですが、それが連日あることの
意味は大きいなと思っています。
その一方で法人の責任者としては
2ステージのチケットを売っていくことの
難しさと限界を感じています。

きっと「子どもの創作劇」は半年間の作品づくり
そして公演というだけのレベルから
地域にこの活動を生かしていくために
何ができるかを考え実践するレベルに
きているように感じています。
子どもたちの力、演劇という文化表現活動のもつ力を
どう地域に発信していくべきか
そのために誰とどんな団体と組んでいくのか
(ここではお芝居をつくるプロや団体は含んでいません)
明日の公演が終わってから会としても
しっかり考えていきたいと思います。
「自由に好きなように事業をしたらいいんじゃない」
ということにならないすごさがこの活動にあります。

今日の前説のあいさつでも言いましたが
この活動をこれからも残していきたいです。
そのためにもまずは明日、満席でみるため
明日に向けてもう一頑張りです。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:53
ソーシャルワーク演習I 6(課題) [2010年11月18日(Thu)]
今日も思わぬトラブルで一部の学生と
ここまでのソーシャルワーク演習を
振り返ってみました。
この半年間の演習が終わる頃には
「ソーシャルワーク」について
少しでも説明できるようになればいいですね。

さて今日は高齢者虐待の事例について
コミック『ヘルプマン!』を使って検討しました。
在宅介護支援センターや
福祉事務所(市役所)の
ソーシャルワーカーたちが
あまりに何も出来ていないことに
愕然としたみたいですが
ケアワーカーのように直接
利用者と関わる機会が少ないからこそ
出来ることが実はあるのです。

ということで今日のレポート課題はこちら。

「今日の最後の解説でアセスメントが
 変わるとプランニングが変わっていくよ
 という話で父親は息子に介護されることは
 うれしかったかうれしくなかったかを
 みなさんに聞きましたが、改めて問います。
 あなたは父親がうれしかったと思いますか?
 そうアセスメントした理由も教えてください」

・必ず200字以上は記述すること
・提出はこのブログのコメントに記載か
 メール(レジメに記載)で金曜23時までに提出
・コメントやメールの名前は
 webで公開するのでゼミで使うニックネームで

レポートと別に授業の感想や要望もお待ちしています。
(前回は少なかったのですが授業の感想もぜひお願いします)
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:42
メディアにみる福祉5 [2010年11月17日(Wed)]
今回のミニレポートの内容はかなり衝撃的な結果で
社会福祉を教える教員として驚いています。

いつも福祉関係の人たちと仕事をし
福祉を学ぶ学生と関わることが多く
「福祉の知識」を伝えることが大事なことと
思いこんでいましたが、みなさんのレポートを
読んで目が覚めた感じがしました。

今回のミニレポートの課題はこちらでした。

高砂夫婦は子どもを受け入れることのいったい何に苦しんでいたのでしょうか。その苦しみは障がい福祉のことを知っていたら軽減されていたでしょうか。あなたの考えをレポートしてください。


予想では、軽減されるとされないが半々ぐらいで
それを紹介して次のミニレポートで振り返る
材料にしようと思っていましたが、
みなさんのからのレポートはほぼ全員が
「障がい福祉のことを知っても苦しみは軽減されない」
というものでした。
半々ぐらいに意見がわれると思っていた自分が
一般の感覚からかけ離れていたことに気づかされました。

最初の講義でも言いましたが
何かボクが一方的にみなさんに知識を伝えているだけでなく
こうやって学生のみなさんから「福祉について市民感覚」を
教えてもらえることは本当に大きいと思っています。
これからもみなさんのレポートの意見を
逆に福祉の学びや実践に生かしていこうと思います。

ということで、ほぼ全員が知識の獲得そのものは
個人の苦しみを救えないと答えたレポートを紹介します。


・自分たちが差別される苦しみを知っていたからこそ、我が子が差別されるかもしれないことに悩んだのだと思う。障がい児のことを知っていても差別を受けるかもしれないという苦しみは一緒だったと思う。

・福祉のことを知っていても、まわりからどう思われるかということは精神的な部分が大きいので、特に軽減されないと思う。

・子どもだけでなくすべての人間そのものに「完全」や「不完全」はないのだと思うので、福祉があっても結局苦しみは軽減されないと思う。

・そもそも個人の問題でなく、社会そのものが「障がい」に対してのイメージが悪いのが根本的な問題だと思う。


・障がい福祉を知っていても軽減されないかもしれないが、子どもを捨てるのではなく、親子で乗り越える壁だと思えるかもしれない。


・障がい福祉の知識は苦しみを軽減するのに関係なく、最後は倫理というかその人自身の主観で決まると思う。高砂自身も妻と別れてから自分と向き合えて、素直になれ、子どもと向き合えるようになったと思う。自分と向き合うことが大事。福祉について講義で学んでいることを自分自身にあてはめて考えていこうと思った。

・結局、親が子どもを見るので、いくら福祉のサービスを知ってサービスを受けている時はいいがそうでない時が多いと思うので耐えることはできないと思う。

・自分が死んでしまったあと障がいを持った子どもがどう生きるのかを考えれば不安が大きいが、その問題がどうすれば解決するかを知れば少しは軽減されるかもしれない。親である以上、子どもが生まれてきたら面倒を見る義務があることは大きい。

・子どもの時は障がい児を親やまわりがかわいいと受け入れることは出来そうですが、大人になってきたらかわいいと思えないし、行動や言動を冷たい目でみてしまうと思う。高砂夫妻もきっと同じ考えがあったから将来を考えて受け入れられなかったと思う。

・障がい福祉の知識よりも、子どもをつくる上で、障がいを含め常にリスクを受け入れた上で作らねばならないという言葉の方がしっくりくると思う。

・福祉のサービスを知ることで少しは自分たちだけで障がいを持った子どもを支えなくていいのだということで少しは気持ちが軽減されると思う。

・偏見は自分自身の価値観の中から生まれるものであるので簡単に変えることはできないので、障がい福祉の知識をもっても負担を軽減されることは難しい。

・差別もいやかもしれないが、それ以上にまわりの変な気づかいもいやだと思う。


Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:01
4回生パワー [2010年11月16日(Tue)]
今日は仕事を終えて
こども生活支援センターに行った後に
醍醐地区ではじめた通学合宿に来ています。
楽習サポートのびのび学生チームが
この秋から3つに分かれて活動しているわけですが
こちら醍醐地区での通学合宿活動と
こども生活支援センターでのトワイライトステイは
4回生がスタッフとして頑張っています。
この時期、福祉系の就職活動に国試の準備
そして何よりも卒業論文や研究の追い込みで
子どもたちが寝静まったあとに
順番で寝室の当番以外はそれぞれ
ノートパソコンに向かっています。
(そしてボクもその中で、仕事していますが)

今の楽習サポートのびのびがあるのは
この4回生たちのおかげです。
あと数ヶ月、新しい担い手を
どんどん増やして根付いてもらうための
仕掛け作りも必要ややなとひしひしと感じています。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:52
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