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スクールソーシャルワーカーとして小中学校で勤務しているゆっきーの日々を紹介。NPOでの活動紹介や大学非常勤講師の話題もあります。
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2008年をふりかえり [2008年12月31日(Wed)]
早いもので今日は大晦日。
今年は自分の人生にとって
大きな転換期になった1年でした。

まず3月に8年間続けた
大学の専任教員を辞めたこと。
最後の1年間はしんどい1年でしたが
最後は学生たちや教員仲間に
エールを贈ってもらい
自分なりに試行錯誤の大学教員生活が
充実した形で終えることができたことに
まず感謝感謝でした。

そして4月からはスクールソーシャルワーカーとして
小学校に完全配置のワーカーで仕事をすることになりました。
文科省の「スクールソーシャルワーカー活用事業」の
スタートと自分の転職がうまくはまり
ほぼ自分の理想とするスタイルで学生時代からの目標であった
スクールソーシャルワーカーとして働くことができました。
仕事としての悩みはもちろんありますが
きっと仕事として今までで一番充実した1年であったと思います。
まあそのあたりはこのブログを通して
みなさんにも伝わったのかなと思います。

どこまで現場でやっていけるかはわかりませんが
しばらくの間は(もちろんこの後ずっとの可能性もありますが)
このスクールソーシャルワーカーとしての仕事が
続くことになります。きっと来年以降は
今の充実だけではなくいろんな壁にぶつかると思いますが
ぼちぼちやっていきます。

仕事以外のことでは山科のNPOで参加して
年末に上演したこどもの創作劇「キラッと夏空!」は
久しぶりに熱くなった活動でした。
ずっとやりたいと思っていた市民劇を
自分が理事をしている団体で参加できたこと。
芝居づくりの楽しさと難しさと同じぐらい
仕事と違って子どもたちと関わる楽しさを
再確認することができました。
まあ充実はしたものの家庭のこと仕事のことを
置き去りにしたのも事実なので
来年はもっと家庭のことを大事にする
1年にしたいなと今のところは思っています。

ということでみなさん良いお年を。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 15:53
今こそスクールソーシャルワーカーが必要 [2008年12月30日(Tue)]
今日は岡山の実家で小学校時代の友人たちとの
プチ同窓会でみんなの現状を聞くと
改めてこの不況がみんなの仕事や家庭に
大きな影響を与えていることをしみじみ感じました。

まあ独身や夫婦だけの世帯はさることながら
子どもがいる家庭では、この不況で仕事が減っている
(=給料が減る)ことで子どもの生活に
大きな影響を与えることになっているわけで
あきらかに2009年の学校現場はこのしわ寄せを
確実に受けることになると思います。
転出増加や給食費などの滞納、ひどい時はネグレクトの
増加などが考えられます。

調査研究事業の委託事業から1/3補助事業に変わる
スクールソーシャルワーカー活用事業の
本質が問われるのがきっと次年度になるのでしょう。
今年は実践活動に追われた1年でしたが
来年度は実践をアウトプットしていく
アクションが必要になるなとしみじみ感じています。

お盆と年末の年に2回ですが、
こうやって小学校時代からの
友人が集ってわいわいできることは
小さなことですが、意味があることなのかなと
感じた今年の年末でした。

さて明日は今年1年を振り返る投稿にしようと思っています。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 21:44
来年度のSSW活用事業予算主要事項 [2008年12月29日(Mon)]
先日、書いた次年度のSSW活用事業について
文科省のホームページにアップされていたので
掲載しておきます。
(ホームページからもリンクできるように近いうちにします)

「平成21年度文部科学省 予算主要事項(概要版)」より

◆学校・家庭・地域の連携協力推進事業【新規】 ( 14,261百万円)
5 スクールソーシャルワーカー活用事業
 教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて、
児童生徒の置かれた様々な環境に働き掛けて、
支援を行うスクールソーシャルワーカーを配置し、教育相談体制の整備を支援する。
(65県市 1,040人) 1/3補助

ということで「学校・家庭・地域の連携協力推進事業」の
中に組み込まれることになりました。
ちなみに組み込まれている他の事業は以下の通り
 1.放課後子ども教室推進事業
 2.学校支援地域本部事業
 3.家庭教育支援基盤形成事業
 4.スクールカウンセラー等活用事業
 5.スクールソーシャルワーカー活用事業
 6.地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業

スクールソーシャルワークが定着出来ていないことや
スクールソーシャルワークの形がまちまちの中で
こうやって事業化していくことは不安でもありますが
逆に他の事業と対等で考えていけるチャンスなのかなとも
少し考えています。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:29
岡山へ帰省中 [2008年12月28日(Sun)]
弟のライブを見るために
いつもより1日早めの帰省です。
ライブは楽しませてもらいました。
ただアンケートにも書きましたが
今後の方向性は決めていった方が
いいかなと思いました。

そのあとは幼なじみたちと
岡山に新しくできた
ラウンドワンへ連れていってもらいました。

そんなわけで今年の年末は
卒論の校正もないので
ゆっくりした年末帰省になりそうです。

Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:57
来年度のSSW活用事業は厳しい [2008年12月26日(Fri)]
今日はスクールソーシャルワーカーの
自主的な集まり「育ちあうSSWの会」準備会。
そこでちょっとびっくり情報を聞きました。

来年度のこのSSW活用事業の内示が出たそうです。
今年度は国から15億円の予算がつき
調査研究委託事業ということで
基本経費のほとんどが国の補助でしたが
なんと来年度は委託事業をやめ
経費の1/3を国が補助する事業になるそうです。
つまり今年度は都道府県の負担が
ほとんどなかったということで
これだけ全国的に広がったわけですが
来年度は2/3を都道府県が負担しなければ
ならなくなるわけで・・・さてどれだけの都道府県が
この事業を継続するのか?

まあ詳しいことは今後明らかになるでしょうが
教育委員会をはじめこの事業の担当者は
この内示にてんやわんやでしょうね。
まあ自分も含め現場のワーカーも大変なことになりそうです。

とこの話、まだ話題にしてはいけないのかなと
思って家に帰るとKSSW通信の編集後記で
オープンになっていたのでこのブログでも話題にしました。
情報ソースがネット上に公開されたら
ホームページにリンクしますね。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:25
ついに最終回。涙の理由。 [2008年12月25日(Thu)]
いろいろ語ってきたこどもの創作劇について
一応、これで一区切りとします。

昨日の日記で今回の活動での葛藤が
12年前のこどもキャンプの時の
葛藤とよく似ていたという話をしました。

では何が似ていたのか
それは今回の活動が有料公演を地域の人に
見せるための完成度がもとめられる「芝居づくり」と
「子どもの活動」のバランスが崩れたことでした。

「芝居づくり」を大事にしないといけないという思いから
自分の中で大事にしていた「こどもの活動」に
対する思いを抑えながら活動に参加していきました。
ただ目に入ってくるこども同士の集団が
だんだんおかしな方向に向かっていることを気に病んでました。
あるこども(おとなもだけど)は
芝居がうまくいかないことについて人を責めはじめました
また自分自身をいじめる人もいました。
人の顔色を気にする人も出てきました。
そしてこれらの空気は本番一週間前に
こどもたちの課題として表出しました。

「いずれこうなると思ったんや!」
と最初は怒りが出てきましたが
考えていく中で気がついていながら何もしなった自分
それどころかおとな同士の関係づくりが出来てなかった自分が
この空気を作り出していたことが悔しかったわけです。
だからスタッフの前で、参加者の前で12年ぶりに涙が出たわけです。
そして自分のやるべきことが何かを考えた時
11月に闇の中にいた自分を救ったのは
ある参加者の一言(アクション)だったことに気がついたわけです。
今からでも遅くないはず。アクションしよう。

「こどもの活動」をよりよくするアクションによって
得たものは多かったと自分では思っています。
その代わり限られた時間を芝居のために活用できずに
出来なかったこともたくさんありました。
自宅に山のように積まれたお誘いのメッセージカード。
下書きのラフスケッチを完成までもってこられなかった
キャンプのパンフ(稽古日記)。
などなど。

と結局個人的な思いがメインの振り返りでしたが
最後に課題をまとめると以下の通り。
1.「こどもの活動」と「芝居づくり」のバランス
2.ひろばのスタッフ不足とメンバーの抱える課題
3.芝居スタッフ、芝居メイン参加者の子ども観
4.芝居づくりのためなら何をしても許されるのか?
5.まず「受容」からはじめましょう

「NPO見直し広報」のブログでも書いてましたが
一番大変なのは本番を終えたこれからなんでしょうね。
事業としてきちんと見直しをしまして
来年度の第2回公演にその振り返りを生かしたいですな。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:03
なぜ活動中に涙が出たのか [2008年12月24日(Wed)]
一日遅れになりましたが
こどもの創作劇「キラッと夏空!」を終えて
今日は見えてきた課題について語ろうと思います。

NPO法人山科醍醐こどものひろばに関わり17年。
活動中に悔し泣きをしたのは
大学4回生のこどもキャンプ以来12年ぶりでした。
しかもよくよく考えれば12年前に涙した状況と
今回はよく似ていたと思います。

12年前のあの夏、あの時のこどものひろばの
こどもキャンプは1年かけてテンションをあげ
半年かけて準備をして行う一大イベントでした。
子どもたちも毎週の班会を重ね
スタッフにいたっては週に2、3回会議を重ねて
あとは本番を待つだけでした。
ボクにとっても大学最後のキャンプで
実行委員長として一つの完成をめざしていた
キャンプ一週間前にあの「O157パニック」が
日本中を襲いました。

自然を大事にしたキャンプは不衛生なキャンプでもあり
緊急父母会において、子どもを送り出せないという
保護者の声があいつぎました。選択肢は2つ。
「子どもたちみんなが参加できる形にキャンプを変える」
「キャンセルする子どもが多数出てもキャンプ地へ行く」
実行委員長である自分は前者を選び
参加者やスタッフに訴えました。
会議を重ね全体の方針も前者となりました。
そして食事を全く作らず山科内で日帰りでキャンププログラムを
こなしていくという変則的行事となりました。
「子どもの活動」が「キャンプ」より大事であった自分にとって
悩みながらも当然の選択でした。

そんな形を変えたキャンプを終えたスタッフのうちあげで
スタッフの多くが「本当はキャンプ地へ行きたかった」と
声をあげました。そしてボクは悔しくて活動中であるのに泣きました。
スタッフの多くが子どもがキャンセル続出しても
キャンプ地に行きたいという気持ちをもっているのを
本当は気がついていたから。
それを見えないふりをしていた自分が許せなかったから。
「子どもの活動」と「自然体験のキャンプ」が
同じ目的をもっている時は考えなくても良かったことかもしれないが
どちらかを選ばないと行けなくなった時に
自分の葛藤は大きなものでした。

そして12年の年月が流れ
キャンプでなく芝居づくりにおいて
同じことが繰り返されたわけです。

とりあえず長いので続きはまた明日。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:06
クリスマスデート♪ [2008年12月23日(Tue)]
たまにはプライベート日記を。
というか12月は本当にお葬式以外に
家のことは放置状態でした。
ということで今日は一日家族サービスデー。
久しぶりにクリスマスデートで遠出して
(といっても大阪ですが)
最近桃大の通勤エリアで
地域事情が明るくなったミナミの
なんばパークスへ行ってきました。
イルミネーションはキレイで
ディナーもとってもおいしかったです。
結婚して5年になり、デートも減ったなと思いますが
やっぱりこういう時間も大事やなと
しみじみ感じた一日でした。

さあ明日は大掃除がんばるぞ!
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:46
「キラッと夏空!」が終わり [2008年12月22日(Mon)]
最近のブログのほとんどを占めていた
こどもの創作劇「キラッと夏空!」の公演が
昨日終わりました。

一参加者として、こどものひろばの理事として参加し
そして児童福祉の仕事をしている人間として
本当にいろいろ感じ、考えたイベントでした。
近年まれにみるほど入り込んだ活動でした。
(ただしかなり後半に比重が高いのですが)
今日だけでは書けきれないので
とりあえず初日は感謝編で。

まず公演を見に来てくれたみなさん
本当にありがとうございました。
日頃よく関わっている人から
懐かしい人までたくさんの人が
このお芝居をみてくれたことに感謝です。

みなさんのアンケートやメールから
知っている人全員に見に来て良かったと
言ってもらえたことがまず何よりもうれしいです。

まあ何ですかカーテンコールのあいさつでは
ちょっと声がつまってしまいましたが
(午前のリハの時からやばかったので、予想通り)
そんなボクを見られるのは数年に1度あるかないかなので
貴重なものを見られましたね。

お芝居は役者(参加者)に目がいきますが
ひろばスタッフ、制作スタッフ、舞台スタッフの
サポートがあって作られたことを改めて実感し
そのことにも感謝したいです。

しかし何よりも感謝したいのは
やっぱり子どもたちです。
子どもたちが最後の最後でボクを大きく
動かしてくれたと実感しています。
(役者としてもアクションとしても)
それがなければアカマツ先生は
単なる台本の中のアカマツ先生で
いてもいなくてもあまり変わらない存在だったと思います。
それはストーリー上うんぬんではなく
このはじめてのこどものひろばでの創作劇に
参加した子どもたちが、この創作劇を振り返った時に
「アカマツ先生いたね」という存在になれたことで
(とポジティブな自分は思っている)
そのことが何よりも自分にはうれしいです。
(お芝居が成功したこと以上に)

とはいえ、はじめての企画であったこともあり
いろいろ課題として言いたいことが山ほどありますが
それはまた明日以降ということで。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 17:36
いよいよ明日が本番 [2008年12月20日(Sat)]
なんか長かったような短かったような
不思議な気持ちです。

自分自身を振り返り結局、今回のお芝居は
最後に「子ども」に戻ったことが
うまくいったことだったように思えます。

ただ見に来てもらうためのアクションに
時間がほとんどかけられなかったのが
残念ですが、思わぬ人に見に来てもらえたりも
しているので、あとは全力で演じるのみです。

「魔法使いプロジェクト」
我ながらいい感じにすすんでいるのですが
爪の甘さが見られるところはさすが自分と
そんな短所さえも笑えてしまうほど
子どもたちに響いているのがうれしいことです。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 23:33
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