見えにくいが深刻な教育虐待 [2013年02月22日(Fri)]
派遣型スクールソーシャルワークの仕事も
気がついたら折り返し地点。 ホントに毎日様々なケースにあわせてもらっています。 外科医の手術回数じゃないですが ソーシャルワーカーにとってもケースに 関われば関わるほどワーカーとしての感覚が 増していってたらいいのになと思っています。 さて多くは子ども虐待、特にネグレクト系の ケースが多いのですが、実はちょこちょこあって気になっているのが 「教育虐待」をベースにもつケース。 そもそも「子ども虐待」については 「不適切な養育環境に子どもがあること」と 自分の中では定義づけているのですが その意味でこの教育虐待は深刻です。 子ども自身の気持ちをよりも親の強い要望で 塾や習い事、またスポーツに放課後や休日など 余暇のすべてがスケジュール詰めの子どもたち。 そんな子ども時代を送っていたら 息切れしたり、思春期になって行動面で 花開くよなと話を聞きながら感じます。 しかしこの「教育虐待」系の子どもたちは 先生に対しても期待に答える動きをしていることが多く 問題が大きくなってからやっとケース会議に あげられているように感じます。 不登校で引きこもっているケースや学級崩壊 いじめの加害者を丁寧にアセスメントしていく中に このような「教育虐待」の可能性を疑うことも 必要かなと思っていますし ソーシャルワーカーとしてこの問題を もっと表出させていかんなと思っています。 |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 22:50