子どもたちは知っている [2010年09月20日(Mon)]
3回目の「楽習サポートのびのび」宿泊活動が終わりました。
学生のサポーターさんたちに宿泊活動という 大きなイベントでも通過点のひとつで 日常活動こそが大事だよという話をよくします。 けどやっぱり宿泊活動を終えた達成感はすごい。 今回は新しく醍醐地域の子どもたちに参加してもらう という新しい取り組みがはじまり 不安を抱えるメンバーも多かったと思いますが やっぱりどこでもどんな状況下でも子どもたちの 本質は変わらないと思う2日間でした。 いろいろ感動した場面はありましたが 子どもたちが帰ったあとの簡単な振りかえり会で ベテラン組はもちろんのこと今回はじめて参加した 楽習サポーターさんもが子どもたち個人個人を 理解しようとする発言や 担当した子どもの素敵な新たな一面を見つけようとする姿に ただただ感動しました。 子どもたちは自分の素を一生懸命見よう受け止めようとする 楽習サポーターさんの姿をしっかり見ています。 ボクを含め世の中の子どもの専門家と呼ばれる人たちが 子どもたちを「観察」していることも気がついているはずです。 子どもたちが直接欲しているのは 楽習サポーターのような大学生かボクらのような専門家かと 問われたらその答えは明らか。 だからこそこれから楽習サポートのびのび活動が広がる中で 「プログラム」ではなく「こども自身」にこだわる ことだけは今後も大事にして欲しいと願っています。 楽習サポーター、関わってくれた応援団の人たち そして子どもたちステキな2日間をありがとう。 これからもよろしくね! |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 22:04
母子、父子、貧困家庭と、サポートする側では、全く生活様式が違います。
サポートする側は、言ってみれば
「その場限りの行為で、家に帰れば、苦悩や現実問題を抱えている訳ではない」
と、小学生でも気付きます。
その一方で、逃げたくても、ゆっくりしたくても、現実問題と直接かかわらなければならない、逃げられない状況の中、生活している母子、父子がいる訳です。
今回の行事を非難するのではなく、学生さんより、スタッフが、その重みをどれだけ感じているのか。
自己の生活優先で、早く家に帰りたい、業務内容の割に、賃金が折り合わない。
そう思って、事業に携わっているスタッフはすぐに子どもでも見抜きます。
また、ただ単に、自分は良い事をしているんだと、勝手に盛り上がって、酔いしれている大人も、子どもは見抜きます。
まさかと思われるでしょうが、子どもって小学生でもそれくらいは判断するんです。
SSWも兼ねてらっしゃり、児童養護施設を勇退した幸重さんなら、これくらい、解っているかもしれませんね。
私は常に、酔いしれているだけの援助者、自分の生活優位で、業務に携わっている大人は、冷たいようですが、排他します。
邪魔でしかないからです。
日本の児童養護が悪事、大人の損得で動いている現状は、非常に腹立たしく、また、ぶざまであり、恥であると私は怒りを常に持っています。
醍醐の事業は、重要であり、さらに、軌道に乗れば、困難は大きいでしょうが、子どもや保護者を事前に守ることが出来る事業です。
今、現状では、日本で唯一の、児童養護優先の事業だと言っても過言ではないと思います。
今後、数年後のスタッフの心構えが物を言います。
頑張って下さいね。
事業が拡大すれば、メリットは非常に大きいと感じます。
無賃金でもしたいと、ボランティアを希望する人は、老若男女とわず、いるはずです。
応援していますよ。