• もっと見る

« 2023年12月 | Main | 2024年02月»
2024 [2024年01月01日(Mon)]

あけましておめでとうございます。
2024年はライブのSpring of Lifeで幕開け。初夢は巨大な火球の落下。そして数年ぶりに初日の出を拝みました。

1601EAC2-1925-49FD-9B04-35CA494EB41C.jpeg

願いが叶い、今年は1日多い閏年。

試行錯誤が続きますが、1日でも多く生産的で建設的な時間を作れるよう頑張ります。
被害が最小限となることを祈る。 [2024年01月02日(Tue)]

昨日の地震、津波、火災による被害の全貌が判明するにはまだ時間がかかるものと思います。
被災地では暖をとることができているのか、清潔な水は行き渡っているのか、取り残された方はいないのか、食をとることができているのか、心配です。

海外の友人からも、何かできないかとの連絡が届いていますが、初動は国、地方自治体、自衛隊などが対応しているため、二次支援、三次支援が必要になるかもしれないと伝えています。

デマに注意しながら、ニュースを注視しています。できるだけ早く被害の状況が明らかになり、必要な方々に支援が届くことを願うばかりです。
マーシャル諸島:ヒルダ・ハイネ大統領誕生! [2024年01月04日(Thu)]

1/2のマーシャル諸島議会で昨年11月の選挙で選出された議員33名による投票が行われ、ヒルダ・ハイネ元大統領が17-16の僅差で現職のカブア大統領を破り選出されました。
内部のメモとしてでしたが、その11月の結果、期待通り3分の1が入れ替わり、また次世代として期待されていたキャステンやケネス・ケリーなどが落選し、ヒルダ支持復活の予測をしていました。ただ復活の場合にはもう少し票が開くと思っていたので、ギリギリの攻防だったことは予想外でした。

2007年から続くマーシャル政治のある意味混乱期ですが、1.東側の自由民主主義的なラタック諸島(伝統的権威含む)と西側のクワジェリンを中心とする強い伝統的権威側のラリック諸島(クワジェリンのリがある方と覚える)、2.伝統的権威と現代の自由民主主義、3.抗米と親米、4.新世代と古い世代、といった要素が絡んで複雑化していました。

大きく見ると、カブア政権は西側クワジェリン主導の伝統的権威を背景とした政権で、反米までいかないまでも対立しすぎる傾向があり、政策も事象に対処するもので中長期ビジョンがないという声も現地にはありました。12年ほど前に新世代として期待されていたキャステンらは、古い世代に染まり、自己利益のために走るようになり、落選しました。

前回のヒルダ政権は、当時健在だったイマタ・カブア大酋長の権威の影響を受けざるを得ませんでしたが、今回はそういったものはなく、当時閣僚となりヒルダ大統領の指示に従わず自己利益に走っていた人たちは下野しました。

直観では、ヒルダ政権は新しい世代を含む新しいUDP(かつて伝統的権威の政権を倒したケーサイ・ノートが率いた民主的な政党)のように見えます。

さらに今回の選挙ではヒルダさんを含め女性4人が当選しました。

誰か1人が寝返れば不信任案が通るような僅差ではありますが、挙国一致の将来ビジョンを持つ政権になってほしいと思います。
ちょっとしたこと [2024年01月09日(Tue)]

今朝早く目が覚めた時、一瞬、自分がいつどこにいるのか混乱しました。
シャワーと水と食とベッドとネットがあれば、基本どこでも仕事ができるということでしょう。
マーシャル政治情勢 [2024年01月10日(Wed)]

1/2にヒルダさんが大統領に選出され、昨日組閣が行われました。第一印象として小粒感は否めませんが、その分、伸びしろは大きいと思います。
1/2の話ですが、議長、副議長の選出ではそれぞれヒルダ支持側が18対15で勝ち、大統領選出では17対16の僅差となりました。

この数字について、一見ヒルダ支持が不安定に見えますが、これは自分の妄想の範囲ですが、もしかすると大酋長のカブア大統領に恥をかかせないための動きだったようにも思えます。

今回の選挙の流れでは、前政権側の次世代グループであったキャステン・ネムラ元大統領(ノートに近い)、アルフレッド・アルフレッド・ジュニア元大臣、ケネス・ケリー議長が落選、クリストファー・ロヤック元大統領(今回息子が当選)とジーべ・カブア元駐日大使が引退。大ベテランのジョン・シルク元外相も落選しました。

さらに11月の総選挙後、大統領選出の多数派工作の時期である12月半ばに、マーシャルの市民権を持つ中国人から贈賄を受けたとして、いずれも前政権側のケーサイ・ノート元大統領(選挙では当選)、マイク・ハルフェティ議員(選挙では当選)の2名について、米国政府が米国への入国禁止措置を行ったとの現地報道がありました。

したがって、上記の票差以上の状況にあるように見えます。

全体を見ると、ルーベン・ザカラスの息子、マタラン・ザカラスの弟など、20年前の議員の後を継ぐものや、エボンでジョン・シルクを破ったマリー・ミルネ女史など、今後10年、20年とマーシャル政治を担う人たちが当選し、また、前政権側のキトラン・カブア元外相は人気があります。

もう1〜2回、混乱があるかもしれませんが、この20年の動きを俯瞰してみると、着実に未来に向かっていることがわかります。
小休憩 [2024年01月10日(Wed)]

1/2から出張に出ていますが、管理職でもあるため、日本の仕事も同時に行っています。ネット環境のおかげで出張が可能になっています。
一方、現地でも日本でも仕事をどんどん進めなければならないので、今回の出張でも朝9時から翌朝3時まで現地と日本の業務を続けているといったところです。適宜休憩をとっていますが、さすがに疲れます。

今はマーシャルですが、現地で冗談を言いながら仕事ができる仲間がいるので、それでも楽しいと言えば楽しい。

今日も現地の方と実務的な調整のためのミーティングをしましたが、昔の教え子の父親であることがわかったり、自分が現地在住だと思われたりで、だいぶよそ者感が抜けてきた感じです。
ナウル、中国と国交締結、台湾と断交 [2024年01月15日(Mon)]

先ほど、ナウルのアデアン大統領が中国との国交締結を発表しました。FBで確認できます。
昨年後半の大統領不信任決議、アデアン大統領選出、PIF事務局長の件、海底鉱物資源、ソロモン諸島でのパシフィック・ゲームズ、以前からのアブハジアと南オセチアの国家承認とロシアとの関係、難民希求者センターに関係する財政と外部からみた人権問題など、いろいろな要因が思い浮かびますが、経済的メリットをみたのではないかと思います。

どちらかというと、ツバルが先だと思っていたので驚きましたが、南側は時間の問題だったように思います。

北側がどこまで粘れるか(これはコンパクトにおける安全保障に関わるか否かによる)。

台湾にはかなりリスキーですが、極限まで承認国が減ることが、西側諸国に影響する可能性があり、さまざまな角度から、今後の動きを追っていく必要があると思います。
見てみたかった気もするが [2024年01月15日(Mon)]

太平洋諸島フォーラム(PIF)の事務局長ポストめぐるミクロネシア5か国の離脱の話があった時、その発端には2019年2月時点のPIF事務局の中台関係における中国優位の姿勢に対する反発がありました。
その後プナさんがミクロネシア地域から事務局長ポストを奪い取った形になりました。

当時ミクロネシア地域(候補はマーシャル出身者)に事務局長を任せたくないという空気があったと聞きましたが、理由は2つありました。1つは北側の米国自由連合国であること、もう一つは台湾承認国であることでした。

最終的にはミクロネシア5か国はPIFから脱退しないことになり、一方で事務局長はナウルからということでまとまりました。

個人的には、米国自由連合国から選ばれないことで、結局PIFは英連邦系なのだなと変化がなくつまらないと思いつつも、2つ目の台湾承認国からということは維持できていたので、興味を繋ぐことが出来ました。

しかし、ナウルが中国にスイッチしたため、この2つ目の要素もなくなり、次のPIF事務局も結局いつもと同じにしかなりません。米国次第ではありますが、ミクロネシア5カ国の離脱ではなく、北半球側のPIFに対する関心が薄れていくかも知れません。

中国は、一昨年の地域安保協定の件で失敗したかのような見方もありましたが、一方でソロモン諸島との関係はより強くなり、着々と影響力を強め、また一つ陥落させました。

この流れは、何か大きな事態があるまで変わることはなさそうなので、行くところまで行くのかもしれません。二手先、三手先を見ておく必要がありそうです。
無垢なわけがない。 [2024年01月16日(Tue)]

太平洋島嶼国では、特に南半球側で
1.米中の地政学的競争に巻き込むな
2.自分たちは気候変動の無垢な被害者だ
という声があります。

1.については、自分たちで先進国や開発パートナーを弄んでいる。

2.については、現代社会の恩恵を受けているのを棚に上げている。電気、車、船のエンジン、生活物資、生活インフラなど普段の生活を見て、果たしてイノセントなのか?

昨日のナウルの件では、国交を代えるのは主権国家の権利であるのでそれはそれとして、そのやり方が礼節を欠くというか、少なくともそれまでの支援への感謝を述べることもなく、台湾選挙後の最も台湾が嫌がるタイミングで行ったことで、ナウルという国への印象が最悪になりました。

おそらく台湾からの援助は、承認してやっているのだから、もらって当然ということで何も感謝などなかったのでしょう。

日本も感謝されるために援助しているわけではないでしょうが、国民の税金で、その国の発展のために協力している相手に対して、本音ではもらって当然という考えが見えてきます。

以前、台湾の方から、中国にスイッチした国への協力は続けるべきかと聞かれたことがあり、将来のチャンスに向けてという狙いとしては意味がある一方で、スイッチしたら中国と台湾の両方から支援を得られると理解されるのでリスクがあるのではないかと答えたことがあります。

当時台湾承認国であった太平洋島嶼国から台湾ICDF(JICAのような組織)が研修で政府職員を台湾に招聘したとき、その政府職員がICDFの担当職員に規定以外のお金をせびり、出せないというと「俺たちはあんたらを国家承認してるんだ。わかってるな。」と脅し、泣く泣くその職員はポケットマネーでお金を渡すしかなかったという話がありました(実際にその場面を目撃した)。当時、こういったことがよくあると嘆いていたことがあります。相手の足下を見て脅す。

台湾特有の厳しさなのでしょうが、昨日の件でこの話を思い出しました。
エルニーニョの影響 [2024年01月17日(Wed)]

昨日、携帯のテキストで、ミクロネシア連邦ポンペイ州知事が、降水量減少による水不足により、緊急事態宣言を発出したとの連絡がありました。
ミクロネシア地域の中で、最も降水量の多いポンペイで渇水というのは驚きです。確かに木々に黄色い葉が目立ち始めていたので、しばらく雨が少ない状況が続いていたことがうかがえます。

地形的には、おそらく通常は水蒸気量の多い北東の風(貿易風)がポンペイ島の山にぶつかり、雨をもたらすというのが一つの降水パターンだと思いますが、雨が少ないというのは水蒸気量が減少しているということではないかと思います。

エルニーニョ現象が発生するとこの北緯7度前後の西太平洋側の海洋の表面温度は下がるので、水蒸気量が減るということかと。

一方で、嵐や強い台風が発生しにくくなり、海洋の上下方向の攪拌が減るため、ラグーン内など局所的には表面温度が高止まりし、珊瑚には厳しい状況になるという話もあります。

過去の例から言えば、マーシャルの場合は、3月前後をピークに特にマジュロ以北で渇水の恐れがあり(エボンなど赤道に近くなると降水量は多い)、パラオだと3月〜5月。既に兆候が現れているかもしれません。
| 次へ