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備え [2023年12月01日(Fri)]

今日はDCにある2つのシンクタンクと運輸省を訪問しました。
シンクタンクで分かったのは、自分はあのような喋るけれども核心をつけないものには合わないということ。

このように周辺情報と思い込みで外側の人たちでぐるぐると議論が行われているとすれば、おそらく実際に取り組んでいる立場の人とはギャップが生まれているのではないか。

午後の2件目のところでは、さすがに事実誤認も甚だしく、日本のことを舐めていたので、黙っていられず事実関係と実際の話を伝えました。

自分の実際の外交の場面での経験は、皆知らない話だったので驚いた様子でしたが、その後、参加者が遠慮しなくなり、本気の議論に発展しました。

今回のプログラムでは豪州とインドから各5名、日本からは自分だけですが、しっかりやっていく。

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その後、運輸省で話を伺いましたが、米国の有事に対する備えについて驚くとともに大変勉強になりました。こういった本当の話が聞きたかったんです。

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米国にきてから気づかされるのは、有事というのは現実に起こるものであり、観念的ではなく、ロジカルに有事に備えているということです。憲法、国防、有事対応というのが一貫しています。

夜は何人かでクリスマスマーケットに立ち寄り、Shake Shackで軽く食べてホテルに戻り就寝。1時前にどこかから帰ってきた人たちの声で起こされ、二度寝できずにメール対応をして今。

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起床予定時刻まであと2時間。


コロナ禍までは実際に情勢への対応を行っている方々よりもシンクタンクの方が少し先に行っていました。しかし、コロナ禍を経て逆転しています。言葉遊びに付き合える状況ではない。
ペンタゴン [2023年12月02日(Sat)]

昨日は初めてペンタゴンを訪問しました。
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太平洋島嶼国と先進国連携・同志国連携の関係性について、最近、いくつかの場面でベン図の話をしているのですが、今回会った方々もそれぞれベン図の話をしていました。さまざまな枠組みがある中で実践に関わっているとそういった見方になるのは当然と言えば当然。

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今日で最初の1週間が終わりました。マークとナタリアの2人が我々をケアしてくれているのですが、初めてグループメンバーが顔を合わせて、首都でいろいろな人に会うというこの最初の1週間が1番キツいのだそうです。無事乗り切りました。

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東京との時差があるので、こちらについてからは、こちらの日曜夜から仕事が始まりました。日曜夜からということはその前から準備しているので完全な休みはなかなか無い感じ。

こちらについてからは日により日程が異なりますが、朝8時前後にはプログラムが始まり、午後5時にホテルに戻ります。ジェットラグもあり夜8時〜9時に眠りに落ち、午前1時前後に起きてしまいメール対応を始め、東京、パラオ、トンガ、クック諸島、マーシャル諸島などと仕事を進めて朝6時。シャワーを浴びて態勢を整え、翌日に繋がる連絡をして、朝8時に部屋を出て、コーヒーとブルーベリーデニッシュを齧りながらプログラム開始といった一週間でした。

10月中旬から、タヒチ〜サモア〜トンガ、一旦帰国し、鳥羽、ウェビナー、鳥羽、動画編集しながらパラオ〜台湾、東京2泊で米国という動きで今。

疲れがジェットラグなのか移動が続いているからなのか、プログラムでの肉体疲労なのかよくわかりませんが、新しい人の繋がりができたこと、シンクタンクの役割について客観的にも主観的にも考えることができたのは、今後の取り組みに繋がる希望。
ボストン [2023年12月03日(Sun)]

今日は移動日。
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午前11時にDCの宿を出て、午後4時過ぎにボストンの宿に着きました。

移動中にインドと豪州の参加者と個別に話をしていて、何となくトラック1.5対話の文脈で共通点がある感じがしています。



今回の滞在で、アメリカ独立戦争をThe Revolutionary Warと言うこと初めて知りました。

「独立戦争」とThe Revolutionary Warでは受ける印象が異なります。

こういった歴史的背景を考えると「自由」や「独立」、「主権」などの言葉の意味を、自分なんかでは到底理解できないでしょう。

ボストンといえばボストン茶会事件、米国独立のきっかけの土地。
スマイルは良いのか悪いのか [2023年12月04日(Mon)]

今日のボストンは雨降りでしかも寒い。7度の表示ですがもっと寒い気がします。
昨晩、夕食後に仲間とぶらつきましたが、インドから来ているアナンドと「ブリティッシュな感じが強くて米国じゃないみたいだよね」などと話していました。NZやカナダみたい。

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今日はこちらは日曜で、完全に休みたかったのですが、遅れを取り戻すべく作業をしているうちに午後3時(涙)。


話は変わりCOP28。自分は何も関わっていませんが、SNSで流れてくる島嶼国発の写真を見て疑問に思いました。

皆ニコニコしていて、楽しそうにフェスに参加しているかのよう。危機感が感じられません。

首脳や閣僚や交渉担当官などは真剣な表情が捉えられていますが、一方でフェスを楽しんでいるかのような写真は誤解を招きかねません。
キャッチザウェーブ動画、アップされました。 [2023年12月04日(Mon)]

11/15に開催したウェビナー、キャッチザウェーブの動画がSPFのユーチューブチャンネルにアップされました。

太平洋島嶼国事業全体
https://youtube.com/playlist?list=PLY1ZcfpKpMJ5_nta39ddTGto-EmVEHM1K&feature=shared

1.イントロ
https://youtu.be/slc3Wl-qXLo?feature=shared

2.ミクロネシア地域
https://youtu.be/kIZ2S_l6eJ8?feature=shared

3.メラネシア地域
https://youtu.be/HdF-rbT8dzo?feature=shared

4.ポリネシア地域
https://youtu.be/rIocW2nLmeo?feature=shared

5.太平洋諸島フォーラム
https://youtu.be/J6aDjTqhd0U?feature=shared

6.伝統的安全保障・中台関係、ALPS処理水、開発パートナー、日本・太平洋島嶼国関係
https://youtu.be/_VD2uOltBBE?feature=shared
マサチューセッツ環境警察 [2023年12月05日(Tue)]

今朝は1度、あすは氷点下の予想です。
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昨日はニューベッドフォードにおけるマサチューセッツ州環境警察の方々と交流しました。

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州政府のジュリアさんには、連邦政府と州政府の権限、漁業権、漁協の話の他、気候変動の影響(魚種の変化、海面上昇など)、変化への適応などの話を聞きました。

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タフツ大学 [2023年12月07日(Thu)]

現在ボストンは氷点下6度、昨日は雪がぱらつくなか、名門タフツ大学を訪問し、インド太平洋地域についてロックフォード・ウェイツ教授と我々グループで議論しました。
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おそらくここまでのプログラムで最も内容が我々とマッチし、率直で深掘りした議論が続き、90分の予定が昼食を含めて3時間を超えました。

僕自身もいくつか気になることを相談しましたが、地域を見る新たなアングルから、2つほど今後に繋がるヒントを得ました。

会議の行われた部屋には先人が積み上げてきた知的財産とも言うべき空気感があり、会議が始まる前から良い議論になるという確信めいた期待がありました。環境は重要。

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そして、なんと、その上階にはSasakawa Peace Centerと名付けられたスペースがあり、ここでも先人の知恵に触れることができました。

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グループのメンバーも、一緒に食事をとっているからか、今日の率直な議論のためか、何かもうファミリーのような感じがあります(おそらく自分が最年長)。

このプログラムには現地の文化を知ることも目的に含まれており、先日の日曜にはアイスホッケーNHLのBoston Bruins-CBJ戦を観戦。BBの63番と73番が良いと言ったら、73->63で逆転ゴールが決まりました。

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試合はその後1-3でBruinsの逆転勝ち。観客は一人一人がエンターテイナー。

昨晩は、ボストン・バレエのNutcrackerを観劇。しばらくして、ナットクラッカーがくるみ割り人形のことだと気づく。オーケストラもバレエも、人のシルエットというのか、素晴らしかった。

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人が積み上げてきたもの、歴史、社会、いろいろ考えさせられます。

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漁業港にあったトラック。Smokingじゃん。
サンディエゴ [2023年12月08日(Fri)]

昨日、ボストンからフェニックス経由でサンディエゴに着きました。
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米国本土の北東部の端から南西部の端まで対角線に移動ということで、フライト時間が7時間、遅延もあり、朝9時にホテルを出てホテルチェックインが現地時間の8時過ぎ。計12時間以上の移動となりました。

長い移動時間は、事務仕事を進めるのに最適。時間が足りないと感じるくらいです。おかげで別の仕事を進めることができました。

ホテルに到着するとインドのアナンド先生から「太平洋戦争の時、日本の潜水艦がこの沖合まで来ていたんだよ」という話が。微かに記憶にありましたが、検索すると伊十七の名が。アナンド先生が言いたかったのは、あの当時、この広大な太平洋を勇敢に縦横無尽に活躍した日本の潜水艦があったんだよ、ということでした。

あとはサンディエゴといえば、トップガン、航空母艦ミッドウェイ、パドレス。


話しは変わりますが、8月末の台湾でのワークショップで、グアテマラの参加者が自分の国は大西洋と太平洋に面していると言っていましたが、(あたり前ですが)米国こそ東海岸と西海岸があり、経済、貿易、安全保障と考えた時に1つの国の規模を超えてると実感しました。日本にいるとどうしても太平洋側からしか見えていない感じで、当たり前の事がわかっていませんでした。今後の自分の情報の読み方に影響が出るでしょう。


そういえば、先日ヤフーに年末年始に日本人が行きたい海外旅行ランキングトップ5の中にハワイ、オセアニア、米国本土、台湾があり、すべて自分の出張先。
ちょっとした気づき [2023年12月09日(Sat)]

DCには2000を超えるシンクタンクがあるそうで、研究員の数を考えるととんでもない数になります。
その中でのしあがり、各方面に影響力を持つためには、良くも悪くも、普通の姿勢では難しく、目立つ発言が必要になります。

こういった状況だと、地道な研究は日陰に追いやられ、一方で、キャッチーな言葉や内容が歓迎され、そのキャッチーな言葉に後続の研究者が乗っかっていきます。

結果として、その極端であったり過激であったりするキャッチーな言葉や内容が主流化され、突っ走っていきますが、一方で、地道な研究内容や、現地の実際の状況とはギャップが広がっていきます。

ただ、キャッチーな言葉や内容が生き残るということは、真の部分が含まれているからとも言え、大きな潮流を作る役割もあり、やがて地道な研究、地に足をつけた研究が生かされることもあるでしょう。

自分は流行りに懐疑的な研究員であるので、そういった関係性を理解した上で、俯瞰しながら、日本の利益になる活動が展開できればと思っています。
USSキャンベラ [2023年12月10日(Sun)]

昨日はグループにいる元豪海軍マイケルの尽力で、サンディエゴ海軍基地に停泊中のインディペンデンス級USSキャンベラを視察することができました。
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今年7月に就役した艦船で、米海軍として初めて外国の首都が名付けられたのだそうです。豪海軍の方が2年の任期で派遣されており、kindshipの醸成・強化が目的の一つとのことでした。

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今回の滞在中、物だけでなく(当然ながら)常にそこには人がいるということを強く感じさせられています。

防衛、有事への備えは強化しつつも、有事に至らないようにあらゆる努力が必要だと思います。軽々に有事について語ることはできない。

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これは隣に停泊中だったインディペンデンス級USSジャクソン。パシフィックパートナーシップ2023で9月にサモアを訪問していた船です。

サンディエゴ湾は天然の地形とのことですが、とても戦略的に利用価値のある恵まれた場所です。

またサンディエゴはメキシコとの国境に近く、メキシコ文化が浸透しています。

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