• もっと見る

« 2023年10月 | Main | 2023年12月»
トンガ [2023年11月01日(Wed)]

昨晩、トンガに入りました。
1DAC3C53-43CC-4B6C-83D1-DF52CED81451.jpeg

コロナ後、そしてフンガトンガ・フンガハアパイ火山の噴火以降、初めてのトンガで、通算2回目か3回目になります。

今回の主な目的は地域密着型エコツーリズム導入の可能性を探ることにありますが、基本的に現地の伝手で一つの村の状況を確認したいと思っています。

午前中は宗永特命全権大使にお時間をいただき、興味深い話を伺うことができました。

4FD82817-5A5E-4C85-8F79-A1B946A611E1.jpeg

コロナ禍、火山災害という厳しい時期の話や、率直な内容はとても刺激的であり、いつの間にか自分は古い考えにはまっていたことに気づきました。今後活動していく上で大変勉強になりました。

午後はパプアニューギニアで開催されているワークショップにオンラインで参加したのですが、ネット環境が不安定で、現地の状況も分からないまま(どこまで、どのように聞こえていたのかもわからないという…)、話し続けました。

地域密着型エコツーリズムを普段と異なる切り口で話すことになったため、資料作成に結構時間がかかったものの今後の展開に関するヒントをいただけたと思います。

タヒチ、アピア、オークランド、ヌクアロファと訪問してきましたが、現地に入らないとわからないことが多いということを実感しています。
トンガ! [2023年11月02日(Thu)]

今日は、体がキツく、なかなかベッドから起き上がれなかったのですが、急にいくつかミーティングが決まり、慌てて対応しました。ありがたい。


教育省のあと、前回の訪問時(2017.7)はまだ周辺を含め開発途上だった埠頭周辺でクルーズ船の観光客の動きや経済活動を観察し(シムシティをイメージ)、ランチ。

24149286-2262-43AB-ABF2-90AE096E8B89.jpeg

A76452B9-2210-45AC-AEC4-9C2AC25D922B.jpeg

915EF184-D164-4CFD-A912-D0C170FA53E5.jpeg
バス乗り場

6C6CC6B0-57B4-4EF9-A6E9-7C02BBE32711.jpeg

0B3B2992-2FE9-4B64-9C2E-C2AAA2650EDD.jpeg
オランダ船っぽい

18AC36A2-C309-409C-A042-879872287866.jpeg

2017年(コロナ前、火山・津波前)と比べても活気があり、町の雰囲気が明るい印象です。2010年代はまだ民主化運動の影響を引きずり、政治の影が感じられました。今は、細かな政治の変化はあるでしょうが、国全体としては国王の下で安定しているのではないでしょうか。時代が変わったのだと思います。

ホテルでは結婚式。トンガでは火曜、木曜、月初めに結婚式を挙げる習慣があるとかないとか。

8D24E945-5B6C-4DAA-9C65-0FBB43836F8F.jpeg

その後、今年の若手実務者フォーラム(留学生会議)で協力してもらったメレさんに会いに人事院に行き、次官とも話をしました。

AE0A9DF7-5D24-4064-A241-8145A2045343.jpeg
左がメレさんで右が元留学生のマンギシさん

次に、その足で観光省に行き、次官(CEO)と職員に対して、地域密着型エコツーリズムのプレゼンを行いました。

06B35CDA-6F51-4C73-902A-E3FA29A5AF89.jpeg

次官のビリアメさんは、2週間前にタヒチで会っていたので話が早い。ちょうどトンガとしての持続可能な観光5年プランづくりを始めたというところで、良いタイミングだったようです。

それぞれ社会構造も経済構造も観光部門の発展度合いも異なるので、国ごとに形は変わってきますが、コアの考え方は共通して活用できるようです。


さて、昨日、PNGでのワークショップにオンラインで参加し、プレゼンを行ったのですが、宿に戻るとそのプロジェクトを担当しているセリアさんから以下の内容の連絡がありました。

「あなたは、他のスピーカーがシェアしたものとはまったく異なるプロジェクトをシェアし、多くの人が写真を撮ったり、その後、あなたの事例について話したりしていました。  経済活動にとって、現地の文化がいかに重要であるか、また、それがいかに深く考慮されているかについてあなたが話した部分は特に好評で、PNGのような場所では、これは非常に高く評価されています。」

こういった反応があるとやる気が高まります。パラオのみんなが高い意識でオーナーシップを持って粘り強く続けてくれているおかげです。

そのイベントのテーマは、ジェンダーとブルーエコノミーの観点による投資だったのですが、自分は昨今のファッション化しつつあるブルーエコノミーという言葉に強い違和感を持っています。小島嶼国が言い出したグリーンエコノミーに対するブルーエコノミーの概念が、先進国が異なる意味で使い始めた結果、今では海に関係していたり海洋資源を使う経済も含むように変わりました。

自分が持っているブルエコの概念は2012年から2015年のフィジーでの議論に基づいています。

2012年のリオ+20の後、自分たちは海洋島嶼国なのだからグリーンエコノミーではなくブルー・グリーンエコノミーだと、いかに陸域と海洋の資源を持続的に活用しながら持続的な経済を実現できるかという議論を、ポストMDGs、すなわち今のSDGsと絡めて2015年の8月頃までフィジーで行っていました。ヤウボリ大使(当時は外務次官)や故リティア・マウィ大使と真剣に議論していたことを思い出します。

今回あえて概念の共有として元のブルー・グリーンエコノミーという言葉を使ったところ、セリアさんもその言葉を使ってくれました。パプアニューギニアなど陸域が大きいので、ブルー・グリーンがふさわしい。
休憩中 [2023年11月03日(Fri)]

今日も急な連絡とミーティングでトンガの皆さんに助けられています。押すのは苦手なのですが、少し押し気味で何とか期待以上の滞在となっています。
6BC9381C-1841-4794-A9E6-290E97A83420.jpeg
マヌ教育次官代理

0772E51F-7CAD-4425-96BC-E985BB1A5E06.jpeg
トンガ国立大

3AC618D0-CE64-448A-AD70-02862EAD6FDF.jpeg
65D8CDEB-1048-42D7-9C49-364286EF7146.jpeg
外務省

今日は金曜、週最後の1日なので東京との仕事もどんどん進めようと思っていたのですが、今日は休みだったんですね。忘れていました。

今回、6年ぶりのトンガですが、総じて、よそ者感から少しだけ中に踏み込めた気がします。

F58D87A8-6A4A-4C6A-B67D-B587049F8426.jpeg

午後に備えましょう。
トンガ!! [2023年11月03日(Fri)]

今日も観光局を訪れ、昨年11月のクック以来のシマタさん。10数年前名古屋大に留学していたそうです。
4068F057-AB46-4E45-B006-912346635D1A.jpeg

観光局を出ると、バス停に犬バス。路線バスになってるみたいです。

ABAB845E-EDE0-4E1F-8612-6B5293CE1E7B.jpeg

偶然、犬バスに犬
D9322BAE-50F8-49F9-B0F8-D58364F95F49.jpeg

その後、いくつか仕事をして夕食に向かいました。

A084616A-7310-447D-BF27-90DAF23CC083.jpeg
ガソリン代は1リットル、3.79パアンガ、275円。高い!

8E8D93BA-946C-4542-8BED-0C183B830CF3.jpeg
先が見えない…。

南部の村のコミュニティにあるレストランKatea Retreet。コミュニティの農産物や魚が使われ、ユースもダンスで参加。

0E32893A-4D76-453B-9A6A-CA597AB7BCFB.jpeg
カバ

34241A69-36EB-431F-BAE3-3238F720D528.jpeg
男は力強く

6BFC1B68-07DF-4D8C-AC9F-564C368B215E.jpeg
女性はゆったりとしなやかに

18CDFC72-1BB6-4596-A93F-05A8A1C48E4E.jpeg
6月か7月の日本での留学生会議準備会議以来、また会えてよかった。左からマバエ、メレ、友人のハイシニさん。
トンガ!!! [2023年11月04日(Sat)]

今日は思いがけず、トンガの神話と王国の歴史を辿るパイロットツアー的な1日になりました。
間違っているかもしれませんが、知らない人間がツアーに参加して記憶に残ったものを書いていきます。

トンガは約3000年前にはラピタ人が生活していた痕跡が残っているそうです。

F34E51C6-81E2-448C-B14B-6261B21C1317.jpeg
ラピタ人が最初に上陸したと言われている海岸

0AD02A22-ACA5-4C24-B3EE-1EEE3144E8D1.jpeg
海に入り魚をとる豚くんたち。顔が細い?

口伝であるため、その後の歴史は10世紀まで空白(もしくは神話時代)となるようです。

3柱の原初の神、タンガロア(空)、マウイ(地下)、ヒクレオ(夜)がおり、950年に即位したトンガの最初の王であるAho’eituアホエイトゥは、タンガロアの息子とされています。

そのアホエイトゥの王統Tu’i Tongaは、石のゲート、カレンダーとも言われるHaamongaハアモンガを作った13世紀の王Tu’i tongaを挟み、第39代Laufilitonga (1826-65)まで続きました(現在その家系はノーブル・貴族の地位にある)。

362F6B65-CDDD-45FB-AB24-13104616DAEC.jpeg
Haamonga

2つ目の系統Tu’i Ha’atakalauaは、1433年、Tu’i Tonga(King of Tonga)系統の24代Kau’ulufonua Fekai の息子であるMo’ungamotu’aが興し、1800年代の19代Mulikiha’ameaまで続きました。

そして3つ目の系統であるTu’i Kanokupoluは、1590年、2つ目の系統のTu’i Ha’atakalauaの6代Mo’ungatongaの息子Ngataが興し、19代Siaosi Tupou Iが1865年に統一して、現在に至るということでした。

Tupou Iには男子の子供がいなかったため、弟が第2代国王Tupou IIに、Tupou Iの長女が第3代国王(女王)Queen Salote Tupou IIIに、サロテ女王の長男がTupou IV、Tupou IVの長男はサモア人と結婚したため継承権をなくし、次男がTupou Vに。Tupou Vには子供がいなかったため、崩御により2012年、Tupou Vの弟が現在の第6代国王Tupou VIとなりました。トゥポウ6世は、Tu’i Kanokupoluの王統としては第24代となります。

現在の皇太子は、トンガ全体の王統の始まりの王、タンガロア神の息子の初代のTu’i tonga王の名前をとり、’Aho’eituと名づけられたそうです。この話を聞いて、感動しました。

その最初の王’Aho’eituが王となった土地はSiaといいSia Complexという遺跡として残っています。

D2E5377E-8105-4A2F-985D-6C4766EF8ED7.jpeg
2017.7

79B2AB74-F10B-4D64-925D-9987FD66A75B.jpeg
今日行ってみると残念ながら全く手入れがされておらず、円形の石積みが確認できませんでした。

Siaコンプレックスは10個前後の円形の石積みが広く平地に配置されており、プレアデス星団と配置が一致するという話もあります。

タンガロアが空の神であることを考えると、何らかの関連性があるようで、好奇心を掻き立てられます。

しかし、この大切な遺跡が管理されていないのはとても残念です。地域密着型ツーリズムを通じて将来世代に継承してほしいと強く願います。
トンガー津波石でいいのか? [2023年11月04日(Sat)]

トンガには巨大な津波石があります。
44E71725-1CD4-423B-B2B4-4C0897B7AA2B.jpeg

津波に関連して、2017年にはこれを公園にしようという話がありました。公園にしてどうするのかはよくわかりませんが、個人的にはちょっとやり方が違うと思っていました。

この石にはある神話が関係しています。

神話時代、トンガタプ島の南西部に位置するエウア島に原初の神の1柱Mauiマウイ神が住んでいました。ある日、毎朝鳴く鶏Roosterがうるさいとしてマウイ神の息子が鶏を退治しようと石を投げたそうです。

その鶏を殺してしまうと神の資格がなくなるため、それを見たマウイ神がその石に対して銛を投げて破壊し、その破片が鶏に当たり鶏は退治されたそうです。

その時に多くの破片がトンガタプ島に落ち、その一つが上記の津波石。現地ではMaui Rockと呼ばれています。

現地住民の中には、その石の名前がMaui Rock(トンガ語の英訳)から津波石に変えられたことに不満を持つ人もいます。

実際、津波石ではトンガの文化や歴史との関連性がなく、味気ない。現地の人が呼んでいる名前で良いと思います。

またトンガタプ島東岸にあるハベルリク村には上記の津波石よりも小さな多数の石があり、標高が低くない村ですが、それらの石も津波石と言われているとのこと。実際に山などはなく、サンゴ石がポツンと平地にあるので津波しかその原因はないように思います。

FC602B17-5BAA-4588-9AAF-9CD1C933EAD2.jpeg
6C0E1890-2B93-4DDE-B0D9-2BB29C578B4D.jpeg

しかし、その村は、通称Makato a’ Maui(Maui’s throwing stone)の村と呼ばれており、空から飛んできたことを示唆しています。

そこで思い出したのが、昨年の火山・津波災害の時に、欧米のどこかの大学出したレポート。そのレポートでは上記の大きな津波石の原因が津波ではなく隕石の衝突ではないかというものでした。もしそれが科学的に正しければ、空から石が降ってきたという点で神話と繋がりそうです。

トンガ東部には(大きな津波石は西部)、他にもTu’i Tongaの歴代の王の墳墓や、海岸の鍾乳洞(トンガ語で洞窟をアナというそう)、6月から10月には沿岸部からホエールウォッチングもできるなど、活用できそうな資源がたくさんあります。

F3D014C8-4B0F-4EB0-970C-C53547E325E6.jpeg
王の墳墓

0685CC3A-EB3D-4A61-A99E-5328364F6FE5.jpeg
鍾乳洞

(ちなみに、トンガでは強い男?をタマといい、サモアでは女性をタマイタイというとか。いろいろ考えさせられます)
Asia New Zealand Foundation来訪 [2023年11月08日(Wed)]

昨日午前、ニュージーランドからAsia New Zealand Foundationの皆さんが当財団を訪問されました。
来訪されたのは、Hon Dame Fran Wilde(Chair)、David Capie(Director of the Centre for Strategic Studies)、Hone McGregor(Chairman of Wakatu Incoporation)、Nicolas Khoo(オタゴ大学准教授)、Suz Jessep(Director for Research, Engagement of Education)、James To(Senior Adviser)、ショーン・バックレー駐日NZ大使館一等書記官、坂上千明駐日NZ大使館政策アドバイザーの皆さんです。

写真を撮り忘れましたが、まず安全保障グループの渡部上席研究員、西田上席研究員、日米グループの村田グループ長、私で話をし、次いで角南理事長と皆さんで意見交換を行いました。

A29C7882-F5D1-4646-830B-AF5331924531.jpeg

私は日曜にタヒチ〜サモア〜トンガの出張から戻りましたが、サモアでは科学アカデミー会議に参加し、理事長はサモア国立大学で講演したといったフレッシュな状況であったため、正にバッチリのタイミングで、とても建設的な時間になりました。

5D515934-C6AD-4CBC-88B8-BC52B5DA12E1.jpeg
ウィルデ会長と角南理事長(Asia New Zealand Foundation提供)

117C1DB2-70D8-481E-9DB8-0857307B841E.jpeg
皆さんと私(Asia New Zealand Foundation提供)

NZの研究者と繋がりたかったところなので、わざわざ訪問していただき感謝です。今後の活動ヴィジョンが広がります。


皆さんが帰られた後、出張の日であることを思い出し、急いで鳥羽に向かいました。
鳥羽! [2023年11月08日(Wed)]

10月中旬より、パラオのガラード州のノリコさんとマルキョク州のロマリンダさんが鳥羽にある海島遊民くらぶで30日間のインターンシップ研修に参加しています。

残り1週間となりましたが、鳥羽市の皆さんとインターンの2人に挨拶に伺いました。

A4B88298-2CED-4AA3-B34A-5848E1AEB5A2.jpeg
ちほさんとノリコさん

06C7CDA5-105B-435E-B921-50BB108E5028.jpeg
九鬼水軍太鼓を鳴らすロマさんとノリコさん

11DAD0AB-3DED-45A8-849C-F19BAEA95945.jpeg
ノリコさんのスピーチは感動的でした。

中村鳥羽市長をはじめ、鳥羽市の皆さんはとても熱い方々で、一緒にいるのが本当に楽しい。今回もインターンの2人を受け入れていただきありがとうございます。

私の方では、タヒチでの地域観光会議、トンガでの会議、PNGでのフォーラムへのヴァーチャル参加などで地域密着型エコツーリズムの話をしてきたところだったので、時空を超えて繋がった気がします。

鳥羽出張の楽しみはやっぱり食事。3週間の海外出張帰りで、体にしみます。

DF1FD65B-3D40-4DED-8F1F-B4ACFCEA4EEF.jpeg
生牡蠣8個、答志島のシラス大根、ザク一合で3050円!

1613760E-3904-4894-83D3-1352621780D4.jpeg
という訳で、東京で会議があるので、日の出とともにドロン。
11/15 14:00-18:00 ウェビナー「キャッチ・ザ・ウェーブ:太平洋島嶼地域の今〜政治・経済・安全保障」開催 [2023年11月08日(Wed)]

11/15 14:00〜18:00 ウェビナー「キャッチ・ザ・ウェーブ:太平洋島嶼地域の今〜政治・経済・安全保障」を開催します。私と東海大学准教授で太平洋諸島研究所長でもある黒崎さんの二人で話していきます。

詳細・お申し込みはこちら↓
https://www.spf.org/opri/event/20231115.html

太平洋地域全体の今の状況に一旦くさびを打つ取り組みで、国も課題も多いことから全体時間として4時間確保しました。関心のあるところのみご参加いただけるよう目安となるプログラムも掲載しています。

現在、情報の整理を進めているところですが、PIFサミット開催中でもあり、常に物が動いていることもあり、どこまで現在の地域理解に貢献できるのか不安もありますが、今できることをやってみます。

よろしくお願いします。


概要は以下のとおりです(SPFウェブサイトより転載)。
----------------------------------------------------------------
太平洋島嶼地域では、2018年以降、地域安全保障ボイ宣言合意、ソロモン諸島・キリバスの中国との国交樹立、COVID-19パンデミック、太平洋諸島フォーラム(PIF)分裂騒動、ウクライナ戦争、中国外相の地域歴訪、米国国務長官のフィジー・PNG訪問、インド太平洋経済枠組み(IPEF)および先進国連携枠組みPBP発足、米国版島サミット開催、PIFによるブルーパシフィック大陸のための2050戦略合意、韓国版島サミット開催、フィジーやサモアの政権交代などの他、政治、地域安全保障、ALPS処理水、地政学的要因などにより情勢変化が続いております。これに対し、我が国はFOIP新推進計画の発表、政府安全保障能力強化支援(OSA)導入、開発協力大綱の改定、外相以下政府高官の現地訪問を実施し、来年2024年には第10回太平洋・島サミット(PALM10)を開催する予定です。

このような情勢下、今後の産官学民による重層的な対太平洋島嶼国戦略の強化を目指し、国・地域・個別課題の観点から「太平洋島嶼地域の今」をとらえる地域専門家によるウェビナーを開催いたします。

プログラム
14:00 趣旨説明・登壇者紹介
14:05〜14:15 2023年のこれまでの主な出来事
14:15〜14:45 パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、キリバス、ナウル
14:45〜15:15 パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ、フィジー、ニューカレドニア
15:15〜15:50 サモア、トンガ、クック諸島、ツバル、ニウエ、仏領ポリネシア
15:50〜16:00 ブレイク
16:00〜16:15 質疑応答
16:15〜16:30 太平洋諸島フォーラム
16:30〜17:00 開発パートナーの動向・先進国連携
17:00〜17:45 課題別情勢確認:地域安全保障、中台関係、ALPS処理水、他
17:45〜17:55 質疑応答
18:00 終了
注)登壇者、演題、時間配分については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。
----------------------------------------------------------------
準備中 [2023年11月11日(Sat)]

来週のウェビナーの申し込みが100名を超えていると聞きました。
詳細・お申し込みはこちら↓
https://www.spf.org/opri/event/20231115.html

というわけで、来週に向けて、私の方で現在情報の整理や確認、資料作成などの作業を進めています。

PIFサミットも終わったところですが、流れてくる表の情報から得た現時点の直観で気になるところは
・ナウルの毅然とした姿勢と燻る不信感
・仏領2地域がでばってきているところ(払っているメンバー費も高いが)
・ALPS処理水に対する非科学的な視点と声
・NZ新政権への興味
・豪は成功?

加盟国それぞれが課題に直面する中で、PIFの枠組みに限界が見えてきた気がします。

各国が地政学的競争の中で自国の主権をといっている一方で、PIFの枠組みやMSGなどサブリージョナルな枠組みが加盟国の主権を揺さぶろうとしているように見え、火種が残っているように見えます。
| 次へ