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塩澤 英之
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ある種の緊張感 [2022年08月03日(Wed)]

先週、現地である種の緊張感を感じていました。心配症のせいかも知れず、基本的に最悪のケースを想定する癖があるので、限られた方にのみ伝えていました。
今日一日のニュースを見ていて、おそらくこういったことが背景にあり、現場に滲み出ているのだろうなと。

どこかで話した気がしますが、太平洋島嶼地域の北半球と南半球では空気感が違っています。
地域安全保障(特に北半球) [2022年08月06日(Sat)]

※当財団は今日から14日まで夏季休業となります。

ロシアは、ウクライナ侵攻前、大規模な軍事演習を行っていました。軍事演習から実際の戦争に転じたという点が驚きであったことを思い出します。この時代、楽観的なシナリオは通用しないかもしれません。

昨年6月から、東海大学の黒崎さんと私的ウェビナーであるクロシオブエブエナートを続けています。2006年頃から二人で行っている地域情勢に関する意見交換の一部を公開しているものですが、いくつか現在の北半球の情勢に関わる話をしていたので、リンクを貼っておきます。(長いので再生速度を速めにすると良いかもしれません)

第3回クロシオブエブエナート 太平洋島嶼地域情勢の総括と展望A(2021年12月28日開催)(55:00から)
https://youtu.be/eshaC6taVcY

第4回クロシオブエブエナート(2022/3/26)前半 4/5 ブリンケン米国務長官フィジー訪問
https://youtu.be/nr4Wsy2nTZg

第4回クロシオブエブエナート(2022/3/26)前半 5/5 露・ウクライナ侵攻
https://youtu.be/cbWkU6l4aG0

※台湾関連
第4回クロシオブエブエナート(3/26)後半 2/6 中国・ソロモン諸島安保協定情報リーク(24:00あたり〜)
https://youtu.be/etlQU7gnbss

※台湾関連
第5回クロシオブエブエナート(2022年6月18日)6−2. 北西部太平洋地域有事に対する米国の備え
https://youtu.be/LBokLIYUWvM

臨時クロシオブエブエナート(2022年6月27日)1/5 中国・ソロモン諸島安全保障協定
https://youtu.be/QBKNB6Q9SKk

臨時クロシオブエブエナート(2022年6月27日)2/5 PBP/米豪NZ日英連携
https://youtu.be/Ky3YngnhXyc
厄介な印象 [2022年08月10日(Wed)]

先日、初めて新型コロナに感染し、一昨日くらいからようやくほぼ正常に戻りました。今は陰性になっています。
過去にザンビアで脳性マラリア4回、フィジーでデング熱に1回かかったことがあり、それらとは比較にならないくらい軽いものなのですが、新型コロナは個人的には結構厄介でした。

マラリアは治療法があり、遅れなければ命を落とす可能性は低いのですが、と書きつつ、当時をかなり大変だったのを思い出しました。ひどい時には1週間入院し、げっそり体重も減り、赤血球も減っていたので、回復まで3カ月はかかりました。コロナと比べるものではない。

デング熱の方が近い気がします。デングの場合は治療法はなく、症状にどう対応するかで、実際には自分の免疫力勝負。急激な40度の発熱と節々の痛み、味覚異常、食欲不振、などあり、解熱剤を飲んで1週間我慢するか、何も薬を飲まずに3〜4日耐えるかの選択肢がありました。1回目なので出血熱に発展する可能性が基本的になかったため、また仕事もあるので、自分の場合は後者を選びました。

デングの場合は、発熱がはっきりしており、とにかく水分を取りつつうなされていれば、ある時スッと抜ける。ただ回復期の3週間、倦怠感がひどく、歩くのも辛いものでした。

書いていて思いましたが、コロナは厄介だけどもワクチンを3回打っていたためか、症状は楽でした。

基本的に微熱、倦怠感、頭痛、食欲不振、嗅覚異常、咳程度で、それがピークもなくダラダラと10日ほど続きました。

熱は37.1〜37.4で大したことはなかったのですが、倦怠感と頭痛が厄介でした。起き上がり、30分ほど作業をするとたちまち倦怠感が襲い、熱が出て、頭痛もひどくなり、咳も出始める。これが10日間。咳が止まらない時には、悪化したらどうしようかと不安にもなりました。

倦怠感はやる気を削ぐし、読み書きに時間をかけられず、頭痛も加わり、ある程度体は動くのに使い物にならない。

10日ほどすると、熱が36.6前後に安定し、倦怠感が抜け、食欲も嗅覚も戻りました。人によって症状は異なるようですが、印象としては、風邪とは違うしつこさがあり厄介なものでした。

現状どこでも感染する可能性があるので、免疫力が落ちないような日々の生活が大切だと思います。
2つのサモア [2022年08月13日(Sat)]

夏期休暇中ではありますが、コロナと出張による遅れを取り戻すべく、基礎的な作業を再開しています。ようやく7割ほど終わりました。

その中で、サモアと米領サモアの2つのサモアの動きが気になりました。
2つのサモアのこれまでの過程を見てみると、次のようになります。

・サモア独立国(西)
1899年 ドイツ帝国が領有
1919年 第一次世界大戦後(敗戦国ドイツ)、NZが委任を受けた国際連盟委任統治領に
1945年 第二次世界大戦後、NZが施政権を有する国際連合信託統治領に
1946年 国連非自治地域リスト掲載
1962年 西サモアとして独立、NZと友好条約を締結
1997年 国名をサモア独立国に変更

・米領サモア(東)
1899年 米国が領有
1946年 国連非自治地域リストに掲載

国連非自治地域リストに掲載されているため、米領サモアはニューカレドニアと同様に、いずれかの時点で住民が自治の形態について意思を示し、完全な独立か、パラオなどのように米国自由連合国となるか、北マリアナのようにコモンウェルスとなるか、ハワイのような州になるかを選択する必要があると思います。他の非自治地域リスト掲載地域であるグアム(米)、仏領ポリネシア、トケラウ(NZ)、ピトケアン(英)も同様です。

第二次世界大戦後の戦後整理の最終段階のような印象を受けます。

サモアから見れば、19世紀末に勝手に米国とドイツ帝国が争い、1899年に両国の都合(英国も関与)で勝手に西と東に分けられたわけであり、本心では一つの国になりたいという考えもあるのだと想像します。

そうなると、サモアと友好条約がある旧宗主国のNZ、米領サモアの宗主国である米国も関わる話になります。

米国は安全保障と地域関与の観点から米領サモアをそのまま手放すことは考えられず、悪くとも自由連合国のようなステータスを確保したいのではないかと思います。ただし、ミクロネシア地域ほど経済援助は避けたいでしょう。米領サモアからは米国議会に代表が受け入れられており、米国としては米領サモアをより大切にしている印象です。

ただ、この数か月の、サモア、米領サモア、NZ、米国の動向を見ていると、2つのサモアをめぐり、何かが動いているようにも見えます。

例えば、2つのサモアからなるサモア連邦として統一し、米国、NZと三国条約を結ぶなどもはるか遠い未来にはあるのでしょうか。

単なる思い過ごしかもしれませんが。
トンガの友人 [2022年08月13日(Sat)]

基礎的な作業、自分なりのデータベース作りですが、完了。ちょっとこだわりを捨てて、全部で150分×9。目が疲れるので、休みながら2日使いました。

これでやらなければならない仕事の4分の1くらい。あとは明日と来週で追いつけるでしょう。

先日、トンガの友人から連絡があり、火山災害、コロナ感染拡大などを乗り越えて、かなり元気になっていました。

各国からの災害復興支援や開発協力プロジェクト、国境閉鎖解除などが、民間経済に間接的に好影響を与えているようです。強い。
マーシャル:8/16 午後3時現在のコロナ感染者数 [2022年08月17日(Wed)]

現在、ミクロネシア連邦に続き、マーシャルで新型コロナウイルスの感染爆発が起こっています。両国では第一波であり、住民には我々の2年前の感覚に近いものがあると思います。ただし、オミクロン株であるため、デルタほど重症化率は高くはなく、外から見れば、ウイルスが弱まるまで2年半、良く粘ったといえるのではないでしょうか。ワクチン接種率は9割を超えているパラオよりも2割程度落ちますが、米国の支援でファイザー製のものが十分に行きわたっています(接種するかしないかは個々人の判断)。

世界がウィズコロナに向かう中、遅かれ早かれ両国は新型コロナウイルスが国内に入るはずであったため、いずれ通らなければならない道だったという見方もあると思いますが、残念ながら犠牲者も出ています。14日にはミクロネシア連邦のジョージ副大統領が逝去されました。

マーシャルには多くの知人、友人、その家族がいるため、誰に連絡すればよいのか迷います。また、状況が悪ければ大変だし、支援したくとも何もできないことは分かっているので、気持ちだけでも伝わる相手を選びました。

今朝、連絡があり、その家族(5名ほど)全員風邪のような症状があり、コロナ陽性だとのこと。その友人は陽性判明から1週間経ち、大分回復してきたようで、冗談が言えるくらいの状況でした。

何とか犠牲を最低限に抑え、ウィズコロナの世界に合流し、人の往来ができるようになればと思います(ミクロネシア連邦は8/1に国境封鎖解除、マーシャルは10/1に解除予定とのこと)。

ワクチン接種もソロモンよりは高く、パラオよりは低いので、それが致死率にどれだけ影響するのか気になるところでもありますが、パラオや他の島嶼国の例を見れば、大体1〜2カ月でピークアウトしています。両国では初めての経験であるため、住民がパニックにならないように為政者は落ち着いた態度を示しています。

パラオを見れば、1月〜3月の第1波の時には、住民の間にパニックになりかねない雰囲気や疑心暗鬼がありましたが、今ではコロナへの恐怖心はなく、自信をもって落ち着いて対応しています。ミクロネシア連邦もマーシャルも、今はつらい時期ですが、その先には新たな社会が待っていると思います。何とか無事、乗り越えて欲しいと思います。

※マーシャルの8/16 午後3時現在の累積感染者数は、全国 5468人、新規1391人、死者6人(マジュロ 4764人、998人、5人)。離島に広がると軽症でも治療ができないのが心配です。
米領サモア [2022年08月18日(Thu)]

米領サモアでは7月26日以降、同地域マヌア島で海底火山活動と関係があるとみられる群発地震が続いており、8月10日付で知事が非常事態宣言を発令していたようです。
バヌアツ議会解散 [2022年08月18日(Thu)]

数日前から進められていた野党連立グループによるロウマン首相不信任決議の動きに対して、本日、議会が解散されました。

VANUATU DAULY POST/PACNEWS報道によると、先週金曜時点で、全52議席に対し、野党6党の議員29名が不信任案に署名し、議会にかけるところでしたが、不信任成立には3分の2条項があり、35名の賛成が必要でした。少数与党の状態に陥っていたようです。

これに対し、先ほど、首相が議会を解散させたとのこと。

バヌアツでは、10年ほど前は、政権が安定せず、不信任決議で首相がころころ交代していました。首相就任→100日間のハネムーン期間→1年以内に不信任決議→首相交代→100日間のハネムーン期間→(つづく)といった具合。

バヌアツでは、これから選挙期間に移行します。
研究者の繋がり [2022年08月31日(Wed)]

先週、フランスにいる現地の研究者から連絡がありました。
全く面識がない方だったのですが、人づてで自分のところに辿り着いたらしく、フランス語を英訳した論考のドラフトも届きました。気づいたことなどコメント下さいと。

読んでみると自分が見逃していたところが、書いてあり、勉強になったと返したり何なりして、流れで今日、オンラインミーティングを行うことになりました。

東側の米国よりも西のフランスの方が、健康的な時間に話せるので、楽というのもあったと思いますが、初めてにもかかわらず、話題が尽きず、あっという間に1時間過ぎて行きました。率直に話せる相手というか。興味本意の人ではなく、実践もしてるし、研究者ゆえに関心点が的確というか。

アカデミアとシンクタンクの違いがあり、その人はシンクタンクの研究者だと言っており、おそらく自分とも立ち位置が似てるんでしょう。


1か月前には、面識のない米国の研究者の方が、やはり自分に何かの原稿下書きを送ってきて、みてくれと。その人も自分にはない視点で太平洋島嶼国のことを書いていて勉強になりました。

自分は学者ではないのだけれど、どこかで見つけてくれて、そんな風に頼ってもらえるのは正直嬉しい。人づてでみつけてくれたり、TwitterのDMで連絡をくれたり、何とかして連絡を取ってくれます。

自分は熱狂とか煽動とか、そういったものから距離を置くようにしています。自分の現地での体験や現地で見聞きしてきたことを信じ、できるだけ客観的に物事を見ることを心がけています。つまらないと思う人もいると思うのですが、一方で今回みたいにわざわざ連絡をくれる人がいるのはありがたい。こういったことでできる繋がりは大事にしたいものです。