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塩澤 英之
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私的ウェビナー:第3回クロシオブエブエナート開催(12/28) [2021年12月25日(Sat)]

今年の6月、8月に続き、12月28日午後2時より、太平洋島嶼地域情勢に関する私的ウェビナー、第3回クロシオブエブエナート「総括と展望(仮)」を開催します。


クロシオブエブエナートとは、私と黒崎太平洋諸島研究所長が太平洋島嶼国についてブエブエナート(おしゃべり)する私的ウェビナーですが、今回は2時間〜2時間半、14島嶼国、2地域、関連国、いくつかの分野について、それぞれ5分程度で今年1年の主な出来事を振り返り、来年の展望を提示していく予定です。

ご関心がありましたら下記までご連絡ください。追って、登録案内を送らせていただきます。(今回は、下記にご連絡いただいた方のみの参加となります)

kuroshio.bwebwenato@gmail.com
ちょっと休憩... [2021年12月26日(Sun)]

昨日から休憩を入れながら、やっと宿題がひと段落つきました。
数字や日程や細かな計算も必要で、間違いを減らすために、適度に目と頭を休めなければなりません。

90〜120分取り組んで、30分家事や別の作業をしたりの繰り返し。

これからようやく別件に移れます。
より小さな島嶼国のための客観的指標が欲しい。 [2021年12月28日(Tue)]

昨日は仕事納めの日でしたが、ギリギリまでいくつかの課題を同時並行で進め、何んとかクリアできました(できたと思います)。

そのような中、海外のメディアからメールで地域情勢に関する質問があり、45分確保できたので、集中して何とかこちらも回答しましたが、見直してみるとタイプミスが多く、反省しているところです。以前もそのメディアから問い合わせがあり、太平洋島嶼地域について知らないので教えてほしいと言いつつ、質問内容がとても的を得ており、さらに読みが深く、回答のしがいがあり、勉強にもなりました。今回も同様、とても勉強になります。

先日のマーシャルの移住の件で、自分は経済と内政が強く影響していると見ていますが、それを証明する方法はなかなか見つかりません。空気のようなものでもあり、人々はその空気の中で、行動をとっている。インタビューをしても、本音で話す人はいないだろうし、大酋長の話はタブーに近く、ましてや平民の本当に一般の平民の人たちは何も発言しないでしょう。本当に信用されて、マーシャル語で話せるようになって、ようやく少しニュアンスを伝えるのかもしれません。

では客観的指標を見れば良いじゃないかという意見もあります。例えば、所得格差の変遷を見ようとしてジニ係数を調べようとしても、世銀やいくつか研究者などが出していますが、毎年行われているものでもなく、元となる経済データそのものがどこまでしっかり存在しているのかもわからず、マーシャルのような社会構造・経済構造の国ではどこまで有効なのか分かりません。

より小さな島嶼国に特化した指標が開発されると良いのでしょうが、そう考えると、世銀が何か実施していたような。また、ポンペイに北太平洋をカバーする国連マルチカントリー事務所ができているようなので、より細かなデータが今後手に入りやすくなるかもしれません。

大抵、自分が気づいたようなことは既に誰かが気づいていることなので、もうちょっと調べてみましょう。

第3回クロシオブエブエナート終了 [2021年12月28日(Tue)]

第3回クロシオブエブエナート、無事終了しました。今回は、2時間半で太平洋島嶼国14カ国、2地域、4つのトピック、全体について一気に振り返り、来年の展望について話しました。
極めて自分の頭の整理のためという理由が大きかったのですが、おかげで少しみえてくるものがありました。

年明けが締め切りのまだ手をつけていない原稿があるのですが、今回のブエブエナートが生きると思います。

ブエブエナートの内容については、元気があれば、編集版をアップできると思います。できれば休み中に、年内に。


あと、今年は20年ぶりに年賀状を書くつもりなので(まだ書いていない)、明日から頑張ります。年内に出せますように。
第3回クロシオブエブエナート動画アップしました!太平洋島嶼地域情勢の総括と展望です。 [2021年12月29日(Wed)]

昨日12/28に開催した私的ウェビナー、「第3回クロシオブエブエナート 太平洋島嶼地域情勢の総括と展望」の動画をアップしました。長いので前半と後半に分けています。下記リンクからどうぞ。
※各動画とも、説明文の中に、各項目にジャンプできるよう時間を刻んでいます。


1. 前半(ミクロネシア地域、ポリネシア地域)
第3回クロシオブエブエナート 太平洋島嶼地域情勢の総括と展望@(2021年12月28日開催)

https://www.youtube.com/watch?v=wdgpFaEtNOY

2. 後半(メラネシア地域、仏領、地域全体)
第3回クロシオブエブエナート 太平洋島嶼地域情勢の総括と展望A(2021年12月28日開催)

https://www.youtube.com/watch?v=eshaC6taVcY


おそらく、これだけ網羅的に総括したものはこれまでなかったのではないかと思います。

今回のBGMは私とマーシャルの仲間で2008年ごろに作った曲、I Don't Know Whyです。ダスティンのボーカル、レボンのギター、ティミーのキーボードとコーラスがいい感じです。私は地味な方のギター、ハーモニカで参加し、ミックスとマスタリングも担当しました。

皆様、良いお年を!
ぼやき [2021年12月30日(Thu)]

おそらく、最初の前提が異なっているのだと思いますが、自分が現地で生活し、議論し、各国の発展への貢献という視点で得てきた経験では、太平洋島嶼国各国は苦労して脱植民地化を達成し、旧宗主国(旧英領は豪、NZ含む)からの自立を図り、旧宗主国の介入を軽減しようとしてきていると理解しています。
その観点からいえば、人も資源もお金も少ないそれらの国々が国として生き残るには、旧宗主国との関係を維持しつつ、パートナー国を多様化させ、国際社会にも認知されるようにバランスを取らなければなりません。

例えば、全てを否定するわけではありませんが(簡単に有力者がなんらかのインセンティブで影響されるなどあるので)、小さい国だからといって、大きな国々、現在であれば米豪中の言いなりになるという考えには賛同できません。

そういった立場から見ると、気をつけなければならないと思うことがあります。

例えば、小島嶼国は大きな国の言いなりになる、とか、大金を積まれて騙されているといった見方があるとして、それらの国々が中国に飲まれていくというような話を目にすることがあります。

脱植民地化の先に中国を宗主国とするというのか?という疑問もありつつ、「影響力」という面では確かに高まっていきます。例えば、国際場裡で、日本と中国の立場が異なるとき、かつては全ての太平洋島嶼国が日本側に立っていたものが、その数が減っていくというように。

それで、例えば、島が中国の札束攻撃で困っている、抵抗できず中国に飲まれていくという前提で、日本国内で、報道ー政治家ー官僚と考え方が繋がれるとします。日本国内だけ、あるいは日本と価値観を共有する国と地域だけで共有されている範囲では一つの見方として完全に否定できるものではなく、警戒感を保つためにも重要だと思います。しかし、それが外交の現場に影響が与えることがあると話は異なります。

そもそも、前提が異なるので、つまり太平洋島嶼国各国は国として生き残るためにバランスをとるようにさまざまな手札を使います。そのような相手に対し、上記の影響を受けた外交部が現地政府と話すと何が起こるのか。

日本は太平洋島嶼国を理解していない、中国を恐れているなどと捉えられ、足元を見られます。過度な要求がなされるかも知れません。例えば、「中国が〜の支援をしてくれるといっているが、じゃあ日本が代わりに資金を出せるのか?」とか、「〜を支援してほしい」と最初に日本に相談して、日本が無視したり対応できない結果「反応ないので中国に頼んだ」ということが現実に起こります。言うだけで中国の抜ける分を補填できないのであれば、島嶼国側は言うだけじゃないかと言うでしょう。要するに、足元を見られ、国の立場がかえってマイナスになります。2018年のPALM8の前に何があったのかもう一度確認すべきでしょう。

大国間の争い、日本の中国進出への恐れを島嶼国側は見ており、うまく立ち回らないと足元を見られてしまいます。そうすると情けない外交となってしまいます。

おそらく情報には、表に出すものと、時間差をつけるなり出さないなりして扱うものがあり、役割が異なると理解しています。そのため、自分は民間人ではありますが、日本の外交上の立場に負の影響がないようにそれなりに意識しています。

日本は、現地の正確な情報、現地のニュアンスに対する理解(島嶼国側の目線を理解するというもので同情ではない)、世界情勢・大国側の視点など(現地では十分に正確なニュアンスが伝わっていないこともある)を持ちながら、小国であろうと相手を尊重して、堂々と表でも裏でも対応していくのが大事じゃないかと思います。

自分もかつて現地で外交に携わっていた時に、日本国内での全てが間違いではないのですが、煽っている動きがあり、公電などで連絡があり、現地での現実とのギャップに悩まされたことがありました。

もしかすると、それくらい強く出さないと、危機感が伝わらないということかも知れませんが、おそらく実際に携わる人が、情報の優位性を保ち、うまく動かなければならないということなのでしょう。

外交的に自滅しないよう、ある意味狡さが必要な時代なのかもしれません。
昭和のこども [2021年12月30日(Thu)]

今日は、年内にと、志村けんとドリフのドラマと浅草キッドを観たのですが、改めて自分は昭和のこども、昭和と言っても長いので、昭和40年代から50年代のこども、ということを再確認しました。
この世代を、アナログ時代とデジタル時代の両方を知っている最後の世代、という人もいました。

太平洋島嶼国もそうですが、開発途上国に行って、生活を共にすると、何かこう懐かしい気持ちになることがあります。きっと社会が発展していく中で、無くしてしまった(もしくは隠してしまった)ものかもしれません。

その島嶼国も世代交代がどんどん進んでいて、かつて日本の影響が残っていたところは米国化していき、ほかの国も含めて義理人情が通じなくなっているように思います。仕方がないことですが。

さっき書いた内容に絡めて追加したいのは、いろいろな方面から煽って、その先にあるものが究極的な有事である場合、太平洋島嶼国の人々を巻き込むことになるのではないかという恐怖です。どちらかに付けと強要され、ついた挙句に、巻き込まれてしまう。

かつて太平洋戦争の時、当時日本の施政権下にあったパラオのペリリュー島とマーシャルのヤルート(ジャルート)島では、現地の人が日本人の友人に「自分は日本人だ。共に戦う。」と言ったけれども、日本人は「これは我々の戦いだ。」と言って避難させたという話をいずれも現地の方々から聞いたことがあります。

ウクライナ情勢も緊張が高まっていて、何かが有れば他の地域にも波及するのではないかと、何も根拠はありませんが心配なところもあります。そんなとき、少なくとも太平洋島嶼国の友人たちを巻き込むことは避けたい。

これで、今年の投稿は終わります。