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フィジー、海外から観光客受け入れ再開 [2021年12月01日(Wed)]

今日、フィジー航空で、オーストラリアからフィジーに観光客が到着しました。オーストラリアでの航空券の売れ行きも良いようです。
オーストラリア国内のフィジー観光需要も十分にあるようです。(感覚的に、フィジーは価格が半分以下だと聞いたことがあります)

日本からの直行便は12/8からの予定だったはずですが、果たして。

しかし、この計画は、あくまでもデルタ株までの対応で立てられたもので、新しいオミクロン株は想定していなかったはずです。先日、オーストラリアでもオミクロン株が見つかったとのニュースもありました。

今後、数千人規模でオーストラリアから観光客がつくことになれば、フィジーにオミクロン株が到達することが容易に想像できます。重症化リスクなどが低ければ良いですが、そうでない場合、注意が必要でしょう。

デルタ株の時には、空港の検疫官が陽性者に接触してしまったあと、プロトコルを守らずに帰宅し、大規模な葬儀に参列したことでスーパースプレッダーとなったことが、感染爆発のきっかけでした。

フィジーが安全であることを願いつつ、動向を注視していきましょう。
今日はお休みです。 [2021年12月03日(Fri)]

ここ数日、深夜まで作業が続いていたので、今日一日休みをいただきました。
昨晩も作業を続けていたところ、普通の揺れとは異なる(揺れるけれどもはっきりしない)地震がありました。富士五湖。マグニチュードは5前後ですが、震源近くでは揺れが大きいようでした。

先ほどは、和歌山で地震があり、中央構造線、を思い出しました。

地震があると少し気が引き締まります。
第3回クロシオ・ブエブエナート延期のお知らせ [2021年12月05日(Sun)]

先日12/12開催としてご案内させていただいた第3回クロシオブエブエナートについてですが、都合により延期させていただくこととなりました。
可能であれば年内に、難しい場合には新年に改めて日程をセットできればと思います。

よろしくお願いいたします。
塩澤
マタイトンガ駐日フィジー大使、セレアナさん帰国 [2021年12月09日(Thu)]

12/8、マタイトンガ駐日フィジー大使と秘書のセレアナさんが、フィジー航空の直行便で帰任されました。
2009年以来、何度も何度も何度も、相談してアドバイスをいただいて、冗談も言い合って、本音の話ができる、自分の外交の師匠の一人であり、許していただけるので有ればとても大切な友人の1人であった大使でした。

フィジーと日本の関係が極めて悪かったとき、自分は2012年に財団を辞めて、運良く外務省の任期付きでフィジーの日本大使館に赴任しましたが、出発前だけでなく、現地に入ってからも何度かアドバイスや協力していただいたことで、両国の関係回復のための試行錯誤の取り組みを助けてくれました。

2015年末に自分が帰国したのちも、話せる時間は本当に大切なときでした。

悲しくなるので考えないようにしていましたが、ちょっと書きたくなりました。

変わらないものは何もないけれども、変わらないものはある。

セレアナも、今の臨時代理大使のケレラさんと一緒に、プライベートな時間もたくさん過ごして来ました。失くして気づくものがあります。

今年は、師匠の一人であったマウィ大使が亡くなり、出来るだけ喪失感に呑み込まれないようにしているけれども、ふと思い出す時があります。本気で本音で話せる大切な人。

この20年間、あまりにも多くの出会いと別れがあり、感傷的なものは無くしてしまい、ロボットのようになってしまいましたが、今日だけは少し違うかも。

時間は流れていくし、状況は常に変化し続けます。

お元気で。
ブレーキングニュース、アップしました:ソロモン諸島、マライタ、独立? [2021年12月10日(Fri)]

今回は、スイダニ・マライタ州首相の演説に関する記事を取り上げました。いろいろな方が「マライタ独立!」と騒ぎますが、国際法における法的根拠は何処にあるのでしょうか。

ニューカレドニアは、他の太平洋島嶼国が辿ってきた道と同じラインにあり、パプアニューギニアのブーゲンビル自治州はまた異なる過程にありますが、いずれも根拠となる合意があります。

今回、スイダニ州首相は、部族紛争(独立運動ではない)の終結のために2000年に結ばれたタウンズビル和平合意をもとに、話をしています。詳細は、下記からご確認ください。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20211207-1.html
ブレーキングニュース、アップしました:ニューカレドニア、住民投票 [2021年12月10日(Fri)]

この日曜に、ニューカレドニアで第3回、最終回となる住民投票が行われます。その先にあるのは安定か、混乱か。

シドニーにおられる日本の報道関係者の方々が、現地情勢を詳細に調査されているようなので、日曜以降の日本メディアの報道にも注目しましょう。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20211208-1.html
ブレーキングニュース、アップしました:ニューカレドニア、住民投票結果 [2021年12月13日(Mon)]

昨日12月12日に行われたニューカレドニア住民投票の結果に関する記事をアップしました。フランス本国とニューカレドニアの独立反対派RPCR、独立賛成派の先住民カナックによるFLNKSという枠組み、もう一つは国連が重要な役割を担うはずです。1960年の植民地と人民に独立を付与する宣言とその履行に関する特別委員会、1986年のニューカレドニアの非自治地域リスト再掲載が意味を持っています。

ニューカレドニアは脱植民地化、先日のソロモン諸島マライタの話は分離独立というように背景も根拠となる協定・合意も異なります。

国連では先進国よりも開発途上国や旧植民地のグループが強い印象があります。中国は開発途上国側です。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20211213-1.html
第3回クロシオブエブエナート開催(12/28) [2021年12月16日(Thu)]

12/28、午後2時より、太平洋島嶼地域情勢に関する私的ウェビナー、第3回クロシオブエブエナート「総括と展望(仮)」を開催します。
同ウェビナーは、私と黒崎太平洋諸島研究所長が太平洋島嶼国についてブエブエナート(おしゃべり)するものですが、今回は2時間〜2時間半、14島嶼国、2地域、関連国、いくつかの分野について、それぞれ5分程度で今年1年の主な出来事を振り返り、来年の展望を提示していく予定です。

ご関心がありましたら下記までご連絡ください。追って、登録案内を送らせていただきます。

kuroshio.bwebwenato@gmail.com

塩澤
脱植民地化という言葉 [2021年12月16日(Thu)]

4年ほど前、地域情勢に関するイベントを企画していたとき、現地の空気感を踏まえてテーマの一つに脱植民地化を提案したところ、ある太平洋島嶼国の大使から「そんなものは何十年も前に終わった話だ」と指摘されました。


確かに自分も「脱植民地化」は各国が独立したことで達成しているため、何十年も前の話と思っていたので、大使がおっしゃったことがよく分かりましたが、広く地域を見たときに、それらの国々の独立過程を含めて脱植民地化を意識せざるを得ない空気を感じていました。また脱植民地化と言う場合には、旧宗主国との関係、国連との関係も含まれます。

各国の独立過程を見てみると、独立を果たしたことに強い誇りがあることがわかります。人も経済も弱いにもかかわらず、植民地の方が経済は安定していた可能性もある中、独立を最優先し達成した国もあると思います。

昨今、中国の地域進出に絡めて、中国と国交を結ぶということが、中国の属国になるような論調を目にすることがあります。

しかし、太平洋島嶼国各国は脱植民地化により、主権・自決権をようやく確保し、数十年経ち、人材も育ち、独立国家として国際的地位を確保してきたにもかかわらず、新たな宗主国を求めるものでしょうか。

考えられるのは、脱植民地化により一国として立っているにもかかわらず、旧宗主国が上から関与して支配的である場合、対抗するためのカードが必要ということではないでしょうか。そのカード候補が、かつては日本であり、今は中国になっているのでしょう。

太平洋島嶼国には、日本を含む大国の争いに翻弄されてきた歴史もあります。
ブレーキングニュース、アップしました:マーシャル、移住急増 [2021年12月17日(Fri)]

今回は、マーシャル諸島10年ぶりの国勢調査の結果速報で、人口25%減という数値が出たことから、驚きを持って報じられた記事を取り上げました。

いろいろな見解がありますが、今回は自分の実体験をもとに、主観的な考えをコメントに書きました。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20211126-1.html
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