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パラオのコロナ管理 [2021年09月06日(Mon)]

先日、パラオで渡航者にコロナ陽性者2名が見つかり、その後、また1名、入国時に陽性が判明したとのニュースがありました。また、先週、先々週にはグアムではデルタ株で陽性者が増えつつあると言うニュースもあり、グアムからのフライトがあるパラオは大丈夫かと少し気になっていました。
今日、パラオは休日でしたが、別件で1時間ほどオンラインミーティングを開いたので、ちょっと様子を聞いてみました。

先日判明した陽性者については、接触者も全てトレースされ、陰性であっても隔離がされていました。その後、誰も重症化することなく、2回の検査の後、陽性だった人も含めて全て陰性ということで、クリア。うまく管理できたそうです。

今日(おそらく昨日?)はグアムから90名以上入国したそうですが、空港での検疫で全員陰性だったとのこと。

現在仏領ポリネシアでは感染爆発が起こっていますが、パラオの場合は、住民の9割近くが2回ワクチン接種を終えているのと、なんやかんやでパラオへの渡航者の陽性確率が非常に低くなるように管理しているので、追跡できるキャパを超えないなど違いがあります

先日開かれたミクロネシア大統領サミットでは、貿易と運輸が焦点となり、ナウルとパラオ間の渡航合意が結ばれました。これで太平洋を突っ切るように、台湾〜パラオ〜ナウルの渡航ルートができるかもしれません。ナウルもワクチン接種率が高いため、パラオと同様の対応が可能かもしれません。

他方、数日前のニュースで、キリバスが成人人口をカバーできる十分な数のワクチン確保というRNZニュースがありました。

読んでみると中国シノファーム製が9万、日本から4.8万、オーストラリアから1.2万という内訳でした。

例えば、パラオ〜ナウルのグループにキリバスが加わったとして、人の移動が発生した場合、コロナウイルスが絶対に入り込まないとは言えません。米国支援のパラオ、オーストラリア支援のナウルは大丈夫なのに、中国支援のキリバスは状況が異なってしまう可能性もあります。


フィジーでは、フィジーへの渡航者にワクチン2回接種済みであることを求めるという情報もありました。

今後、ワクチン接種済みであることに加え、どこのワクチンであるかがより注目されるようになるかもしれないですね。
太平洋島嶼地域のコロナ対応の違い20210913 [2021年09月13日(Mon)]

この1〜2週間の太平洋島嶼地域のコロナ関連報道を読むと、国・地域により、対応や見解に違いがあることがわかります。
仏領ポリネシアでは感染拡大が止まらず死者が増えている状況。

ニューカレドニアでは市中感染が判明し、非常事態の状況。

グアムでもデルタ株による感染拡大傾向。

一方、フィジーは11月の国境封鎖解除に向けて準備(NZは慎重)。

キリバスは来年1月に国境封鎖解除を計画。

サモアは観光再開に慎重。

ミクロネシア連邦は、大統領が議会に保健非常事態宣言の来年1月末までの延長を要請。

台湾では再び感染拡大が抑えられ、台湾〜パラオ〜ナウル間の渡航が実現するかどうか。
ブレーキングニュース、アップしました:ミクロネシア諸国、PIF [2021年09月15日(Wed)]

ミクロネシア諸国のPIF脱退の意志強し。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20210906-1.html
ブレーキングニュース、アップしました:ミクロネシア大統領サミット [2021年09月15日(Wed)]

ミクロネシア大統領サミットが組織化されれば、面白い。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20210907-1.html
壁! [2021年09月15日(Wed)]

昨年来、在宅ワークが中心になっており、賃貸ワンルームを仕事ができる環境に変えてきました。
例えば、仕事の優先度を明確にしたり、ポイントを整理するためにA2サイズのホワイトボードを2つ使ってきました。

そして、この数カ月、壁に要素として付箋を貼っていき、関連づけるなどして思考を整理したかったのですが、壁に直接貼っても剥がれるし、書き込みにくいし、どうしたものかと悩んでいました。

昨日、思い立って、壁紙?貼り付け?コルクシート?などと検索するうちに、ホワイトボードシートというものがヒットしました。

早速購入し、今日届いたので壁に貼りつけてみました。

A40DF469-06DD-4162-9410-F1833AADE466.jpeg

活用できるかわかりませんが、壁に落書きできるのは面白いかも。
第76回国連総会:太平洋島嶼国各国首脳の演説 [2021年09月28日(Tue)]

今年2021年は、9/21〜27の日程で国連総会が開催されました。私が政府側で島嶼国外交に携わっていた時には、対象国の首脳が何を発言するのか、特に日本に言及するかどうか、また台湾承認国が台湾について言及するかに注目していました。

基本的な話になりますが、第二次世界大戦で翻弄され、戦後、国連の庇護の下で独立し自立していった太平洋島嶼国にとって、日本の我々が考える以上に国連と密接な関係があります。仮に旧宗主国が主権や自決権に関わる介入を行うことがあれば、国連にモニタリングを要請することもあるでしょう。

今は外側の立場なので通常はリラックスして状況を眺めているところですが、今年はいくつか気になることがあり、注意して追っていたところです。

それで、先日、Radio New Zealandで、「ミクロネシア諸国(パラオ、ナウル、マーシャル)が台湾の国連体系への参加承認を要請」といったニュースがありました。台湾承認国は、たいてい毎年台湾の立場を支持する発言をするので、このこと自体は驚くことではないのですが、個人的に、ツバルが入っていないことが気になりました。

台湾承認国が、台湾について言及しないときには、何らかのサインと見ることができるからです(国連では台湾を擁護しつつ、数日後に中国にスイッチする国もあったようだが)。

そこで、気になりツバル首相の演説を聞き始めたのが運の尽き。大変興味深く、他の太平洋島嶼国首脳の演説も聞き続けています。今は、まだ半分、6カ国程度です。

折角なので、自分用のメモの意味も込めて、この後、箇条書きでポイントを残していこうと思います。
第76回国連総会:ツバル [2021年09月28日(Tue)]

ツバルのナタノ首相の演説(事前録画)は、下で確認できます。

https://youtu.be/ayvdrbg-4No

まず、台湾について、しっかり言及しています。箇条書きで残すと次のとおりとなります。

・気候変動に伴う国の存続の危機
・SDGsの流れにのっていない
・1.5度目標堅持
・ツバルは脆弱、自然災害に弱い
・土地のかさ上げや埋め立てが必要だが資金が足りない
・GCF、世銀、ADBの援助はあるが、まだ足りない
・COP26に向け、先進国・新興国の行動要請
・パリ協定の気候変動資金の約束を果たせ
・コロナは物資を輸入に頼るツバルにとって食料安全保障の問題でもある
・健全な海洋環境が重要、食の安全保障にも繋がる
・ビルドバックベター
・国連体系への台湾の参加支持
・キューバの立場を支援

メモが雑なので、少し盛っている部分もありますが、自分が得た印象はこのようなところでした。

中心は、気候変動、強靭化、気候変動ファイナンス。
国連総会:マーシャル、パラオ [2021年09月29日(Wed)]

先日の国連総会で、マーシャルのカブア大統領のビデオメッセージのポイントは次のようなところでした。

・自由で開かれたインド太平洋支持
・人権、民主主義を守る
・日本が開催した、日本・太平洋島嶼国防衛対話を歓迎
・戦争の歴史を繰り返さないよう、地域の地政学的せめぎ合いに対して国連による監視を求む
・PIFからの離脱、ミクロネシア大統領サミット(MPS)の枠組み
・米国核実験1946-1958、核汚染
・コロナ対策、ワクチン接種、米国の支援感謝
・気候変動の脅威
・ナウル協定締約国グループ(PNA)の取り組み
・来年2月パラオでのアワーオーシャン会議
・中国新疆ウイグル自治区・香港の人権問題
・台湾の国連体系への参加支持


パラオのウィップス大統領は米国に渡り、国連総会に出席。メッセージのポイントは次のとおり。
・コロナ対策について、米国、日本、台湾、豪州に感謝
・台湾の国連体系への参加支持
・気候変動への対応要請
・小島嶼開発途上国として、食料安全保障(先般開催された食料安保サミットに対応)
・気候変動政府間パネル(IPCC)レポートから、残された時間がない
・気候変動ファイナンスへのアクセス
・海水温上昇で海洋が酸素不足
・アワーオーシャン会議
・パラオはマリンサンクチュアリ法でEEZを保護。世界各国のEEZの30%保護実現を期待
・米国とのコンパクト改定交渉(戦略的信託統治から独立した経緯説明)
※戦後、国連の下で米国信託統治領→国連非自治地域リスト掲載→コンパクトを締結し米国自由連合国として独立、国連が自治レベルをモニタリングという経緯がある
・対立ではなく対話に基づき結束し、課題解決にあたるパシフィックウェイを国連に適応すべき
・パラオのバイに書かれたサメ、エイ、リーフフィッシュの意味=強さ、英知、結束
・台湾の国連枠組みへの参加承認要請(再度)

台湾に関する部分は、かつては、援助を受けていることに対する見返りで、台湾の主張を支持するような、決まりごとのような印象がありましたが、今回の台湾承認国4国の台湾の国連枠組みへの参加支持は、より強い発言だと感じました。

マーシャル、パラオの両大統領の演説から、改めて戦中〜戦後〜独立の歴史について考えされられました。そして、現在に繋がっていると。。。

マーシャル・カブア大統領
https://youtu.be/0ypfjrH2fbs

パラオ・ウィップス大統領
https://youtu.be/n40e0IMsE2Y


パラオの方がマーシャルに比べて、再生数も反応も多いですね。
ブレーキングニュース、アップしました:パラオ、マリンサンクチュアリ [2021年09月29日(Wed)]

2カ月近く前の記事になりますが、パラオのマリンサンクチュアリに関するニュースに解説をつけました。いくつもの要素を踏まえる必要があるので、コメント部分が長くなりました。

ブレーキングニュースのフロントページはこちら。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/

今回の記事はこちらになります。
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20210809-2.html

よろしくお願いします。